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第一章 『謎の美少女』
悪夢であってほしかった
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「う~、痛っ」
さっきから何度も何度も頬をつねっている。そのせいで、頬は真っ赤だ。
「あー、やっぱり夢じゃないかぁ」
ヒリヒリとした痛みが、『これは現実である』というのを嫌でも感じさせる。
「おい……多田お前何してんだ? ずっとほっぺたつねって気持ち悪いぞ」
小学校の時からずっと一緒で、お互い支え合いながら同じ高校に入学する事ができた親友・香山数馬が、顔を真っ青にして俺に話し掛けてきた。
「えっ。ごめん。いや~実はさ、さっきすごい事があったんだよ」
香山は細い眉をピキッと動かした。
「どんな事だ?」
「神田愛って娘が突然、札束持ちながら「アナタを下さい」とか言い出してさぁ。当然俺にはアイツがいるじゃん? だから断ったんだけど、そしたら──」
「神田愛……神田愛って言ったな!?」
香山が突然恐ろしい剣幕で叫んだ。
「言ったけど……?」
「お前!」
香山が顔を近づけ、再び叫ぶ。
「!?」
「その神田愛って娘……おそらくあの神田財閥の令嬢だぞ」
一見焦っているようにも見えるが、香山の口元は緩んでいる。
「神田財閥ぅ?」
「知らないのか!? 日本の3分の1程の企業の頂点に立つ、日本屈指の一族だぞ!」
「えぇ!? 何か分からんけど凄っ!」
「……分からないのかよ」
呆れた様子で香山がため息をついた。
「あら! ここにいらっしゃったのですかっ」
愛ちゃんがにこやかに近付いてきた。
「あ、愛ちゃん」
俺がそう呼ぶと、彼女の顔がパアッと明るくなった。
「その呼び方……。ウフフ、ありがとうございます」
「何が?」
「あ、いえ別に……。大したことではありませんから」
「そ、そう」
ウフフウフフと笑みを溢れさせる愛ちゃんはとても可憐で、心を射抜かれそうだ。
「へぇ、さすが神田財閥のご令嬢。大層な美しさで」
トキメキで胸を押さえる俺の隣にいた香山が、不敵な笑顔で彼女に歩み寄っていく。
「ありがとうございます。……ええと、アナタは?」
「コイツの親友の、香山数馬だ」
そう聞いて、愛ちゃんの耳がピクリと動いた。
「し、親友さんですか! それなら、幼い頃の晃狩さんの事も沢山ご存知で?」
余程興味があるのか、メモを取る準備バッチリだ。
対する香山は何やら楽しそうな様子だった。昔っから変な事に興味を持ったり注目したりする奴なのだ。変わらないな。
「ああ。まず一番のエピソードといえば、小四の時僕の家で行われたお泊り会でお漏──」
「だ、黙れぇ!!」
(コイツ、あり得ねぇ!)
いくら俺に好意を寄せているとしても、初対面だぞ!? そんな相手に、その話をする必要は絶対に無いだろう!!
顔が熱くなっていく。当然だ。こんなにも恥ずかしい思いをしたのは生まれて始めてなのだから。
「へえ、小学四年生で……。可愛いですね」
愛ちゃんがこちらを向いて微笑んだ。
(さ、最悪だ……)
その話は、姉にさえもした事が無いのに。
「まだまだあるぞ。例えばあれは……小二だったか。一緒に遊園地に行ったんだが、お化け屋敷で──」
「もう止めろ!! 口塞ぐぞ!」
「えぇ……。折角お漏らししたお前を受け入れてくれそうな娘がいるんだぞ。なら今の内に色々言っておいた方が良いだろ」
香山はまだまだ話足りないという眼をしている。
「余計な事しなくていいからっ。てかお前が話したいだけだろ!? それと、お漏らししたのは小四の時の話なんだからそれ以上言うな!」
恥ずかしくてたまらない。
「あら。私はそういった話、大歓迎ですよ? 晃狩さんの欠点も含めて愛せる自信がありますから」
愛ちゃんももっと話してほしそうな顔だ。
しかし、そういう問題ではないのである。愛ちゃんがどう思おうが、俺への精神的ダメージが大き過ぎるというだけなのだから。
「ハハ、逞しいな。……そういえば神田さん、何故多田の名前を?」
香山の顔がにわかに訝しげな表情に変わる。
「あ、そういえば。俺名乗ったりしてないのに」
自然な流れで言っていたから先程はスルーしてしまっていたが、よく考えたらおかしい。
「えっと、本人から聞いたんです。ただ、ずっと昔に。晃狩さん自身も覚えていないみたいですけどね」
ずっと明るかった愛ちゃんが、また下を向いてしまった。
すると、香山が俺の腕をトンと叩く。
「な、何だよ」
「お前、忘れてるって事か?」
「解らないんだよ。愛ちゃん曰く『初対面じゃない』らしいんだけど、覚えてなくて」
香山は考え込む仕草をする。
「う~ん。まあ覚えてないのなら、思い出そうとしても無駄だよなぁ」
「お、お二人でコソコソしなくて結構ですよ。幼稚園生の頃だったと思うで、十年は経ってますし」
愛ちゃんは気を遣って小声で話す俺達の間に入って再び笑った。
好きな人に忘れられているのはきっと辛いものなのだろう。彼女の笑みからは微かな悲しみが垣間見えた。
「あ、うん……」
申し訳なさから、愛ちゃんの顔を直視する事ができなかった。
「……」
愛ちゃんは苦しみに耐えるように笑いながら、グッと鞄に付いたストラップを握りしめた。
「ところで、お二人はクラス、確認されましたか?」
この気まずさを打開する為なのか、愛ちゃんは唐突に話題を変えてきた。
「いや、まだだよ。愛ちゃんは見たの?」
愛ちゃんの登場で忘れかけていたが、高校生で最初のクラスだ。これにより、大きく俺のスクールライフが変わるだろう。
「ええ。 晃狩さん、同じクラスでしたよ! ウフフっ♪」
「う、嬉しそうだね」
「当然です! これからの生活、楽しくなりますよ~!」
(……知り合いが居ないよりかは、まあ良いか)
それに愛ちゃんはこの上なく幸せそうな顔をしている。先程のような気まずい雰囲気になるのはもう御免だ。
「そ、そうだね。香山も一緒ならもっといいけど」
「では、今から香山さんのクラスを見に行きましょう!」
「うん。……いや~、ワクワクするな~」
「お前の事じゃないだろ」
俺達はクラス表が掲示されている場所に向かって歩を進めていった。
「ここですよ! 先程よりも人が増えていますっ」
大きな一枚の紙に書かれたものを見るために、60人以上の人間が押し寄せている。その様子は何だか笑えた。
「俺達は何組なんだっけ?」
同じである事は聞いたが、それを聞くのを忘れていた。
「えっと、B組でした。確か」
「そっか。じゃあB組の所を見て香山の名前が無かったら、別のクラスって事だね」
「そうなりますね」
俺は目を細めて、背伸びをしながらB組の欄を見た。
(えっと、香山、香山、香山……。痛っ!!)
背伸びをしたことでバランスを崩し、倒れそうになってしまう。
「うわあっ!」
──ガシッ。
「お前、馬鹿だな……」
しかしそれを香山が受け止めてくれた。
頭を強打しそうだったから、本当にありがたい。
「香山さん、ナイスです! ……大丈夫ですか、晃狩さん!!」
愛ちゃんは心配そうな顔をしている。
(俺って間抜けだな……)
「うん、大丈夫だよ。……ありがとう、香山」
「……無理して変な事しようとするから、お前は怪我が多いんだ。気を付けないといつか死ぬぞ」
この台詞を冗談で言っているのかそれとも真剣なのか、彼の表情からじゃ読み取る事はできなかった。
「わ、分かってるって」
「ハァ……。それと、僕C組だったぞ。だから二人で仲良くな」
「まあ、この短時間で確認できたのですね。けれど、違うクラスでしたか、残念です」
「……じゃあ香山ぼっちじゃね? お前こそ頑張れよー!」
笑顔たっぷり、茶化すつもりでそう言った。
しかし。
「ねぇねぇ、あの人格好良くない?」
「分かる~! てか今C組って言ってたよね。私らと同じじゃ~ん!」
「え!? やったね~!」
近くに居た女子二人組の会話が少し耳に入ってくる。
(そうだ。コイツ、モテるんだった……!)
「ん? 何か言ったか?」
香山は綺麗な顔をしているのにも関わらず、どこか黒い笑みを浮かべている。
「友達ガ沢山出来ルトイイネー」
「思ってないだろ」
「……っ。何だよお前ばっかりチヤホヤされてさあ──」
「あらあら。晃狩さんには私が居るじゃないですか。ウフフッ」
愛ちゃんが母性で溢れた顔で、俺に歩み寄ってきた。
「うぅ……! 愛ちゃーん!!」
感極まって、涙が出そうになる。
「まるで赤ちゃんですね。それに……晃狩さんにもきっと、モテ期が訪れますよ」
「?」
彼女の話し方は確信を持っているような様子で、少し不安になった。
「愛ちゃん……?」
「あ、いいえ。こっちの話です」
さっきから何度も何度も頬をつねっている。そのせいで、頬は真っ赤だ。
「あー、やっぱり夢じゃないかぁ」
ヒリヒリとした痛みが、『これは現実である』というのを嫌でも感じさせる。
「おい……多田お前何してんだ? ずっとほっぺたつねって気持ち悪いぞ」
小学校の時からずっと一緒で、お互い支え合いながら同じ高校に入学する事ができた親友・香山数馬が、顔を真っ青にして俺に話し掛けてきた。
「えっ。ごめん。いや~実はさ、さっきすごい事があったんだよ」
香山は細い眉をピキッと動かした。
「どんな事だ?」
「神田愛って娘が突然、札束持ちながら「アナタを下さい」とか言い出してさぁ。当然俺にはアイツがいるじゃん? だから断ったんだけど、そしたら──」
「神田愛……神田愛って言ったな!?」
香山が突然恐ろしい剣幕で叫んだ。
「言ったけど……?」
「お前!」
香山が顔を近づけ、再び叫ぶ。
「!?」
「その神田愛って娘……おそらくあの神田財閥の令嬢だぞ」
一見焦っているようにも見えるが、香山の口元は緩んでいる。
「神田財閥ぅ?」
「知らないのか!? 日本の3分の1程の企業の頂点に立つ、日本屈指の一族だぞ!」
「えぇ!? 何か分からんけど凄っ!」
「……分からないのかよ」
呆れた様子で香山がため息をついた。
「あら! ここにいらっしゃったのですかっ」
愛ちゃんがにこやかに近付いてきた。
「あ、愛ちゃん」
俺がそう呼ぶと、彼女の顔がパアッと明るくなった。
「その呼び方……。ウフフ、ありがとうございます」
「何が?」
「あ、いえ別に……。大したことではありませんから」
「そ、そう」
ウフフウフフと笑みを溢れさせる愛ちゃんはとても可憐で、心を射抜かれそうだ。
「へぇ、さすが神田財閥のご令嬢。大層な美しさで」
トキメキで胸を押さえる俺の隣にいた香山が、不敵な笑顔で彼女に歩み寄っていく。
「ありがとうございます。……ええと、アナタは?」
「コイツの親友の、香山数馬だ」
そう聞いて、愛ちゃんの耳がピクリと動いた。
「し、親友さんですか! それなら、幼い頃の晃狩さんの事も沢山ご存知で?」
余程興味があるのか、メモを取る準備バッチリだ。
対する香山は何やら楽しそうな様子だった。昔っから変な事に興味を持ったり注目したりする奴なのだ。変わらないな。
「ああ。まず一番のエピソードといえば、小四の時僕の家で行われたお泊り会でお漏──」
「だ、黙れぇ!!」
(コイツ、あり得ねぇ!)
いくら俺に好意を寄せているとしても、初対面だぞ!? そんな相手に、その話をする必要は絶対に無いだろう!!
顔が熱くなっていく。当然だ。こんなにも恥ずかしい思いをしたのは生まれて始めてなのだから。
「へえ、小学四年生で……。可愛いですね」
愛ちゃんがこちらを向いて微笑んだ。
(さ、最悪だ……)
その話は、姉にさえもした事が無いのに。
「まだまだあるぞ。例えばあれは……小二だったか。一緒に遊園地に行ったんだが、お化け屋敷で──」
「もう止めろ!! 口塞ぐぞ!」
「えぇ……。折角お漏らししたお前を受け入れてくれそうな娘がいるんだぞ。なら今の内に色々言っておいた方が良いだろ」
香山はまだまだ話足りないという眼をしている。
「余計な事しなくていいからっ。てかお前が話したいだけだろ!? それと、お漏らししたのは小四の時の話なんだからそれ以上言うな!」
恥ずかしくてたまらない。
「あら。私はそういった話、大歓迎ですよ? 晃狩さんの欠点も含めて愛せる自信がありますから」
愛ちゃんももっと話してほしそうな顔だ。
しかし、そういう問題ではないのである。愛ちゃんがどう思おうが、俺への精神的ダメージが大き過ぎるというだけなのだから。
「ハハ、逞しいな。……そういえば神田さん、何故多田の名前を?」
香山の顔がにわかに訝しげな表情に変わる。
「あ、そういえば。俺名乗ったりしてないのに」
自然な流れで言っていたから先程はスルーしてしまっていたが、よく考えたらおかしい。
「えっと、本人から聞いたんです。ただ、ずっと昔に。晃狩さん自身も覚えていないみたいですけどね」
ずっと明るかった愛ちゃんが、また下を向いてしまった。
すると、香山が俺の腕をトンと叩く。
「な、何だよ」
「お前、忘れてるって事か?」
「解らないんだよ。愛ちゃん曰く『初対面じゃない』らしいんだけど、覚えてなくて」
香山は考え込む仕草をする。
「う~ん。まあ覚えてないのなら、思い出そうとしても無駄だよなぁ」
「お、お二人でコソコソしなくて結構ですよ。幼稚園生の頃だったと思うで、十年は経ってますし」
愛ちゃんは気を遣って小声で話す俺達の間に入って再び笑った。
好きな人に忘れられているのはきっと辛いものなのだろう。彼女の笑みからは微かな悲しみが垣間見えた。
「あ、うん……」
申し訳なさから、愛ちゃんの顔を直視する事ができなかった。
「……」
愛ちゃんは苦しみに耐えるように笑いながら、グッと鞄に付いたストラップを握りしめた。
「ところで、お二人はクラス、確認されましたか?」
この気まずさを打開する為なのか、愛ちゃんは唐突に話題を変えてきた。
「いや、まだだよ。愛ちゃんは見たの?」
愛ちゃんの登場で忘れかけていたが、高校生で最初のクラスだ。これにより、大きく俺のスクールライフが変わるだろう。
「ええ。 晃狩さん、同じクラスでしたよ! ウフフっ♪」
「う、嬉しそうだね」
「当然です! これからの生活、楽しくなりますよ~!」
(……知り合いが居ないよりかは、まあ良いか)
それに愛ちゃんはこの上なく幸せそうな顔をしている。先程のような気まずい雰囲気になるのはもう御免だ。
「そ、そうだね。香山も一緒ならもっといいけど」
「では、今から香山さんのクラスを見に行きましょう!」
「うん。……いや~、ワクワクするな~」
「お前の事じゃないだろ」
俺達はクラス表が掲示されている場所に向かって歩を進めていった。
「ここですよ! 先程よりも人が増えていますっ」
大きな一枚の紙に書かれたものを見るために、60人以上の人間が押し寄せている。その様子は何だか笑えた。
「俺達は何組なんだっけ?」
同じである事は聞いたが、それを聞くのを忘れていた。
「えっと、B組でした。確か」
「そっか。じゃあB組の所を見て香山の名前が無かったら、別のクラスって事だね」
「そうなりますね」
俺は目を細めて、背伸びをしながらB組の欄を見た。
(えっと、香山、香山、香山……。痛っ!!)
背伸びをしたことでバランスを崩し、倒れそうになってしまう。
「うわあっ!」
──ガシッ。
「お前、馬鹿だな……」
しかしそれを香山が受け止めてくれた。
頭を強打しそうだったから、本当にありがたい。
「香山さん、ナイスです! ……大丈夫ですか、晃狩さん!!」
愛ちゃんは心配そうな顔をしている。
(俺って間抜けだな……)
「うん、大丈夫だよ。……ありがとう、香山」
「……無理して変な事しようとするから、お前は怪我が多いんだ。気を付けないといつか死ぬぞ」
この台詞を冗談で言っているのかそれとも真剣なのか、彼の表情からじゃ読み取る事はできなかった。
「わ、分かってるって」
「ハァ……。それと、僕C組だったぞ。だから二人で仲良くな」
「まあ、この短時間で確認できたのですね。けれど、違うクラスでしたか、残念です」
「……じゃあ香山ぼっちじゃね? お前こそ頑張れよー!」
笑顔たっぷり、茶化すつもりでそう言った。
しかし。
「ねぇねぇ、あの人格好良くない?」
「分かる~! てか今C組って言ってたよね。私らと同じじゃ~ん!」
「え!? やったね~!」
近くに居た女子二人組の会話が少し耳に入ってくる。
(そうだ。コイツ、モテるんだった……!)
「ん? 何か言ったか?」
香山は綺麗な顔をしているのにも関わらず、どこか黒い笑みを浮かべている。
「友達ガ沢山出来ルトイイネー」
「思ってないだろ」
「……っ。何だよお前ばっかりチヤホヤされてさあ──」
「あらあら。晃狩さんには私が居るじゃないですか。ウフフッ」
愛ちゃんが母性で溢れた顔で、俺に歩み寄ってきた。
「うぅ……! 愛ちゃーん!!」
感極まって、涙が出そうになる。
「まるで赤ちゃんですね。それに……晃狩さんにもきっと、モテ期が訪れますよ」
「?」
彼女の話し方は確信を持っているような様子で、少し不安になった。
「愛ちゃん……?」
「あ、いいえ。こっちの話です」
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