ケチと言われた家康の代わりに豪遊してやろうと転生した結果。ただ単に貧乏なだけだった。

俣彦

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プロローグ

転生先を決めましょう

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所員:「お客様が希望される条件はございますか?」
私:「そうですねぇ……。これまでは大きなテナントの中に入って仕事をして来ましたので、折角ですので主になってみたいものですね……。」
所員:「主……と。ほかに加えたいことはありますか?」
私:「仕事柄。どうしても『経費』をうるさく言われますし。実際、黒字にするためには自分の残業代は……。みたいなところがありますので、入って来るお金を自由に使える立場が良いですね……。」
所員:「収入を自由に使ってみたい。と……。お客様は争いごとはお好きですか?」
私:「無事に戻ることは出来るのですよね?」
所員:「それが私の役目でありますので。」
私:「ならば刺激が欲しいので。」
所員:「争いごと『可』と……。それでしたら『第一次世界大戦の特需で大儲け。料亭の帰り。暗くて靴がわかりません。と訴える女中さんのために自らのポケットマネーに火を付ける風刺画のモデルとなった人物のその後』と言うのは如何でしょうか?」
私:「スタート地点がそこですか?」
所員:「そうです。人生の絶頂期から始めて頂くことになります。」
私:「その後、待ち受けている争いって、バブル後の日本と同じですよね。」
所員:「えぇ。借金の桁が振り切れ、別の意味で感覚がマヒしてしまうフリーフォールのアトラクションを体験することが出来ます。」
私:「私の力でどうこうすることが出来ない。構造不況真っ只中の日本で。踊らされた人の後始末をすることになるんですよね……。」
所員:「順当に行きますと、活路を見出すべく日本が用意しました樺太や満州に進出することになるかと思われます。」
私:「戦争を止めることの出来る立場ではありませんからね……。ちょっと厳しいかな?と思われます。」
所員:「……そうですか……。戦争を決めることの出来る立場で。となりますと……。インドに達したアレクサンダー大王と言うのは如何でしょうか?」
私:「部下が『もう勘弁してください。』と言った場所ですよね。アレクサンダーにおけるインドって……。」
所員:「部下の尻を叩くもよし。部下の訴えに耳を傾け国へ戻るもよし。選択肢はアレクサンダーになりましたお客様の考え1つであります。」
私:「続行と言った瞬間に乗っ取られそう……。」
所員:「……あまり宜しくないですか……。」
私:「そうですね。出来ればこれから発展していく人物とシチュエーションが良いですかね?」
所員:「それでしたら……これになりますか。徳川家康。」
私:「江戸幕府を開いた徳川家康ですか。で。スタート地点は……まさか尾張に売り渡された時では無いですよね。」
所員:「その段階ではまだ自由にお金は使えませんし、戦争を決める権限も当然ありません。お客様の希望されますシチュエーションと私共に依頼が来ているものとをすり合わせていきますと……。桶狭間直後。岡崎城に帰還を果たした徳川家康。ここからのスタートと言うのは如何でしょうか?西三河と言う限られた地域でありますが、入って来ました収入の使い道を決めることも出来ますし、家康はその後、東へと領土を拡げ。最後、天下を統一されたわけでありますので、そのためには当然戦争と言うものを避けて通ることは出来なかった。お客様の希望に沿うことが出来るか。と思われますが如何でしょうか?」
私:「スタートから大き過ぎず。かと言って酷い立場でも無い程よいところでありますね。ではこれでお願い致します。」
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