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dogfight
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(1)
夏休みが終わって今日からまた幼稚園に通う日々が始まる。
茉奈達が家にくると俺達も登園する。
「結、殺したらダメですよ」
まだ消してもダメだと父さんからも言われている。
今回はただの警告。
やりすぎてはだめだと母さんが言う。
「分かった」
そう言って俺達は幼稚園に行くと、結莉や茉莉、陽葵や菫に秋久と合流する。
全員揃うと教室に入る。
何も知らずに呑気に話している四宮や神谷にカミルやカミラ達リベリオンの連中がいた。
ちょうどいい事に今日は天気がいい。
「最初の一発くらいは結に譲ってやる」
その代わりその後は俺は手を出すなと茉莉が言う。
「茉奈の警護でもしてろ」
「菫、カミルとカミラは注意だよ」
「ああ、手筈通りにやるよ」
陽葵と菫も作戦を確認すると俺達はリベリオンの連中に近づく。
気づいた四宮が俺を見る。
「なんか用か?」
挨拶代わりに四宮を殴り飛ばした。
「何の真似?」
カミルが物騒な武器を持ち出す。
それを俺に振り下ろすのを茉莉と菫が止めていた。
茉莉は2丁拳銃で一撃を受け止め、菫がカミルを殴り飛ばす。
「結は茉奈から絶対に離れるな!」
そう言ってリベリオンとSHの乱戦が始まる。
俺に近づく馬鹿は秋久と朔が悉く退ける。
「物事には順番というのがあるんですよ」
「いきなり頭を狙うなんて虫のいい話あるわけないよな?」
しかし何もしないと言うのも退屈だ。
暴れている菫と陽葵を見て思いついた。
それもありか。
俺は思いついた能力を発動させる。
ただのライド・ギグのつもりだった。
だけど突然リベリオンと混乱に乗じてSHを襲撃していたFGの連中が叫び声をあげてのたうち回る。
何が起きたのか分からないのは結莉達も同じだったみたいだ。
「今のうちにやれ。そんなに長くは持たない」
「わ、分かった」
多分意識を保っている間が持続時間の限界だろう。
その間俺自身も無防備になる。
だが敵はその俺に手を出すことは絶対に出来ない。
出来たとしても秋久と朔がいる。
情報共有という能力は相手の能力を強制的にさらけ出すまでに進化していた。
その事を知った秋久と陽葵が能力を発動させる。
リベリオンやFGの悲鳴を聞いて保母さんたちが駆けつけたときには凄惨な光景が広がっていた。
ちょうど頃合いか。
能力を解除する。
泣き叫ぶガキどもに困惑する保母さんたち。
四宮やカミルも同じだった。
そんな二人に告げる。
「あんまりおいたが過ぎると痛い目を見るぞ。お前らのリーダーに伝えておけ」
そう言って保母さんの注意を受けようとすると急に体が重くなる。
さっきの能力の反動か。
意識を保つのに精いっぱいの俺を茉奈が支えてくれた。
「少し休んだ方がいいんじゃない?」
茉奈の言葉を最後に俺は眠りについた。
(2)
最初何が起きたか分からなかった。
突然目の前の敵が膝をつき悲鳴をあげ始めた。
そして頭の中に標的と標的の所持能力が一度に全部入って来る。
結莉や茉莉、多分僕や菫に陽葵も持っているライド・ギグとは明らかに違う能力。
結の能力なのだろう。
その能力をライド・ギグ・テラーと名付ける事にした。
それは味方の戦闘能力を引き上げ、情報共有を行い、かつ敵を対象に恐慌状態に陥らせるという多分作中最悪のチート。
その能力だけは陽葵の”貪欲”も僕の”模倣”も通用しないみたいだ。
それだけの強力な能力の反動はでかいらしい。
長時間の使用は厳しいみたいだ。
現にわずかな間の使用でさえ、結は今病室で眠っている。
「あの、結は大丈夫なんですか?」
結の母さんが医者に聞くと医者は笑っていた。
「幼すぎるという理由もあるかもしれないですけど、何か極度に疲弊することをしたんじゃないですか?」
要は過度の疲労による睡眠状態らしい。
ただ、医学的には幼い子供が使うには危険すぎる行動だ。
命を削ってるかもしれない。
極力控えるようにと注意を受けていた。
「結は何をしたの?」
結の母さんが聞くと僕がライド・ギグ・テラーについて説明した。
慌てて駆け付けた結の父さんも驚いていた。
「その能力はなるべく使わせないように注意しないとね」
じいじですらそう言わしめる危険な能力。
「で、秋久と陽葵は上手くいったの?」
じいじが聞いてくると僕と陽葵はにこりと笑った。
能力者の戦いはいかに優位な状況でその切り札を出すか。
相手にその能力を使わせないように戦うかが重要なのに、わざわざ使わせなければいけないと言う面倒な作業。
その事はカミル達も知っていた。
だから正直苦戦した。
それを覆したのが結。
強制的にその能力を暴く能力のお陰で何の被害も受けずに奪い取れた。
そんな話をしていると結の目が覚めた。
「ここどこ?」
「病院だよ」
茉奈が答える。
「あの後どうなった?」
「説明するのに苦労した」
そりゃそうだ。
完全い戦意を失って中には漏尿した園児もいる。
かといって全員殴り飛ばしたわけじゃない。
「勝手に泣きわめいてました」
茉莉や菫はそう主張していた。
そして保母さんは親を呼ぶ。
「んなことで一々呼び出すなといつも言ってるだろうが!」
昼ごはんが遅れて園舎が炎上してもしらねーぞと天音が言うけど、その炎上させる結が気を失っていた。
それを聞いた天音もかなり慌てていたけど。
「やっぱり空の子が最強なのか」
その程度の感想しかなかった。
「でも、これはやはり止めたほうがいいのでは」
結の母さんはそう言っていた。
「そうだね……」
じいじも険しい表情で結を見ている。
「結、この能力は間違いなくジョーカーだ。あとは言わなくても分かるよね」
本当に窮地に陥った時にだけ使いなさい。
こんな能力無くても結は一度に何人もの人間を”行方不明”に出来るのだから。
「分かった」
結も「これはきついからやめとくよ」と言っている。
「まあ、とりあえずは今日は目的は成功したみたいだし」
母さんが焼き肉屋に連れて行ってくれるらしい。
菫と陽葵は喜んでいる。
出だしは順調だとSHの中で話をしていた。
だから油断をしていたのかもしれない。
この後リベリオンは思わぬ反撃に出る。
夏休みが終わって今日からまた幼稚園に通う日々が始まる。
茉奈達が家にくると俺達も登園する。
「結、殺したらダメですよ」
まだ消してもダメだと父さんからも言われている。
今回はただの警告。
やりすぎてはだめだと母さんが言う。
「分かった」
そう言って俺達は幼稚園に行くと、結莉や茉莉、陽葵や菫に秋久と合流する。
全員揃うと教室に入る。
何も知らずに呑気に話している四宮や神谷にカミルやカミラ達リベリオンの連中がいた。
ちょうどいい事に今日は天気がいい。
「最初の一発くらいは結に譲ってやる」
その代わりその後は俺は手を出すなと茉莉が言う。
「茉奈の警護でもしてろ」
「菫、カミルとカミラは注意だよ」
「ああ、手筈通りにやるよ」
陽葵と菫も作戦を確認すると俺達はリベリオンの連中に近づく。
気づいた四宮が俺を見る。
「なんか用か?」
挨拶代わりに四宮を殴り飛ばした。
「何の真似?」
カミルが物騒な武器を持ち出す。
それを俺に振り下ろすのを茉莉と菫が止めていた。
茉莉は2丁拳銃で一撃を受け止め、菫がカミルを殴り飛ばす。
「結は茉奈から絶対に離れるな!」
そう言ってリベリオンとSHの乱戦が始まる。
俺に近づく馬鹿は秋久と朔が悉く退ける。
「物事には順番というのがあるんですよ」
「いきなり頭を狙うなんて虫のいい話あるわけないよな?」
しかし何もしないと言うのも退屈だ。
暴れている菫と陽葵を見て思いついた。
それもありか。
俺は思いついた能力を発動させる。
ただのライド・ギグのつもりだった。
だけど突然リベリオンと混乱に乗じてSHを襲撃していたFGの連中が叫び声をあげてのたうち回る。
何が起きたのか分からないのは結莉達も同じだったみたいだ。
「今のうちにやれ。そんなに長くは持たない」
「わ、分かった」
多分意識を保っている間が持続時間の限界だろう。
その間俺自身も無防備になる。
だが敵はその俺に手を出すことは絶対に出来ない。
出来たとしても秋久と朔がいる。
情報共有という能力は相手の能力を強制的にさらけ出すまでに進化していた。
その事を知った秋久と陽葵が能力を発動させる。
リベリオンやFGの悲鳴を聞いて保母さんたちが駆けつけたときには凄惨な光景が広がっていた。
ちょうど頃合いか。
能力を解除する。
泣き叫ぶガキどもに困惑する保母さんたち。
四宮やカミルも同じだった。
そんな二人に告げる。
「あんまりおいたが過ぎると痛い目を見るぞ。お前らのリーダーに伝えておけ」
そう言って保母さんの注意を受けようとすると急に体が重くなる。
さっきの能力の反動か。
意識を保つのに精いっぱいの俺を茉奈が支えてくれた。
「少し休んだ方がいいんじゃない?」
茉奈の言葉を最後に俺は眠りについた。
(2)
最初何が起きたか分からなかった。
突然目の前の敵が膝をつき悲鳴をあげ始めた。
そして頭の中に標的と標的の所持能力が一度に全部入って来る。
結莉や茉莉、多分僕や菫に陽葵も持っているライド・ギグとは明らかに違う能力。
結の能力なのだろう。
その能力をライド・ギグ・テラーと名付ける事にした。
それは味方の戦闘能力を引き上げ、情報共有を行い、かつ敵を対象に恐慌状態に陥らせるという多分作中最悪のチート。
その能力だけは陽葵の”貪欲”も僕の”模倣”も通用しないみたいだ。
それだけの強力な能力の反動はでかいらしい。
長時間の使用は厳しいみたいだ。
現にわずかな間の使用でさえ、結は今病室で眠っている。
「あの、結は大丈夫なんですか?」
結の母さんが医者に聞くと医者は笑っていた。
「幼すぎるという理由もあるかもしれないですけど、何か極度に疲弊することをしたんじゃないですか?」
要は過度の疲労による睡眠状態らしい。
ただ、医学的には幼い子供が使うには危険すぎる行動だ。
命を削ってるかもしれない。
極力控えるようにと注意を受けていた。
「結は何をしたの?」
結の母さんが聞くと僕がライド・ギグ・テラーについて説明した。
慌てて駆け付けた結の父さんも驚いていた。
「その能力はなるべく使わせないように注意しないとね」
じいじですらそう言わしめる危険な能力。
「で、秋久と陽葵は上手くいったの?」
じいじが聞いてくると僕と陽葵はにこりと笑った。
能力者の戦いはいかに優位な状況でその切り札を出すか。
相手にその能力を使わせないように戦うかが重要なのに、わざわざ使わせなければいけないと言う面倒な作業。
その事はカミル達も知っていた。
だから正直苦戦した。
それを覆したのが結。
強制的にその能力を暴く能力のお陰で何の被害も受けずに奪い取れた。
そんな話をしていると結の目が覚めた。
「ここどこ?」
「病院だよ」
茉奈が答える。
「あの後どうなった?」
「説明するのに苦労した」
そりゃそうだ。
完全い戦意を失って中には漏尿した園児もいる。
かといって全員殴り飛ばしたわけじゃない。
「勝手に泣きわめいてました」
茉莉や菫はそう主張していた。
そして保母さんは親を呼ぶ。
「んなことで一々呼び出すなといつも言ってるだろうが!」
昼ごはんが遅れて園舎が炎上してもしらねーぞと天音が言うけど、その炎上させる結が気を失っていた。
それを聞いた天音もかなり慌てていたけど。
「やっぱり空の子が最強なのか」
その程度の感想しかなかった。
「でも、これはやはり止めたほうがいいのでは」
結の母さんはそう言っていた。
「そうだね……」
じいじも険しい表情で結を見ている。
「結、この能力は間違いなくジョーカーだ。あとは言わなくても分かるよね」
本当に窮地に陥った時にだけ使いなさい。
こんな能力無くても結は一度に何人もの人間を”行方不明”に出来るのだから。
「分かった」
結も「これはきついからやめとくよ」と言っている。
「まあ、とりあえずは今日は目的は成功したみたいだし」
母さんが焼き肉屋に連れて行ってくれるらしい。
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