Rabbit bride 2085 第6話 雨の翔太郎

まろうど

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4 索敵の街

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古くからの言い伝えでは、鵺の姿は猿の顔、狸の胴体、虎の手足、蛇の尾となっている。

また、他の文献を見ると、胴体と手足が虎の場合もある。

それらを踏まえると、鵺とは特定の妖怪を指す名前ではなく、複数の妖怪の集合体を指す名前である可能性もある。

おそらく、結び付きやすい動物(妖怪)の種類もあるだろう。

時代と共に動物(妖怪)の組み合わせが変化しているのはそう言う事なのかもしれない。
(※この小説内の設定です)

ライオンの頭部、山羊の胴体、蛇の尾を持つ西洋のキマイラも、鵺と同種の妖怪かもしれない。

鵺が行動する時に暗雲が立ち込めるとの言い伝えがある。

暗雲がない時は、狸の化けた古屋の中に潜んでいるのだろうか❓

この街に潜む鵺は、その身体にサポートAIが埋め込まれていて、何者かにコントロールされている可能性がある。

そして、その鵺をコントロールしている者は何処にいるのか❓

うさぎと翔太郎は手分けして、狸の化けた古屋を探すことにした。

うさぎは街中を徒歩で探索。

翔太郎はトラックで郊外を探索。

時間は午前10時を少し回ったくらいだった。

柔らかな日差しが届く街中には、怪しい気配はまるでない。

そよ風が吹く、いいお天気だった。

うさぎが風のなかに鼻を突っ込んで、くんくんと匂いを嗅いでいる。

(何か気になる匂いがあったの❓)

うさぎの目が輝いている。

「ここは怪しい匂いがします❣️

甘くていい香りです💕」

うさぎが早足になった。

(うさぎちゃん、ここは違うよ💦)

うさぎが入ったのは和菓子屋さんだった。

「いらっしゃい。
おや❓
あまり見ない制服だね⁉️」

お店のご主人が声を掛けてきた。

セーラー服を着ているうさぎが、学校をサボったのかと心配しているのだろう。

「郊外学習でこの街の歴史を勉強しているんです。

引っ越して来たばかりなので、前の高校の制服なんです❣️」

うさぎの言葉に安心したご主人は、和菓子の試食を勧めてきた。

「なんですか、これは⁉️」

「かりんと饅頭だ。

外側はかりんとうのようにカリカリで、中には甘いあんこが入っているんだ」

爪楊枝に刺してある試食を頬張るうさぎ。

うさぎの目がまあるくなった。

「美味しい💕」

「こっちは味噌あんだ。
これも人気なんだよ」

「はむ❣️
美味しい💕」

めちゃくちゃ上機嫌なうさぎ。

「こしあんを3個。
味噌あんを2個ください❣️

ここで食べてもいいですか⁉️」

「もちろんだよ。

お茶、入れてあげるね」

ご主人も上機嫌だ。

かりんと饅頭を次から次へと頬張るうさぎ💕

(おいひー💕)

(うさぎちゃん、鏡見てごらん)

呆れた果てたkameの言葉に鏡を見るうさぎ。

「んふ(なに)⁉️」

鏡に映ったうさぎの顔は.....
ほっぺたが膨らんでいた💦

(まるでリスだね。
うさぎからリスに改名したら⁉️)

(大丈夫。
お茶で流し込むから❣️)

渋いお茶がまた美味しい🍵

「ご馳走様でした❣️」

満足して和菓子屋さんを後にするうさぎ。

「甘いものを食べた後は、さっぱりしたものが欲しくなりますね❣️」

(今度はなにを食べるの❓)

「内緒です❣️」

(捜査活動はどうするの❓)

「大丈夫です。
対妖物班のみんなは、絶対買い食いを楽しんでいる筈ですから」

きっぱり言い切るうさぎ。

「次はここの探索です💕」

うさぎが次に訪れたのは、七色のアイス=レインボーアイスのお店でした。

「この地域の運動会には必ず売ってるアイスなんだって❣️」

お店で買ったレインボーアイスを、歩きながら美味しそうに食べるうさぎ。

「喉が潤いますね❣️」

甘さ控えめなレインボーアイスは、運動のあとにちょうどいいアイスでした。

(運動してないじゃん💦)

「いいの。
これから運動する予定だから❣️」

街の中に空き家はたくさんあるけれど、狸の化けた古屋はなさそうだった。

(うさぎちゃん。
翔太郎さんから連絡が入ったよ)

「うさぎさん。
見つけたよ。

あいつ、ポンプ古屋に化けていたんだ。

場所を送ります」

「待って、翔太郎さん‼️」

(もう通信切れてるよ💦)

「早まった事を....

kameちゃん、最短コース指示して‼️」

うさぎが走り出す。

間に合うのか、うさぎ⁉️



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