姉妹チート

和希

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蒼く輝く炎で

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(1)

 7月に入る。
 私と茜は必ず愛莉に怒られる。

「制服を洗濯機に入れなさいといつも言ってるでしょ!」

 何のために数着用意してるのですか!
 一日着替えなかったくらいで死にはしねーよ。
 特別汚してるわけでもないし。
 茜は「下にキャミソール来てるから汗の問題はない」と抵抗する。
 まあ、茜の場合そのキャミソールすら着替えないんだけど。
 茜は誰に似たのか段々ずぼらになってきてる。

「そんな事だと壱郎君に嫌われますよ!」

 茜は少々汗臭くても構わず着てる。
 そして窮屈だからと部屋の中を下着もつけずに過ごすことがある。
 まあ、暑いからしかたないんだろう。
 しかし冬眞や冬吾がいる事を分かっていないらしい。
 そのまま浴室に向かったりキッチンにジュースを取りに行く。
 さすがにパパ達も慌てていた。
 そんな茜に見とれる冬眞とヤキモチを妬く莉子。
 愛莉も頭を悩ませているらしい。
 今は制服を着て学校に向かっている。

「水奈は家の中ではどう過ごしている?」
「どうって?」

 水奈に茜の事を説明した。

「うちには変態がいるからな。間違ってもそんな真似しねーよ」

 最近は歩美にも嫌がられているらしい。
 水奈の父さんはショックを受けたそうだ。
 水奈は自業自得だと言っている。
 それでも水奈の母さんが慰めているんだそうだ。
 そんな話をしていると皆がいるバス停に向かう。
 美穂や美砂にも聞いてみた。
 美穂や美砂は不満があるらしい。
 裸族という部類ではないらしいのだが、彼氏の家に泊まった時それらしい下着やパジャマでいる。
 だけど教師という職業がそうさせるのか分からないけど一向に気づいてくれないらしい。
 私はまだ子供扱いされている。
 美穂や美砂はそう受け取ったようだ。
 それは別に美穂や美砂だけじゃないと私は言う。
 大地も言わないと気づかない。
 どうして男という生き物はいざという時になると及び腰になるのだろう。
 翼も多分苦労しているんだろうな。
 バスが来るとバスに乗って駅前に向かう。
 バスの中はこれでもかというくらい冷房が効いている。
 一枚薄手のカーデガンでも羽織りたいくらいだ。
 そして駅前に着くと列を作って支払いをする。
 ただICカードをかざすだけだからそんなに手間はかからないはずだ。
 だけどそいつはICカードを持っていなかった。
 慌てて千円札を両替機に入れて小銭に変えている。
 慌てていたんだろう。
 小銭を思いっきりばらまいてしまった。
 本人はパニックになっていたようだ。
 しょうがないな。
 私も一緒に拾ってやる。
 夏はさすがに暑いから少しスカートの丈を短くしてる。
 別にみられることに抵抗はない。
 馬鹿じゃねーの?とは思うけど。
 拾った小銭を渡してやるとその女子はお金を払ってバスを降りる。
 私も精算をしてバスを降りた。

「ありがとう」

 その女子は礼を言った。
 制服は私達と同じ様だ。
 驚いたことに同じクラスだったみたいだ。
 名前を聞いてみる。
 鈴木光香というらしい。
 多分そうだろうな?と思った私は光香に聞いてみた。

「光香彼氏いるだろ?」
「いるけどどうかしたの?」
「その彼氏防府だろ?」
「なんでわかったの?」

 大体そういうもんだと光香に話をする。
 理由は分からない。
 常識では分からないことがこの世界では度々起こる。
 教室にはいると流石に暑い。
 冷房はあるけど全く効かない。
 なんかのアニメで氷水をバケツに入れて足をつけるというのがあったな。
 どうせ男子なんていないしブラウスを脱いでキャミソールで授業を受けたいくらいだ。
 校則違反だけど。
 法律を違反している物語で校則程度違反したくらい問題ないだろ。
 昼休み光香を呼ぶ。
 彼氏がいて防府に通ってるならやる事は一つだ。 
 SHに招待する。

「光香放課後空いてる?」
「特に予定はないけど?」
「金持ってる?」
「そりゃ多少は持ってるけど」

 なら話が早い。

「バスセンター行こう。ICカード買うぞ」

 一々細かい金を払うのは面倒だ。
 毎日のように街に通うのだからあって損は無い。
 ついでに書類も用意して定期券付きにしとくといい。

「わかった」

 光香は納得したようだ。
 帰りにICカードを作る。
 偶にはデパートの中見て回るのも悪くないな。
 そう思ってデパートの中を見て回る。
 制服でくるのは場違いだったようだ。
 一階の化粧品売り場で怯んでしまった。
 そして売っているのもバーゲン中とはいえ高い。
 基本が高いんだから仕方ない。
 ブランド物がほとんどだ。
 生憎と食い物の物産展とかは今はやっていなかった。
 小物や雑貨を見て回って帰る。
 デパートの中では涼を楽しんだだけだった。
 家に帰ると部屋に入って着替える。
 すると愛莉が来る。

「どうせ明日も同じブラウスを着ようとか思ってるのでしょうけどそうはいきませんからね!」
「毎日洗ってると生地が傷むんじゃないのか?」
「その時は新しいのを買ってあげます!」
「そんな金あるなら小遣い増やしてくれ!」
「どうせ食べ物に使うだけでしょ!」

 かき氷が食い物になるのかはわからないけど。
 愛莉は私から脱いだブラウスを取りあげると茜のセーラー服も取り上げて部屋を出て行った。
 不思議と冬莉と莉子は毎日洗うそうだ。
 毎日シャワーを浴びて髪の毛の手入れをしている。
 茜は余程の事がない限り風呂に入らなくなった。
 暑いのに熱い風呂に入る意味が分からないと言っている。
 そして下着もつけずに体を拭いて家の中を歩いて部屋にもどり冷房を全開にする。
 当然パパやお爺さんも見ていてビールを吹く。
 それに気が付いた愛莉が部屋にやってきて説教をする。
 私もさすがに裸はどうかと思ったのでアドバイスしてやった。

「ブラが窮屈なのは分かるけどせめて下はパンツくらいはいとけ」

 それに上から大きめのシャツ着とけばとりあえず目くじら立てられることはないだろ?

「なるほどね」
「茜は壱郎の前でもそうなのか?」
「同棲始めたらきっとそうなんだろうね」

 相手が大地ならまず無理だろうな。
 少しはましになったけど。
 暑い日はまだ始まったばかり。
 毎日のように最高温度を更新する日々が続いた。

(2)

 教室に入ろうとすると誰かとぶつかった。
 ぶつかった相手は倒れる。
 だいたい誰なのかは想像がつく。
 唐崎奏衣、かないなのか、かなえなのか、かいなのか、かえなのか色々試してみたけど分からない。
 とりあえず変換できるので「そうい」にしておこう。
 真っ直ぐな性格が行動に現れているのか分からないけどひたすら前を見て歩く。
 そして運動神経は鈍いらしくとっさの回避行動がとれない。
 そして今回のように人に体当たりするのが特技のようだ。

「大丈夫か?奏衣」
「うん、ごめんね」

 まあ、いつもの事だから気にしない。
 予鈴が鳴る。
 急いで席に座った。
 その日は体育があった。
 更衣室で着替えて準備をする。
 更衣室に異臭が放たれた。
 酸っぱい汗のにおい。
 青春の匂いともいうらしいが。
 この匂いがたまらなくて使用済みの体育着を高額で買い取る変態も世の中にはいるらしい。
 臭いの発生源は天音だった。

「どうしたんだ天音。その臭い」
「ああ、悪い悪い。」

 天音が説明した。
 説明するほどの事でもなかった。
 先週使った体操着をそのままロッカーに入れて持って帰らなかったらしい。
 女子としてそれはどうなんだ?

「さすがにこの匂いはやばいな……でもサボるとレポート書かせられるししょうがないか」

 平然とそのしわくちゃになった体育着を着る天音。
 言っとくけどここ共学だぞ?

「天音私とサイズ変わらないよね?私予備持ってるからそれ使いなよ」

 奏衣がそう言って選択してある体育着を天音に渡す。

「わりーな。今日放課後なんか奢るわ」
 
 そう言って天音は着替える。
 そしてまたロッカーに腐臭の発生源を押し込める。

「天音バッグにしまっとけ。来週もっと悲惨な事になるぞ」
「そうだな……しまっておくか」
「天音急がないとまたグラウンド走らされるよ」
「やばい!急ぐぞ紗理奈!」

 私達は急いでグラウンドに向かう。
 昨日は久々の雨だった。
 そして珍しく奏衣が回避行動をとった。
 水たまりに突っ込んで靴下が汚れるのを嫌った奏衣は水たまりを跨ごうとした。
 そして転倒する。
 大人しく靴下を汚した方が良かったんじゃないかと思うくらい悲惨な事になってた。
 膝を擦りむいたようだ。
 血が出ている。

「こんなの唾つけとけば平気」

 その思考も女子としてどうかと思うぞ。

「天音、悪いけど先生に説明しておいてくれないか?私保健室に連れて行くわ」
「わかった、任せとけ」 

 そう言って天音はグラウンドに向かった。
 保健室には誰もいなかった。
 しょうがないから取りあえずはハンカチで汚れを取る。
 その後に消毒液をつけてから絆創膏を貼る。

「紗理奈慣れてるんだね」

 まあ、妹と喧嘩始めたらどちらかが凶器持ち出すまでやるからな。
 凶器を持ちだしたら母さんが介入する。
 その前に止めようとはしない。

「包丁は他人を斬る道具じゃねえ!」

 母さんはそう言って私達に説教する。
 あの時の母さんの剣幕は凄かった。
 処置が終ると「歩けるか?」と奏衣に聞いてみる。
 奏衣は立ち上がる。

「大丈夫みたい。ありがとう」

 そして私達も授業に戻る。
 授業が終わると更衣室で着替える。

「奏衣ありがとな。今日洗って返すよ」

 そのまま返すという真似はさすがに天音でもできなかったようだ。
 しかし天音には次の難関が立ちはだかる。
 この腐臭の正体を天音の母さんにバレたら絶対にヤバいらしい。
 しかし天音はあっさりと解決策を見出した。

「カバンに消臭剤撒いとけばどうにかなるだろ」

 帰りに買って帰ろうと天音は言う。

「帰りって言えば奏衣今日放課後暇か?」
「暇だけどどうして?」
「言ったろ?帰りに奢るって。礼はしとかないとな」

 放課後いつものケーキ屋でケーキを食べる事にした。
 やっぱり奏衣にも彼氏がいたらしい。
 そしてやっぱり防府に通っている。
 だからいつも通りSHに招待する天音。
 そしてケーキを食べると消臭剤を買って鞄の中にまいて家に帰る。
 翌日天音は教室に着くとちゃんと奏衣に選択した体育着を返した。
 天音は結局叱られたらしい。
 臭いは誤魔化せるレベルじゃなかった。
 そしてその匂いはカバンにも染みついた。
 さらに奏衣の体育着を問い詰められると逃げ道がなかった。
 天音の母さんに体育の授業がある日を聞かれたらしい。
 持って帰ってこなかったら翌月の小遣い減らされることになったそうだ。
 まあ、自業自得だな。

(3)

 思いっきりこけた。
 クラスの女子に足を引っかけられた。
 転んだ私に浴びせられる笑い声。
 その日は日直当番だった。
 それが不幸の始まりだったのだろうか?
 そのグループはクラスでは結構悪名高いグループだった。
 どうして不良って無駄に朝早いんだろう?
 実は学校が好きなの?
 そんな事を考えながら起き上がろうとすると私を押さえつけグループの一人が4の字固めを決める。
 苦しいという感情だけが先行して他は何も考えられなかった。
 そして気を失った。
 気が付くと保健室のベッドの上にいた。
 私の顔を見るのはさっきのグループが小者に見えてしまう桜丘高校最悪のグループSHのメンバー渡辺茉里奈だった。

「紗和!気が付いたか?」
「うん、ちょっと気分が悪いけど」
「ちょっと待ってろ、教諭呼んでくる」

 そう言ってカーテンの向こうに行く。
 すぐに教諭が駆け付けた。

「起きれる?」
「大丈夫です」

 身を起こしながら答える。

「じゃ、授業に戻りなさい」

 教諭が言うと私は茉里奈と一緒に教室に戻る。
 教室に戻る間に茉里奈から私が気を失っている間の事を聞いていた。
 私が気を失ったあと茉里奈達が教室にやって来たらしい。
 私はSHのメンバーに保険室に運ばれる。
 そしてその間に私の仇を取ったそうだ。
 どんな事をしたのか教室に戻ったら何となく想像がついた。
 昼休みいつものように弁当を食べていると茉里奈に呼ばれた。
 茉里奈達と一緒に弁当を食べる。

「お前彼氏いるの?」

 私は頷いた。

「ひょっとして防府?」
「違うよ?同じ学校」
「珍しい事もあるんだな」

 茉里奈達の友達は大体の人が防府に通ってる子と付き合ってるんだそうだ。
 私の彼氏も最初は防府を狙っていた。
 でも、私の希望が調理科だと知ると桜丘を専願した。
 当然親と大ゲンカになったらしい。

「進学コースならどこもそんなにかわらないだろ!?」

 そう言って私の彼氏、鶴丸清也は説得したそうだ。
 実際には授業内容のレベルが違うらしい。
 稀に国公立の大学に受かる子もいるけど大体は私立に行くそうだ。

「絶対に大学は地元大学に行くから!」

 そう言って親を説得したらしい。
 桜丘に通いながら予備校に通って猛勉強している。
 偶の休みの日に私とデートしてくれる。
 後は朝の登下校に話したりする程度だった。
 そんな話を茉里奈達に説明していた。
 同じような子が何人かいたらしい。
 そして茉里奈は言った。

「登下校が一緒なら今日も一緒だよな?紹介しろよ」

 学校が終ると茉里奈達も一緒にいつもの様に校門で待ち合わせする。
 そして清也が来ると茉里奈達を見て驚いていた。
 茉里奈達を止める者はいない。
 その場で私と清也をSHに招待した。
 清也は予備校があるからと先に帰るけど私達は遊んで帰る。
 翌日皆でバスに乗る。
 バスの中では静かに。
 そんなマナーはきっちりと守られていた。
 バスから降りると皆はしゃぎながら登校していた。

「朝から皆テンション高いな」

 清也がそう言っていた。

「朝からお通夜みたいな気分でいても楽しくないだろ!」

 SH桜丘高校のリーダー格の片桐天音が言った。
 噂とは全く違ういい印象の天音。
 教室に入ると昨日のグループは私達に近づこうともしなかった。
 昨日茉里奈が言ったらしい。

「私の友達に手を出してただで済むと思ってないだろうな?」

 そうやって人を巻き込んで拡大していくSH.
 それよりも大きな組織のFGでもSHの縄張りでは何もできないという。
 僻地で暴れているだけ。
 SHの縄張りは主に市内。
 市外ではまだFGの勢力は保たれているらしい。
 それでもその気は無いのかもしれないけどいずれは地元をSHで塗りつぶしていくのだろう。
 いつか、蒼く輝く炎で悲しみを燃やし尽くす時が来るだろう。
 孤独な戦いを続け、その激しさが闇を突き抜ける。
 戦いに疲れ果て星空を見上げる。
 昨日なんていらない、朽ち果てた夢も。
 心を燃やそう。蒼く輝く炎で。
 この星空を覆いつくすときまで。
 愛がこの世界を燃やし尽くすときまで。
 愛は空しい心を奪いつくすまで戦い続ける。
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