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第5章 空っぽの村
導かれるまま辿り着くのは
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「「お二方、この度は誠に申し訳ございませんでした!!」」
壊れたテントの残骸を背に、ガーゴイルと人狼は横並びになりながら元の世界でも中々見ることのない綺麗な土下座を披露し、アキトとリオンはお互いの顔を見合わせ頷いた。
「ねぇ、僕たちに用があって来たんだよね?」
「それなら、まずはあんたらの事情を聞かせてくれ」
二人の言葉に魔物たちは感謝を述べながら、さらに頭を下げた。
「ケケッ、寛大なご対応誠にありがとうございます……!」
「左に同じく、この御恩は一生忘れません……!」
そして顔を上げた人狼が、隣に置いていた包みを開けてみせる。すると中には、リオンが壊してしまった剣とよく似た形の剣が入っていた。
「勇者様、今回はこちらの品をお届けするために伺った次第です」
人狼は姿勢を低くしたまま、その剣をリオンへと差し出す。
「これは……」
「こちら、僭越ながら私が制作いたしました、以前アキト様が勇者様にお渡しした物の改良型でございます」
「あんたが……ってことは!?」
その質問に、何故かガーゴイルが頭を下げたまま陽気な声で答えた。
「ケケッ、この国の業物と呼ばれる剣や槍は、だいたいこいつの作品でございます。そりゃあもう、一つひとつを我が子のように扱っていますから」
「……余計なことを言うな、たわけが」
剣を手に取ったリオンは、たしかに自分が使っていたものと遜色無いことを確認した後に、制作したのが目の前にいる魔物だと知り申し訳なく思ってしまう。
「そう、だったのか……」
「ところで、お渡しされた剣が見当たらないようですが……」
「あー、えーっと……」
(ヤッベ…… 壊しちまったなんて到底言えねぇ……)
どう伝えるべきか悩んでいると、スッと傍まで寄って来てくれたアキトが先に答える。
「ごめん、僕が無理させちゃったから……」
「えっ?」
「いや、その…… ホントにすまん! 実は──
今度は二人が頭を下げた後、あの小さな町で起こったこと、そしてどうして剣を壊してしまったのかを明確に説明した。
「……なるほど、それはさぞかし大変だったことでしょう」
「でもね、リオンはあの剣、とっても大事にしてくれてたんだ」
アキトがそう言った途端、彼がその理由の一つを知っていることを意識してしまい、急に気恥ずかしくなってくる。
リオンはそんな気を振り払い、新しく受け取った剣をアキトに預けると、自分の手持ちから壊れた剣の柄を差し出した。
「……これ、返した方がいいか?」
「それは! ……いえ、武器が持ち主の手に渡った以上、どう使うかは持ち主次第ですから」
壊れた剣を前に思わず立ち上がった人狼は、触れることなく伸ばした手をゆっくりと下ろす。
「ケケッ、勇者様、こちらから一つ提案が……」
するとガーゴイルが立ち上がり、人狼の腕を引っ張りながらこう言った。
「コイツにその剣預けていただければ、壊れたままではなく新しい道具に生まれ変わらせることが出来ます。それをお返しするというのはどうでしょうか?」
まさかの提案に一番驚いていたのは人狼だった。たしかにこのままではもったいないと思ったリオンは、剣を拾ってくれたアキトに確認を取る。
「……なあ、俺は良いと思うんだが?」
「うん、僕もいいと思うよ」
「了解、それじゃあ…… これ、預けてもいいか?」
そしてリオンは再び人狼に、壊れた剣を差し出した。
「よ、よろしいのでございますか?」
「ああ、また使えるようにしてやってくれ」
「もちろんでございます! 必ずや最高の一品を……!」
人狼は慎重に剣を受け取ると、自身の爪で傷付けないよう大事に抱える。
「ケケッ、お渡しした剣も含め、これからも御贔屓の程よろしくお願いします」
そして二体の魔物は、もう一度深々と頭を下げた。
「どうなの? リオン」
「うん…… やっぱ良い剣だな」
リオンは一旦アキトに預けていた貰った剣を腰に携える、すると自分でも不思議なくらいしっくりとくると感じた。
「……あんたら、至れり尽くせりで逆に怖ぇよ」
リオンは呆れて肩をすくめながらも、彼らの言葉が心の底から出たものであるとわかっていたため、ただひたすら純粋である彼らの在り方を尊重した。
「ケケッ、それでは一段落つきましたし、テントでも立てましょうか。昔使ってたのがありますから、ちょっと持って来ますね」
そう言ってガーゴイルが飛び上がり、しばらくすると、四人は入れるくらいの大きなテントやいくつかの魔石装置を抱えながら地面に降り立った。
「わぁ、すごい量だね」
「ケケッ、おまかせください。これらの魔石装置を使えば、防寒に魔物よけ、食材の調理もバッチリでございますから」
「お二方、ここは我々に責任がある以上、こちらで手配させていただきます」
「そ、そうか…… 助かる」
どうやら魔物二体が最新設備を整えてくれるみたいだが、リオンはどこかキャンプの形式が変わったような気がして、少し戸惑ってしまう。
「しかしこの量…… 一体どこから持って来たんだ?」
「ケケッ、そりゃここから少し行った先にある拠点……"魔王城"でございますよ」
「「えっ──?」」
予想もしていなかった場所が近くにあることに、二人の驚いた声が揃う。
「ケッ? てっきりそちらを目指しておいでなのかと……」
どうやら、アキトは魔王として、リオンは勇者としての性からか、二人は同じ場所を目指していたことを悟る。
「言われてみれば……」
「ヤバい、全く無意識だった……」
二人がこれまでの旅路を振り返っていると、内容を聞いていた人狼が閃いたように言った。
「ですが…… 人間共が寄り付くこともありませんし、目指す場所としては、むしろ正しいのではないかと」
(んー、たしかに……)
(そうなんだけどさ……)
仮にも魔王と勇者という関係から、二人は導かれるままに行き着くであろう場所を本当に目指していいのか悩み始める。
「ケケッ、まあ…… 今すぐに決めていただかなくてもよろしいかと」
「……うん、そうだね」
「だな、それよりまずは……」
未だに今日の寝床がないアキトとリオンは、自分たちが組み立てていたテントの残骸に目を向ける。
「ご安心下さい。ここは私たちが、早急に手配させていただきます」
魔物二体は壊れたテントを片付けた後、あっという間に大きなテントを建て終えると二手に別れ、あちこちに小さな魔石装置を置いていく。
「結界魔法、起動──! ケケッ、オレたち以外は入れなくしてやったぜ!」
「こちらの装置を起動済みだ、結界魔法合わせてくれ」
二体は様々な魔石装置を駆使し、寒々とした夜の森の中をそこだけ切り取ったかのように辺りが暖かくなっていく。
「……俺たちの苦労は何だったんだろうな」
そう吐き捨てたリオンは、テントの一帯がどんどん快適になる中、ただ呆然と立ち尽くす。
「そう? 僕は君と作業できて楽しかったよ」
それでも、隣に立つアキトはどこか満足げな表情をしていた。
「また、できるといいね」
リオンとしては、せめてテントぐらいは立てたかったが、彼が楽しんでくれたのなら今はそれでいいと思った。
「……頑張った甲斐も、少しはあったのかな」
「ケケッ、お二方ぁー! 夕食が出来ましたよー。温かいうちにどうぞー!!」
するとガーゴイルが焚き火で鍋をかき混ぜながら、二人に呼びかける。
「だってさ、じゃあ行くか」
「うん」
アキトとリオン、そしてガーゴイルと人狼は仲良く食卓を囲み、その日はとても賑やかな夜になった。
──来い……
──勇者よ、我が元へと来い……
広いテントの中、アキトと何故か魔物二体がまだ寝ている薄暗い朝の頃、謎の声を聞いたリオンは、一人目覚ます。
(何だ? 今の……)
誰かもわからない不思議な声に導かれ、リオンは忘れず剣を持ってテントから外へと出ると、行き先もわからないまま霧のかかった森の奥へ進んでいく。
(──行かなきゃ)
理由はわからない、それでも今行かなければいけないと体が動く。最初は森の中をゆっくりと歩いていたが徐々に速度が速くなっていき、やがて駆け足となって険しい道を走っていく。
リオンが辿り着いたのは崩れた民家が建ち並ぶ廃れた村の跡。その奥に──
『勇者よ、この時を待っていた──』
古びたローブを被り、青い光が瞳のようにこちらを覗く、朽ち果てた長い杖を持った恐ろしい骸の魔術師が静かに佇んでいた。
壊れたテントの残骸を背に、ガーゴイルと人狼は横並びになりながら元の世界でも中々見ることのない綺麗な土下座を披露し、アキトとリオンはお互いの顔を見合わせ頷いた。
「ねぇ、僕たちに用があって来たんだよね?」
「それなら、まずはあんたらの事情を聞かせてくれ」
二人の言葉に魔物たちは感謝を述べながら、さらに頭を下げた。
「ケケッ、寛大なご対応誠にありがとうございます……!」
「左に同じく、この御恩は一生忘れません……!」
そして顔を上げた人狼が、隣に置いていた包みを開けてみせる。すると中には、リオンが壊してしまった剣とよく似た形の剣が入っていた。
「勇者様、今回はこちらの品をお届けするために伺った次第です」
人狼は姿勢を低くしたまま、その剣をリオンへと差し出す。
「これは……」
「こちら、僭越ながら私が制作いたしました、以前アキト様が勇者様にお渡しした物の改良型でございます」
「あんたが……ってことは!?」
その質問に、何故かガーゴイルが頭を下げたまま陽気な声で答えた。
「ケケッ、この国の業物と呼ばれる剣や槍は、だいたいこいつの作品でございます。そりゃあもう、一つひとつを我が子のように扱っていますから」
「……余計なことを言うな、たわけが」
剣を手に取ったリオンは、たしかに自分が使っていたものと遜色無いことを確認した後に、制作したのが目の前にいる魔物だと知り申し訳なく思ってしまう。
「そう、だったのか……」
「ところで、お渡しされた剣が見当たらないようですが……」
「あー、えーっと……」
(ヤッベ…… 壊しちまったなんて到底言えねぇ……)
どう伝えるべきか悩んでいると、スッと傍まで寄って来てくれたアキトが先に答える。
「ごめん、僕が無理させちゃったから……」
「えっ?」
「いや、その…… ホントにすまん! 実は──
今度は二人が頭を下げた後、あの小さな町で起こったこと、そしてどうして剣を壊してしまったのかを明確に説明した。
「……なるほど、それはさぞかし大変だったことでしょう」
「でもね、リオンはあの剣、とっても大事にしてくれてたんだ」
アキトがそう言った途端、彼がその理由の一つを知っていることを意識してしまい、急に気恥ずかしくなってくる。
リオンはそんな気を振り払い、新しく受け取った剣をアキトに預けると、自分の手持ちから壊れた剣の柄を差し出した。
「……これ、返した方がいいか?」
「それは! ……いえ、武器が持ち主の手に渡った以上、どう使うかは持ち主次第ですから」
壊れた剣を前に思わず立ち上がった人狼は、触れることなく伸ばした手をゆっくりと下ろす。
「ケケッ、勇者様、こちらから一つ提案が……」
するとガーゴイルが立ち上がり、人狼の腕を引っ張りながらこう言った。
「コイツにその剣預けていただければ、壊れたままではなく新しい道具に生まれ変わらせることが出来ます。それをお返しするというのはどうでしょうか?」
まさかの提案に一番驚いていたのは人狼だった。たしかにこのままではもったいないと思ったリオンは、剣を拾ってくれたアキトに確認を取る。
「……なあ、俺は良いと思うんだが?」
「うん、僕もいいと思うよ」
「了解、それじゃあ…… これ、預けてもいいか?」
そしてリオンは再び人狼に、壊れた剣を差し出した。
「よ、よろしいのでございますか?」
「ああ、また使えるようにしてやってくれ」
「もちろんでございます! 必ずや最高の一品を……!」
人狼は慎重に剣を受け取ると、自身の爪で傷付けないよう大事に抱える。
「ケケッ、お渡しした剣も含め、これからも御贔屓の程よろしくお願いします」
そして二体の魔物は、もう一度深々と頭を下げた。
「どうなの? リオン」
「うん…… やっぱ良い剣だな」
リオンは一旦アキトに預けていた貰った剣を腰に携える、すると自分でも不思議なくらいしっくりとくると感じた。
「……あんたら、至れり尽くせりで逆に怖ぇよ」
リオンは呆れて肩をすくめながらも、彼らの言葉が心の底から出たものであるとわかっていたため、ただひたすら純粋である彼らの在り方を尊重した。
「ケケッ、それでは一段落つきましたし、テントでも立てましょうか。昔使ってたのがありますから、ちょっと持って来ますね」
そう言ってガーゴイルが飛び上がり、しばらくすると、四人は入れるくらいの大きなテントやいくつかの魔石装置を抱えながら地面に降り立った。
「わぁ、すごい量だね」
「ケケッ、おまかせください。これらの魔石装置を使えば、防寒に魔物よけ、食材の調理もバッチリでございますから」
「お二方、ここは我々に責任がある以上、こちらで手配させていただきます」
「そ、そうか…… 助かる」
どうやら魔物二体が最新設備を整えてくれるみたいだが、リオンはどこかキャンプの形式が変わったような気がして、少し戸惑ってしまう。
「しかしこの量…… 一体どこから持って来たんだ?」
「ケケッ、そりゃここから少し行った先にある拠点……"魔王城"でございますよ」
「「えっ──?」」
予想もしていなかった場所が近くにあることに、二人の驚いた声が揃う。
「ケッ? てっきりそちらを目指しておいでなのかと……」
どうやら、アキトは魔王として、リオンは勇者としての性からか、二人は同じ場所を目指していたことを悟る。
「言われてみれば……」
「ヤバい、全く無意識だった……」
二人がこれまでの旅路を振り返っていると、内容を聞いていた人狼が閃いたように言った。
「ですが…… 人間共が寄り付くこともありませんし、目指す場所としては、むしろ正しいのではないかと」
(んー、たしかに……)
(そうなんだけどさ……)
仮にも魔王と勇者という関係から、二人は導かれるままに行き着くであろう場所を本当に目指していいのか悩み始める。
「ケケッ、まあ…… 今すぐに決めていただかなくてもよろしいかと」
「……うん、そうだね」
「だな、それよりまずは……」
未だに今日の寝床がないアキトとリオンは、自分たちが組み立てていたテントの残骸に目を向ける。
「ご安心下さい。ここは私たちが、早急に手配させていただきます」
魔物二体は壊れたテントを片付けた後、あっという間に大きなテントを建て終えると二手に別れ、あちこちに小さな魔石装置を置いていく。
「結界魔法、起動──! ケケッ、オレたち以外は入れなくしてやったぜ!」
「こちらの装置を起動済みだ、結界魔法合わせてくれ」
二体は様々な魔石装置を駆使し、寒々とした夜の森の中をそこだけ切り取ったかのように辺りが暖かくなっていく。
「……俺たちの苦労は何だったんだろうな」
そう吐き捨てたリオンは、テントの一帯がどんどん快適になる中、ただ呆然と立ち尽くす。
「そう? 僕は君と作業できて楽しかったよ」
それでも、隣に立つアキトはどこか満足げな表情をしていた。
「また、できるといいね」
リオンとしては、せめてテントぐらいは立てたかったが、彼が楽しんでくれたのなら今はそれでいいと思った。
「……頑張った甲斐も、少しはあったのかな」
「ケケッ、お二方ぁー! 夕食が出来ましたよー。温かいうちにどうぞー!!」
するとガーゴイルが焚き火で鍋をかき混ぜながら、二人に呼びかける。
「だってさ、じゃあ行くか」
「うん」
アキトとリオン、そしてガーゴイルと人狼は仲良く食卓を囲み、その日はとても賑やかな夜になった。
──来い……
──勇者よ、我が元へと来い……
広いテントの中、アキトと何故か魔物二体がまだ寝ている薄暗い朝の頃、謎の声を聞いたリオンは、一人目覚ます。
(何だ? 今の……)
誰かもわからない不思議な声に導かれ、リオンは忘れず剣を持ってテントから外へと出ると、行き先もわからないまま霧のかかった森の奥へ進んでいく。
(──行かなきゃ)
理由はわからない、それでも今行かなければいけないと体が動く。最初は森の中をゆっくりと歩いていたが徐々に速度が速くなっていき、やがて駆け足となって険しい道を走っていく。
リオンが辿り着いたのは崩れた民家が建ち並ぶ廃れた村の跡。その奥に──
『勇者よ、この時を待っていた──』
古びたローブを被り、青い光が瞳のようにこちらを覗く、朽ち果てた長い杖を持った恐ろしい骸の魔術師が静かに佇んでいた。
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