WhiteResistdoctor

カフェオレ

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あそびましょ

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「はい。亘日々句です。本名は」
 顔を真っ赤にした亘君は名乗り上げようとした。
「亘君で良いですよ♡診察に入りますね。やっぱり、人気が出て来たから、少し疲れたんで、すね?んッ!」
 亘君の、唇が乱暴に私の唇に重なる。何故?触れて乱暴に、噛みつかれる。男性医師や看護師が何事かと騒ぐ。
「僕。先生が好きなんです。簡単に手に入れたくて。態とやりました。ごちそうさまでした」
 女性の看護師がうっとりと、目を白黒させて。橘先生が内線電話で第一病棟へ連絡しようとするのを留めた。
「武田、それで良いのか!性暴力だ。済まない、私が居ないばかりに」 

 吉田稲穂が唇を手で抑えて、真っ青な私に温かな柚子茶を渡した。
「先生。亘は病棟へ連れて行きます」
 そう言う稲穂に、橘先生は私の唇をウェットティッシュで拭き取り言った。
「いなち、待って下さい。君、いきなり先生の唇を奪うなんて新しい遊びか何かかな。何か困ってるですね、言って見て下さい。何もしないから」
 亘が冷静沈着になり、俯いて応えた。
「僕はあのお姉さんみたいな作家になる!両親に裏切られた僕を助けてくれたお姉さんみたいに。先生は、似て居る。僕の存在を捨てた彼女に」
 両親。亘はホーム育ちだったらしく、そこで新しい医師が私だと知り、昔温泉旅行が縁で仲の良かった女性を思い出したらしい。
 橘先生は何処か判らない部分が有った。
「だから、その女性に似て居ると言うだけで?面白い子ですね。武田先生に、謝らなくて作家になろうとしても有名にはなれないよ?」
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