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6 ブライドvs猿
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悪面の猿は、虎がやられてもブライドから視線を逸らさずにいた。
虎のことなど、まるで気にしていないようだ。
猿の身体中から生えた尾が、ゆらゆらと風に踊っている。
猿の後頭部に2本。
二の腕からそれぞれ1本。
背中からは8本だろうか。
それ以外も、身体の至る所から尾を伸ばせるのかもしれない。
ゆらゆらと揺れる尾は、突然伸びてブライドを捕まえるのだろう。
そうしたら、もう逃げる事はできない。
猿は醜い笑顔を浮かべて、ゆっくりと間合いを詰めてきた。
ブライドの身体に狙いを定めて、慌てずに、しかし確実に尾を伸ばすつもりだ。
捕まえてしまえば、虎の敗北も帳消しにできる。
猿には絶対の自信があった。
その猿が、不意に足を止める。
一瞬、虎に視線を移す。
ブライドの意識が虎に移った瞬間、5本の尾が高速で飛来した。
ブライドの首、手首、足首をそれぞれ拘束する。
これでおしまいだ。
瞬きする時間も与えず、5本の尾はブライドの身体を捉えて締め上げる。
ニヤけた猿の顔が、固まった。
「わたしはこっちですよ❣️」
可愛いらしいブライドの声が、猿の右側から聞こえた。
猿の尾は、何もない空を掴んでいた。
慌てて振り向く猿の顔を、ブライドが蹴り飛ばした。
だが、視線を絶対に外さない猿は、ブライドの足首を狙って尾を伸ばした。
今度こそ捕まえ....られない⁉️
「残念でした。
今度はこっちですね❣️」
猿の左側にブライドがいた。
弄ばれてる❓
人間の娘に❓
だったら、これならどうだ💢
全方位、全角度に無数の尾を伸ばしてやる。
数十本の尾を全身から伸ばす猿。
どんなにブライドの動きが素早くても、半径10メートル以内に存在する者は全て捕まえる。
これでおしまいだ💢
「残念でした。
もう終わりです❣️」
猿の頭は、ブライドの足に踏み付けられていた。
いつの間に....❓
《ライオット》
強烈な電撃に身体が動かない。
人間をばかすのが妖怪なのに、なんで妖怪が人間にばかされるんだ❓
猿の思考は、答えの出ないまま闇に沈んでいった。
サポートAIが入っている生き物ならば、ブライドは魔方陣を使って制御ができる。
風太郎が蛇の頭を喰い千切ってくれたおかげで、鵺用の魔方陣が完成したのだ。
実際は、猿は一歩も動いていなかった。
全て、ブライドが見せた幻覚だった。
虎と猿を倒した今、残るのは狸だけだ。
既に、狸にも魔方陣を打ち込んで身体の自由を奪っている。
ブライドが狸の前に立つ。
「狸さん、お座り❣️」
ブライドの言葉通りに、行儀良くお座りする狸。
「狸さん、伏せ❣️」
笑顔で伏せをする狸。
もう完全にブライドに飼い慣らされている。
「狸さんお利口さんですね❣️
じゃあ、最後にチンチンできますか⁉️」
褒められて喜ぶ狸は、前脚を上げてチンチンのポーズをとった。
「そのまま動かないでくださいね❣️」
狸の玉袋が、突然血飛沫を上げて吹き飛んだ。
ブライドが、得意の3連射で撃ち抜いたのだ。
「ぐぁ....」
狸の股間の血溜まりの中に、誰かが倒れていた。
人だ。
左腕と右の太ももに裂傷を負っている。
ブライドのkyu-biに撃ち抜かれていた。
鵺をコントロールしていた者は、狸の玉袋の中に隠れていたのだ。
「翔太郎さんは狸さんをお願いします。
わたしは、その人に用があります❣️」
翔太郎は狸を引きずり、離れた場所でトドメを刺した。
猿も同様に処分した。
「なぜ、俺がここにいると分かった❓」
男が血溜まりの中で声を発した。
「先日、古屋の中で捕まった時、人間の存在が検知できたからです」
あの時の魔方陣は、対人間用だった。
「あの時、お前の身体に植えた妖怪の種はどうした❓」
「翔太郎さんに取ってもらいました」
男は目を見開いて、ブライドと翔太郎を交互に見た。
「なぜお前たちは、妖怪の種に触れても、人間のままでいられるんだ❓」
ブライドは小さな声で答えた。
「元々妖怪の因子を持って生まれた者が、そんなモノの影響を受ける訳がありません」
男は、さらに大きく目を見開いた。
「あなたのデータの抽出は終わりました。
もう、さよならです」
うさぎのkyu-biに電脳を撃ち砕かれた男は、断末魔の痙攣をしながら、最後の言葉を吐いた。
「だから、美しいのか....」
虎のことなど、まるで気にしていないようだ。
猿の身体中から生えた尾が、ゆらゆらと風に踊っている。
猿の後頭部に2本。
二の腕からそれぞれ1本。
背中からは8本だろうか。
それ以外も、身体の至る所から尾を伸ばせるのかもしれない。
ゆらゆらと揺れる尾は、突然伸びてブライドを捕まえるのだろう。
そうしたら、もう逃げる事はできない。
猿は醜い笑顔を浮かべて、ゆっくりと間合いを詰めてきた。
ブライドの身体に狙いを定めて、慌てずに、しかし確実に尾を伸ばすつもりだ。
捕まえてしまえば、虎の敗北も帳消しにできる。
猿には絶対の自信があった。
その猿が、不意に足を止める。
一瞬、虎に視線を移す。
ブライドの意識が虎に移った瞬間、5本の尾が高速で飛来した。
ブライドの首、手首、足首をそれぞれ拘束する。
これでおしまいだ。
瞬きする時間も与えず、5本の尾はブライドの身体を捉えて締め上げる。
ニヤけた猿の顔が、固まった。
「わたしはこっちですよ❣️」
可愛いらしいブライドの声が、猿の右側から聞こえた。
猿の尾は、何もない空を掴んでいた。
慌てて振り向く猿の顔を、ブライドが蹴り飛ばした。
だが、視線を絶対に外さない猿は、ブライドの足首を狙って尾を伸ばした。
今度こそ捕まえ....られない⁉️
「残念でした。
今度はこっちですね❣️」
猿の左側にブライドがいた。
弄ばれてる❓
人間の娘に❓
だったら、これならどうだ💢
全方位、全角度に無数の尾を伸ばしてやる。
数十本の尾を全身から伸ばす猿。
どんなにブライドの動きが素早くても、半径10メートル以内に存在する者は全て捕まえる。
これでおしまいだ💢
「残念でした。
もう終わりです❣️」
猿の頭は、ブライドの足に踏み付けられていた。
いつの間に....❓
《ライオット》
強烈な電撃に身体が動かない。
人間をばかすのが妖怪なのに、なんで妖怪が人間にばかされるんだ❓
猿の思考は、答えの出ないまま闇に沈んでいった。
サポートAIが入っている生き物ならば、ブライドは魔方陣を使って制御ができる。
風太郎が蛇の頭を喰い千切ってくれたおかげで、鵺用の魔方陣が完成したのだ。
実際は、猿は一歩も動いていなかった。
全て、ブライドが見せた幻覚だった。
虎と猿を倒した今、残るのは狸だけだ。
既に、狸にも魔方陣を打ち込んで身体の自由を奪っている。
ブライドが狸の前に立つ。
「狸さん、お座り❣️」
ブライドの言葉通りに、行儀良くお座りする狸。
「狸さん、伏せ❣️」
笑顔で伏せをする狸。
もう完全にブライドに飼い慣らされている。
「狸さんお利口さんですね❣️
じゃあ、最後にチンチンできますか⁉️」
褒められて喜ぶ狸は、前脚を上げてチンチンのポーズをとった。
「そのまま動かないでくださいね❣️」
狸の玉袋が、突然血飛沫を上げて吹き飛んだ。
ブライドが、得意の3連射で撃ち抜いたのだ。
「ぐぁ....」
狸の股間の血溜まりの中に、誰かが倒れていた。
人だ。
左腕と右の太ももに裂傷を負っている。
ブライドのkyu-biに撃ち抜かれていた。
鵺をコントロールしていた者は、狸の玉袋の中に隠れていたのだ。
「翔太郎さんは狸さんをお願いします。
わたしは、その人に用があります❣️」
翔太郎は狸を引きずり、離れた場所でトドメを刺した。
猿も同様に処分した。
「なぜ、俺がここにいると分かった❓」
男が血溜まりの中で声を発した。
「先日、古屋の中で捕まった時、人間の存在が検知できたからです」
あの時の魔方陣は、対人間用だった。
「あの時、お前の身体に植えた妖怪の種はどうした❓」
「翔太郎さんに取ってもらいました」
男は目を見開いて、ブライドと翔太郎を交互に見た。
「なぜお前たちは、妖怪の種に触れても、人間のままでいられるんだ❓」
ブライドは小さな声で答えた。
「元々妖怪の因子を持って生まれた者が、そんなモノの影響を受ける訳がありません」
男は、さらに大きく目を見開いた。
「あなたのデータの抽出は終わりました。
もう、さよならです」
うさぎのkyu-biに電脳を撃ち砕かれた男は、断末魔の痙攣をしながら、最後の言葉を吐いた。
「だから、美しいのか....」
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