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〜第七章〜
驚
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私は、病院へと向かった。
診察後、先生と話していた。
「どうしたんだ、君の病気、完璧に治っているじゃないか。」
!?
「そんな、一体どうして・・・。」
「まぁ何にせよ、治ったのはいいことだ。まぁ、一応これからも、たまにでいいから見せに来てくれ。」
それにしても、誰が私を治したんだろう?少なくとも、昴君に助けられた後だということは分かる。
もしかして・・・私はバックの中から1つの袋を取り出した。
錠剤がない!?
まさか、今日の朝気づいたら部屋にいたけど、その間に飲まされたのか?
もしそうだとしたら、なぜ死んでいないんだろう・・・分からない。
「お困りのようだね。」
「貴方は、」
「あぁ、名乗ってなかったね。俺の名前は八雲 狛斗。昨日あったかも知れないけど、狛紀の兄だ。」
この人が、狛紀さんの兄さん。ん?どこかで見たことがあるような・・・あ!
「あの時の、」
「あっ、覚えててくれたんだ。」
でも、一体どうしたんだろう?
「実はね、妹に言われたんだ。君を救ってほしいと。言霊について知りたいんだろう?」
「まぁ、そうですが・・・。」
確かに、なぜ私が死んでいないのか知りたい。
「だったらさ、今から行かない?」
「え?」
「俺の能力を使って、過去へ行くのさ。さぁ、捕まって!」
そう言った瞬間、地面が急に光出した。
目を開けたとき、私は驚愕した。
~2008年~
「ここは・・・、」
「現代から、12年前の札律次島だ。ここで、言霊が研究されているらしい。」
ここは、炎爛火の拠点?
「さて、乗り込むとするか。」
「ちょっと待って、正面からでいいの?」
「あぁ、そのことね。大丈夫、いまここにいるのは僕たちだけ。まぁ、研究室には何人かいるけどダクトを通れば大丈夫。」
そうなのだろうか・・・でも、ここがあ本当に過去なら乗り込む以外に選択肢はない。
「分かった。」
「それは良かった、それじゃぁ行くよ。」
そして、私たちはダクトを伝って研究室の上まで来ていた。
「いいのか、本当に?」
「ええ、こうしないとこの子が無能力者になってしまう。」
研究者の声が、聞こえて来る。
「だが、これを使えば1時間で死んでしまうかも知れないんだぞ?」
「この子が、社会から蔑まされるくらいなら、殺してあげる方がまだマシよ。」
「そうか・・・、わかった。責任は、俺たち2人で取ろう。この実験がう上手く行くように、願うしかない。」
実験?言霊のだろうか・・・でも、これは情報になりそうだ。
「多分、この後に俺たちにとって重要なことがある。」
診察後、先生と話していた。
「どうしたんだ、君の病気、完璧に治っているじゃないか。」
!?
「そんな、一体どうして・・・。」
「まぁ何にせよ、治ったのはいいことだ。まぁ、一応これからも、たまにでいいから見せに来てくれ。」
それにしても、誰が私を治したんだろう?少なくとも、昴君に助けられた後だということは分かる。
もしかして・・・私はバックの中から1つの袋を取り出した。
錠剤がない!?
まさか、今日の朝気づいたら部屋にいたけど、その間に飲まされたのか?
もしそうだとしたら、なぜ死んでいないんだろう・・・分からない。
「お困りのようだね。」
「貴方は、」
「あぁ、名乗ってなかったね。俺の名前は八雲 狛斗。昨日あったかも知れないけど、狛紀の兄だ。」
この人が、狛紀さんの兄さん。ん?どこかで見たことがあるような・・・あ!
「あの時の、」
「あっ、覚えててくれたんだ。」
でも、一体どうしたんだろう?
「実はね、妹に言われたんだ。君を救ってほしいと。言霊について知りたいんだろう?」
「まぁ、そうですが・・・。」
確かに、なぜ私が死んでいないのか知りたい。
「だったらさ、今から行かない?」
「え?」
「俺の能力を使って、過去へ行くのさ。さぁ、捕まって!」
そう言った瞬間、地面が急に光出した。
目を開けたとき、私は驚愕した。
~2008年~
「ここは・・・、」
「現代から、12年前の札律次島だ。ここで、言霊が研究されているらしい。」
ここは、炎爛火の拠点?
「さて、乗り込むとするか。」
「ちょっと待って、正面からでいいの?」
「あぁ、そのことね。大丈夫、いまここにいるのは僕たちだけ。まぁ、研究室には何人かいるけどダクトを通れば大丈夫。」
そうなのだろうか・・・でも、ここがあ本当に過去なら乗り込む以外に選択肢はない。
「分かった。」
「それは良かった、それじゃぁ行くよ。」
そして、私たちはダクトを伝って研究室の上まで来ていた。
「いいのか、本当に?」
「ええ、こうしないとこの子が無能力者になってしまう。」
研究者の声が、聞こえて来る。
「だが、これを使えば1時間で死んでしまうかも知れないんだぞ?」
「この子が、社会から蔑まされるくらいなら、殺してあげる方がまだマシよ。」
「そうか・・・、わかった。責任は、俺たち2人で取ろう。この実験がう上手く行くように、願うしかない。」
実験?言霊のだろうか・・・でも、これは情報になりそうだ。
「多分、この後に俺たちにとって重要なことがある。」
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