異世界は地球よりも残酷だった

tomoya4029

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短いけど長い生命

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生まれたわ。マルリ!」



嫁はその一言だった。顔はさっきまで
死ぬかのように辛そうだったが
今は今まで見たことない笑顔だった。


なんだろう、あの輝き。
こっちまで嬉しくなってきた。

ああ、涙が出る。
小さい手。小さい足。

こんなにも小さくて
綺麗な体だった。男の子だろうか?

それとも女だろうか?

気になるようで気にならないような
何とも言えない感情が生まれている。

まぁどっちでもうれしいが、、、、

男ならトモヤにしようと思っている。
なんだろう、運命的にその名前が浮かんだんだ。

あ、男だった。


これからお父さんとして生きていくのか

大丈夫かな。ちゃんと育ってくれるかな。

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