姉妹チート

和希

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Endless Waltz

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(1)

「久しぶりだね。こうやって2人でクリスマスを過ごすのは」
「そうだね」

 僕は家で翼とクリスマスを過ごしていた。
 子供達は友達と過ごすからと出かけている。
 まだ夜間の外出は物騒だからお止めと物騒な二人にどうして言えるだろう?
 しかし気になる事があったから翼に聞いてみた。

「やっぱり秋久がいないと寂しいと思ったりするのかい?」
「そうですね。でも子供っていつかはそうなる物だと覚悟してたから」

 いつまでたっても母親と一緒じゃないと嫌なんて言い出したら、母さんによって文字通り「戦場のクリスマス」になるだろう。
 幸いにも秋久はその辺は弁えているようだった。

「善明はどうなの?」

 菫達がいないとやはり寂しいですか?
 翼がそう聞いてきた。

「やっぱり父親だからね」

 だから空達と飲んだりしてる。

「それは止めるように美希達に言われたじゃない」
「まあ、そうなんだけどね」

 父さんと相談していた時も母さんが介入してきた。

「立派な娘に育ったんだから喜びなさい」

 母さんはそう言って笑っていた。
 しかし小さい頃から「殺すぞ!」と娘に言われ続けてもやはり娘は可愛い。
 立派に他の中学校の生徒を掃除するようになった。
 そんな娘の成長で正しいのかどうかは分からないけど。
 ちなみに今年もクリスマスプレゼントをあげた。
 毎年ねだっている銃弾と一緒に腕時計をプレゼントした。
 女の子の腕時計の好みなんて分からないから翼に相談した。
 しかしやっぱり翼と菫は違うようだ。

「……やけに貧相だな?これ防水とか耐熱とか防爆とか大丈夫なのか?」

 防水はともかく後の二つは菫に必要なのかい?

「……まあ、いいや。ありがとう」

 そう言って僕を見ずに部屋に戻って行った。
 それを咎めたりはしなかった。

「きっと喜んでるところを見せたくないのですよ」

 翼がそう言っていたから。
 ちなみに菫の要求はもっと違った。
 今年あたりバズーカあたりを要求するかと思ったら違う物だった。
 ある意味バズーカの方が良かったかもしれない。

「胸が欲しい。茉莉の半分くらいでいいから」

 無茶を言う。
 言っとくけど豊胸手術をする中学生なんてまずいないよ?
 困っていると翼が説得を始めた。

「これは空から聞いた話なんだけど」

 片桐家の男の子は良くも悪くもそういう事に全く興味を示さない。
 それでもテレビで水着姿やタオルを巻いてお風呂に入ってる場面を見ると興味深そうに見るそうだ。

「旦那様もそういうのに憧れるのですか?」

 だったら温泉宿にでも一泊行きませんか?と美希が聞いたそうだ。
 だけどやはり空は平常運転だった。

「なんで?」
「だってあの人胸が大きいから見とれていたのでは?」
「そうだよ?」
「パパもやっぱり大きい人が好きなの?」

 カミラが聞くと「翼のしか知らないから分かんない」と答えたそうだ。
 当然意味が分からないから空が説明した。
 
「あんなに大きいとお饅頭食べたくならない?」

 空にとって女性の胸よりも肉まんの方が興味あるらしい。
 それは結も同じだったそうだ。
 唯珍しいから見てるだけ。
 どうやったらあんなにタオルが外れたりしないんだろう?
 そこに興味があっただけ。
 それが好きかどうかは分からない。
 だって彼女のしか知らないのだから。
 冬吾も同じらしい。
 何が詰まっているんだろう?
 そんな風に唯珍しいから見てるだけ。
 男が皆胸の大きさで判断しているわけじゃない。
 菫だっていっしょだ。
 
「胸が大きくないから付き合えない」

 そんなセリフを口にした男子がまともに生きて行けるような優しい世界じゃない。

「正行は胸なんて気にしてないって事?」
「胸ばっかり気にしてる彼氏ってどうなの?」

 女性の先輩として菫に質問する翼。

「……確かにそうかも」
「見た目で選り好みする男なんてまともじゃないと母さんは思うよ。ちゃんと接して会話して気が合う人と付き合えばいい」

 もちろんデートの時くらいお洒落するんだから褒めて欲しい。
 そういう気配りが出来る男で胸ばかり気にする奴はまずいない。

「男の子って女の子から見たら不思議なの」

 そういう変なDVDを好むくせにいざ彼女と関係を持とうとすると躊躇ってしまう。
 した後にやたら妊娠してないか気にする男もいる。
 そんな風に言われると不安になって周期が狂ってしまう事も知らずに毎日の様に聞いてくる。
 一番不安なのは彼氏じゃない。
 女性が一番不安なのを理解していない男がいる。
 その不安はストレスとなってさらに来ない日が続く。
 だけど水奈の父親の誠さんですら当時大学生だった神奈さんがそんな事態になった時に神奈さんに言ったそうだ。

「心配するな。ちゃんと俺が二人を養ってみせるから」

 あの誠さんですら、自分のやってる事に責任を持とうとした。
 だから結婚してもいいと思えたんだろう。
 
「いい?見た目にごまかされたらいけないのは女の子も一緒」

 菫が一人で生きていけると思っていても世界はそんなに甘くない。
 だからいざという時に頼りになる男を生涯のパートナーに選びなさい。

「翼はパパがそうなのか?」
「ええ、そうよ。とても頼りになるの」

 そうでなかったら僕はきっと母親に殺されているね。

「……今夜はゆっくりできるから先にお風呂済ませてしまいませんか?」

 久しぶりの2人の聖夜か。
 それもいいかもしれないと思って先にお風呂に入った。
 お風呂から出てリビングに行くと美希がアニメを見ていた。
 まさか……。
 そのアニメを見るとやっぱり当たっていた。
 俗にいう鬱アニメ。
 ハートフル作品じゃない
 ハートフルボッコ作品だ。
 類にもれず世界が滅亡する。
 そのキャラの死に方もこの物語が生温いくらいに感じる程。
 そしてそういうアニメをなぜか翼は好んでいる。

「つ、翼や。お風呂空いたよ」
「これ見終わってからにします」

 久しぶりに策者にはめられた。
 あまり見ていても面白くないし、クリスマスに見るものじゃないので空にメッセージを送っていた。

「ああ、そのアニメなら美希がチャンネル変えたよ」

 どうしてクリスマスにこういうアニメを夫婦で見ないといけないの!

 美希にはそう言われたらしい。
 その美希の言葉を翼に伝えてやって欲しい。

「ねえ、善明。一つ提案があるんだけど?」
「なんだい?」
「来年になったら結や菫は高校生だろ?」

 彼女と過ごすか友達と過ごすか。
 どちらにしろ家にはいないだろう。
 だったら僕達もどこか飲みに行かない?
 翼と二人っきりよりその方が良いだろうし。

「しかしどうやって翼を説得するんだい?」

 クリスマスの聖夜に夫婦水入らずでいたいじゃないと悲惨なアニメを見ながら平然と言う翼だよ。

「それなら美希に頼むよ」
 
 それから少しして翼のスマホが鳴る。
 翼はそれを見てくすりと笑って返信していた。

「善明、来年のクリスマスイブなんだけど」
「何かあるのかい?」
「美希が結達ももう一人で勝手にやるだろうし親だけで集まらない?って」
「僕は問題ないよ」

 むしろその方が好都合だ。

「じゃあ、そうしますね」

 そう言って返信していた。
 アニメが終わって寝室のベッドに入る。
 そこで翼が突然言う。

「本当は空と飲むつもりだったんでしょ?」

 そういう口実を作っていたのか。
 さすが空だな。
 
「だめですよ。愛莉も言ってた。そういうのは母親も誘うべきだって」
「そ、そうだね。ごめんよ」
「いいよ。善明も苦労したもんね」

 そう言って思い出を語り合いながら翼とイブを過ごした。

(2)

「……うぅ」

 愛莉が悩んでいた。
 今日は渡辺班の年越しパーティ。
 
「まあ、あの子達も盛り上げるのに苦労してるのよ」

 そう言って愛莉を宥める恵美さん。
 そう、今年もF・SEASONやフレーズ達がステージに立っていた。
 空もフレーズ達を見て湧き上がっている。
 問題はそのステージにあった。

「Are you fuck'n ready?」

 そんな言葉を叫ぶ冬莉。
 もちろん結や茉奈もいる。
 今年はそれだけじゃなかった。

「あほになる気はあんのか、お前ら!」

 そう叫んで観客を煽る麻里さん。
 歌詞を作った段階でチェックを入れて「この曲は子供の前で歌ったらだめ」とか恵美さんが注意をしていたそうだが、煽り文句までは考えてなかった。
 それを注意する親は、空や翼でさえ盛り上がっているのだから天音達が気にするはずがない。
 問題はこれを聞いた結莉や茉莉、優奈や愛菜が真似をする事。

「まあ、いいじゃねーか。このくらい許してやれよ」

 カンナが誠と一緒にやって来た。

「優奈達は問題ないの?」
「あのさ、優奈の母親は水奈だぞ?」

 愛莉が聞くとカンナが答える。
 結莉や茉莉だって母親が天音なんだ。
 私達がとやかく言っても五月蠅いババアだって思われるのが関の山だ。
 さすがに高校入試を控えている歳の結莉達に何を言っても遅いだろう。
 だから諦めろ。
 私達だって一緒だったじゃないか。
 カンナがそう言っていた。

「でも……」
「大丈夫だって。結はライブはこんなもんだって理解してるし結莉も一緒だよ」

 結と一緒にいる時にどう立ち振る舞えばいいか理解している。
 だから問題はない。

「では茉莉や菫達は?」

 愛莉が聞くと僕は愛莉の頭を撫でて答えた。

「時間が必要だろうけど大丈夫だよ」

 天音や善明から聞いていた。
 ああ見えてこんな乱暴な彼女とずっと一緒にいてくれるんだろうか?
 あの子達だって天音と一緒だよ。
 いつまでも暴れていられるわけじゃないことくらいわかってる。
 だから正行や朔と上手くやれてるんだろ?
 ただ二人っきりの様子をあまり知られたくないから隠してるだけ。
 
「じゃあ、私の孫娘も大丈夫なのか?」

 カンナが聞いてきた。

「母親が水奈だから大丈夫だよ」

 その証拠にちゃんと彼氏を作ったじゃないか。

「それ誉め言葉なのか?」
 
 カンナは笑っていた。
 
「神奈の孫と言えば誠司郎ですよね……」

 愛莉が心配している。
 理由は雪だろ。
 だけど僕はそんなに心配する必要は無いと答えた。

「どうしてですか?」
「愛莉も瞳子も僕より長い時間雪達を見ているから気づいてると思ったけど?」
「え?」

 二人とも気づいてないようだ。
 男と女の違いなんだろうか?

「今の関係を見て何も感じない?」

 いつも一緒にいるようになった。
 雪が何かをする時も一緒にいるようになった。
 だから幼稚園で亜優って子が誠司郎の側にいても雪は気にしなくなった。
 もうそういう関係なんだよ。
 紅葉狩りの時に見ただろ?
 はっきり雪は誠司郎に好意を示している。
 後は時間の問題だろう。
 雪はもう自分の気持ちを誠司郎に示しているよ。
 周りから色々言わない方が良い。
 もうあの2人の中で物語は始まっている。
 じっくり見守っててやればいい。

「お前は相変わらず何でもお見通しなんだな」

 渡辺夫妻が来た。

「愛莉の気持ちだけは相変わらず分からないけどね」

 ぽかっ

「それはいけません!」

 愛莉に叱られた。

「で、どうなんだ?FGとかいう輩は?」
「あの子達は若いね」

 遠慮という言葉をトイレに流してきたみたいだ。
 やりたい放題にFGを痛めつけている。
 地元から一掃するのも時間の問題だろう。

「じゃあ、やっと終わるわけか?」
「まだだよ」

 フレーズのステージが終わって空達が戻って来た。

「まだってどういう事だ?」

 美嘉さんが空に聞くと空は答えた。

「地元を潰したくらいじゃまた元に戻る。完全に潰すまで止める気はない」

 そんなに時間をかけてもいられない。
 さっさとケリをつける。
 だから茜に頼んで警告した。
 茜は乗っ取っていたFGのネットワークにメッセージを残す。

「最後の一人を潰すまで私達は止めない。死にたくないならさっさと逃げ出しな」

 全員を相手にするのはさすがに面倒だと思っていた時に茜から連絡があった。
 FGのあらゆる支部が空中分解を始めたそうだ。
 SHに対抗するどころの話ではなくなった。
 組織の維持を図るのに精いっぱいらしい。
 だからそう警告してさらに揺さぶった。
 それでかなりの人間がFGを抜けるだろう。
 その後に頭を叩き潰せばすべて終わる。
 空はそう説明した。

「でもそれだとアルテミスや薔薇乙女とかいう連中はどうするんだ?」

 誠が聞いたら恵美さんが答えた。
 
「仕掛けてきたのは向こうだからね。私達も遠慮せずにつぶしてる」

 その勢力は目に見えて減っている。
 FG同様組織を維持するので精いっぱい。
 そこにFGという実働部隊が全滅したらもう地元にこだわる理由なんてなくなる。
 茜と純也はいつも連絡をしている。
 茜は天音にも情報を流している。
 それを恵美さん達に伝えて系列の企業に圧力をかけた。
 銀行だって抱えてる4大企業がその気になればそんなに難しいことじゃない。
 それどころかそんな物騒な団体の資金源になっていると純也が4課に情報を流す。
 当然ガサ入れが入る。
 そんな状況を重く見た連中はさっさと誠心会から手を引こうとする。
 アルテミスだろうが薔薇乙女が如何に恐ろしい組織だろうと茜にとっては関係ない。
 ありとあらゆる情報を引き出しては警察に流したり恵美さん達に渡したり特別にサイトを作って噂を流す。
 そのサイトに攻撃をしてきた相手をまた特定して新たな情報を引き出す。
 誠を除いたら茜に敵うハッカーなんてそんなにいない。
 同レベルの相手が一人いたところで菫や真香が加わると手に負えない。
 そうした情報もしっかり抜き取って純也に渡す。
 純也はその情報をサイバー犯罪対策課のある県警に渡す。
 ありとあらゆる方面からSHが畳みかけていく。
 それに対策するほどの労力を地元の為に使うのが得かどうかは相手だって考えるだろう。
 だからすでに撤退戦を張っていた。
 しかし空には関係ない。
 FG関係ならどこまでも追い詰めて最後の一人に止めを刺すまで止めないと言った。

「次が控えてるからね。FGだけに時間取るわけにいかないから」

 翼が言う。
 だけど愛莉がくすっと笑っていた。

「翼はまだいいけどもうすぐそれどころじゃなくなるわよ」
「どうして?」
「陽葵達もう高校生でしょ?」

 高校なんてあっという間だ。
 大学生だってすぐだって瞳子の時に気づいたはずだ。
 その先にあるのは結婚。
 善明も大変なんじゃないか?

「確かパパも私の時泣いたんだよね」

 翼が僕を見て笑う。

「それだそれ!なんでパパは私の時は泣かないんだよ!私がパパの子供じゃないのか!?」
「冬夜さんにとって初めての娘なんだからその分感情が入ったのでしょ?」

 しかも母さんの死や天音の結婚を目の当たりにして僕が心配していたのを愛莉は知っていた。
 そんな翼達に親として最後のプレゼントを与える事が出来た。
 だから泣いたんだろうと愛莉が言う。
 だけど天音は納得しない。

「その割には茜や冬莉だってそうだったじゃないか!」
「愛莉も悩んでいたよ」
「え?」

 天音も意外だったようだ。
 でも考えたら当然だ。
 家の中でやりたい放題やってたんだ。
 ちゃんと主婦をやれるのか心配になるだろう。
 そしてその不安が的中した。
 子供の世話から解放されたら孫の世話に駆り出されている。

「なるようになるよ」

 母親の茜達がそうだから心配はますます増える。
 しかし空は違う事を考えていた。

「あのさ、パパは”娘のオムツを替えていた時を思い出す”って翼に言ってたけど、僕はカミラに言えばいいの?」

 ぽかぽかっ

 愛莉と美希に小突かれていた。

「そんな事言って娘を困らせたらいけません!」
「また冬夜さんが妙な入れ知恵したんですね」
「まあまあ、空だって寂しいんだろ?」

 誠が割って入った。
 こういう時の誠は危険だ。
 そして不安は的中した。

「愛娘がどこぞの馬の骨とも知れぬ輩と寝るんだ。空だってやるせないよな……いてぇ!」
「お前は空まで巻き込むつもりか!」
「母さんから聞いたぞ!私の洗濯物漁っていたんだってな!」

 水奈も怒っているようだけど学は言いたい事があるらしい。

「お前実家だとそうなのか?」
「どういうことだ?学」
「ば、馬鹿!その話を今するのは止めろ!!」

 水奈が慌てている。
 学は容赦なく暴露していく。

「お前がそこまで堅物なら私だって意地がある」

 そう言って風呂から上がるとバスタオル一枚だけで歩き回るらしい。

「母親がそんな格好でうろついていて優奈達を叱っても説得力ないだろ!」
「天音の家だと普通だと言ってたぞ!」
「水奈……私でもそれはしなかった」

 天音が言う。
 そして誠がまたややこしくする。

「ふざけんな学!なんでその写真を送らないんだ!?」
「お前がふざけるな誠!?お前茉奈達にも同じ真似してるんじゃないだろうな!?」
「大丈夫だ。胸のサイズで悩んでいたら俺が慰めてやる」
「そういう意味じゃないだろこのど変態!」

 そうか、もうそんな段階にきてるんだな。
 楽しみだな。
 それよりも雪がこの先どうなるかの方が楽しみだったけど。
 まだもう少し物語は続くようだ。
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