遥かなる悠久の流れの中で俺は生きた。

kitahara

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人生の方向

人生…いろいろ  2

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後日、酒も抜けた肌つやのいい俺が現れると、何故か、狂喜するスタッフにドン引きする。

…そんなになり手がいなかったのか……?

 胡乱な目で見る俺に後輩は、苦笑して彼らを落ち着かせていた。

まず、データを採る前に精密検査を受けさせられた。

 何事もなく平穏な日々を送る俺に後輩が電話の向こうで悲痛な声で呼びつける。

……幸運か、不幸中の幸いか…検査の結果。


 人生残り僅かの俺の頭の中に腫瘍が見つかった。


 医者の不養生とは、よく言ったもので手の施しのない程進行していたようで手術も出来なかった。

 痛みも自覚症状さえなかった俺にとっては、正に青天の霹靂だったが意外とすんなりと事実を受け入れる。

そんな俺とは対照的に、こんなものを偶然の再会で視つけてしまった後輩は、なんでもっと…早く、と憤っていたが…。


まあ、それなりの人生…有意義な生活を送ってきたのだから思い残す事もあまりなく、悔しいという思いもない。

それに、新薬の実験にはもってこいだろうから、いいとしようと笑って言うとそれがまた彼にとっては、嫌らしく悔しそうに泣いていた。

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