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ひとごと
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「じゃ、ナリ気を付けてね」
「うん、行ってくる」
普通のカップルならここでキスくらいするんだろうけど、俺は魔法使い。
そんな芸当が出来るわけがない。
俺はまた出張に行く羽目になった。
今度は四日市。
半導体工場の配管工事の現場だ。
半導体工場の配管工事は少し特殊だ。
設計図を参考に配管を作るわけじゃない。
現地で採寸して作って、そして取り付けた後に作った配管のアイソメ図を作る。
このアイソメ図もまた面倒だ。
ただ直線を引けばいいわけじゃない。
バルブや計器類も書かなければならない、しかも実寸通りに。
もちろん10Mもある配管を図面に入れられるわけがない。
適当な長さにして寸法だけ上書きする手法をとる。
手書きでよくね?レベルだ。
その割にはバルブや計器類のサイズだけは実寸で書く。
A3の用紙に綺麗に収めるセンスが問われる。
図面を描くだけじゃない。
使用したエルボやレジューサ、バルブなんかの数も数えなければならない。
今までは施工会社が実寸をとって手書きで書いてきたものをFAXで地元の事務所に送ってきてそれをCADで製図してた。
しかし2度手間だと施行会社からクレームが入り、現地に人を送ってほしいという事になった。
人使いの荒い職種だ。
その分賃金はいいけど、残業が半端ない。
冬莉と過ごした時間もわずかな物だった。
それでも年末には帰れるからと言い聞かせて今日地元駅を出た。
現地での交通手段を考えるとフェリーで大阪まで行って現場に車を持ち込むのが理想なんだけど、客先は「交通費は出さない」とごねた。
社長もフェリーという時間のかかる交通機関を嫌って新幹線で行って来いと言った。
小倉まで特急で行ってそこから新幹線に乗る。
新幹線は新大阪までしか行ったことが無いので正直楽しみだった。
予定通り名古屋についてそこから四日市まで向かう。
その時大きなミスを冒したことに気がつかなかった。
四日市までやけに時間がかかる。
そして四日市駅は電光掲示板はあるもののさびれたところだった。
客先に「今着きました」と迎えの手配を頼む。
しかし一向に来ない。
すると電話がかかる。
「あんた今どこにおるん?」
「四日市駅ですけど?」
「……あんたひょっとしてJRに乗った?」
他に選択肢があるのか?
あったらしい。
名古屋駅は迷路のような構造だ。
梅田駅の比じゃない。
駅員に「四日市に行くにはどうしたらいいですか?」と聞いた。
そう、駅員に聞いたのが間違いだった。
一度改札を出なければいけないのにJRの駅員に聞いてしまった。
現場から近いのは私鉄の四日市駅。
それだと特急もあるらしい。
しかも現場から近い。
それから10分くらいして迎えが来た。
現場監督さんと軽く打ち合わせをしながら現場に行く。
現場には新しく入った社員がいた。
「初めまして」
「初めまして、藤堂光琉といいます」
意外と真面目そうな普通の男性だった。
こっちに来る前に社長から「藤堂には気をつけろ」と言われていたのだけど、何を気をつけたらいいのか分からなかった。
そしてどうして交代になるのかも理由を聞かされていなかった。
仕事の引継ぎ等を終えて現場所長に挨拶をしてホテルに向かう。
車は客先の業務用車両を使わせてもらっていた。
「せっかく初日だから一杯やりませんか?」
断る理由も無いので誘いにのった。
名古屋コーチンを使った焼き鳥屋らしい。
焼き鳥を食べながら話を聞く。
「宮成さんは今彼女とかいるんですか?」
「いるよ」
「どんな人ですか?」
「片桐さん」
「社内恋愛ですか。羨ましいですね」
そう言って藤堂さんはビールを飲む。
俺はハンドルキーパーだから烏龍茶で我慢をした。
社内恋愛をしていることは秘密にした方がいいんじゃないかと冬莉に相談したことがある。
「じゃあ、私はナリのなんなの?」
「へ?」
「別に隠さないといけない存在なの?」
それとも「お嫁さん」に昇格してくれるの?と笑って言われた。
そんなわけで隠す必要がなかった。
「俺も彼女を地元に残してましてね……」
そう言って藤堂さんは写真を見せてくれた。
綺麗な彼女だ。
かなり内気な性格らしい。
内気なのに大学の研究で「セックスレスの夫婦の事情」というまたすごい内容のレポートを書いてるそうだ。
そんなの当事者に聞くしかないのだけど、簡単に聞けるはずがない。
手作りのお菓子をお礼に持って行きながら聞いてるらしい。
分析が得意な藤堂さんにお願いするも、「もう少し分母が欲しい」と言ったそうだ。
彼は飲むと口が軽くなるらしい。
仕事の愚痴が始まった。
まだ試用期間なのに毎日22時まで残業らしい。
しかも資料も全くでたらめにまとめられていて整理しながらの作業だったとか。
ちなみに俺は試用期間に残業が月200時間を余裕で超えていた。
そして基本的に試用期間は残業手当がでない。
試用期間が終わって正社員になると途端に残業を止めるように言われる。
残業はするな、期日は守れ。
無理難題をこなしてきた。
しかし彼は違うらしい。
ご丁寧に自分で労働時間をまとめてファイルを作り、文書作成ソフトで作った資料を労基に持ち込んだらしい。
それが彼が地元に呼び戻される理由だった。
やってる事は正しいのだが会社的には手痛いダメージになる。
労基が入れが是正案を提出しなければならない。
その是正案がのちに悲劇をもたらすことになることをまだ知らなかった。
食事を終えるとホテルに帰る。
シャワーを浴びて寝る前に冬莉に電話でもしておこうかとスマホを見ると着信履歴が残ってる。
石井先輩からだ。
どうしたんだろう?
今頃滋賀県にいるはずだけど。
電話をかけてみた。
「あ、宮成さん。お疲れ様っす」
「お疲れ、どうしたんですか?」
「……どうしよう。俺やらかしました」
何を?
「出来ちゃったんですよ。彼女に」
は?
「何でそうなったの?心当たりは?」
魔法使いでもエッチをするときはゴムをつけるくらいは知ってる。
しかし石井さんは「気持ちいいから」とつけなかったらしい。
それも何度も……。
「どうしましょう?」
俺に聞くなよ。
「相手の親は知ってるの?」
「知ってます。社長にもめっちゃ怒られました」
なんで社長が出てくるんだ?
単純な理由だった。
石井さんの彼女は社長の姪っ子だ。
この会社に入って来たのも彼女のつてを使ったらしい。
経済学部を出て機械設計に就職するなんてどこかの恋愛小説じゃあるまいしと思ったけど、そういうことか。
「先輩は大丈夫っすか?」
そんな行為すらしたことないから問題ないよ。
「じゃ、また今度」
石井さんの電話が終ると冬莉にかける。
「あ、無事についた?よかった。心配してたんだよ」
あまりに遅いから電話をかけても通話中だから誰と話しているのか不安だったらしい。
俺に二股かけるなんで度胸あるわけないのに。
「石井さんと話をしてた」
「石井さん?何かあったの?」
石井さんの話をすると冬莉は笑ってた。
「そんなに慌てるなしなきゃいいのに」
まあ、そうだよな。
「でも全くしてくれない人も困り者ですけどね」
「ごめん」
「そんなナリを好きになったんだから平気だよ」
そんな優しさがなおさら痛い。
丸い刃はなお痛いって言ってたな。
「石井さんどうなるんだろう?」
「それはもう社会人なんだから、しっかり責任とるんじゃない?」
「どう責任とるの?」
「結婚だと思うけど」
「そうなるのか……」
俺も気をつけないといけないな。
「私もナリの子供作ったら結婚してくれるのかな?」
へ?
「ナリとそう言う関係になったら結婚してくれるのかな?」
「……そうならないように気を付けるよ」
「それどういう意味?私と結婚するのは嫌なの?」
たまにこういう意地悪な質問をしてくる。
「結婚するのが嫌な人に合鍵渡さないよ」
ただ、まだ付き合って短いしもう少し待って欲しい。
「ナリって案外真面目だね。彼女から誘ってるのに全然乗ってこない」
「ただ臆病なだけだよ」
「じゃあ、まずはナリを安心させることからだね」
「それはないよ」
「どうして?」
冬莉は気づいてないんだな。
意外と冬莉に甘えている自分がいるんだ。
「じゃあ、私も甘えてもいいかな?」
「そうだね、フェアじゃないよね」
「帰ったら楽しみにしてるね」
「ああ、分かったよ」
「じゃあ、おやすみなさい」
「おやすみ」
電話を切るとベッドに寝転ぶ。
周りは大変だな。
また他人事のように思っていた。
そんな自分が甘かった。
既に俺にも災いが迫っていたんだ。
「うん、行ってくる」
普通のカップルならここでキスくらいするんだろうけど、俺は魔法使い。
そんな芸当が出来るわけがない。
俺はまた出張に行く羽目になった。
今度は四日市。
半導体工場の配管工事の現場だ。
半導体工場の配管工事は少し特殊だ。
設計図を参考に配管を作るわけじゃない。
現地で採寸して作って、そして取り付けた後に作った配管のアイソメ図を作る。
このアイソメ図もまた面倒だ。
ただ直線を引けばいいわけじゃない。
バルブや計器類も書かなければならない、しかも実寸通りに。
もちろん10Mもある配管を図面に入れられるわけがない。
適当な長さにして寸法だけ上書きする手法をとる。
手書きでよくね?レベルだ。
その割にはバルブや計器類のサイズだけは実寸で書く。
A3の用紙に綺麗に収めるセンスが問われる。
図面を描くだけじゃない。
使用したエルボやレジューサ、バルブなんかの数も数えなければならない。
今までは施工会社が実寸をとって手書きで書いてきたものをFAXで地元の事務所に送ってきてそれをCADで製図してた。
しかし2度手間だと施行会社からクレームが入り、現地に人を送ってほしいという事になった。
人使いの荒い職種だ。
その分賃金はいいけど、残業が半端ない。
冬莉と過ごした時間もわずかな物だった。
それでも年末には帰れるからと言い聞かせて今日地元駅を出た。
現地での交通手段を考えるとフェリーで大阪まで行って現場に車を持ち込むのが理想なんだけど、客先は「交通費は出さない」とごねた。
社長もフェリーという時間のかかる交通機関を嫌って新幹線で行って来いと言った。
小倉まで特急で行ってそこから新幹線に乗る。
新幹線は新大阪までしか行ったことが無いので正直楽しみだった。
予定通り名古屋についてそこから四日市まで向かう。
その時大きなミスを冒したことに気がつかなかった。
四日市までやけに時間がかかる。
そして四日市駅は電光掲示板はあるもののさびれたところだった。
客先に「今着きました」と迎えの手配を頼む。
しかし一向に来ない。
すると電話がかかる。
「あんた今どこにおるん?」
「四日市駅ですけど?」
「……あんたひょっとしてJRに乗った?」
他に選択肢があるのか?
あったらしい。
名古屋駅は迷路のような構造だ。
梅田駅の比じゃない。
駅員に「四日市に行くにはどうしたらいいですか?」と聞いた。
そう、駅員に聞いたのが間違いだった。
一度改札を出なければいけないのにJRの駅員に聞いてしまった。
現場から近いのは私鉄の四日市駅。
それだと特急もあるらしい。
しかも現場から近い。
それから10分くらいして迎えが来た。
現場監督さんと軽く打ち合わせをしながら現場に行く。
現場には新しく入った社員がいた。
「初めまして」
「初めまして、藤堂光琉といいます」
意外と真面目そうな普通の男性だった。
こっちに来る前に社長から「藤堂には気をつけろ」と言われていたのだけど、何を気をつけたらいいのか分からなかった。
そしてどうして交代になるのかも理由を聞かされていなかった。
仕事の引継ぎ等を終えて現場所長に挨拶をしてホテルに向かう。
車は客先の業務用車両を使わせてもらっていた。
「せっかく初日だから一杯やりませんか?」
断る理由も無いので誘いにのった。
名古屋コーチンを使った焼き鳥屋らしい。
焼き鳥を食べながら話を聞く。
「宮成さんは今彼女とかいるんですか?」
「いるよ」
「どんな人ですか?」
「片桐さん」
「社内恋愛ですか。羨ましいですね」
そう言って藤堂さんはビールを飲む。
俺はハンドルキーパーだから烏龍茶で我慢をした。
社内恋愛をしていることは秘密にした方がいいんじゃないかと冬莉に相談したことがある。
「じゃあ、私はナリのなんなの?」
「へ?」
「別に隠さないといけない存在なの?」
それとも「お嫁さん」に昇格してくれるの?と笑って言われた。
そんなわけで隠す必要がなかった。
「俺も彼女を地元に残してましてね……」
そう言って藤堂さんは写真を見せてくれた。
綺麗な彼女だ。
かなり内気な性格らしい。
内気なのに大学の研究で「セックスレスの夫婦の事情」というまたすごい内容のレポートを書いてるそうだ。
そんなの当事者に聞くしかないのだけど、簡単に聞けるはずがない。
手作りのお菓子をお礼に持って行きながら聞いてるらしい。
分析が得意な藤堂さんにお願いするも、「もう少し分母が欲しい」と言ったそうだ。
彼は飲むと口が軽くなるらしい。
仕事の愚痴が始まった。
まだ試用期間なのに毎日22時まで残業らしい。
しかも資料も全くでたらめにまとめられていて整理しながらの作業だったとか。
ちなみに俺は試用期間に残業が月200時間を余裕で超えていた。
そして基本的に試用期間は残業手当がでない。
試用期間が終わって正社員になると途端に残業を止めるように言われる。
残業はするな、期日は守れ。
無理難題をこなしてきた。
しかし彼は違うらしい。
ご丁寧に自分で労働時間をまとめてファイルを作り、文書作成ソフトで作った資料を労基に持ち込んだらしい。
それが彼が地元に呼び戻される理由だった。
やってる事は正しいのだが会社的には手痛いダメージになる。
労基が入れが是正案を提出しなければならない。
その是正案がのちに悲劇をもたらすことになることをまだ知らなかった。
食事を終えるとホテルに帰る。
シャワーを浴びて寝る前に冬莉に電話でもしておこうかとスマホを見ると着信履歴が残ってる。
石井先輩からだ。
どうしたんだろう?
今頃滋賀県にいるはずだけど。
電話をかけてみた。
「あ、宮成さん。お疲れ様っす」
「お疲れ、どうしたんですか?」
「……どうしよう。俺やらかしました」
何を?
「出来ちゃったんですよ。彼女に」
は?
「何でそうなったの?心当たりは?」
魔法使いでもエッチをするときはゴムをつけるくらいは知ってる。
しかし石井さんは「気持ちいいから」とつけなかったらしい。
それも何度も……。
「どうしましょう?」
俺に聞くなよ。
「相手の親は知ってるの?」
「知ってます。社長にもめっちゃ怒られました」
なんで社長が出てくるんだ?
単純な理由だった。
石井さんの彼女は社長の姪っ子だ。
この会社に入って来たのも彼女のつてを使ったらしい。
経済学部を出て機械設計に就職するなんてどこかの恋愛小説じゃあるまいしと思ったけど、そういうことか。
「先輩は大丈夫っすか?」
そんな行為すらしたことないから問題ないよ。
「じゃ、また今度」
石井さんの電話が終ると冬莉にかける。
「あ、無事についた?よかった。心配してたんだよ」
あまりに遅いから電話をかけても通話中だから誰と話しているのか不安だったらしい。
俺に二股かけるなんで度胸あるわけないのに。
「石井さんと話をしてた」
「石井さん?何かあったの?」
石井さんの話をすると冬莉は笑ってた。
「そんなに慌てるなしなきゃいいのに」
まあ、そうだよな。
「でも全くしてくれない人も困り者ですけどね」
「ごめん」
「そんなナリを好きになったんだから平気だよ」
そんな優しさがなおさら痛い。
丸い刃はなお痛いって言ってたな。
「石井さんどうなるんだろう?」
「それはもう社会人なんだから、しっかり責任とるんじゃない?」
「どう責任とるの?」
「結婚だと思うけど」
「そうなるのか……」
俺も気をつけないといけないな。
「私もナリの子供作ったら結婚してくれるのかな?」
へ?
「ナリとそう言う関係になったら結婚してくれるのかな?」
「……そうならないように気を付けるよ」
「それどういう意味?私と結婚するのは嫌なの?」
たまにこういう意地悪な質問をしてくる。
「結婚するのが嫌な人に合鍵渡さないよ」
ただ、まだ付き合って短いしもう少し待って欲しい。
「ナリって案外真面目だね。彼女から誘ってるのに全然乗ってこない」
「ただ臆病なだけだよ」
「じゃあ、まずはナリを安心させることからだね」
「それはないよ」
「どうして?」
冬莉は気づいてないんだな。
意外と冬莉に甘えている自分がいるんだ。
「じゃあ、私も甘えてもいいかな?」
「そうだね、フェアじゃないよね」
「帰ったら楽しみにしてるね」
「ああ、分かったよ」
「じゃあ、おやすみなさい」
「おやすみ」
電話を切るとベッドに寝転ぶ。
周りは大変だな。
また他人事のように思っていた。
そんな自分が甘かった。
既に俺にも災いが迫っていたんだ。
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