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姉妹の三日間
お姉ちゃんは私に体を触られたい
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「ちょ! お姉ちゃん! 触ってとか意味わかんないから!」
私は反射的に、シュバッとお姉ちゃんの背後から離れる。
本当に何を口走っているんだ、この姉は。
……だがしかし、さっき私がしたのはこちょこちょだ。
つまりはこちょこちょして欲しいということか。
Mなのか? もしやお姉ちゃんはMなのか?
「えっと。コチョコチョして欲しいってこと?」
「違う。私を普通に、ぺたぺたって。触って欲しいっていうこと」
「ふ、ふーん」
うわぁー。
よくも、そんな恥ずかしいことを平然と言えるな。
いや、むしろこれって普通なのか?
確かに、普通の兄弟とかだったら体を触りあうくらいありそうなことだが。
これって、もしや、私が気にしすぎなだけ?
だとしたら、ここで私が恥じらいを見せるということが、むしろ意味のある行動になってしまうのではないか?
ここで、触ってあげる方が、多分普通の姉妹っぽいのだろう。
「よし。じゃあ、失礼して──」
どこを触ればいいのかいまいち分からないので、とりあえず背中に右手を伸ばしてみる。
「うひゃっ!」
「ちょ! 背中触っただけで、そんなに驚かないで!」
「う、うん。じゃあ、次は後ろからハグして」
は、ハグ⁉︎
急にハードル上げすぎだよ。
こんなハードル、私の身の丈以上の大きさだ。
これは流石に普通の姉妹間であるようなことじゃ……。
いや、案外あるのか?
兄弟の出来たことのない私にとって、そういうのはよくわからないけど。
いや、いやいや。これは、おかしい。
ハグは、家族とくらいしかしたこと無いし……。
あれ? じゃあ、おかしく無いのか?
んーー。
さっきから、葛藤しっぱなしだ。
純粋に私がしたいかどうかで決めればいいのだ。
お姉ちゃんとハグ。うん。したい。とても。
女同士だなんておかしいけど、家族だから別にいい。
家族以上の感情が湧かなければ、そこに可笑しさなどは生まれない。
と勝手に結論づけてみる。
「お姉ちゃん」
呼びかけてみる。
お姉ちゃんは振り向く。
「なに? 正面がいい?」
こうやって見ると、普通のお姉ちゃんだ。
……言ってることは普通じゃないけれど。
「そういうことじゃなくて」
「ハグするのが嫌なの?」
「い、いや。そういうことじゃ。──っ!」
なぜだろう。
お姉ちゃんから頼んだはずなのに。
断られると思ったからなのか、ブレーキがかからなかったのか。
分からないけれど。
気付いた時には、
私は、お姉ちゃんの腕の中にいた。
びっくりして、耳まで熱くなる。
強くないけど、あったかいハグだった。
柔らかい羽で包んでもらっているような感触だった。
さっきまでの私の中の複雑な感情はどこかへ飛んで行ってしまっていた。
心地よい。今は、こうして、包まれていたい。
「お姉ちゃん。お姉ちゃんっぽいね」
私は反射的に、シュバッとお姉ちゃんの背後から離れる。
本当に何を口走っているんだ、この姉は。
……だがしかし、さっき私がしたのはこちょこちょだ。
つまりはこちょこちょして欲しいということか。
Mなのか? もしやお姉ちゃんはMなのか?
「えっと。コチョコチョして欲しいってこと?」
「違う。私を普通に、ぺたぺたって。触って欲しいっていうこと」
「ふ、ふーん」
うわぁー。
よくも、そんな恥ずかしいことを平然と言えるな。
いや、むしろこれって普通なのか?
確かに、普通の兄弟とかだったら体を触りあうくらいありそうなことだが。
これって、もしや、私が気にしすぎなだけ?
だとしたら、ここで私が恥じらいを見せるということが、むしろ意味のある行動になってしまうのではないか?
ここで、触ってあげる方が、多分普通の姉妹っぽいのだろう。
「よし。じゃあ、失礼して──」
どこを触ればいいのかいまいち分からないので、とりあえず背中に右手を伸ばしてみる。
「うひゃっ!」
「ちょ! 背中触っただけで、そんなに驚かないで!」
「う、うん。じゃあ、次は後ろからハグして」
は、ハグ⁉︎
急にハードル上げすぎだよ。
こんなハードル、私の身の丈以上の大きさだ。
これは流石に普通の姉妹間であるようなことじゃ……。
いや、案外あるのか?
兄弟の出来たことのない私にとって、そういうのはよくわからないけど。
いや、いやいや。これは、おかしい。
ハグは、家族とくらいしかしたこと無いし……。
あれ? じゃあ、おかしく無いのか?
んーー。
さっきから、葛藤しっぱなしだ。
純粋に私がしたいかどうかで決めればいいのだ。
お姉ちゃんとハグ。うん。したい。とても。
女同士だなんておかしいけど、家族だから別にいい。
家族以上の感情が湧かなければ、そこに可笑しさなどは生まれない。
と勝手に結論づけてみる。
「お姉ちゃん」
呼びかけてみる。
お姉ちゃんは振り向く。
「なに? 正面がいい?」
こうやって見ると、普通のお姉ちゃんだ。
……言ってることは普通じゃないけれど。
「そういうことじゃなくて」
「ハグするのが嫌なの?」
「い、いや。そういうことじゃ。──っ!」
なぜだろう。
お姉ちゃんから頼んだはずなのに。
断られると思ったからなのか、ブレーキがかからなかったのか。
分からないけれど。
気付いた時には、
私は、お姉ちゃんの腕の中にいた。
びっくりして、耳まで熱くなる。
強くないけど、あったかいハグだった。
柔らかい羽で包んでもらっているような感触だった。
さっきまでの私の中の複雑な感情はどこかへ飛んで行ってしまっていた。
心地よい。今は、こうして、包まれていたい。
「お姉ちゃん。お姉ちゃんっぽいね」
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