5 / 5
やっと
しおりを挟む
そんな想いに囚われながら過ごしていた。
そしていつの間にかウトウトとしていたオリビアは、いつの間にか寝てしまったようで、聞きなれない波音と周りの気配に違和感を感じて目を覚ます。
扉を開けて入ってきたのは、トウゴの声で4年ぶりにみるトウゴが、現れた。
「トウゴ…」
それ以上の言葉が続かず声を殺して泣くオリビアを抱き寄せるとトウゴは、「ごめん…」と優しく背中を撫で慰めた。
あの戦況下、凄惨さから死体を断定できない為、状況から本人と確認ができないままであったがトウゴは、死亡とされた。
しかし、事実は、政敵による暗殺があまり頻繁に起こり、命の危険からある暗殺を機に対外的に死んだ事にして、姿を消すことにした。
そして、顔を隠して普段から親交のあった地方の貴族と共に私兵を率いて戦乱を終わらせることにした。
戦時中、地方から指揮をとり戦争を終わらせた男とは、トウゴのことだったのだ。
なんとか国を正常化に向けていた頃、情報師の友人からオリビアの縁談話を聞く。
16才になるオリビア。
会えなくなってから4年、すでに時間が残されていないことに焦ったトウゴのとった行動がオリビアを離宮から連れ出す事だった。
まあ、一種の誘拐だな…。
頭に手をかきながら少し情けなそうに言うトウゴの姿に。
「ありがとう…」
会いに来てくれて連れ出してくれてありがとう…。
まだ当面、国は落ち着きなく、荒れているけれど一緒に来てほしい。
と、トウゴの言葉に頷く事しかできなかった。
抱きしめてくれるトウゴの腕の中で聞く、その言葉はとても幸せを運んでくれたから。
後に軍事に重きをおいた国は、人に重きをおいた国と言われるようになる。
想いを抱き続けた二人は、争いを失くし、人の想いこそ大事であり生きる上で糧であるとして国の指針とした…。
オリビアは膝にのせた我が子に読み聞かせをしていた。
それは昔、読んだことのある物語。
物語には書かれていない続きがあることを…。
幸せになっているかもしれないと願いをこめて語りだす…。
こんな感じです。
そしていつの間にかウトウトとしていたオリビアは、いつの間にか寝てしまったようで、聞きなれない波音と周りの気配に違和感を感じて目を覚ます。
扉を開けて入ってきたのは、トウゴの声で4年ぶりにみるトウゴが、現れた。
「トウゴ…」
それ以上の言葉が続かず声を殺して泣くオリビアを抱き寄せるとトウゴは、「ごめん…」と優しく背中を撫で慰めた。
あの戦況下、凄惨さから死体を断定できない為、状況から本人と確認ができないままであったがトウゴは、死亡とされた。
しかし、事実は、政敵による暗殺があまり頻繁に起こり、命の危険からある暗殺を機に対外的に死んだ事にして、姿を消すことにした。
そして、顔を隠して普段から親交のあった地方の貴族と共に私兵を率いて戦乱を終わらせることにした。
戦時中、地方から指揮をとり戦争を終わらせた男とは、トウゴのことだったのだ。
なんとか国を正常化に向けていた頃、情報師の友人からオリビアの縁談話を聞く。
16才になるオリビア。
会えなくなってから4年、すでに時間が残されていないことに焦ったトウゴのとった行動がオリビアを離宮から連れ出す事だった。
まあ、一種の誘拐だな…。
頭に手をかきながら少し情けなそうに言うトウゴの姿に。
「ありがとう…」
会いに来てくれて連れ出してくれてありがとう…。
まだ当面、国は落ち着きなく、荒れているけれど一緒に来てほしい。
と、トウゴの言葉に頷く事しかできなかった。
抱きしめてくれるトウゴの腕の中で聞く、その言葉はとても幸せを運んでくれたから。
後に軍事に重きをおいた国は、人に重きをおいた国と言われるようになる。
想いを抱き続けた二人は、争いを失くし、人の想いこそ大事であり生きる上で糧であるとして国の指針とした…。
オリビアは膝にのせた我が子に読み聞かせをしていた。
それは昔、読んだことのある物語。
物語には書かれていない続きがあることを…。
幸せになっているかもしれないと願いをこめて語りだす…。
こんな感じです。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます
おぜいくと
恋愛
「あなたの秘密を知ってしまったから私は消えます。さようなら」
そう書き残してエアリーはいなくなった……
緑豊かな高原地帯にあるデニスミール王国の王子ロイスは、来月にエアリーと結婚式を挙げる予定だった。エアリーは隣国アーランドの王女で、元々は政略結婚が目的で引き合わされたのだが、誰にでも平等に接するエアリーの姿勢や穢れを知らない澄んだ目に俺は惹かれた。俺はエアリーに素直な気持ちを伝え、王家に代々伝わる指輪を渡した。エアリーはとても喜んでくれた。俺は早めにエアリーを呼び寄せた。デニスミールでの暮らしに慣れてほしかったからだ。初めは人見知りを発揮していたエアリーだったが、次第に打ち解けていった。
そう思っていたのに。
エアリーは突然姿を消した。俺が渡した指輪を置いて……
※ストーリーは、ロイスとエアリーそれぞれの視点で交互に進みます。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
とっていただく責任などありません
まめきち
恋愛
騎士団で働くヘイゼルは魔物の討伐の際に、
団長のセルフイスを庇い、魔法陣を踏んでしまう。
この魔法陣は男性が踏むと女性に転換するもので、女性のヘイゼルにはほとんど影響のない物だった。だか国からは保証金が出たので、騎士を辞め、念願の田舎暮らしをしようとしたが!?
ヘイゼルの事をずっと男性だと思っていたセルフイスは自分のせいでヘイゼルが職を失っただと思って来まい。
責任を取らなければとセルフイスから、
追いかけられる羽目に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる