遥かなる悠久の流れの中で俺は生きた。

kitahara

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人生の方向

人生…いろいろ   5

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遥か記憶も不確かな昔、以前とは違い、戻った時、元の場所元の時間ではなく、3日後でかなり離れた場所。

向こうではどう見積もっても半年はいた感覚があったと思う…。

しかし、こちらではたった3日間。

ただ依然と明らかに違っていた事が。


髪が少し伸びて身体中を傷だらけにして満身創痍での帰還だった。

けれど不思議と致命傷はなく、疲労混狽だったらしく眠り続けて一週間後には回復なしたらしいが…。


捜査事件になってもおかしくない事案だが、当時は戦時中で拉致られたのか捕虜とされたのかよく判らない状況でどうする事も出来なかったという。しかも記憶も曖昧だった所為で、ただ単に行方不明とだけされた。


当時の俺は、早く…早く戻らないと。とうわ言を言っていたらしい。

記憶が抜け落ちたのかないので…なんとも言えない。

非常時下でのいきなり消えた俺を周りは、心配したようだが、なんせ戦時中の事。

時間経過と共に周囲も落ち着き、不思議な体験として終わる。


深く、気にして生きる余裕も暇もなかった。

ただ、無事に戻ったと、喜んでくれていた。

そうしているうちに、終戦を迎え、外国の手が入りながら荒れた国は復興へと向い時の流れと共に、なりふり構っていられない時代は、人の底力を見せつけるように徐々に発展を遂げていく。

そんな厳しい世相の中で、身内を失っていた俺は、貧乏でどん底な生活を送っていた。

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