優等生と劣等生

和希

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3rdSEASON

讃岐への旅路

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(1)

ピピピピ……。
アラームが鳴る。それを気だるそうに止め、時間を見る。
4時だ。そろそろ行かないと大変だな。
隣で寝ている愛莉を見る。すやすやと気持ちよさそうに寝てる。
いつもと逆だな。
このまま寝かせておいてやりたいような、気持ちよさそうな寝顔だったけど、そうもいかない。

「愛莉、起きて」
「う~ん……」

眠そうな声を上げる愛莉。そっと頭を撫でてやる。

「冬夜君……、まだ暗いよ?」
「朝早く出るって言ったよ」
「あ、そうだったね」

愛莉が起きると照明をつけて準備をする。
親が起きないようにそうっと玄関まで行って靴を履き扉を開ける。
外に出ると鍵をかけ車に荷物を積む。そして車のエンジンをかける。

「気をつけて運転してね」
「大丈夫だよ。昨日早く寝たし」
「うん」

コンビニで飲食物を補給し、高速に乗る。
日出JCTに向かう頃日が登り始めていた。

「綺麗~」

日出JCTから東九州自動車道に入ると北九州JCTまではまっすぐだ。
途中PAがあるけど止まらずに向かった。

まだ快適だ。
北九州JCTにかかる。

「ここは右車線に入るんだよ~」

可愛いナビが教えてくれる。
早朝の混まない時間のうちに進めるだけ進んでおきたい。
九州自動車道路に入り、暫く進む。
せめて本州に入りたい。
2時間ちょいで関門橋にさしかかった。
壇ノ浦PAで一旦休憩する。
愛莉が景色を撮影してる間、少し休んだ。
愛莉が買っておいた栄養ドリンクを飲みおにぎりを食べる。

「お待たせ~」

愛莉が戻ってくると、再び車は走り出す。
ここから先は中国道になる。
ひたすら東を目指す。
まだ、大丈夫みたいだ。
時計を見る、7時を回ろうとしていた、
まだ大丈夫かな?
山口JCTまで来た。

「ここは左だよ~」

山陽道に入り岡山までめざす。
広島に入る頃には若干交通量が増えてきた。
時計を見る、10時を回ろうとしていた。

「愛莉!お昼過ぎまで休憩なしで大丈夫か?」
「私は大丈夫だけど、冬夜君大丈夫?ずっと運転しっぱなしだよ」
「渋滞が始まるまでに行けるところまで行っておきたいから」
「う、うん」

お昼頃岡山県に入る。
さすがに少しずつ止まりだしてきた。
疲れてきたけどPAが混んでいて、入る気になれない。

「混んできたね」
「そうだな……」
「う~ん」

愛莉はCDをセットしていた。
軽快なJPOPのCDだった。

「少しリラックスしよっ!」

愛莉がかけた曲のお蔭か気持ちが少し楽になった気がする。

「ここまできたらもうあとはのんびり待つしかないよな」
「うん」

倉敷JCTから瀬戸大橋へ向かう。
さすがに疲れたので途中PAによった。
Uターンラッシュってすごいな。

「はい、これスポーツ飲料あと……お菓子持ってきたんだけど食べる?」

愛莉がお菓子を取り出す。
有難くいただいた。

「もうちょいだけど頑張れそう?それとも替わる?」
「大丈夫、ただ少し休憩させて」
「うん、ゆっくり休んで」

愛莉に言われた通り少し眠りについた。

(2)

お腹が空いて目が覚めた。
まずい、このままだと僕の方がエンプティだ。
車の方も大分やばいけど。


瀬戸中央道を抜け高松道に入ると高松中央インターで降りる。
SSを探して、給油する。
そしてホテルにチェックインする。

「おつかれさま~」

愛莉がホテルでマッサージをしてくれる。

「明日も朝早くに出ないとだね」
「そうだな」
「じゃあ、早くうどん食べてゆっくり休んでね」

あ、そうだ。うどん屋検索しないと?

「うどん屋さんならもう決めてあるよ」

へ?

「冬夜君が寝てる間に探しておいた」
「ありがとう」
「えへへ~。じゃ、いこ」

愛莉はホテルを出ると入口に待機してあるタクシーに乗り込む。

「うどん屋さんまでお願いします」
「はい、承知しました」

そう言うとタクシーは動き出した。

「冬夜君教習所で言われなかった?『運転は2時間で一回休憩』だって。今日は運転し過ぎだよ。慣れてない道運転するからもっと疲れるし。だから今日はもう運転はお休み」

愛莉はそう言ってにこっと微笑んだ。


うどん屋に入った。

基本はうどんを注文して天ぷら等をとって最後に精算するシステム。
某チェーン店と変わらない。
これでもかというほどトッピングつけて精算する。
愛莉は今日は怒らなかった。
そうだよね。お昼ごはん食べてなかったしね。
うどんを食べて二人で顔を見合わせる。
そして笑っていた。
確かに美味しいし麺のこしもあるんだけど。リーズナブルな値段でもあったんだけど。

香川まできて食べるほどの味か?

そんな疑問が頭に浮かんだ。
愛莉も同じだったらしい。

(3)

翌日午前4時。
ピピピピ……アラームが鳴る。
私はアラームを止めてそっとベッドを出た。
そして着替えをして化粧をすませる。
髪も軽くブラッシングしてから、準備完了。
それから冬夜君を起こす。
冬夜君朝だよ。

「ん、愛莉起きてたのか……今時間は!?」
「まだ5時前だよ、ゆっくり準備して」

私が先に準備したのは、準備に時間がかかるから。
冬夜君は比較的早いし、ギリギリまで寝させておきたかったから。
チェックアウトを済ませて、車に乗り込む。

「愛莉帰りは多分比較的空いてると思うし、広島で高速下りたいんだけど……」
「いいよ。で、尾道ラーメンと広島風お好み焼きどっちにするの?」
「うっ、お好み焼きがあったか……」

両方とか言わないでよね?

「……ここはラーメンで行っておくか……でもなぁ……」
「いいよ。ラーメンで」
「いいの!?」
「折角だもんご当地グルメ食べたいよね」
「ありがとう愛莉!」

高速に乗る前にまず朝食。

ファストフード店に寄り注文して店内で食べる?
ドライブスルー?
運転しながら食べさせるなんて危ない真似させられないよ。
慣れてる道ならともかく。土地勘もない場所では危険すぎます。
来た道を戻りながら広島市内まで。
広島市内でおりたらラーメン屋さんを探す。
大丈夫、ちゃんと調べておいたから。
ナビに電話番号を入力し検索開始。
地元ではめったに食べられない濃いめの醤油鶏スープにたっぷりある割にはそれほどくどくない背脂が特徴。麺は中麺のストレート。思ったほどスープが絡まない。
あっさり醤油系の美味しいラーメンだった。
そこから冬夜君は悩む。
国道2号線を通るか大人しく高速にのるか?
冬夜君の中では、答えが出てるのでしょ?
後は私の一言が欲しいんでしょ?

「冬夜君が行きたい方でいいよ。運転手にお任せします」

冬夜君の顔が明るくなる。
帰りは国道と有料道路を通りながら西へ進む。
山口に入る頃には日が暮れてた。
工場の照明がついて綺麗。
冬夜君が見たかったのはこれだったんだね。
そして帰りはトンネルを通って九州へ……ってその前に、下関でフグを食べることに。
こういうのって産地で食べると意外とリーズナブルな値段で食べられるんだね。
それでも結構な額になったのでそっと冬夜君の財布に私のお金を入れておいた。
あ、ヒレ酒は飲んでないよ。
もう、決めてあるんだ。冬夜君と初めて飲む場所。
まだ随分先の話だけど。
食べ終えると22時を回っていた。
関門トンネルを抜けて九州に。
福岡高速に乗って東九州自動車道に抜ける。
その時圧巻だった。道が2重3重に重なってる。
ビルとビルの間をくぐっていく。
前にも通ったけど。改めてすごいと感じた。
東九州自動車道に出ると最初のSAでコンビニに寄ってジュースとかを補給。
そのあとSSで給油。
あとは地元に向かってまっしぐら。
お疲れ様。冬夜君。

(4)

日出JCTを抜け別府の景観を見ると綺麗だなぁっていつも思う。
そして狭間インターを抜け次のインターを降りると、家まで間近だ。
時間は飛行機が始まる時間。
ゆったりとした音楽が流れ始める。

「愛莉今日は泊ってくのか?」
「冬夜君を起こすって大役がありますからね」

そう言ってくすっと笑う。

「今日はゆっくり休んで。また明日から学校だし」
「そうだな」
「楽しかったね5日間」

色々な意味で疲れたよ。

「知ってる?大学って夏休みが2か月近くあるんだよ?」

夏休み限定でバイトするかな……。

「バイトするなんて悲しい事言わないでね」

先手を打たれた。

「愛莉行きたいところとかあるのか?」
「神奈達と遊園地とか。あ、お盆休みは外してね」
「お盆は家でのんびりできるといいな」
「パパさん達が何も言わなかったら大丈夫だよ」
「渡辺班の招集あるかもな」
「それはしかたないね」
「愛莉……」
「はい」
「とりあえず車降りようか」
「うん」

そして荷物を下ろし家に帰る。
両親は寝てるみたいだ。

「お風呂無理そうだけどどうする?どこか銭湯行くか?」
「う~ん、ちょっと家に帰って浴びてくるよ」
「気をつけてな」
「冬夜君はどうするの?」
「明日の朝入るよ」
「それなら私もそうする~」

明日は2限目からだしね?と付け加えて。
だけどそんな問題は杞憂だったようだ。

こんこん

「冬夜帰って来たの?一言いいなさい。二人共疲れたでしょ?お風呂入っちゃいなさいな」

母さんがそう言った。

「どうする?入っちゃう?」
「……愛莉先入っていいよ」
「じゃ、お言葉に甘えて」

その間に、荷物を整理する。
四国まで行くの疲れたな。
関西に行くときは素直にフェリー使うか。
それとも素直に新幹線で行く?
まあ、夏の話だしいっか。

どたどた……

愛莉が戻ってきたらいい。

「お待たせ、冬夜君明日の朝洗濯するから洗濯物入れておいてね」
「うん、わかった。」

そして湯船につかる。
気持ちがいい。
風呂を出ると、愛莉がノートPCに向かってる。
うん、収入欄にいれた覚えのない数字が。
今日だ。

「愛莉どういう事?」
「うぅ……フグが思ったより安かったんだけどそれでも結構かかったから私から少し足しておいた」
「お金の心配はしなくて良いって」
「二人のお小遣いだよ?」
「……ありがとうな」

愛莉の頭を撫でてやる。

「うん」

愛莉は僕に抱き着く。

「今日は疲れたし早めに寝ようか?」
「そうだね」

二人はベッドに入り。照明を消す。

「おやすみ」
「おやすみなさい」

………
……


「あっ!」
「どうした愛莉?」
「小豆島行ってない」

言われてみればうどん食いに行っただけだったな。
愛莉と二人で笑っていた。

「また香川に行く理由が出来たね」
「そうだな」
「一度行ったから大丈夫だよね?」
「ああ、大体わかった」

「それじゃおやすみなさい」
「ああ、おやすみ」

こうして僕たちの大学生活初めての連休は終わった。
何もかもが新鮮で刺激的な生活だったけど。
これから先もいくつも思い出を作っていくんだろうな。
愛莉と共に……。
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