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新たな入場者
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何故?
この方がここに居られる?
この場所に決して現れることのない人物の登場に。
通常では決して相対する事はないそんな遠い存在の方が目の前にいる事実に驚愕のあまり彼らは言葉を失う。
扉の前にしゃがんだまま任務を放棄していた案内係を前にして彼は再度問う。
「何をしている」
「あの…」
それを放置していた同僚の男も慌てて敬礼しながら取り繕うに答える。
「はっ。場内を見回していました」
「そんな恰好でか?」
「はい。申し訳ありません」
「…入場は間に合うと聞いたが…」
少し不安そうな表情で尋ねられ案内係は我に返った。
同僚も同じだったようでさっと立ち上がると答えた。
「え?あ、はい、残り時間はあまりありませんが入場は可能です」
ドアにへばりついていた案内係に目線で即すと少しドアを開けて告げる。
「そうか。間に合ったか…」
薄く開けたドアの向こうを見ながら終わっていない事に安堵したようだ。
「あの、今日はどのような…」
「ああ。もちろん。参加するために」
「え?参加ですか…?閣下が?」
あっ、しまった。
閣下と呼ぶのはまずかったか…。
彼が眉を顰めた…。
「…ああ」
低い声で言い切られよけい混乱する。
何故?と。
この方は大層オモテになられ決してこんな(婚活パーティー)場所に来るような方ではないのに…。
思わずドアの前に立つ案内係と目を見合わせた。
…しかし。
どういう方であっても参加者として来られたのであればきちんと案内するのが案内係の任務であった。
戸惑いながらも任務は続行する。
この方がここに居られる?
この場所に決して現れることのない人物の登場に。
通常では決して相対する事はないそんな遠い存在の方が目の前にいる事実に驚愕のあまり彼らは言葉を失う。
扉の前にしゃがんだまま任務を放棄していた案内係を前にして彼は再度問う。
「何をしている」
「あの…」
それを放置していた同僚の男も慌てて敬礼しながら取り繕うに答える。
「はっ。場内を見回していました」
「そんな恰好でか?」
「はい。申し訳ありません」
「…入場は間に合うと聞いたが…」
少し不安そうな表情で尋ねられ案内係は我に返った。
同僚も同じだったようでさっと立ち上がると答えた。
「え?あ、はい、残り時間はあまりありませんが入場は可能です」
ドアにへばりついていた案内係に目線で即すと少しドアを開けて告げる。
「そうか。間に合ったか…」
薄く開けたドアの向こうを見ながら終わっていない事に安堵したようだ。
「あの、今日はどのような…」
「ああ。もちろん。参加するために」
「え?参加ですか…?閣下が?」
あっ、しまった。
閣下と呼ぶのはまずかったか…。
彼が眉を顰めた…。
「…ああ」
低い声で言い切られよけい混乱する。
何故?と。
この方は大層オモテになられ決してこんな(婚活パーティー)場所に来るような方ではないのに…。
思わずドアの前に立つ案内係と目を見合わせた。
…しかし。
どういう方であっても参加者として来られたのであればきちんと案内するのが案内係の任務であった。
戸惑いながらも任務は続行する。
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