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プロローグ
転生方法
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所員:「『桶狭間直後の徳川家康』……っと。それではお客様を現地へと誘う転生方法を決めたいと思います。」
私:「複数の手段があるのですか?」
所員:「はい。1つのところに独占させてしまいますと、相手の言い値を押し付けられましたり、『ほかに出来る奴は居ないんだろ。』と納期を勝手に変更してきましたり、整備などがおろそかになり大きな事故に繋がってしまう危険性もございます。それを防ぐべく。我々は様々な方法で転生することが出来るよう準備しております。」
私:「その方法を決めるのは……私のポケットマネー……?」
所員:「先程も述べましたように私ども案内所が、転生されますお客様に対しお金を請求することは一切ございません。」
私:「ではどのような形で決めるのでありますか?」
所員:「それはお客様がこうなりたいと思われているものによりまして転生する方法を決めることにしております。ところでお客様は転生先であります徳川家康になりまして、どのようなことがしたい。と考えられておりますか?」
私:「そうですねぇ……。家康は、本人曰く『節約家』であるのに対しまして部下は『ドケチ』と見ていたそうであります。と言うことは家康の手元には大量の金銀財宝が眠っているに違いありません。その金銀財宝を。……そうですね……。秀吉のように大盤振る舞いしてみようではないか。日頃の私では出来ないことでありますので。折角金持ちのところに行くことが出来るのでありますから。……やってみたいな?と思っております。」
所員:「湯水の如くお金を使いたい……。それでしたら……こちらになりますでしょうか?」
私:(……普段乗ることが出来ないファーストクラスで行くことが出来るのかな?)
所員:「お客様には、民間のかたが打ち上げようと実験中であります、こちらのロケットに登場し、転生頂くことになります。」
私:「……ロケット……!?」
所員:「はい。こちらのロケットは現在。打ち上げました後、しばらくしますと不完全燃焼を起こします。」
私:「打ち上げ途中で不具合が発生するような代物のどこが安全なのでありますか?」
所員:「(聞こえないフリをして)その時の高度から落下した時に生じる衝撃が、丁度お客様が転生します458年前に移動するのに必要なエネルギーを発生させることになります。」
私:「そのロケット……失敗作ですよね。」
所員:「成功すればそのまま大気圏を突破することが出来ます。」
私:「え!!転生出来ない可能性もあるってことですか!?それ以上に落下した時の衝撃に私は耐えることは出来るのですか?」
所員:「2、3日全国のニュースで取り上げられることにはなるかと思われます。でも御安心を。人が乗っていることは内緒でありますからご心配なく。」
私:「落下しても私は大丈夫なんですよね。」
所員:(視線を左斜め上に送りながら口笛を吹く)
私:「……タダより高いもの無かったかも……?でもそれのどこが湯水の如くお金を使う人への転生方法になるのですか?」
所員:「見込んだ人。面白いと感じたものへの投資は惜しまない立派なかたがスポンサーになっておりますので。」
私:「……でもそのまま宇宙に飛び出してしまう危険性も……。」
所員:「それはそれで『成功』でありますので。」
私:「その場合、帰って来ることは?」
所員:「まだ周回軌道に乗るところまでは行っておりませんので、いづれ重力に負ける時が来ると思います。」
私:「その時逆噴射とかパラシュートとか付いているんですよね?」
所員:「それを希望されるとなりますと……別途オプション料金が発生することになっておりますし、……そこまでは飛ばない。あくまで458年前に転生することが出来ることを条件に我々は契約しておりますので。」
私:「ロケットとしては失敗ですよね。」
所員:「開発途上には失敗は付き物であります。一度や二度の失敗でくじけてはいけません。」
私:「(力説されても……)でも本当に458年前の高度で不完全燃焼が発生するんですよね……。間違って1547年の徳川家康に転生すると、尾張に売り飛ばされた場面から始まることになるんですよね。」
所員:「その危険性もゼロではありませんし、家康になるとも限りません。」
私:「そんな不安定なもので転生するのですか?私は……。」
所員:「定刻となりました。お客様。思う存分家康を満喫して来て下さい。」
こうして私は桶狭間直後の家康に転生することが出来ると言い張るロケットに乗り込むのでありました。
私:「複数の手段があるのですか?」
所員:「はい。1つのところに独占させてしまいますと、相手の言い値を押し付けられましたり、『ほかに出来る奴は居ないんだろ。』と納期を勝手に変更してきましたり、整備などがおろそかになり大きな事故に繋がってしまう危険性もございます。それを防ぐべく。我々は様々な方法で転生することが出来るよう準備しております。」
私:「その方法を決めるのは……私のポケットマネー……?」
所員:「先程も述べましたように私ども案内所が、転生されますお客様に対しお金を請求することは一切ございません。」
私:「ではどのような形で決めるのでありますか?」
所員:「それはお客様がこうなりたいと思われているものによりまして転生する方法を決めることにしております。ところでお客様は転生先であります徳川家康になりまして、どのようなことがしたい。と考えられておりますか?」
私:「そうですねぇ……。家康は、本人曰く『節約家』であるのに対しまして部下は『ドケチ』と見ていたそうであります。と言うことは家康の手元には大量の金銀財宝が眠っているに違いありません。その金銀財宝を。……そうですね……。秀吉のように大盤振る舞いしてみようではないか。日頃の私では出来ないことでありますので。折角金持ちのところに行くことが出来るのでありますから。……やってみたいな?と思っております。」
所員:「湯水の如くお金を使いたい……。それでしたら……こちらになりますでしょうか?」
私:(……普段乗ることが出来ないファーストクラスで行くことが出来るのかな?)
所員:「お客様には、民間のかたが打ち上げようと実験中であります、こちらのロケットに登場し、転生頂くことになります。」
私:「……ロケット……!?」
所員:「はい。こちらのロケットは現在。打ち上げました後、しばらくしますと不完全燃焼を起こします。」
私:「打ち上げ途中で不具合が発生するような代物のどこが安全なのでありますか?」
所員:「(聞こえないフリをして)その時の高度から落下した時に生じる衝撃が、丁度お客様が転生します458年前に移動するのに必要なエネルギーを発生させることになります。」
私:「そのロケット……失敗作ですよね。」
所員:「成功すればそのまま大気圏を突破することが出来ます。」
私:「え!!転生出来ない可能性もあるってことですか!?それ以上に落下した時の衝撃に私は耐えることは出来るのですか?」
所員:「2、3日全国のニュースで取り上げられることにはなるかと思われます。でも御安心を。人が乗っていることは内緒でありますからご心配なく。」
私:「落下しても私は大丈夫なんですよね。」
所員:(視線を左斜め上に送りながら口笛を吹く)
私:「……タダより高いもの無かったかも……?でもそれのどこが湯水の如くお金を使う人への転生方法になるのですか?」
所員:「見込んだ人。面白いと感じたものへの投資は惜しまない立派なかたがスポンサーになっておりますので。」
私:「……でもそのまま宇宙に飛び出してしまう危険性も……。」
所員:「それはそれで『成功』でありますので。」
私:「その場合、帰って来ることは?」
所員:「まだ周回軌道に乗るところまでは行っておりませんので、いづれ重力に負ける時が来ると思います。」
私:「その時逆噴射とかパラシュートとか付いているんですよね?」
所員:「それを希望されるとなりますと……別途オプション料金が発生することになっておりますし、……そこまでは飛ばない。あくまで458年前に転生することが出来ることを条件に我々は契約しておりますので。」
私:「ロケットとしては失敗ですよね。」
所員:「開発途上には失敗は付き物であります。一度や二度の失敗でくじけてはいけません。」
私:「(力説されても……)でも本当に458年前の高度で不完全燃焼が発生するんですよね……。間違って1547年の徳川家康に転生すると、尾張に売り飛ばされた場面から始まることになるんですよね。」
所員:「その危険性もゼロではありませんし、家康になるとも限りません。」
私:「そんな不安定なもので転生するのですか?私は……。」
所員:「定刻となりました。お客様。思う存分家康を満喫して来て下さい。」
こうして私は桶狭間直後の家康に転生することが出来ると言い張るロケットに乗り込むのでありました。
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