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宴の後に
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ー宴の後にー
本能寺に信長を討ちに行った光秀・・・
しかし、攻め入る前に寺は炎上し、近づくことさえもままならなかった。一番驚いたのは、炎上とともに爆発をしたことである。自分や配下の者でさえ巻き込まれてしまうところであった。
爆発して炎上した寺を呆然と見つめ、炎が消えるころには太陽が真上に上っていた。鎮火した寺に足を踏み入れると、亡骸というか骨になった遺体が数体。どれが信長かはわからないほどであった。
自分は謀反に成功したのであろうか??自問自答を繰り返す。もし成功したのであれば、直ぐに安土に戻り城を抑える必要がある。
鎮火した本能寺を後に、光秀は安土への道を急いだ。一方、光秀をそそのかした秀吉は、光秀の兵に紛れ込ませておいた手の者が本能寺炎上を目撃し、早馬で報告を入れてきた。
「うまくやりおったな」
そう思いほくそ笑む。さあ、自分の暗示通りに光秀はうまく信長を消してくれた。では、駒に消えてもらおう
秀吉は、光秀を敵とし命令を出す。光秀を討伐せよ!!と・・・・
一方、安土に向かう光秀。先を急ぐ中、日は少しづつ傾き始めていた。ある山中に差し掛かった時、自分や家臣たちのそばを桑や鎌を持った農民が歩いていく。最初は不審に思わなかったが、あまりにも数が多い。少しだけ恐怖心が生まれた
まさか、秀吉裏切ったか??それとも元々そのつもりで・・・自分を傀儡にするために??
今更ながら、光秀はそう感じてた。
もし、そうなら、秀吉は自分を敵として討伐し秀吉が上に立つであろう・・・いや、間違いなく自分は秀吉に駒にされたのかもしれない。ここにきて、はじめて光秀はそう感じ後悔をする。間違いなく、自分は秀吉に殺されると・・・・
しかし、そばを通る農民はこちらに興味を示さず、ただひたすらどこかに向かって歩いていく。
秀吉が送った者ではないと少し安堵した時だ。その中の頭に手ぬぐいをまいた一人の女性が光秀に近づき
「明智光秀様ですね??」
と声をかけてきた。
その声に返事を返さず見つめてると、女性は手拭いを取る。
その顔に見覚えがあった。安土で何度も目にしている。そして、今日本能寺で信長と死んで骨になっているはずである。
帰蝶の側女によく似た、女子のような容姿の
「蘭丸・・・」
思わずつばを飲み込む。ということは自分は失敗し信長が生きているやもしれぬということ。
血の気が引いていく・・・・
「なぜ??」
「なぜ生きてと言いたげでございますね・・・」
そう言って、蘭丸は光秀の胸に槍をさす。それを合図に一斉に農民が光秀の配下に襲い掛かった。
「死神か・・・主は・・・」
そう言ってから馬から崩れ落ちる。
落ちた光秀に、とどめを刺す
「死神、かもしれませんね」
血しぶきが蘭丸の顔にかかる。しばらくして光秀がこと切れたのを確認すると、蘭丸は首をはねた。
農民の姿をした一人が、蘭丸の側により声をかける
「楓様、終わりました」
「わかったわ、安土に帰蝶様のもとに戻るわよ!!」
と皆に声をかける。
蘭丸・・・本当の名を楓・・・・。
口伝のみで伝わる加茂野の流れをくむ術者と薬学毒学にたけたの一族の長。
信長の側におり、表の蘭丸とし存在し時に帰蝶の側女楓として仕えていたれっきとした女性である。
そして、農民を装い光秀と光秀の配下を楓と共に襲ったのは襲ったのは、楓の配下の者と、楓の夫であり裏の乱丸こと三代目百地三太夫の配下の者であった
本能寺に信長を討ちに行った光秀・・・
しかし、攻め入る前に寺は炎上し、近づくことさえもままならなかった。一番驚いたのは、炎上とともに爆発をしたことである。自分や配下の者でさえ巻き込まれてしまうところであった。
爆発して炎上した寺を呆然と見つめ、炎が消えるころには太陽が真上に上っていた。鎮火した寺に足を踏み入れると、亡骸というか骨になった遺体が数体。どれが信長かはわからないほどであった。
自分は謀反に成功したのであろうか??自問自答を繰り返す。もし成功したのであれば、直ぐに安土に戻り城を抑える必要がある。
鎮火した本能寺を後に、光秀は安土への道を急いだ。一方、光秀をそそのかした秀吉は、光秀の兵に紛れ込ませておいた手の者が本能寺炎上を目撃し、早馬で報告を入れてきた。
「うまくやりおったな」
そう思いほくそ笑む。さあ、自分の暗示通りに光秀はうまく信長を消してくれた。では、駒に消えてもらおう
秀吉は、光秀を敵とし命令を出す。光秀を討伐せよ!!と・・・・
一方、安土に向かう光秀。先を急ぐ中、日は少しづつ傾き始めていた。ある山中に差し掛かった時、自分や家臣たちのそばを桑や鎌を持った農民が歩いていく。最初は不審に思わなかったが、あまりにも数が多い。少しだけ恐怖心が生まれた
まさか、秀吉裏切ったか??それとも元々そのつもりで・・・自分を傀儡にするために??
今更ながら、光秀はそう感じてた。
もし、そうなら、秀吉は自分を敵として討伐し秀吉が上に立つであろう・・・いや、間違いなく自分は秀吉に駒にされたのかもしれない。ここにきて、はじめて光秀はそう感じ後悔をする。間違いなく、自分は秀吉に殺されると・・・・
しかし、そばを通る農民はこちらに興味を示さず、ただひたすらどこかに向かって歩いていく。
秀吉が送った者ではないと少し安堵した時だ。その中の頭に手ぬぐいをまいた一人の女性が光秀に近づき
「明智光秀様ですね??」
と声をかけてきた。
その声に返事を返さず見つめてると、女性は手拭いを取る。
その顔に見覚えがあった。安土で何度も目にしている。そして、今日本能寺で信長と死んで骨になっているはずである。
帰蝶の側女によく似た、女子のような容姿の
「蘭丸・・・」
思わずつばを飲み込む。ということは自分は失敗し信長が生きているやもしれぬということ。
血の気が引いていく・・・・
「なぜ??」
「なぜ生きてと言いたげでございますね・・・」
そう言って、蘭丸は光秀の胸に槍をさす。それを合図に一斉に農民が光秀の配下に襲い掛かった。
「死神か・・・主は・・・」
そう言ってから馬から崩れ落ちる。
落ちた光秀に、とどめを刺す
「死神、かもしれませんね」
血しぶきが蘭丸の顔にかかる。しばらくして光秀がこと切れたのを確認すると、蘭丸は首をはねた。
農民の姿をした一人が、蘭丸の側により声をかける
「楓様、終わりました」
「わかったわ、安土に帰蝶様のもとに戻るわよ!!」
と皆に声をかける。
蘭丸・・・本当の名を楓・・・・。
口伝のみで伝わる加茂野の流れをくむ術者と薬学毒学にたけたの一族の長。
信長の側におり、表の蘭丸とし存在し時に帰蝶の側女楓として仕えていたれっきとした女性である。
そして、農民を装い光秀と光秀の配下を楓と共に襲ったのは襲ったのは、楓の配下の者と、楓の夫であり裏の乱丸こと三代目百地三太夫の配下の者であった
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