能覚人

ミライ164

文字の大きさ
80 / 101
〜第六章〜

矛盾

しおりを挟む
 まぁいいか。それにしても、矛盾点が思い当たる。

 「何故俺はあの時、減無の呪いの無の部分だけを使えたんだ?それに、何故その効力が続いたのか。」

 「簡単な話じゃ、お主言霊は知っておるか?簡単に言えば、言ったことが現実に起こる。今回のケースはちと違うが、お主体力が減るなとか思っておったじゃろ?そのせいじゃ。」

 言霊・・・、能力という超常的な力がある世界では当たり前なのかもしれないが・・・。

 「分かった、ありがとうな。」

 「また何かあったら、来るんじゃぞ~。」

 ハァ~、それにしても呪いがかかっていなかったとは・・・我ながら、あの時は凄かったんだな~。あっ、そろそろ集合時間だ。早くしないと!

 あの夢に出てきた、声は誰のだろう?どこかで聞いたことがあったと思うんだけどな~。ぼちぼち、思い出すか。
_______________________________________
 
 「ボスは、大喜びだ。私がボスになる日は、近いだろう。」
_______________________________________

 明日から、学能祭か・・・やっぱり休めないな。まぁ、それが退屈しない理由だと思うが・・・。プラマイゼロって事で、オッケーにしようか。

 さて、1日目は土律次高校か。

 とりあえず、変わった点がないか聞き込みしてみるか。

 「すみません、風制委員なんですけど最近変わった点とかありませんか?」

 「敬語はいいわよ。私は、只木野萃香。萃香で、良いわよ。」

 「分かった、萃香。俺は昴。」

 只木野・・・、全能祭の時に空気を操っていた選手か。

 「そうね、あると言ったらあるわ。最近うちの学校で、札律次魔の7伝承が流行ってるのよ。確か、嘘真言・霊土きょこうしんごん スピリットだったかしら。」

 嘘真言・霊土か・・・

 「分かった、ありがとう。」

 「そうだ!最近発見された謎の石板の写真があるんだけど、何か分からないかな?私にはさっぱり、分かんない。」

 どうして写真を持っているのかは、置いておいてどんなものだ?

 


 「読める・・・。」

 何故だかわからないが、読める。神王の子の遺伝子か?

 「我が生きた印をここに残す。我が生きた時代、それは2つから始まった。1つは命を司り、もう1つは知能を司った。創造主ではなく、与えた者が信仰された。1つは10の呪いを作り、もう1つは10の人を力に目覚めさせ共に戦った。2つはともに消え、後世へと命を託した。」
 
 なんだこれ?どっかで聞いたことがあるような・・・。

 「それって、神王と悪魔の戦いの伝承じゃない?」

 「でもなんで・・・何か関係があるといいんだが、まぁいい。今日はありがとう。調べてみるね。」

 「分かったよ。報告、待ってるから。」

 やっぱり、何かありそうだ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

『紅茶の香りが消えた午後に』

柴田はつみ
恋愛
穏やかで控えめな公爵令嬢リディアの唯一の楽しみは、幼なじみの公爵アーヴィンと過ごす午後の茶会だった。 けれど、近隣に越してきた伯爵令嬢ミレーユが明るく距離を詰めてくるたび、二人の時間は少しずつ失われていく。 誤解と沈黙、そして抑えた想いの裏で、すれ違う恋の行方は——。

復讐のための五つの方法

炭田おと
恋愛
 皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。  それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。  グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。  72話で完結です。

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
私は、夫にも子供にも選ばれなかった。 その事実だけを抱え、離縁を突きつけ、家を出た。 そこで待っていたのは、最悪の出来事―― けれど同時に、人生の扉がひらく瞬間でもあった。 夫は愛人と共に好きに生きればいい。 今さら「本当に愛していたのは君だ」と言われても、裏切ったあなたを許すことはできない。 でも、子供たちの心だけは、必ず取り戻す。 妻にも母にもなれなかった伯爵夫人イネス。 過去を悔いながらも、愛を手に入れることを決めた彼女が辿り着いた先には――

君への気持ちが冷めたと夫から言われたので家出をしたら、知らぬ間に懸賞金が掛けられていました

結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【え? これってまさか私のこと?】 ソフィア・ヴァイロンは貧しい子爵家の令嬢だった。町の小さな雑貨店で働き、常連の男性客に密かに恋心を抱いていたある日のこと。父親から借金返済の為に結婚話を持ち掛けられる。断ることが出来ず、諦めて見合いをしようとした矢先、別の相手から結婚を申し込まれた。その相手こそ彼女が密かに思いを寄せていた青年だった。そこでソフィアは喜んで受け入れたのだが、望んでいたような結婚生活では無かった。そんなある日、「君への気持ちが冷めたと」と夫から告げられる。ショックを受けたソフィアは家出をして行方をくらませたのだが、夫から懸賞金を掛けられていたことを知る―― ※他サイトでも投稿中

魔法使いとして頑張りますわ!

まるねこ
恋愛
母が亡くなってすぐに伯爵家へと来た愛人とその娘。 そこからは家族ごっこの毎日。 私が継ぐはずだった伯爵家。 花畑の住人の義妹が私の婚約者と仲良くなってしまったし、もういいよね? これからは母方の方で養女となり、魔法使いとなるよう頑張っていきますわ。 2025年に改編しました。 いつも通り、ふんわり設定です。 ブックマークに入れて頂けると私のテンションが成層圏を超えて月まで行ける気がします。m(._.)m Copyright©︎2020-まるねこ

生きるために逃げだした。幸せになりたい。

白水緑
ファンタジー
屋敷内に軟禁状態だったリリアは、宝物を取り戻したことをきっかけに屋敷から逃げ出した。幸せになるために。体力も力もない。成り行きに身を任せる結果になっても、自分の道は自分で選びたい。 2020/9/19 第一章終了 続きが書け次第また連載再開します。 2021/2/14 第二章開幕 2021/2/28 完結

愛とオルゴール

夜宮
恋愛
 ジェシカは怒っていた。  父親が、同腹の弟ではなく妾の子を跡継ぎにしようとしていることを知ったからだ。  それに、ジェシカの恋人に横恋慕する伯爵令嬢が現れて……。  絡み合った過去と現在。  ジェシカは無事、弟を跡継ぎの座につけ、愛する人との未来を手にすることができるのだろうか。

あの素晴らしい愛をもう一度

仏白目
恋愛
伯爵夫人セレス・クリスティアーノは 33歳、愛する夫ジャレッド・クリスティアーノ伯爵との間には、可愛い子供が2人いる。 家同士のつながりで婚約した2人だが 婚約期間にはお互いに惹かれあい 好きだ!  私も大好き〜! 僕はもっと大好きだ! 私だって〜! と人前でいちゃつく姿は有名であった そんな情熱をもち結婚した2人は子宝にもめぐまれ爵位も継承し順風満帆であった はず・・・ このお話は、作者の自分勝手な世界観でのフィクションです。 あしからず!

処理中です...