Rabbit bride 2085 第7話 強襲のブライド

まろうど

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4 MOSO VS ブライド

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警備ロボの電撃警棒を躱す動きが、そのまま警備ロボの顔面を狙うハイキックになった

ブライドの体重も速度も乗った強烈な蹴りが綺麗に決まった‼️

全ての動きが攻撃につながる.....超接近戦が得意な龍化八卦掌ならではの攻撃だ

だが...

警備ロボは、その衝撃を顔面で吸収していた

警備ロボの動きは止まらない

ブライドの動きを追従して、電撃警棒で攻撃を繰り出す

ブライドは神速の3連射を警備ロボの顔面に叩き込む

吹き飛ぶ警備ロボ

間合いを取り様子を見るブライド

警備ロボの顔面には複数のセンサーが組み込まれている

さすがに急所のはずだ

警備ロボは仰向けに倒れた勢いで持ち上がった脚を使い、ネックスプリングで起き上がった

意外にもいい動きをする

kyuーbiの直撃でもダメージはないようだ

(どういうこと❓
なんでダメージがないの、kameちゃん)

(おそらく、あのボディ形状が衝撃を吸収しちゃうと思うよ、うさぎちゃん)

警備ロボの身体は、竹を半分に割ったような構造をしている

頭も身体も手足もみんな、断面が「C」になっている

肩関節と股関節には3方向のモーターが組み込まれている

肘関節と膝関節は可動範囲の広い2重関節だ

首とウエストはフレキシブルチューブだ

樹脂でできた竹のような構造が、強い衝撃でしなる事でダメージを吸収しているのだ

なるほど、だから左腕に「MOSO」と書いてあるのか❣️

MOSO....孟宗竹のことだろう

ショボい作りだが、武器を持って戦うなら強敵だ

おそらく、銃とナイフを持たせることで、本来の性能を発揮するはずだ

ここでは警備が主体なので、電撃警棒で対応しているのだろう

(彼のバッテリーはどこ❓)

(残念ながら、小型のバッテリーしかないよ

この建物内ならば、非接触型の給電システムで電力を供給してもらっているみたいだよ)

(じゃあ、給電システムはどこにあるの❓)

(建物の方は壁の中にたくさんあるよ

MOSOの方は関節の剥き出しのモーターの周辺で受電しているよ

どっちもkyuーbiじゃ破壊できないよ💦)

(ならば、彼の電脳はどこ❓)

(おそらく、胸の中心だと思う

でも、あの構造だとkyuーbiも魔方陣も効きそうもないよ💦)

困惑するサポートAIに、ブライドは自信を持って答えた

「問題ありません❣️」

MOSOの電撃警棒を右足で蹴り上げるブライド

そのまま勢いを殺さず、左の後ろ回し蹴りでMOSOを床に叩き付ける

ブライドは左足で電撃警棒を持つ右手を踏み付け、MOSOの胸にkyuーbiを打ち込んだ

kyuーbiを打ち込んだ胸を右足で踏む

《ライオット》

電撃で動きが鈍るMOSO

「どうせすぐに再起動するんでしょ💕」

ウエディングドレスの短い裾を持ち上げて、下着のクロッチをずらすブライド

「はい、いい子にしてるんですよ❣️

今、塩水をあげますからね💕」

ブライドは楽しそうに、MOSOの胸におしっこを掛けた💦

「じゃあもう一回イキますね❣️

ちょっとビリってしますけど、頑張ってください」

MOSOの胸を右足で踏む

《おもいっきりライオット》

MOSOは断末魔の痙攣をして、少しだけ煙を吐いて静かになった

「今の録画されちゃったかな⁉️

ネットで動画を売られちゃったらどうしよう💦」

伝説の殺し屋、ブライドの素顔と性癖が世間にバレてしまう💦

(うさぎちゃんは嬉しいんじゃないの❓)

ブライドは顔を赤らめた

「ちょっとだけです💕」

ブライドが恥ずかしがったその時、通路の奥のドアが開いた

....⁉️

進入したMOSOが6体、ブライドを認識した

「見つかっちゃった💦」

今度のMOSOは電撃警棒を持っていない

6体とも右手に拳銃を持っている

S&W  M&P9 シールドだ

反動の少ない、軽量な拳銃だ

拳銃を持っていると言う事は、もう取り押さえるつもりはないのだろう

「どうしましょう⁉️

そんなにたくさんで来られても、もうおしっこは残っていません」

3体のMOSOが同時に発砲した

投降を呼びかけることもなく、威嚇射撃もなく、ただ正確にブライドの眉間を狙っていた

《ガーランド》

左腕の防御システムで銃弾を受けるブライド

弾丸の直撃は防いだが、その衝撃は防げない

弾き飛ばされるブライド

「きゃッ💦」

後ろの壁に背中から叩き付けられ、床に崩れ落ちるブライド

「ぅう.....」

強い衝撃に意識が朦朧としている

ウエディングドレスを着た美しい少女を、6体のMOSOが取り囲んだ

(起きて、うさぎちゃん)

もう、ブライドに逃げ場はない

(.....うさぎちゃん)

ブライドの意識は、ゆっくりと闇の中に落ちていった
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