姉妹チート

和希

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君だけがいない今

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(1)

 俺は環奈と一緒にUSEの東京支社に呼び出された。
 受付に話すと社長室に通される。
 呼び出された理由はきっと俺と環奈の関係が明るみになったからだろう。
 環奈の相手が普通の男ならいい。
 だが、俺は過去にいくつもの罪を重ねてきた。
 それがバレたらただじゃ済まない。
 そろそろ潮時か。
 環奈には言わずに一人そう思っていた。
 環奈にさよならを伝えなければ。
 束の間だったけど俺は幸せだった。
 だが、俺が人並みの幸せを手に入れようと思った事が間違いだったんだ。
 ずっと隣にいてくれた、優しいその温もりはまだ手のひらに残っている。
 想いをつなぐためにその手を握っていた。
 言葉に出来なかった全部は俺の中にある。
 これからもぶつかり傷つくたびに挫けてしまいそうになるけど、俺はこれからを生きていく。
 かなわない事だったんだ。
 やりきれない悔しさもあるけど、乗り越えていかなければならない。
 もうこれが最後だろう。
 環奈に会う事は二度とない。
 一緒にいた日が遠い光になっていく。
 それでも俺は行こう。
 今日ちゃんとサヨナラを伝えるから。
 そんな事を考えていると一組の夫婦が入って来た。
 男性は社長席に座り、女性はその隣に立って俺を見ている。

「……あなた、どこかで会わなかった?」

 女性が聞いてきた。
 俺もどこかで見た覚えがある。

「名前を教えてくれないかな。僕は石原望。USEの代表取締役」

 隣にいるのは石原恵美。
 やっぱり夫婦らしい。
 そしてどこで会ったか思い出した。
 石原大地の両親だ。
 俺は名乗ることにした。

「山本喜一です」

 俺が名乗ると二人共思い出したらしい。

「なるほどね」

 恵美さんは納得したようだ。
 社長の望さんは単刀直入に聞いていた。

「噂は本当なの?君達は恋人同士なのかい?」
「間違いありません」

 答えたのは環奈だった。

「それで喜一君は環奈の事をどう思っているんだい?」
「好きです。これほどまでに好きな人に出会えたのは初めてでした」

 そう、この感情をきっと愛と呼ぶのかもしれない。

「……だから俺は彼女と別れます」
「え?」

 環奈の表情が曇っている事くらい見なくてもわかる。
 だからあえて環奈を見ずに言った。
 俺の決意が鈍ってしまわないように。

「彼女の夢を守ってやりたい。俺の過去を暴かれたら全て水の泡だ」

 きっとこれが彼女の幸せのためになる。
 短い間だったけどありがとう。

「さよなら……陰ながら応援してるよ」

 そう言って社長室を出ようとした時だった。

「待ちなさい!!」

 恵美さんが俺を呼び止めた。

「言いたい事だけ言って、環奈の気持ちを確かめないで帰るつもり?そんなの許さないわよ!環奈の幸せ?ちゃんと環奈を見てから言いなさい!」

 恵美さんに言われて環奈を見ると、俺をじっと見て涙を流してる環奈がいた。
 そうなることくらい分かってた。
 でも、俺と一緒にいてもろくなことが無い。
 すると様子を見守っていた望さんが言った。

「これは僕の友達が言ってた言葉なんだけどね」

 一体どれだけの女の子の涙をとめてやれるだろう?
 望さんはそう言った。

「今、環奈の涙を止める事ができるのは君だけだよ。喜一君」
「でも、俺は……」
「あなたの過去なんて私達には興味ない。私達は環奈の気持ちを優先する」

 環奈の涙を止められるのは俺だけなら、意地でも一緒にいさせる。
 恵美さんはそう言った。

「環奈を不幸にしたところで、また君の罪が増えるだけだよ。涙の過去なんて忘れてしまいなさい。そしてどうか環奈の明日を守ってやって欲しい」

 泣きながら夜を越えて笑いながら朝を迎える。
 すると環奈が抱き着いた。

「きーちゃんが私の立場を気にしてるなら私は女優を辞める。きーちゃんのいない明日なんていらない!」

 環奈はそう叫んだ。
 頭を抱えてる男性は一人だけ。
 その男性に恵美さんは一言告げる。

「中村、分かってるわね?」
「はい、早速手配します。ですがネットの情報までは俺の手には負えませんよ?」

 きっと俺の名前が判明したらFGに辿り着く。

「そっちは気にしないでいいわ。私に一つ考えがあるから」

 恵美さんはそう言った。
 何をやるつもりだ?

「さあ、あとは喜一君の心一つだよ?」

 望さんは言った。
 こんなに誰かに必要とされたのは初めてだ。
 もう一度だけ念を押す。

「本当に俺でいいのか?」
「きーちゃんじゃなきゃいや!」

 必死に俺にしがみつく環奈。

「……俺は過去に散々な真似をしてきた。そんなどうしようもない俺でいいなら」
「そんなの関係ない。誰かが歌ってた”2人ならどんな事も怖くない。最強の武器だ”って」

 そこまで覚悟を決めているなら俺に選択肢はない。
 環奈を幸せにすることで俺の罪を拭えるなら……

「ごめん、環奈」
「大丈夫。私ずっときーちゃんの事好きだから」
「決まりね。と、なるとこれからが問題ね」

 だろうな。

「喜一君はまず環奈の実家に挨拶にいきなさい」

 は?

「その間に私達は2人用の部屋を探すわ」

 どういう事だ?

「2人とも歳はクリアしてるんだからさっさと籍をいれなさい」

 籍!?
 さすがにそこまでは考えてなかったぞ。

「式はそうね。大学卒業してからでいいでしょう」

 恵美さんが次々と決めていく。
 望さんはそれをただ苦笑しながら聞いていた。
 頭を抱える中村さん。

「お言葉ですが入籍も2人が卒業してからでいいのでは?」
「これから二人は一緒に過ごすのよ?一々スキャンダルをもみ消すのは面倒でしょ?」

 結婚してるなら文句を言われる筋合いはない。
 恵美さんが言うと中村さんは観念したようだ。

「分かりました……。ただし二人に一つだけ注意しておくことがある」
「はい」
「絶対に大学卒業するまでは子供は無しだ。それは守れるか?」

 それなら問題ない。
 やっとキスしたくらいなんだから。
 別に4年間我慢していても問題ないだろ。
 環奈も同じように思ったようだ。

「私達やっと一度だけキスしたくらいだから」
「なんですって……?」

 恵美さんの様子がおかしい。
 望さんが宥めようとするが、無駄な抵抗だったようだ。

「喜一!あなた環奈の何が不満なの!?」

 なんか言ってる事が無茶苦茶じゃないか?
 クリスマスイブにはプレゼントしてやれ!
 恵美さんがそう言って俺達は解放された。
 事務所を出ると送迎の車がいる。
 俺達はそれに乗り込む。
 俺は運転手にちょっと寄って欲しいお店があると言った。
 宝石店のお店。
 そこで環奈に指輪をプレゼントしてやる。

「なんか情けない形になったけど……」
「ありがとう。私幸せだよ」

 本当に彼女は幸せそうに笑っていた。
 いつまでもこの笑顔を守り切れるだろうか。
 2人の出会いに感謝しよう。
 あの日あの時あの場所の軌跡が新しい奇跡を生んだ。
 愛することで強くなる。
 信じる事で乗り切れることもある。
 俺も今幸せに思う。
 俺に笑顔が取り戻せた。
 ありがとうと溢れる気持ちを抱き進む。
 これからも愛しあって喧嘩も偶にして、色んな壁を乗り越えていけるはず。
 環奈に出会えたことが遠い奇跡なんだろう。

(2)

「ただいま~」
「ああ、お帰り。そちらの方が電話で言ってた……」
「山本喜一です。初めまして」
「ああ、こんな田舎までわざわざすいません。とりあえず上がって下さい」

 俺は環奈と一緒に環奈の故郷にやってきた。
 居間に通されると環奈のお母さんと話をしている。

「この子に彼氏が出来るなんで思いもしなかったよ」

 その気になればいくらでも作れる気がしたのは気のせいだろうか。
 それとも環奈にその気が無かった?
 演じている土屋環奈に理想を重ねて生の環奈を見てくれない。
 そんな事を話していたな。

「父さんが帰ってくるまで時間があるから部屋でゆっくりしてなさい」
「わかった。きーちゃん、こっち」

 環奈に案内されて環奈の部屋に行く。
 中学生の時から時が止まったかのような部屋。

「あんまりじろじろみんといて。ろくに帰る暇なくて片付けてないから」

 とりあえず適当に座ると環奈は部屋を出る。
 戻って来た時にはお菓子とジュースを持っていた。

「緊張してる?」

 環奈が聞いてきた。
 してないと言えばうそになる。
 これからよくある通過儀礼「娘さんと結婚させて下さい」を環奈の父親に言わないといけないのだから。
 環奈はそんな俺の両手を握る。

「大丈夫。私は何が何でもきーちゃんと結婚する!」
「……ありがとう」

 テレビを見ながら時間を潰していると夕食の準備が出来たようだ。
 環奈の父さんも帰ってきている。
 食堂に行くと沢山の郷土料理がテーブルの上に並んでいた。
 こういう食事は久しぶりだな。

「さてと、食事の前に片付けとくか」

 環奈の父さんが言った。

「食事の後でもいいんじゃない?」

 環奈の母さんが言うも「せっかくのごちそうだから先に問題を片付けておこう」と父さんが言う。

「喜一君と言ったかな?今日はどういうご用件で?」

 環奈の父さんが言うと俺は唾を飲み込んだ。

「父さんあのね……」

 環奈が何か言おうとするのを俺は制した。
 さすがに彼女の口から言わせるのはみっともない。

「単刀直入に言います。環奈さんと結婚させて下さい」

 俺がそう言うと父親は黙ってしまった。
 沈黙の時が流れる。
 その沈黙を破ったのは環奈だった。

「父さん。反対なんかしたって私は家を出る覚悟だからね」

 環奈の意思は固いみたいだ。

「喜一君。ちょっと来てくれないか」

 そう言って環奈の父さんは俺を部屋に連れていく。
 そこで見せてくれたのは環奈の小さい頃のアルバムだった。
 それを見せながら環奈の父さんは思い出話を聞かせてくれた。
 環奈はやはり見た目はいいものの、人づきあいが苦手だったみたいだ。
 実際今日まで彼氏なんて連れてきたことがないらしいし、そういう話を聞いたこともない。
 そんな環奈が嬉しそうに彼氏を連れてやって来た。
 環奈の父さんは安心したらしい。

「……そういうわけだ。この先は環奈を喜一君に任せても大丈夫かな?」
「全力で幸せにしてみせます」
「……ありがとう。さて、夕食が待っている。もどろうか」

 食堂に戻ると、環奈が心配そうに俺を見る。
 俺は笑顔を作って環奈を安心させる。
 夕食が終ると風呂に入って、環奈の父さんと話をする。
 夜も更けると環奈の部屋に行く。

「父さんに何て言われたん?」
「環奈の将来を任せていいか?ってさ」
「で、きーちゃんはなんて答えたん?」
「全力で幸せにするって」
「うーん……それじゃダメ」

 何か間違えたのだろうか?
 環奈はベッドの中で俺に抱きついてきた。

「二人一緒に幸せにならないと意味がないよ!」
「……そうだな」
「一緒に幸せになろうね」
「ああ……」

 そう言って環奈とキスをする。
 翌日東京に戻ることにした。
 今2人で新幹線に乗っている。
 車窓を眺めていたら環奈が話しかけてきた。

「お疲れ様。きーちゃん疲れたでしょ?」
「想像していたよりはそうでもなかったよ」
「……次は私の番だね」

 え?

「私もきーちゃんの親に挨拶に行かなきゃ」
「ああ、そうだな」

 今から緊張する事でもないと思うが。

「心配するな。何を言われても俺が守ってやる」
「……ありがとう」

 気疲れしていたのは俺だけではないらしい。
 環奈もハラハラしていたんだろう。
 俺の肩にもたれかかって眠ってしまった。
 そんな環奈の寝顔を見ながら思う。
 愛してるなんてくさいけど、他に伝える言葉がみつからない。
 その度に馬鹿にして笑われるかと思ったけど環奈は笑顔で答えてくれる。
 環奈の選んだ道がこれでよかったなんてわからないけど、ただ泣いて笑って過ごす日々を俺と一緒に過ごすんだろうな。
 環奈は俺の生きる意味になってくれた。
 初めて会った日はよそよそしかったけど、色々あって解りあうための時を過ごした。
 これからも2人で日々を刻み想いを作り上げていくのだろう。
 環奈の事を愛し続けると神に誓うよ。
 環奈の手を握るこの手は絶対に離さない。
 これからも苦楽を分かち合い共に生きていこう。
 いくつもの夜を越えて、環奈と愛を作ろう。
 簡単には変えられないかけがえのない感情。
 きっと思い出も沢山作るんだろう。
 言い訳しても虚しさが残るだけ。
 それでも何度も何度も愛を捜し続ける。
 そして変わらぬ愛に辿り着くのだろう。
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