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帰ってきた愛する姉妹
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「エリザベッタ」
「エリザベッタ姉さん」
懐かしい声で目が覚めると、エリザベッタは自分を見下ろすその顔を見て涙が出そうになった。
「うそ・・・」
目を覚ましたエリザベッタを見下ろしていたのは、待ち焦がれた大好きな姉妹、ベニータと、セレンナだった!
「ベニータお姉様!セレンナ!」
エリザベッタは、声をあげて2人を抱きしめた。2人も、ほぼそれと同時にエリザベッタを抱きしめます。
「よかった・・・よかった」
「待たせてごめんなさい、エリザベッタ」
「本当はもっと早く帰ってくるつもりだったんだけど、ちょっと天候が悪かったりして」
「いいわ・・・いいの、2人が無事に帰ってこてくれただけで」
3人はしばらく涙を流しながら無事を喜び合い、抱きしめあった。
「エリザベッタ、寂しかったでしょう」
ベニータは、エリザベッタに頬ずりしながら優しく語りかけた。エリザベッタの体が、びくりと反応し、固くなる。
町にいったことを思い出したからだ。2人が帰ってこなくて、不安だったからなんてい分けをしても、約束を破ったことには変わりがないし、エリザベッタは、正直に2人に打ち明けるつもりだった。
「ええ、ベニータお姉様、あのね」
「ねえ、エリザベッタ」
その声に、エリザベッタの全身から鳥肌がたった。
その声は、いつも穏やかで優しいベニータから出たとは思えない程、低く、ドスの利いた声だったからだ。
「は・・・」
はい、と返事がしたかったが、エリザベッタの口からは空気の抜けたような音しかでなかった。
「外には出ていないでしょうね」
ベニータは、そういってエリザベッタの髪を唇に挟んだ。ベニータは、エリザベッタを射るように目だけで見つめながら、エリザベッタの髪を口に含んでいく。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エリザベッタは、最愛の姉だというのに、獰猛な蛇に睨まれたいような気分を味わい、戸惑いと動揺で、体が震えてきた。
ベニータと、セレンナの背中にしがみついたまま、動けなくなった。
「やめてよォ、ベニータ姉さま」
そんなエリザベッタに助け舟を出すように、セレンナが明るい声を出す。それによって、エリザベッタの肩の力が抜けた。
かに思われた。
「エリザベッタ姉さまが、ベニータ姉さまの約束を破るわけないじゃないのォ」
セレンナは、エリザベッタの耳元に唇を近づけた。
「そんなことをしたら、あたし達姉妹を裏切るってことになるじゃない。そんな最低なコト、エリザベッタ姉さまがするわけないじゃなーい」
セレンナは、エリザベッタを追い詰めるようにねっとりと囁いた。
「ねえ?エリザベッタ姉さま」
そういったセレンナの声にも、ベニータと似た凄みと迫力があった。
「え・・・ええ」
エリザベッタは、泣きそうな声でそう言った。そう言わされているかのように。尋問にあっているような雰囲気が流れたのはそこまでだった。
「そうよね」
パっと、エリザベッタから体を話したベニータは、エリザベッタの肩をしっかり左手で掴んで微笑んだ。
「そんなわけないわよね、エリザベッタが、私たちを裏切って外に出るなんてことあるわけないわよね」
ベニータの笑みには、信頼をしているといっているような親愛が宿っていた。
「そうよォ。エリザベッタ姉さま、ずっと寝ていたの?お腹すいたでしょう?これからベニータお姉さまとご飯作るわね」
セレンナは、ベニータとは反対の右手をエリザベッタの肩を掴み、にっこりと微笑む。
「あり・・・がとう。2人共」
やっとそういったエリザベッタの肩から2人は手を離し立ち上がった。
「じゃあ、部屋で大人しく待っていてね」
ベニータは、目だけでエリザベッタを振り返ると、静かにそういって部屋を出た。それに続くセレンナは、
「今日は、何を作ろうかなー」
なんて、いつものように陽気に独り言を言いながらベニータについていった。
ばたんと閉まる扉。
流れる静寂、エリザベッタはしばらくその場から動けなかった。
「はあっ・・・はあっ・・・」
涙が自然と溢れてきて、ばくばくと心臓が早鐘をうっている。エリザベッタは、泣き声を聞かれないように口元をひしと押さえて布団に逃げ込むようにもぐりこんだ。
「はあっ・・・はあっ・・・」
エリザベッタは、また無意識にリアンからもらった角笛を服の上から掴んでいた。
わたくし・・・なんて取り返しのつかないことをしてしまったの・・・エリザベッタは、溢れ出る涙を拭うこともせず、体を震わせながら布団の中で縮こまっていた。
「ベニータお姉さま、セレンナ、ごめんなさい」
誰にも聞こえないような声でつぶやくと、心の中で何回も何回も、エリザベッタはベニータと、セレンナに謝った。
ずっと謝っていたので、ベニータとセレンナが料理を作り終わるくらいまで時間が経っていたことに、エリザベッタは気が付かなかった。
扉が開いて、笑顔の2人が現れる。
いつものように、ベニータは赤いアンティーク調のカートに食事を乗せて現れた。
「エリザベッタ、夕食よ」
エリザベッタは、はっとして急いで涙を拭い、もぞもぞ布団から出てきた。
「あら、寝ていたの?」
ベニータは、もうカートをエリザベッタのベットの横につけて食事しやすいよう準備を進めていた。
「え・・・ええ」
エリザベッタは、ずきずき痛む頭を押さえながら、ベニータとセレンナが作ってくれた夕食に視線を移す。
「うっ・・・」
「出かけてきたときに結構収穫できたのよ」
ベニータは、笑顔で料理とエリザベッタ交互に見ながら話しを進めた。
「子供がね、結構いて。2、3人くらいかしら」
エリザベッタの体を無数の不快感と恐怖が這いずり回った。
「こ・・・」
エリザベッタの口からは、また恐怖で空気しか出なかった。
それは、料理をみた瞬間突然襲ってきた。
「はあっ・・・ぁ」
「子供の目玉スープ、子供のもも肉をミンチにして、皮膚で包んだ肉詰め。それから子供の」
吐き気。それは、体中の不快感が鳴き声をあげたことによる吐き気だった。お腹がぐるぐるとなっている。胃のむかつきと喉の奥にしてある栓が悲鳴をあげているような感覚。エリザベッタは、思い出していた。
町にいた時に出会った子供たちのことを。
「子供の肉は柔らかい上に手に入りづらいから、ゲットできて幸運だったわねェ」
セレンナは、嬉しそうに微笑んだ。
エリザベッタは、2人の会話を聞いてこれほど逃げ出してしまいたいと思ったことはなかった。
「ほら、エリザベッタ。美味しそうでしょ」
ベニータが笑い、料理をエリザベッタに見せつけるように器を傾けた。
「・・・うっ」
目玉が、器の中でころりと転がった。
エリザベッタは、夜であった子供たちの綺麗な瞳を思い出す。
「・・・うう」
口元を押さえて立ち上がる。洗面所に飛び込むようにして、こみあげてきたものを吐き出す。
涙と共に、何も入っていない胃の中からありとあらゆるものがでてくる。
このまま、お願いだから、お願いだからこのまま、あの人たちのことを忘れさせて。あの時の記憶も、涙と一緒に流れてしまえばいいのに。
エリザベッタは、美しい顔を歪め、涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながら洗面所にこみあげていた全てを吐き出したが、鮮烈に残ったあの夜の記憶だけはどうしても忘れることはできなかった。
知らず知らずのうちに服の上からまた角笛を掴んでいた。
それにすがるように。
「エリザベッタ!」
「エリザベッタお姉さま!」
当然、すぐに、ベニータと、セレンナは、エリザベッタに駆け寄った。
えづくエリザベッタの双方からベニータと、セレンナは、エリザベッタをのぞきこんでいた。その表情は、心配そのものだったがエリザベッタにとっては、2人が自分が町に出たという事に勘づいているような表情に見えて、ストレスで耳鳴りまでしてきた。
「ごめ・・・っなさ」
エリザベッタは、思わず口に出していた。泣きながら、えづきながら、頭はキーンと不快な周波音が鳴り響いている。
「いいのよ、いいのよ。エリザベッタ」
ベニータは、エリザベッタに優しく声をかけて、そっと背中をさすります。
「私たちが帰ってくるのが遅かったから、きっとストレスがたまっていたのね」
ベニータは、反省するように頭をしゅんと下げた。
「エリザベッタ姉さま・・・」
いつも陽気なセレンナも、驚きと悲しみの表情で、エリザベッタの背中をさすっていた。
「ごめっなさ・・・うっ・・・はあ」
「ずっと気分が悪いのを我慢していたのかもしれないわねェ・・・」
セレンナは、泣いているエリザベッタに寄り添うようにして呟いた。
「あたし達が帰ってきたときも、ずっと顔色が悪かったもの」
エリザベッタは、やっと呼吸が整ってきた。
口元をゆすぎ、まだ背中をさすっている2人の顔を見る。
「エリザベッタ、体調が悪いなら今日は夕食を控えた方がいいんじゃないかしら?」
心配そうな表情でエリザベッタを見つめる2人。
ベニータにそう言われて、エリザベッタは小さく頷いた。
「ごめん・・・なさい」
「いいのよ」
「いいのよ、ゆっくり休んで。エリザベッタ姉さま」
2人は、優しくエリザベッタに声をかけて部屋を出て行った。
「エリザベッタ姉さん」
懐かしい声で目が覚めると、エリザベッタは自分を見下ろすその顔を見て涙が出そうになった。
「うそ・・・」
目を覚ましたエリザベッタを見下ろしていたのは、待ち焦がれた大好きな姉妹、ベニータと、セレンナだった!
「ベニータお姉様!セレンナ!」
エリザベッタは、声をあげて2人を抱きしめた。2人も、ほぼそれと同時にエリザベッタを抱きしめます。
「よかった・・・よかった」
「待たせてごめんなさい、エリザベッタ」
「本当はもっと早く帰ってくるつもりだったんだけど、ちょっと天候が悪かったりして」
「いいわ・・・いいの、2人が無事に帰ってこてくれただけで」
3人はしばらく涙を流しながら無事を喜び合い、抱きしめあった。
「エリザベッタ、寂しかったでしょう」
ベニータは、エリザベッタに頬ずりしながら優しく語りかけた。エリザベッタの体が、びくりと反応し、固くなる。
町にいったことを思い出したからだ。2人が帰ってこなくて、不安だったからなんてい分けをしても、約束を破ったことには変わりがないし、エリザベッタは、正直に2人に打ち明けるつもりだった。
「ええ、ベニータお姉様、あのね」
「ねえ、エリザベッタ」
その声に、エリザベッタの全身から鳥肌がたった。
その声は、いつも穏やかで優しいベニータから出たとは思えない程、低く、ドスの利いた声だったからだ。
「は・・・」
はい、と返事がしたかったが、エリザベッタの口からは空気の抜けたような音しかでなかった。
「外には出ていないでしょうね」
ベニータは、そういってエリザベッタの髪を唇に挟んだ。ベニータは、エリザベッタを射るように目だけで見つめながら、エリザベッタの髪を口に含んでいく。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
エリザベッタは、最愛の姉だというのに、獰猛な蛇に睨まれたいような気分を味わい、戸惑いと動揺で、体が震えてきた。
ベニータと、セレンナの背中にしがみついたまま、動けなくなった。
「やめてよォ、ベニータ姉さま」
そんなエリザベッタに助け舟を出すように、セレンナが明るい声を出す。それによって、エリザベッタの肩の力が抜けた。
かに思われた。
「エリザベッタ姉さまが、ベニータ姉さまの約束を破るわけないじゃないのォ」
セレンナは、エリザベッタの耳元に唇を近づけた。
「そんなことをしたら、あたし達姉妹を裏切るってことになるじゃない。そんな最低なコト、エリザベッタ姉さまがするわけないじゃなーい」
セレンナは、エリザベッタを追い詰めるようにねっとりと囁いた。
「ねえ?エリザベッタ姉さま」
そういったセレンナの声にも、ベニータと似た凄みと迫力があった。
「え・・・ええ」
エリザベッタは、泣きそうな声でそう言った。そう言わされているかのように。尋問にあっているような雰囲気が流れたのはそこまでだった。
「そうよね」
パっと、エリザベッタから体を話したベニータは、エリザベッタの肩をしっかり左手で掴んで微笑んだ。
「そんなわけないわよね、エリザベッタが、私たちを裏切って外に出るなんてことあるわけないわよね」
ベニータの笑みには、信頼をしているといっているような親愛が宿っていた。
「そうよォ。エリザベッタ姉さま、ずっと寝ていたの?お腹すいたでしょう?これからベニータお姉さまとご飯作るわね」
セレンナは、ベニータとは反対の右手をエリザベッタの肩を掴み、にっこりと微笑む。
「あり・・・がとう。2人共」
やっとそういったエリザベッタの肩から2人は手を離し立ち上がった。
「じゃあ、部屋で大人しく待っていてね」
ベニータは、目だけでエリザベッタを振り返ると、静かにそういって部屋を出た。それに続くセレンナは、
「今日は、何を作ろうかなー」
なんて、いつものように陽気に独り言を言いながらベニータについていった。
ばたんと閉まる扉。
流れる静寂、エリザベッタはしばらくその場から動けなかった。
「はあっ・・・はあっ・・・」
涙が自然と溢れてきて、ばくばくと心臓が早鐘をうっている。エリザベッタは、泣き声を聞かれないように口元をひしと押さえて布団に逃げ込むようにもぐりこんだ。
「はあっ・・・はあっ・・・」
エリザベッタは、また無意識にリアンからもらった角笛を服の上から掴んでいた。
わたくし・・・なんて取り返しのつかないことをしてしまったの・・・エリザベッタは、溢れ出る涙を拭うこともせず、体を震わせながら布団の中で縮こまっていた。
「ベニータお姉さま、セレンナ、ごめんなさい」
誰にも聞こえないような声でつぶやくと、心の中で何回も何回も、エリザベッタはベニータと、セレンナに謝った。
ずっと謝っていたので、ベニータとセレンナが料理を作り終わるくらいまで時間が経っていたことに、エリザベッタは気が付かなかった。
扉が開いて、笑顔の2人が現れる。
いつものように、ベニータは赤いアンティーク調のカートに食事を乗せて現れた。
「エリザベッタ、夕食よ」
エリザベッタは、はっとして急いで涙を拭い、もぞもぞ布団から出てきた。
「あら、寝ていたの?」
ベニータは、もうカートをエリザベッタのベットの横につけて食事しやすいよう準備を進めていた。
「え・・・ええ」
エリザベッタは、ずきずき痛む頭を押さえながら、ベニータとセレンナが作ってくれた夕食に視線を移す。
「うっ・・・」
「出かけてきたときに結構収穫できたのよ」
ベニータは、笑顔で料理とエリザベッタ交互に見ながら話しを進めた。
「子供がね、結構いて。2、3人くらいかしら」
エリザベッタの体を無数の不快感と恐怖が這いずり回った。
「こ・・・」
エリザベッタの口からは、また恐怖で空気しか出なかった。
それは、料理をみた瞬間突然襲ってきた。
「はあっ・・・ぁ」
「子供の目玉スープ、子供のもも肉をミンチにして、皮膚で包んだ肉詰め。それから子供の」
吐き気。それは、体中の不快感が鳴き声をあげたことによる吐き気だった。お腹がぐるぐるとなっている。胃のむかつきと喉の奥にしてある栓が悲鳴をあげているような感覚。エリザベッタは、思い出していた。
町にいた時に出会った子供たちのことを。
「子供の肉は柔らかい上に手に入りづらいから、ゲットできて幸運だったわねェ」
セレンナは、嬉しそうに微笑んだ。
エリザベッタは、2人の会話を聞いてこれほど逃げ出してしまいたいと思ったことはなかった。
「ほら、エリザベッタ。美味しそうでしょ」
ベニータが笑い、料理をエリザベッタに見せつけるように器を傾けた。
「・・・うっ」
目玉が、器の中でころりと転がった。
エリザベッタは、夜であった子供たちの綺麗な瞳を思い出す。
「・・・うう」
口元を押さえて立ち上がる。洗面所に飛び込むようにして、こみあげてきたものを吐き出す。
涙と共に、何も入っていない胃の中からありとあらゆるものがでてくる。
このまま、お願いだから、お願いだからこのまま、あの人たちのことを忘れさせて。あの時の記憶も、涙と一緒に流れてしまえばいいのに。
エリザベッタは、美しい顔を歪め、涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながら洗面所にこみあげていた全てを吐き出したが、鮮烈に残ったあの夜の記憶だけはどうしても忘れることはできなかった。
知らず知らずのうちに服の上からまた角笛を掴んでいた。
それにすがるように。
「エリザベッタ!」
「エリザベッタお姉さま!」
当然、すぐに、ベニータと、セレンナは、エリザベッタに駆け寄った。
えづくエリザベッタの双方からベニータと、セレンナは、エリザベッタをのぞきこんでいた。その表情は、心配そのものだったがエリザベッタにとっては、2人が自分が町に出たという事に勘づいているような表情に見えて、ストレスで耳鳴りまでしてきた。
「ごめ・・・っなさ」
エリザベッタは、思わず口に出していた。泣きながら、えづきながら、頭はキーンと不快な周波音が鳴り響いている。
「いいのよ、いいのよ。エリザベッタ」
ベニータは、エリザベッタに優しく声をかけて、そっと背中をさすります。
「私たちが帰ってくるのが遅かったから、きっとストレスがたまっていたのね」
ベニータは、反省するように頭をしゅんと下げた。
「エリザベッタ姉さま・・・」
いつも陽気なセレンナも、驚きと悲しみの表情で、エリザベッタの背中をさすっていた。
「ごめっなさ・・・うっ・・・はあ」
「ずっと気分が悪いのを我慢していたのかもしれないわねェ・・・」
セレンナは、泣いているエリザベッタに寄り添うようにして呟いた。
「あたし達が帰ってきたときも、ずっと顔色が悪かったもの」
エリザベッタは、やっと呼吸が整ってきた。
口元をゆすぎ、まだ背中をさすっている2人の顔を見る。
「エリザベッタ、体調が悪いなら今日は夕食を控えた方がいいんじゃないかしら?」
心配そうな表情でエリザベッタを見つめる2人。
ベニータにそう言われて、エリザベッタは小さく頷いた。
「ごめん・・・なさい」
「いいのよ」
「いいのよ、ゆっくり休んで。エリザベッタ姉さま」
2人は、優しくエリザベッタに声をかけて部屋を出て行った。
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