遥かなる悠久の流れの中で俺は生きた。

kitahara

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走る。

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「リーアー」

おじいちゃんの大きな声が追いかけてくるように聞こえて。


やばい。やばい。やばい。早く隠れなちゃ。



「どこかっはやく」

「うーん…取り敢えず…あっち」


指し示した方向に何の説明もなく駆け出したこたろー。

え?

見る見るうちにその姿は、小さくなる。


ちょっと待って…こたろー!

…速い。


思わず感心してしまう位こたろーの足は速かった…。


ガタガタッ…バッタァーン。ズガッン。

すごい音共に

「リーアー」

背後から迫りくる声。




自分の置かれている状況を瞬時に思い出し、見えなくなった彼の後に続いて一気に走り出した。



おじいちゃんが追いかけて来ないか気が気じゃなくて…とにかく走る。走る…。

直ぐに息が上がる。…。…歩く。



息も切れ切れに叫ぶ。

「ひ―…こたろー…むり」

どれだけ走ったのか。

「ねえ…こたろーー」

答えもなくて見回してもいなくて不安になって置いて行かれたのか…泣きそうになる。

「こたろー…?」


かなり先で…やっと走るのを止めたこたろーが、リアの声を聞きつけて戻って来てくれたらしく、姿を現した。


力尽きた私は、その場に倒れこむ。


少しも息も切らせず、平然としたこたろーがすぐ傍に座り込んで。

淡々とした声で冷たい言葉をはいた。


「リア…体力なさすぎ」

悪かったね!心の中で毒づきながら、息が乱れて顔も上げられないままの私は。

「こたろー…」

不満の思いを、声に乗せる。

「なに」

そんな事なんか気にしないこたろーは、更に冷たい声で、私の後頭部に、自分の不満を突き刺した。



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