13 / 15
あそびましょ
しおりを挟む
「はい。亘日々句です。本名は」
顔を真っ赤にした亘君は名乗り上げようとした。
「亘君で良いですよ♡診察に入りますね。やっぱり、人気が出て来たから、少し疲れたんで、すね?んッ!」
亘君の、唇が乱暴に私の唇に重なる。何故?触れて乱暴に、噛みつかれる。男性医師や看護師が何事かと騒ぐ。
「僕。先生が好きなんです。簡単に手に入れたくて。態とやりました。ごちそうさまでした」
女性の看護師がうっとりと、目を白黒させて。橘先生が内線電話で第一病棟へ連絡しようとするのを留めた。
「武田、それで良いのか!性暴力だ。済まない、私が居ないばかりに」
吉田稲穂が唇を手で抑えて、真っ青な私に温かな柚子茶を渡した。
「先生。亘は病棟へ連れて行きます」
そう言う稲穂に、橘先生は私の唇をウェットティッシュで拭き取り言った。
「いなち、待って下さい。君、いきなり先生の唇を奪うなんて新しい遊びか何かかな。何か困ってるですね、言って見て下さい。何もしないから」
亘が冷静沈着になり、俯いて応えた。
「僕はあのお姉さんみたいな作家になる!両親に裏切られた僕を助けてくれたお姉さんみたいに。先生は、似て居る。僕の存在を捨てた彼女に」
両親。亘はホーム育ちだったらしく、そこで新しい医師が私だと知り、昔温泉旅行が縁で仲の良かった女性を思い出したらしい。
橘先生は何処か判らない部分が有った。
「だから、その女性に似て居ると言うだけで?面白い子ですね。武田先生に、謝らなくて作家になろうとしても有名にはなれないよ?」
顔を真っ赤にした亘君は名乗り上げようとした。
「亘君で良いですよ♡診察に入りますね。やっぱり、人気が出て来たから、少し疲れたんで、すね?んッ!」
亘君の、唇が乱暴に私の唇に重なる。何故?触れて乱暴に、噛みつかれる。男性医師や看護師が何事かと騒ぐ。
「僕。先生が好きなんです。簡単に手に入れたくて。態とやりました。ごちそうさまでした」
女性の看護師がうっとりと、目を白黒させて。橘先生が内線電話で第一病棟へ連絡しようとするのを留めた。
「武田、それで良いのか!性暴力だ。済まない、私が居ないばかりに」
吉田稲穂が唇を手で抑えて、真っ青な私に温かな柚子茶を渡した。
「先生。亘は病棟へ連れて行きます」
そう言う稲穂に、橘先生は私の唇をウェットティッシュで拭き取り言った。
「いなち、待って下さい。君、いきなり先生の唇を奪うなんて新しい遊びか何かかな。何か困ってるですね、言って見て下さい。何もしないから」
亘が冷静沈着になり、俯いて応えた。
「僕はあのお姉さんみたいな作家になる!両親に裏切られた僕を助けてくれたお姉さんみたいに。先生は、似て居る。僕の存在を捨てた彼女に」
両親。亘はホーム育ちだったらしく、そこで新しい医師が私だと知り、昔温泉旅行が縁で仲の良かった女性を思い出したらしい。
橘先生は何処か判らない部分が有った。
「だから、その女性に似て居ると言うだけで?面白い子ですね。武田先生に、謝らなくて作家になろうとしても有名にはなれないよ?」
0
あなたにおすすめの小説
月の後宮~孤高の皇帝の寵姫~
真木
恋愛
新皇帝セルヴィウスが即位の日に閨に引きずり込んだのは、まだ十三歳の皇妹セシルだった。大好きだった兄皇帝の突然の行為に混乱し、心を閉ざすセシル。それから十年後、セシルの心が見えないまま、セルヴィウスはある決断をすることになるのだが……。
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
差し出された毒杯
しろねこ。
恋愛
深い森の中。
一人のお姫様が王妃より毒杯を授けられる。
「あなたのその表情が見たかった」
毒を飲んだことにより、少女の顔は苦悶に満ちた表情となる。
王妃は少女の美しさが妬ましかった。
そこで命を落としたとされる少女を助けるは一人の王子。
スラリとした体型の美しい王子、ではなく、体格の良い少し脳筋気味な王子。
お供をするは、吊り目で小柄な見た目も中身も猫のように気まぐれな従者。
か○みよ、○がみ…ではないけれど、毒と美しさに翻弄される女性と立ち向かうお姫様なお話。
ハピエン大好き、自己満、ご都合主義な作者による作品です。
同名キャラで複数の作品を書いています。
立場やシチュエーションがちょっと違ったり、サブキャラがメインとなるストーリーをなどを書いています。
ところどころリンクもしています。
※小説家になろうさん、カクヨムさんでも投稿しています!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる