姉妹チート

和希

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泡沫の夢幻

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(1)

「あ、お前の車この前の!?」

 大谷先輩が叫んでいた。
 私と水奈は2人の間に何があったのかは聞いていた。
 大谷先輩がドリフトの練習をしていた時にワザとリアに接触してきた車がいるらしい。
 ドリフトの練習中だったのでスピンした時の対処法は知っていた。
 どこかで聞いたような話だな。
 私達は近所の峠に週末の夜遊びに来ていた。
 当然愛莉には内緒だ。
 バレたら小遣い減額どころじゃない。
 外出禁止くらい絶対に言われる。
 茜の情報だと薄々感づいてるようだけどパパが何か企んでいるらしい。
 愛莉の激怒も怖いけどパパが何を企んでいるのかの方が気になる。
 高校生で峠を走れるのかって?
 中学生が無免で凍結した峠をドリフトする世界だってあるんだ。
 免許取ってから始めたんだから問題ないだろ?
 ちなみに祈はパスしたらしい。
 祈の車では流石にガソリン垂れ流すだけだから。
 ゼロヨンでもやってた方がよっぽどましだ。
 祈の車に勝てる奴がいるのかは置いといて。
 で、話は大谷先輩に戻る。

「ぶつかっておいて謝罪も無しか?危うく事故るところだったんだぞ?」
「悪い悪い。まさかあそこまでトロい車が夜の峠は知ってるとは思わなかったんだ。悪いな」

 その男は仲間と一緒に笑っている。
 うん、こいつを殺す理由は十分だ。
 だけどただ殺すだけじゃ面白くもない。
 すると向こうが餌をくれた。

「お前らの中で誰か一人でも俺より速い奴がいたら土下座でも何でもしてやるよ」

 大谷先輩たちは黙ってしまった。
 じゃあ遠慮なく。

「何でもするんだな?」
「お、おい天音」

 私が名乗り出た。

「お嬢ちゃんが相手してくれるのか?お嬢ちゃんは助手席で大人しくしてた方が良いんじゃないのか?」
「負けた時の言い訳なんてどうでもいい。負けたら何でもするんだろうな?」
 
 私は「死ね」と言うから絶対に死ねよ?
 心配するな。自殺なんて手間とらせるまでもなく”事故死”に偽装してやるから。

「本気かよ……ああ、いいぜ。ただし俺も手加減しないからな」
「当たり前だ。言い訳なんか聞きたくないからな」
「じゃあ、車持って来いよ」

 男が言うと私は自分の車に乗り込もうとした。
 すると大谷先輩が止めに来た。

「止めとけ、あいつらまともに勝負する気なんてない!危険すぎる」
「私もまともに勝負しようなんて思ってないから」

 相手の車をみる。
 H社の3ドアのハッチバックの車。
 水奈の車に似てるけど大分古い車だ。
 上等だ、運転手共々まとめてスクラップにしてやる。

「先輩。天音がキレたら誰にも止められない」

 水奈が大谷先輩に言ってる間に車に乗り込みエンジンをかける。
 男の仲間達がそれを見て笑っている。

「若葉マークかよ!」

 それがお前らの最後の笑顔だ。
 殺人が駄目でも事故死なら許してくれるだろう。
 私は相手の車の横に並べる。
 諦めた大谷先輩がカウントを始める。
 スタートした。
 馬力はそんなに変わらないはずなのに相手が遅れた。
 それが舐めてる事じゃないくらい分かってる。
 どうせ後ろから体当たりに来る気なんだろ。
 同じ様な展開を何度も繰り返すほど馬鹿じゃないことを教えてやる。
 順調にコースを下っていく。
 相手は油断してるのか舐めてるのか知った事じゃないが車間距離を詰めてくる。
 そろそろ頃合いか。
 私は左足でブレーキペダルをちょこっと触れる。
 触れるくらいの感じでブレーキランプがつく程度。
 けど減速まではしない。
 チャンスと見た相手が突っ込むが当たり前のように回避する。
 ツッコミ過ぎた相手がアンダーを出すけどギリギリ崖に激突は回避した。
 それなりに腕はあるらしい。
 怒り狂って更に距離を詰めてくる。
 私達は最初から狙っていたブラインドコーナーに差し掛かっていた。
 誰が見ても分かるようなオーバースピードで突っ込む。
 オーバースピードだと端から分かっていたら逃げようはいくらでもある。
 だけど知らずに、しかも私にぶつける為にさらにスピードを上げた馬鹿には絶対回避できない。
 相手はスピンしながら崖に激突。
 車は横転する。
 その時点で勝負はついた。
 私はターンして車を止めると車を降りてからそいつの車に近寄る。
 男は運転席で震えていた。
 どうやら事故死もご法度だったらしい。
 すると水奈達が後を追って来た。

「天音なら絶対仕掛けると思った」

 水奈が言う。
 大谷先輩が大丈夫かと聞いている。
 頭から血を流し右手首を抑えている。
 多分スピンした時に痛めたんだろう。

「大丈夫か?意識あるか?今すぐ救急車呼んで良い病院紹介してやるから」

 大谷先輩が言う。

「そこまでしてもらう筋がねえよ」
「何言ってる、事故った時はお互い様だ。気にするな」
「すまねえ……」
「それじゃダメだ!!」

 私が言った。
 病院に連れていくのは仕方ないにしてもその前に土下座くらいさせないと気が済まない。
 私は運転手もろともスクラップにするつもりでやったんだ。
 不満が大いにある。
 男は車から降りて土下座する。
 その後変わり果てた愛車をみて涙する。
 だけど、この物語は走り屋の物語じゃない!
 てめーの泣き顔なんかに何の価値も無い!

「自分の車がお釈迦になって泣くくらいなら端からこんな真似するんじゃねーよ!」
「片桐さん、もういいだろ」

 大谷先輩が言うのでそれ以上は何も言わなかった。
 救急車が来るんじゃ必然的にパトカーが来る。
 事情聴取なんてやられたら愛莉にバレて私の車がお釈迦になる。
 どのみち今日はもう遊べそうにない。

「事故は”不運と踊った”ってことにしとけ!水奈今日はもう帰ろうぜ」

 そう言って水奈と家に帰った。
 翌日大地とデートした。
 最近は大地の車でドライブデートが多い。
 大地の車は乗り心地がいい。
 加えて大地の運転も丁寧だ。
 気分良く寝ていた。
 夜になって夕食を食べながら昨夜あったことを話す。
 大地からも注意された。
 大地は私を心配してるだけだから大人しく聞いておいた。
 家に帰ると愛莉が部屋にやってくる。

「天音!昨夜はどこに行ってたのですか!?」
「ド、ドライブだよ」
「……車にキズがありましたよ?」
「そんなはずはない!私はちゃんと回避したはずだ!」
「何を回避したの?キズなんてありませんでしたよ?」

 愛莉に嵌められた。

「冬夜さんの言った通りになりましたね。気をつけて運転なさい」

 そう言って愛莉は去っていった。
 パパが介入してきた。
 パパを誤魔化すのは愛莉以上に難しい。
 そして私は既にパパの術中に嵌っていることに気付かされることになる。

(2)

 道に迷いとんでもない道に行ってしまう。
 帰り道がわからなくなり、彼氏に迎えに来てと連絡し来てもう。
 ちなみにこの2人のやり取りも、いつしか定番と化していく。

「ってわけっす!」
「勝手に定番にするな」

 彼氏の小河原平吾が言う。

「それだけ頼りにしてるってことっす」
「お前絶対将来俺を足代わりにしようとしてるだろ?」
「彼氏が車で迎えに来てくれるって素敵じゃない」
「彼氏とお抱え運転手の区別が東香の中でついてるのか?」
「寝るか寝ないか」
「……なるほどな」

 家に送ってもらうと平吾は帰る。

「帰ったら電話頂戴ね」
「もう絶対に夜出歩くなよ!」

 平吾はそう言って帰って行った。
 私も家に帰って風呂に入って部屋で平吾の電話を待つ。
 だけどいくら経っても電話がかかってこない。
 寝ちゃったかな?
 こっちから電話をかけてみる。
 出ない。
 嫌な予感がする。
 平吾の家電にかけてみる。

「あら、東香ちゃん。うちの平吾まだ東香ちゃんの家かな?」

 私は電話を切って部屋着のまま家を飛び出した。
 私の家から平吾の家までは一本道。
 ずっと一緒に歩いたから間違いない。
 嫌な予感は的中した。
 電柱にもたれかかって倒れている平吾を見つけた。

「平吾!」
「東香?家から出るなってあれほど……」

 そこで平吾の意識は途絶えた。
 頭を強く打たれてる。
 下手に動かせない。
 すぐに救急車を手配した。
 そして今病室にいる。

「災難だったな!平吾」

 どうしてそんなに明るくいられるんだろう天音がいた。

「そいつら間違いなく威堕天の奴等だったんだな」
「本人が名乗っていたから間違いないです」

 桐谷遊が聞くと平吾が答えた。

「それにしても良かったな!面接までには間に合うってよ。つかの間の休息を楽しめ」

 もとはと言えばSHに入ったからこうなったんだ。
 大区工業高校生はなぜか威堕天の連中の的になってる。
 中途半端に仕掛けたSHのせいだろ!

「じゃあ、私達帰るわ。彼女心配してるし少し相手してやれ。言っとくけどここ病室だからな」

 そう言って天音達は帰って行った。

「すまんな、しばらくは東香の迎えには行けそうにない。迷子にならないように気をつけてくれ」
「私ちょっと行ってくる」
「どこに?」
「天音達に文句の一つや二つ言っても罰当たらないでしょ!」
「よせ!!これ以上刺激するな!」

 そんなの知るか!
 私が病室のドアを開けた時ミシって音がした。
 そんなにこの病棟ぼろかったっけ?
 そうじゃなかった。
 天音が壁を叩きつけた箇所がへこんでいた。

「光太……止めるなよ。止めたらお前もぶっ殺す」
「止める気はない。むしろ俺が三重野に乗りこんで解体工事したやりたいくらいだ」
「空には絶対に知らせるな。あいつがキレたら止められるのは美希達しかいない」
「わかってる」
「計画まではまだ準備がかかる。その間見つけ次第ぶっ殺してやる」

 その時遊に気付かれた。

「今の話聞いてた?」

 一番怒っているのは天音だ。
 私は見誤っていた。

「あの……くれぐれも無理しないで」

 天音は笑って言う

「すまねえな。面接とかで忙しい時期なんだろ?すぐに片付けてやるから」

 後日SHによる威堕天狩りが始まった。
 病院は大忙しらしい。
 誰もがICUに運び込まれるほどの重傷を負っていた。
 だけど天音の怒りの炎は鎮まるどころかさらに煽られることになる。

(3)

 ある日の事、学校帰りに景一が別の女性に告白されているのを見て激しく動揺する。
 その夜家に来た景一を問い詰め、お互い気まずくなる。
 で、今気まずい状態が続いていた。
 私もやり過ぎたと思う。
 どうして信じてあげられないのだろう?
 ケンカになって意地を張って2人の間に溝が深まるばかりで。
 キスをしたり抱き合ったり当たり前の愛し方をずっとしてきたのに。
 都合が悪くなるといつも言い訳して、そんなところだけは私達似ていた。
 安らぎと真実とかいつも求めているけど簡単には上手く伝えられずに。
 愛し合えた頃を思い出す。
 ありがとうって上手く伝えられたころを思い出す。
 このままサヨナラなんて嫌だ。
 傷跡が癒えていく瞬間に本当の優しさを思い出す。
 過ぎた事を悔んでいてもしょうがない。
 ゆっくりと過ぎていくこの時間が全て。
 もう一度笑い合って過ごしていきたい。
 信じあえる喜びを、傷つけあう悲しみを。
 いつかありのままに愛せるから。
 貴方の名前はずっと忘れずにいるから。
 繋いだ手の温もりも忘れずにいるから。
 刺激を求めて安らぎや優しさが流れていく。
 こうして一緒にいる時語れる夢は未来を永遠に救ってくれるから。
 涙が私の優しさ、微笑みは私の駆け引き、だけどこの震えが私の真実。
 一人ぼっちの楽園をいつまでも抱えている。
 憂鬱さを誰にも見せずに歩いてる私は貴方にどう映ってる?
 まだ香りだけじゃない。
 私はここにいるよ?
 だから私を見て。

「じゃ、俺そろそろ帰るわ」

 景一はそう言って立ち上がる。
 このまま帰したら全て終わる。
 私は景一を信じてる。
 でも不安なんだ。
 だからいかないで!
 私は景一を背後から抱きしめる。
 泣きわめく。
 景一は少し困っているようだったけど関係なかった。
 私の想いを全てぶつけた。
 だけど彼の口から出た言葉は

「離してくれないか」
「いやだ」
「このままだと俺にとって都合が悪いから。大丈夫。帰ったりしないから」

 私が景一から離れると景一は振り返って私を抱き締めてくれた。

「ごめんな。こんな性格で女性によくモテるなんて笑わせるよな。たった一人の彼女も安心させてやれないのに」
「私、景一の彼女でいられるの?」
「告ったのは俺だぞ」

 景一はそう言って笑っていた。

「ずっと二人でいような」
「うん」
「知加が望むならずっとそばにいてやるから」
「ほんと?」
「ああ」
「じゃあ、今度買い物しよう?」
「何を?」

 景一の顔を見ていった。

「景一の下着うちにも置いておかないと」

 突然一緒にいて欲しい時困るでしょ?例えば今日みたいに。

「それを言ったら知加だって家に着替え用意しておかないといけないんじゃないのか?」
「それいいアイデアだね。景一の好みなの買ってあげる」
「俺の引き出しの中に知加の下着があったら、俺は唯の変態じゃないか?」
「ずっと一緒にいるって事は結婚してくれるんでしょ?」

 今から慣れてても良いじゃない。

「本当に困った彼女だな」

 景一はそう言って帰って行った。
 風呂に入るとメッセージが届いてた。
 景一のお望みの下着の画像が添付されてあった。
 こんなの穿けるか!
 私はまだ18歳だぞ!

「この変態!!」

 そうメッセージで送ってやった。
 そんな景一の趣味を知っているのは私だけ。
 私だけの特権なんだ。
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