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第2章
1.一人と一頭で向かう、町の中
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リディが向かっているのはフォルラビアという町だ。
このフォルラビアは、リディが三日前に商人たちと一緒に来た町に比べると一回り小さい。
さらには最初に到着した港街カブレイに比べると三分の一よりもっと小さい規模でしかない。
と、リディは先日まで一緒にいた布商人たちから聞いている。
「だけどフォルラビアには革や木工を扱う職人さんが多くいるんだって。きっと馬具もあるよ。運が良かったね」
マックロの首に抱き着いたままリディが言うと、馬具を着ける当のマックロは
『馬具ねえ……』
とため息まじりに呟く。
『あんなもので体を締め付けられるなんて、窮屈そうで憂鬱ですよ』
「ごめんね。だけど私は馬具がないと上手くマックロさんに乗れないんだよ。それに馬具はマックロさんにとっても必要だと思うんだ」
『私にとっても必要? どうしてです?』
「まず一つ目の理由はね。私が冒険者じゃない今は、マックロさんを普通の馬に見せなきゃいけないってこと」
魔獣を扱って良いのは冒険者だけ。これは、冒険ギルドの中で「テイマー」と呼ばれる職が廃れた今でも変わらない。そのため冒険者未満のリディがナイトメアを連れていると他の人たちに知られるわけにはいかないのだ。
「続いて二つ目の理由ね。これは私が冒険者になったあとのことだけど……マックロさんが人と一緒に暮らせる魔獣だと示さなきゃいけないから、かな」
人は馬に馬具を装着させる。その方が乗るのに楽だからだ。当然ながら馬型の魔獣にも対しても同じことをするだろう。
初めのうちは馬も馬具を嫌がるように、魔獣たちだって今のマックロのように馬具を嫌がるはずだ。それを冒険者たちは宥めすかして頼み込んで、あるいは脅して力づくで言うことを聞かせて、魔獣たちに馬具を着けているはず。そんな中で馬具を着けずに乗っていれば、人が魔獣を完全に支配できていないという証だとも取られかねない。
魔獣を扱う冒険者は文字通り「魔獣の手綱をきちんと握れていない」と判断されるだろうし、魔獣の方だって「人の言うことを聞かない」として危険視される可能性がある。
リディがそう説明すると、マックロは
『ふうむ』
と言って首を縦に動かした。どうやら頷いたらしい。首に抱き着いた腕が引っ張られたリディはマックロから落ちそうになって、必死に体勢を整える。
『あなたの言うことはもっともです。人には人の理屈があるのですから、今後は私も合わせていかなくてはなりませんね。何しろ、私は――』
マックロは傲然と首を上げる。
『人の世界で有名になるのですから!』
「うん、そうだね。一緒に頑張ろうね」
マックロの首に抱き着くリディは、やはり慌てて体勢を整えながら答える。
どうやらマックロはリディが首に抱き着いていることを失念しているか、あるいは気に留めていないらしい。やはり町についたら真っ先に馬具を手に入れる必要があるようだ。
本来なら閉門ぎりぎりに到着するはずだった次の町は、マックロのおかげでまだ日が高いうちに到着できる。店もまだやっているだろう。
「ほら、町の壁が見えて来たよマックロさん、約束、忘れてないよね?」
『約束? ……あ……え、ええ、もちろんですとも! 忘れてなんていません! ひひーん!』
マックロが魔獣だと人々に気づかれないよう、町の中では話をせずに馬のフリをする。
さっきした約束を、どうやらもう忘れていたようだ。
(まあでも、思い出してくれたならいいか)
リディはマックロの首筋を撫でる。馬とは違い、魔獣ナイトメアの体はひんやりと冷たい。
「よろしくね。私たちの今後は全部、マックロさんにかかってるから」
『なんと、私にですか!? それは緊張しますね。でも、私はばっちり馬の役をやりとげてみせます! 見ていてください、リディ! ひひーん! ひひひひーん! ひひ……』
あまり「ばっちり」とは言い難い、不自然な嘶きもどきを繰り返すマックロは鎧を着た屈強な守備兵を見た途端に口を閉じた。カブレイの港街で追われたことを思いだしたのかもしれない。
ぎこちない動き方になるマックロの首筋を「大丈夫だよ」の意を籠めて叩いてやり、リディは門を守る兵士に笑みを見せる。
「こんにちは。高いところからごめんね。一度降りたら乗れる自信がないから」
厳つい顔の男はちらりとリディを見た後、値踏みするような視線をマックロに向ける。背に乗ったままのリディはマックロの体が硬くなるのが分かった。
そよとも風が吹かない門前で、リディは黙ったままの守備兵が何か言うのを待つ。そんな中で沈黙に耐えかねたのか、マックロが小さく呟いた。
『ぶ……ぶひひん……』
途端に守備兵がぴくりと眉を動かす。槍を握る手に力を入れ、もう片方の手をマックロに向かって伸ばしてきた。
しかしその手がマックロへ届く直前に、リディは懐から取り出した木の札を押し込んだ。
「ごめんごめん。身分証を出すんだよね」
守備兵はニコニコしながら言うリディを見て、静かになったマックロを見る。やがて小さく息を吐いて、手の中の木札へ視線を落とした。その顔から訝しさは消えていないが、ひとまずマックロへのことは横に置かれたようだ。
「……見たことのない字だな」
「私の故国の文字だからね。裏面には訳したものが東方の共通語で書いてあるよ」
守備兵は黙って身分証を裏返す。どうやら彼は東方の共通語が分かるらしい。
「シハラ……知らん国名だ」
「東の端にある国なんだよ。紫禳人はあんまり国から出ないから、西方だと紫禳を知らない人の方が多いかもね」
「なのにお前はどうして西方へ来た?」
守備兵の眼光が力を増す。しかしこの程度ならリディは何の圧力も感じない。異母兄・鷹弘の視線はもっと厳しく、もっと鋭く、もっと冷たかった。
「母様を探してる。母様は西方の人でね、余所者を嫌う紫禳でずっと疎まれてた。そしてついに先日、ある人物の陰謀で国を追い出されてしまったんだよ。――ね、この町に私の母様は来なかった? 母様の名前はオレリア・グランジュ。年齢は三十八。腰までの金の巻き毛と、綺麗な水色の瞳を持った人だよ。もしかしたら今はまだ、私と同じような服を着てるかもしれない」
リディの言葉を聞いた守備兵は考えるそぶりを見せた後に答えた。
「……記憶にないな」
「そっか。残念」
リディが“嘘の中に真実を交えた話”をしたのはあくまで場を切り抜けるためであって、この町でオレリアが見つかると本気で思っていたわけではない。
しかし心のどこかでは期待していたのだろうか、リディの声には落胆の響きが含まれていた。それを感じ取ったらしい守備兵がふと笑んで、彼の雰囲気が和らぐ。
「オレリア・グランジュだな。気にしておいてやろう」
「ありがとう。もしもこの町に来たら、リディが探してたって伝えて」
頷いた守備兵がマックロに視線を移す。
「それにしても、馬具がない馬を町中で乗り回すのは感心しないな」
「だよね、ごめん。実はこの子とは少し前に友達になったんだ。群れから離れて草を食んでたから、試しに果物を出したら着いてきてね。思い切って乗ってみたら乗れたんで、せっかくだしここまで来ちゃった」
言って少し考え、リディは付け加える。
「どの馬も人に手入れされてる形跡がなかったから、放牧中の馬ってわけじゃないと思うんだけど」
「この周辺に大規模な馬牧場は無い。たまに野生馬の姿は見るから、おそらくそれだろうな」
守備兵はリディに身分証を返しながら、町の西の方向を指差す。
「これからもそいつに乗るつもりなら馬具を用意してやれ。向こうが革職人たちの居る区画だ」
「分かった、ありがとう」
リディはそっと「行こう」と囁く。
マックロはまだ緊張しているらしい。軋む音が鳴りそうなほどの固い動きで、ゆっくり、ゆっくり、町の中へ足を踏み入れた。
このフォルラビアは、リディが三日前に商人たちと一緒に来た町に比べると一回り小さい。
さらには最初に到着した港街カブレイに比べると三分の一よりもっと小さい規模でしかない。
と、リディは先日まで一緒にいた布商人たちから聞いている。
「だけどフォルラビアには革や木工を扱う職人さんが多くいるんだって。きっと馬具もあるよ。運が良かったね」
マックロの首に抱き着いたままリディが言うと、馬具を着ける当のマックロは
『馬具ねえ……』
とため息まじりに呟く。
『あんなもので体を締め付けられるなんて、窮屈そうで憂鬱ですよ』
「ごめんね。だけど私は馬具がないと上手くマックロさんに乗れないんだよ。それに馬具はマックロさんにとっても必要だと思うんだ」
『私にとっても必要? どうしてです?』
「まず一つ目の理由はね。私が冒険者じゃない今は、マックロさんを普通の馬に見せなきゃいけないってこと」
魔獣を扱って良いのは冒険者だけ。これは、冒険ギルドの中で「テイマー」と呼ばれる職が廃れた今でも変わらない。そのため冒険者未満のリディがナイトメアを連れていると他の人たちに知られるわけにはいかないのだ。
「続いて二つ目の理由ね。これは私が冒険者になったあとのことだけど……マックロさんが人と一緒に暮らせる魔獣だと示さなきゃいけないから、かな」
人は馬に馬具を装着させる。その方が乗るのに楽だからだ。当然ながら馬型の魔獣にも対しても同じことをするだろう。
初めのうちは馬も馬具を嫌がるように、魔獣たちだって今のマックロのように馬具を嫌がるはずだ。それを冒険者たちは宥めすかして頼み込んで、あるいは脅して力づくで言うことを聞かせて、魔獣たちに馬具を着けているはず。そんな中で馬具を着けずに乗っていれば、人が魔獣を完全に支配できていないという証だとも取られかねない。
魔獣を扱う冒険者は文字通り「魔獣の手綱をきちんと握れていない」と判断されるだろうし、魔獣の方だって「人の言うことを聞かない」として危険視される可能性がある。
リディがそう説明すると、マックロは
『ふうむ』
と言って首を縦に動かした。どうやら頷いたらしい。首に抱き着いた腕が引っ張られたリディはマックロから落ちそうになって、必死に体勢を整える。
『あなたの言うことはもっともです。人には人の理屈があるのですから、今後は私も合わせていかなくてはなりませんね。何しろ、私は――』
マックロは傲然と首を上げる。
『人の世界で有名になるのですから!』
「うん、そうだね。一緒に頑張ろうね」
マックロの首に抱き着くリディは、やはり慌てて体勢を整えながら答える。
どうやらマックロはリディが首に抱き着いていることを失念しているか、あるいは気に留めていないらしい。やはり町についたら真っ先に馬具を手に入れる必要があるようだ。
本来なら閉門ぎりぎりに到着するはずだった次の町は、マックロのおかげでまだ日が高いうちに到着できる。店もまだやっているだろう。
「ほら、町の壁が見えて来たよマックロさん、約束、忘れてないよね?」
『約束? ……あ……え、ええ、もちろんですとも! 忘れてなんていません! ひひーん!』
マックロが魔獣だと人々に気づかれないよう、町の中では話をせずに馬のフリをする。
さっきした約束を、どうやらもう忘れていたようだ。
(まあでも、思い出してくれたならいいか)
リディはマックロの首筋を撫でる。馬とは違い、魔獣ナイトメアの体はひんやりと冷たい。
「よろしくね。私たちの今後は全部、マックロさんにかかってるから」
『なんと、私にですか!? それは緊張しますね。でも、私はばっちり馬の役をやりとげてみせます! 見ていてください、リディ! ひひーん! ひひひひーん! ひひ……』
あまり「ばっちり」とは言い難い、不自然な嘶きもどきを繰り返すマックロは鎧を着た屈強な守備兵を見た途端に口を閉じた。カブレイの港街で追われたことを思いだしたのかもしれない。
ぎこちない動き方になるマックロの首筋を「大丈夫だよ」の意を籠めて叩いてやり、リディは門を守る兵士に笑みを見せる。
「こんにちは。高いところからごめんね。一度降りたら乗れる自信がないから」
厳つい顔の男はちらりとリディを見た後、値踏みするような視線をマックロに向ける。背に乗ったままのリディはマックロの体が硬くなるのが分かった。
そよとも風が吹かない門前で、リディは黙ったままの守備兵が何か言うのを待つ。そんな中で沈黙に耐えかねたのか、マックロが小さく呟いた。
『ぶ……ぶひひん……』
途端に守備兵がぴくりと眉を動かす。槍を握る手に力を入れ、もう片方の手をマックロに向かって伸ばしてきた。
しかしその手がマックロへ届く直前に、リディは懐から取り出した木の札を押し込んだ。
「ごめんごめん。身分証を出すんだよね」
守備兵はニコニコしながら言うリディを見て、静かになったマックロを見る。やがて小さく息を吐いて、手の中の木札へ視線を落とした。その顔から訝しさは消えていないが、ひとまずマックロへのことは横に置かれたようだ。
「……見たことのない字だな」
「私の故国の文字だからね。裏面には訳したものが東方の共通語で書いてあるよ」
守備兵は黙って身分証を裏返す。どうやら彼は東方の共通語が分かるらしい。
「シハラ……知らん国名だ」
「東の端にある国なんだよ。紫禳人はあんまり国から出ないから、西方だと紫禳を知らない人の方が多いかもね」
「なのにお前はどうして西方へ来た?」
守備兵の眼光が力を増す。しかしこの程度ならリディは何の圧力も感じない。異母兄・鷹弘の視線はもっと厳しく、もっと鋭く、もっと冷たかった。
「母様を探してる。母様は西方の人でね、余所者を嫌う紫禳でずっと疎まれてた。そしてついに先日、ある人物の陰謀で国を追い出されてしまったんだよ。――ね、この町に私の母様は来なかった? 母様の名前はオレリア・グランジュ。年齢は三十八。腰までの金の巻き毛と、綺麗な水色の瞳を持った人だよ。もしかしたら今はまだ、私と同じような服を着てるかもしれない」
リディの言葉を聞いた守備兵は考えるそぶりを見せた後に答えた。
「……記憶にないな」
「そっか。残念」
リディが“嘘の中に真実を交えた話”をしたのはあくまで場を切り抜けるためであって、この町でオレリアが見つかると本気で思っていたわけではない。
しかし心のどこかでは期待していたのだろうか、リディの声には落胆の響きが含まれていた。それを感じ取ったらしい守備兵がふと笑んで、彼の雰囲気が和らぐ。
「オレリア・グランジュだな。気にしておいてやろう」
「ありがとう。もしもこの町に来たら、リディが探してたって伝えて」
頷いた守備兵がマックロに視線を移す。
「それにしても、馬具がない馬を町中で乗り回すのは感心しないな」
「だよね、ごめん。実はこの子とは少し前に友達になったんだ。群れから離れて草を食んでたから、試しに果物を出したら着いてきてね。思い切って乗ってみたら乗れたんで、せっかくだしここまで来ちゃった」
言って少し考え、リディは付け加える。
「どの馬も人に手入れされてる形跡がなかったから、放牧中の馬ってわけじゃないと思うんだけど」
「この周辺に大規模な馬牧場は無い。たまに野生馬の姿は見るから、おそらくそれだろうな」
守備兵はリディに身分証を返しながら、町の西の方向を指差す。
「これからもそいつに乗るつもりなら馬具を用意してやれ。向こうが革職人たちの居る区画だ」
「分かった、ありがとう」
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