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6月(決意)
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「俺、年明けくらいに寮を出ようと思ってるんだ」Dが言った。
月一の同期だけのキャンプ、さっきホタルの乱舞を近くの小さな川原でみてログハウスに戻り、お酒タイムのところだった。突然の話で、6人は固まった。
「えーっ、なんで!そんな寂しいよぉ!」Xが答える。が、皆、内心、今の楽しい生活を変わらず続けたい思いがありつつも、それが叶わない事も気付いていた。
同期として同じ会社に入社し、たまたま同じ寮に住まうことになり、仲良くなった七人。部署は違えど、辛い時に支え合ったり、情報交換したり、愚痴ったり、学生の延長のような時間を送ってきた。
「そうだなぁ~。ぼちぼち、そういうことも考えないといけないかもなぁ。寮に居られる年齢もあるし。」新しいビール缶を取りながらCも口を開いた。
「そーねぇ、そろそろ考える頃に来たのかも。」空を見つめてYが言う。
「引越し先はもう決めてるの?」Yが聞く。
「いや、まだ検討中。通勤が基準になるだろうから限られてくるけどね。」Dが答える。
「じゃあさ、みんなで同じマンションに住まない?」楽しげにZが身を乗り出す。
「なるほど、アリかも。」Cも微笑む。
それぞれが話を飲み込んでる間、沈黙が続き、「あくまでも、予定なんだけどね」と、Dが話題を閉じた。
「寮出てもさ、このキャンプとか飲み会は続けようよ。」Bは提案した。
「そうね、無くなるのは辛い。結構ここまで支えになってたから。」Xも賛成した。
月一の同期だけのキャンプ、さっきホタルの乱舞を近くの小さな川原でみてログハウスに戻り、お酒タイムのところだった。突然の話で、6人は固まった。
「えーっ、なんで!そんな寂しいよぉ!」Xが答える。が、皆、内心、今の楽しい生活を変わらず続けたい思いがありつつも、それが叶わない事も気付いていた。
同期として同じ会社に入社し、たまたま同じ寮に住まうことになり、仲良くなった七人。部署は違えど、辛い時に支え合ったり、情報交換したり、愚痴ったり、学生の延長のような時間を送ってきた。
「そうだなぁ~。ぼちぼち、そういうことも考えないといけないかもなぁ。寮に居られる年齢もあるし。」新しいビール缶を取りながらCも口を開いた。
「そーねぇ、そろそろ考える頃に来たのかも。」空を見つめてYが言う。
「引越し先はもう決めてるの?」Yが聞く。
「いや、まだ検討中。通勤が基準になるだろうから限られてくるけどね。」Dが答える。
「じゃあさ、みんなで同じマンションに住まない?」楽しげにZが身を乗り出す。
「なるほど、アリかも。」Cも微笑む。
それぞれが話を飲み込んでる間、沈黙が続き、「あくまでも、予定なんだけどね」と、Dが話題を閉じた。
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