36 / 40
第5章 空っぽの村
空の器は何を見据える
しおりを挟む
『勇者よ、この時を待っていた──』
廃れた村の中央に佇みながら、骸の魔術師は森の茂みから現れたリオンに向かって確かにそう告げた。
「はぁ? あんた何言って…… うわそういうことか……!」
あからさまに顔を歪めたリオンは、その時になって始めて、自分が勇者としてこの場所に導かれたのだと理解する。
『如何にも、我は勇者である貴様に問い掛ける』
(これは…… あれか? 攻略のヒントを与える的な……?)
仮にここがゲームの世界なら、この手の人物は序盤から現れるものじゃないかと思うが、リオンは警戒しつつも、突如現れた得体の知れない存在に向かって呆れたように答えた。
「……それで、ありがちな呼び方して何の用だ?」
すると骸の魔術師は何かを見据えながら、頭に響くような恐ろしく低い声でこう続けた。
『間もなく、魔王が世界を滅ぼす事だろう』
(は──?) リオンは一瞬、あの骸が何を言っているのかを理解出来なかった。
『その時、貴様に奴を倒す覚悟はあるか?』
完全に余裕が無くなり、手に持ったままだった剣の鞘を握りしめ、相手の出方を伺い始める。
『もう一度問い掛ける。勇者よ、貴様に魔王を倒す覚悟があるか?』
「ふざけんじゃねぇよ……! あいつがそんなことするわけ……」
ありえない、と真っ向から否定しようとするも、あの骸の放つ威圧感がやたら真実味を帯びていて、リオンは相手を睨み続けるが、冷や汗をかきながら思わず後ずさってしまう。
『そうか…… であるならば──』
リオンの返事を最後まで聞くことなく、骸の魔術師は朽ちた木の杖を両手で強く握りしめると、杖の上先端に魔力が溜まっていき、白く光る大きな鎌へと変化した。
『此処から先、貴様を通す訳には往かぬ──!』
「──なっ!?」
突然、骸の魔術師は鎌を大きく振りかぶりながら急接近し、リオンの首に目掛けて刃を振り下ろす。
キィン───!
と音を立て、リオンは相手の攻撃を咄嗟に刃の峰で受け止めるが、遠目からではわかりずらかった大きな体から繰り出される一撃はとても重く徐々に押されていってしまう。
(こいつ、本気で向かって来やがった……!)
すぐさま身を屈め、鞘から剣を抜き相手の足を狙って斬り払う、しかし切断された部分は黒い影となり、宙へと消え去っていく。
(幻術!? って言うか──)
「そっちから呼び出しといて、この仕打ちはねぇだろ!!」
あまりにも理不尽だと思い、どこにいても聞こえるようわざと声を張ってみせると、魔法の気配を感じて振り向いたリオンは、後ろにいた骸の魔術師が赤色の魔方陣から炎の魔弾を次々と飛ばしてくるのを確認した。
「大したことねぇ、魔法が使えりゃどうってこと……!」
だが転送魔法で避けようとした去り際、反対からもう一人の骸魔術師が現れ、今度は青い魔法陣から水砲が放たれたのが見える。
(ちょっと待て、これがぶつかったらどうなる!?)
その疑念も虚しく転送魔法が発動すると、相手の炎と水魔法がぶつかった途端、辺り一帯が水蒸気に包まれ視界が遮られてしまった。
「クソッ! やられた──!」
転移した直後、何とか相手を見つけだそうと必死に相手の気配を察知し、背後から振りかぶる大鎌を避けて反撃するも、魔術師は再び黒い影となって消えていく。
すると気温の変化を肌で感じ上を見上げたリオンは、空から氷の膜が周りを覆っていくのが見え、このまま閉じ込められては勝ち目がないと判断するが……
(やっぱ視界が悪すぎて、行き先が定まらねぇ……!)
水蒸気の中から抜けられないまま、光が現れたかと思えばいくつかの黄色い魔法陣から槍のような雷の魔法が一斉に放たれた。
水蒸気と雷、そしてリオンは相手が炎魔法を使えることを思い出す。
「マジかよ、これって──!?」
そして視界から僅かに見えた骸の魔術師は炎魔法を放ち混ざり合った周りの空気が一気に燃え、
──ドォォォン──!!
と、辺り一帯に大きな爆発を引き起こした。
「ぐっ…… ゲホッ、ゲホッ」
廃れていた村が跡形もなく消え、かろうじて見えた隙間から転送場所を割り出しギリギリで避けたものの、その衝撃は凄まじくリオンは転がりながら地面に倒れ、肘をついて顔を上げるも体を起こすことが出来なかった。
『ほう、今のを避けたか…… だが此処までだ』
(水素、爆発……!? こんなことが出来るやつなんて……)
動くことの出来ないリオンに骸の魔術師は大鎌の刃を彼の首に突き立てて、再び問いかける。
『選べ、未来は二つも選べない』
「だから! その意味がわからねぇって……!!」
『選べる未来は一つだけだ!』
「話聞けっての!!」
(だってあり得ねぇだろ、あいつが世界を滅ぼすなんて絶対にあり得ない──!)
先ほどから骸の魔術師による話は全く見えてこないが、リオンは首に添えられた刃を気にも止めず、全身の力を振り絞って必死に立ち上がる。
『ほう、……まだ抗うつもりか?』
「うるせぇ! 当たり前だ」
首元から血を流し、膝と剣を突きながらゆっくり起き上がると、突き立てられた大鎌の刃を剣を使って押し返していく。
「誓ったんだよ…… 俺は、あいつと生きていくって、あの時誓ったんだ!!」
初めてアキトと顔を合わせた教会での出来事を思い出し、骸の魔術師を見据えたリオンは大鎌をはね除け、一気に間合いを詰める。
「そこだ!!」
相手の幻影を突き破りながら前に踏み込み。その奥にいる骸の魔術師が手にしていた杖が角の一部となっている黒い鹿と鉢合わせる。
ガキィン── と、攻撃は角によって受け止められたが、たしかに手応えを感じたリオンは、相手の実体を捕らえたことを確信した。
「見つけたぞ! あんたが本体だ!!」
一か八か、水蒸気による目眩ましと幻術を組み合わせた戦い方から、おそらく本体が別にいると読み、それが見事に的中する。
本体である鹿は青い瞳を僅かに揺しながら、リオンの攻撃を弾き返し、さらに数体もの骸の魔術師を生み出していく。
「7体!? 流石に多いって……!」
幻影がリオンを囲いながらそれぞれ異なる色の魔方陣を構えた瞬間── 禍々しい炎が飛来し、一瞬にしてそれら全てを焼き払う。
「リオン! 大丈夫!?」
「お前── 何でここに!?」
「だって起きたらいなかったから!」
後ろを振り返ると、そこには森の中でリオンを探していたアキトが遠くから姿を見せていた。
「あれだれ──?」
「知らねぇ! けど死にかけた!」
「じゃあ敵だね──!」
幻影を燃やしていた炎が収まり、アキトがリオンのいる廃村跡に向かって駆け寄って行き、二人はやっとお互いの元へと合流する。
『未来に抗うか、面白い!』
再び骸の魔術師が姿を現し、魔力で出来た大鎌を握りしめて立ちはだかる。
『ならばこの我を倒し、その力を証明してみせよ!!』
地面が揺れるような重圧を浴びながらも、二人は前を向き、敵に臆することなく立ち向かう。
「チュートリアルは終わりか? んじゃ ──行くぞ!!」
「うん──!」
リオンが剣を構え、アキトは右手のひらで紫立つ炎を燃え上がらせ、二人は同時に走り出す。
勝負の未来はすぐそこにまで迫っていた。
廃れた村の中央に佇みながら、骸の魔術師は森の茂みから現れたリオンに向かって確かにそう告げた。
「はぁ? あんた何言って…… うわそういうことか……!」
あからさまに顔を歪めたリオンは、その時になって始めて、自分が勇者としてこの場所に導かれたのだと理解する。
『如何にも、我は勇者である貴様に問い掛ける』
(これは…… あれか? 攻略のヒントを与える的な……?)
仮にここがゲームの世界なら、この手の人物は序盤から現れるものじゃないかと思うが、リオンは警戒しつつも、突如現れた得体の知れない存在に向かって呆れたように答えた。
「……それで、ありがちな呼び方して何の用だ?」
すると骸の魔術師は何かを見据えながら、頭に響くような恐ろしく低い声でこう続けた。
『間もなく、魔王が世界を滅ぼす事だろう』
(は──?) リオンは一瞬、あの骸が何を言っているのかを理解出来なかった。
『その時、貴様に奴を倒す覚悟はあるか?』
完全に余裕が無くなり、手に持ったままだった剣の鞘を握りしめ、相手の出方を伺い始める。
『もう一度問い掛ける。勇者よ、貴様に魔王を倒す覚悟があるか?』
「ふざけんじゃねぇよ……! あいつがそんなことするわけ……」
ありえない、と真っ向から否定しようとするも、あの骸の放つ威圧感がやたら真実味を帯びていて、リオンは相手を睨み続けるが、冷や汗をかきながら思わず後ずさってしまう。
『そうか…… であるならば──』
リオンの返事を最後まで聞くことなく、骸の魔術師は朽ちた木の杖を両手で強く握りしめると、杖の上先端に魔力が溜まっていき、白く光る大きな鎌へと変化した。
『此処から先、貴様を通す訳には往かぬ──!』
「──なっ!?」
突然、骸の魔術師は鎌を大きく振りかぶりながら急接近し、リオンの首に目掛けて刃を振り下ろす。
キィン───!
と音を立て、リオンは相手の攻撃を咄嗟に刃の峰で受け止めるが、遠目からではわかりずらかった大きな体から繰り出される一撃はとても重く徐々に押されていってしまう。
(こいつ、本気で向かって来やがった……!)
すぐさま身を屈め、鞘から剣を抜き相手の足を狙って斬り払う、しかし切断された部分は黒い影となり、宙へと消え去っていく。
(幻術!? って言うか──)
「そっちから呼び出しといて、この仕打ちはねぇだろ!!」
あまりにも理不尽だと思い、どこにいても聞こえるようわざと声を張ってみせると、魔法の気配を感じて振り向いたリオンは、後ろにいた骸の魔術師が赤色の魔方陣から炎の魔弾を次々と飛ばしてくるのを確認した。
「大したことねぇ、魔法が使えりゃどうってこと……!」
だが転送魔法で避けようとした去り際、反対からもう一人の骸魔術師が現れ、今度は青い魔法陣から水砲が放たれたのが見える。
(ちょっと待て、これがぶつかったらどうなる!?)
その疑念も虚しく転送魔法が発動すると、相手の炎と水魔法がぶつかった途端、辺り一帯が水蒸気に包まれ視界が遮られてしまった。
「クソッ! やられた──!」
転移した直後、何とか相手を見つけだそうと必死に相手の気配を察知し、背後から振りかぶる大鎌を避けて反撃するも、魔術師は再び黒い影となって消えていく。
すると気温の変化を肌で感じ上を見上げたリオンは、空から氷の膜が周りを覆っていくのが見え、このまま閉じ込められては勝ち目がないと判断するが……
(やっぱ視界が悪すぎて、行き先が定まらねぇ……!)
水蒸気の中から抜けられないまま、光が現れたかと思えばいくつかの黄色い魔法陣から槍のような雷の魔法が一斉に放たれた。
水蒸気と雷、そしてリオンは相手が炎魔法を使えることを思い出す。
「マジかよ、これって──!?」
そして視界から僅かに見えた骸の魔術師は炎魔法を放ち混ざり合った周りの空気が一気に燃え、
──ドォォォン──!!
と、辺り一帯に大きな爆発を引き起こした。
「ぐっ…… ゲホッ、ゲホッ」
廃れていた村が跡形もなく消え、かろうじて見えた隙間から転送場所を割り出しギリギリで避けたものの、その衝撃は凄まじくリオンは転がりながら地面に倒れ、肘をついて顔を上げるも体を起こすことが出来なかった。
『ほう、今のを避けたか…… だが此処までだ』
(水素、爆発……!? こんなことが出来るやつなんて……)
動くことの出来ないリオンに骸の魔術師は大鎌の刃を彼の首に突き立てて、再び問いかける。
『選べ、未来は二つも選べない』
「だから! その意味がわからねぇって……!!」
『選べる未来は一つだけだ!』
「話聞けっての!!」
(だってあり得ねぇだろ、あいつが世界を滅ぼすなんて絶対にあり得ない──!)
先ほどから骸の魔術師による話は全く見えてこないが、リオンは首に添えられた刃を気にも止めず、全身の力を振り絞って必死に立ち上がる。
『ほう、……まだ抗うつもりか?』
「うるせぇ! 当たり前だ」
首元から血を流し、膝と剣を突きながらゆっくり起き上がると、突き立てられた大鎌の刃を剣を使って押し返していく。
「誓ったんだよ…… 俺は、あいつと生きていくって、あの時誓ったんだ!!」
初めてアキトと顔を合わせた教会での出来事を思い出し、骸の魔術師を見据えたリオンは大鎌をはね除け、一気に間合いを詰める。
「そこだ!!」
相手の幻影を突き破りながら前に踏み込み。その奥にいる骸の魔術師が手にしていた杖が角の一部となっている黒い鹿と鉢合わせる。
ガキィン── と、攻撃は角によって受け止められたが、たしかに手応えを感じたリオンは、相手の実体を捕らえたことを確信した。
「見つけたぞ! あんたが本体だ!!」
一か八か、水蒸気による目眩ましと幻術を組み合わせた戦い方から、おそらく本体が別にいると読み、それが見事に的中する。
本体である鹿は青い瞳を僅かに揺しながら、リオンの攻撃を弾き返し、さらに数体もの骸の魔術師を生み出していく。
「7体!? 流石に多いって……!」
幻影がリオンを囲いながらそれぞれ異なる色の魔方陣を構えた瞬間── 禍々しい炎が飛来し、一瞬にしてそれら全てを焼き払う。
「リオン! 大丈夫!?」
「お前── 何でここに!?」
「だって起きたらいなかったから!」
後ろを振り返ると、そこには森の中でリオンを探していたアキトが遠くから姿を見せていた。
「あれだれ──?」
「知らねぇ! けど死にかけた!」
「じゃあ敵だね──!」
幻影を燃やしていた炎が収まり、アキトがリオンのいる廃村跡に向かって駆け寄って行き、二人はやっとお互いの元へと合流する。
『未来に抗うか、面白い!』
再び骸の魔術師が姿を現し、魔力で出来た大鎌を握りしめて立ちはだかる。
『ならばこの我を倒し、その力を証明してみせよ!!』
地面が揺れるような重圧を浴びながらも、二人は前を向き、敵に臆することなく立ち向かう。
「チュートリアルは終わりか? んじゃ ──行くぞ!!」
「うん──!」
リオンが剣を構え、アキトは右手のひらで紫立つ炎を燃え上がらせ、二人は同時に走り出す。
勝負の未来はすぐそこにまで迫っていた。
5
あなたにおすすめの小説
時間を戻した後に~妹に全てを奪われたので諦めて無表情伯爵に嫁ぎました~
なりた
BL
悪女リリア・エルレルトには秘密がある。
一つは男であること。
そして、ある一定の未来を知っていること。
エルレルト家の人形として生きてきたアルバートは義妹リリアの策略によって火炙りの刑に処された。
意識を失い目を開けると自称魔女(男)に膝枕されていて…?
魔女はアルバートに『時間を戻す』提案をし、彼はそれを受け入れるが…。
なんと目覚めたのは断罪される2か月前!?
引くに引けない時期に戻されたことを嘆くも、あの忌まわしきイベントを回避するために奔走する。
でも回避した先は変態おじ伯爵と婚姻⁉
まぁどうせ出ていくからいっか!
北方の堅物伯爵×行動力の塊系主人公(途中まで女性)
落としたのは化粧じゃなく、みんなの心でした
444
BL
『醜い顔…汚らしい』
幼い頃、実母が病気によって早くに亡くなった数年後に新しい義母からそう言われたシリルは、その言葉が耳に残って16歳となった今も引きずっていた。
だが、義母のその言葉は真っ赤な嘘でシリルはとても美しかった。ただ前妻の息子であるシリルに嫉妬した結果こぼした八つ当たりの言葉であったのをシリルは知らずに、義母のいう醜い顔を隠すために化粧をする。
その結果、彼は化粧によって本当に醜い顔になってしまった。そんな彼が虐げられながらも徐々に周囲を絆す話
暴力表現があるところには※をつけております
第2王子は断罪役を放棄します!
木月月
BL
ある日前世の記憶が蘇った主人公。
前世で読んだ、悪役令嬢が主人公の、冤罪断罪からの巻き返し痛快ライフ漫画(アニメ化もされた)。
それの冒頭で主人公の悪役令嬢を断罪する第2王子、それが俺。内容はよくある設定で貴族の子供が通う学園の卒業式後のパーティーにて悪役令嬢を断罪して追放した第2王子と男爵令嬢は身勝手な行いで身分剥奪ののち追放、そのあとは物語に一切現れない、と言うキャラ。
記憶が蘇った今は、物語の主人公の令嬢をはじめ、自分の臣下や婚約者を選定するためのお茶会が始まる前日!5歳児万歳!まだ何も起こらない!フラグはバキバキに折りまくって折りまくって!なんなら5つ上の兄王子の臣下とかも!面倒いから!王弟として大公になるのはいい!だがしかし自由になる!
ここは剣と魔法となんならダンジョンもあって冒険者にもなれる!
スローライフもいい!なんでも選べる!だから俺は!物語の第2王子の役割を放棄します!
この話は小説家になろうにも投稿しています。
虚ろな檻と翡翠の魔石
篠雨
BL
「本来の寿命まで、悪役の身体に入ってやり過ごしてよ」
不慮の事故で死んだ僕は、いい加減な神様の身勝手な都合により、異世界の悪役・レリルの器へ転生させられてしまう。
待っていたのは、一生を塔で過ごし、魔力を搾取され続ける孤独な日々。だが、僕を管理する強面の辺境伯・ヨハンが運んでくる薪や食事、そして不器用な優しさが、凍てついた僕の心を次第に溶かしていく。
しかし、穏やかな時間は長くは続かない。魔力を捧げるたびに脳内に流れ込む本物のレリルの記憶と領地を襲う未曾有の魔物の群れ。
「僕が、この場所と彼を守る方法はこれしかない」
記憶に翻弄され頭は混乱する中、魔石化するという残酷な決断を下そうとするが――。
BLゲームの悪役に転生したら攻略対象者が全員ヒロインに洗脳されてた
さ
BL
主人公のレオンは、幼少期に前世の記憶を思い出し、この世界がBLゲームで、自身は断罪される悪役だと気づく。
断罪を回避するため、極力攻略対象者たちと関わらないように生きてきた。
ーーそれなのに。
婚約者に婚約は破棄され、
気づけば断罪寸前の立場に。
しかも理由もわからないまま、
何もしていないはずの攻略対象者達に嫌悪を向けられてーー。
※最終的にハッピーエンド
※愛され悪役令息
俺は夜、社長の猫になる
衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。
ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。
言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。
タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。
けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。
異世界転移をした俺は文通相手の家にお世話になることになりました
陽花紫
BL
異世界転移をしたハルトには、週に一度の楽しみがあった。
それは、文通であった。ハルトの身を受け入れてくれた老人ハンスが、文字の練習のためにと勧めたのだ。
文通相手は、年上のセラ。
手紙の上では”ハル”と名乗り、多くのやりとりを重ねていた。
ある日、ハンスが亡くなってしまう。見知らぬ世界で一人となったハルトの唯一の心の支えは、セラだけであった。
シリアスほのぼの、最終的にはハッピーエンドになる予定です。
ハルトとセラ、視点が交互に変わって話が進んでいきます。
小説家になろうにも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる