19 / 43
白き光②
しおりを挟む
「帝国を知るには、ここが最も最良で、最速であろう?」
「しかし……」
それはつまり、ここがグランカリス帝国の中枢であることを意味する。皇帝代理を務めるジグムントの執務室であるのだから、当然だ。
ムンデ国しか知らなかったフェリも、さすがに今の待遇が、戦犯や、ただの捕虜に対するものにしては行き過ぎている、という認識が芽生えていた。
では何なのか、と問われると、フェリには答えようがないのだが。
いずれにしても、先日まで敵国の人間であった自分が、ここにいていい理由を見つけられない。
所狭しと無造作に置かれている、あれも、これも、それも、全て重要な機密に関わる、少なくとも国家の基盤に関与する何かしらの事象に関連しているものに違いない。
見てはいけないと思いつつも、視界に入る。
フェリが、うろうろと視線を彷徨わせていると、
「かまわぬ。どうせ、帝国から出すつもりは無い」
ジグムントは、手中に収めたフェリを、みすみす手放す気など、微塵もない。
ジグムントにそう断定され、フェリは納得した。
何を見聞きしても、外に漏らすことができないのだから、構わない。と、言われたのだとフェリは理解した。
「これが、グランカリス帝国の全体ぞ。広いだろう!」
皇帝ウィルリンは、フェリの前に何ら躊躇うことなく、大きな地図を広げる。
これは絶対に国家機密だ。フェリは、そう思いつつも、好奇心が勝り、じっと地図の隅々まで視線を這わさずにはいられなかった。
「何か、気になることがあれば、申せ」
さらに、ジグムントは、フェリに意見を求めた。
地形に田畑に至るまでが事細かにえがかれ、さらに人口と思われる数や、フェリにはわからない数値や記号が記されている。
ムンデ国では詳細な地図は作成されていない。地域ごとの居住や、大まかな地形を記したものはあるが。
昨年、グランカリス兵をおびき出した、ムンデ国の渓谷も記載され、その周辺の地形も把握されているらしい。
そして、今回ムンデ国が敗戦した平野を見て、ふと常々疑問であったことを想起した。
「北西の森近くの平野に、捕虜の収容所を作らないのは……特別な理由が、あるのでしょうか?」
フェリを除く三人は、そろって驚きに目を見開く。そして、三人ともそのまま考え込んでしまう。
ああ、変なことを言っただろうか。
フェリは不安になりつつも、
「グランカリス帝国内でも、寒冷で乾燥し、かつ野生動物の被害が多い地域だということは、知っています」
とりあえず、場所の特性を知らないわけでは無いことを説明する。
フェリの言う平野は、山脈と森に囲まれて、グランカリス帝国でも閉じた地域だ。
人の往来も乏しく、栄えてもいない。つまり、人が生活するには過酷な場所と言える。
今回の戦では、ムンデ国は、この山脈を越え、国境を侵す作戦に出た。
それにはもちろん、フェリの誘導があった。以前から、この場所にはグランカリス兵が駐屯していなことを仄めかしていた。
ムンデ国は、非常に険しい地形をしている。自然との距離が近く、野生動物も多い。山脈や野生動物は、彼らにとって脅威では無い、と判断することは明白だった。
ただ、川も遠く、広大で乾燥した大地は、馴染みの無いものだった。水を確保する、という最低限の準備すら彼らは怠り、数でも劣る彼らは容易に攻め落とされたのだ。
「捕虜は身を護る術を持った者が多いはず。開拓し、寒冷や乾燥に強い作物を、捕虜たち自身に作らせればいいのです」
人が住むのであれば、川から水路を整備すればよい話だ。
「うむ。人を盾にする、ということか」
提案の意図の内、最も非情な部分を幼い皇帝にズバリと指摘され、フェリは僅かに目を見張った。
ムンデ国が占領下となった今、そちらとの国境は脅威とならないだろう。
隣接する他国が、あの山脈を越えて、グランカリスに侵攻するような愚行は起こさないと思う。が、その可能性も零ではない。
「あの地域は自然の盾がありますから……国防という観点では、大規模に兵を駐屯させる余力はありません。
しかし、捕虜たちの大規模な集落を作れば、近隣の村を悩ましている野生動物による人的被害も、防げるでしょうね」
と、オズが続けた。
「捕虜の処遇も、法で定められているが故に、財政を圧迫する原因にもなっておる。そして、それはグランカリス帝国民の不満にも繋がりかねん」
ジグムントが言うような問題は、ムンデ国では、まず起こらない。捕虜は生存できないからだ。今は、関係の無いことだが。
北西の平野。あえて、あそこに住む必要のない過酷な地。それはグランカリス帝国の人々から見れば、の話だ。
ムンデ国の高低差のある地形や、寒冷な気候からすれば、それでもこの平地は非常に魅力的に見えた。
「信頼のおける管理者と、帝国の諜報員を捕虜に混ぜる必要はあると思いますが……」
捕虜が結託するのみならず、他国の間者が紛れ込むということも十分にあり得る。
けれど、それはつまり一方で——
「よいな。敵を誘い出すのに罠を仕掛ける、恰好の場所になる」
皇帝ウェルリンが、フェリの含意を代弁した。
帝国側から見れば、防衛の薄い不毛の地に、人の盾として捕虜を追いやる。
捕虜から見れば、住む場所と、職を与えられる。
じっと、真剣な眼差しで地図を見つめ、未だに何かを思考するフェリは、澄んだ気配を漂わせている。
ジグムントは、じっとフェリを見つめた。ジグムントの目には、フェリが清らかな白い光として映った。
ジグムントは、フェリの高潔さに惹かれ、そして強い光に捕らえられている。
「しかし……」
それはつまり、ここがグランカリス帝国の中枢であることを意味する。皇帝代理を務めるジグムントの執務室であるのだから、当然だ。
ムンデ国しか知らなかったフェリも、さすがに今の待遇が、戦犯や、ただの捕虜に対するものにしては行き過ぎている、という認識が芽生えていた。
では何なのか、と問われると、フェリには答えようがないのだが。
いずれにしても、先日まで敵国の人間であった自分が、ここにいていい理由を見つけられない。
所狭しと無造作に置かれている、あれも、これも、それも、全て重要な機密に関わる、少なくとも国家の基盤に関与する何かしらの事象に関連しているものに違いない。
見てはいけないと思いつつも、視界に入る。
フェリが、うろうろと視線を彷徨わせていると、
「かまわぬ。どうせ、帝国から出すつもりは無い」
ジグムントは、手中に収めたフェリを、みすみす手放す気など、微塵もない。
ジグムントにそう断定され、フェリは納得した。
何を見聞きしても、外に漏らすことができないのだから、構わない。と、言われたのだとフェリは理解した。
「これが、グランカリス帝国の全体ぞ。広いだろう!」
皇帝ウィルリンは、フェリの前に何ら躊躇うことなく、大きな地図を広げる。
これは絶対に国家機密だ。フェリは、そう思いつつも、好奇心が勝り、じっと地図の隅々まで視線を這わさずにはいられなかった。
「何か、気になることがあれば、申せ」
さらに、ジグムントは、フェリに意見を求めた。
地形に田畑に至るまでが事細かにえがかれ、さらに人口と思われる数や、フェリにはわからない数値や記号が記されている。
ムンデ国では詳細な地図は作成されていない。地域ごとの居住や、大まかな地形を記したものはあるが。
昨年、グランカリス兵をおびき出した、ムンデ国の渓谷も記載され、その周辺の地形も把握されているらしい。
そして、今回ムンデ国が敗戦した平野を見て、ふと常々疑問であったことを想起した。
「北西の森近くの平野に、捕虜の収容所を作らないのは……特別な理由が、あるのでしょうか?」
フェリを除く三人は、そろって驚きに目を見開く。そして、三人ともそのまま考え込んでしまう。
ああ、変なことを言っただろうか。
フェリは不安になりつつも、
「グランカリス帝国内でも、寒冷で乾燥し、かつ野生動物の被害が多い地域だということは、知っています」
とりあえず、場所の特性を知らないわけでは無いことを説明する。
フェリの言う平野は、山脈と森に囲まれて、グランカリス帝国でも閉じた地域だ。
人の往来も乏しく、栄えてもいない。つまり、人が生活するには過酷な場所と言える。
今回の戦では、ムンデ国は、この山脈を越え、国境を侵す作戦に出た。
それにはもちろん、フェリの誘導があった。以前から、この場所にはグランカリス兵が駐屯していなことを仄めかしていた。
ムンデ国は、非常に険しい地形をしている。自然との距離が近く、野生動物も多い。山脈や野生動物は、彼らにとって脅威では無い、と判断することは明白だった。
ただ、川も遠く、広大で乾燥した大地は、馴染みの無いものだった。水を確保する、という最低限の準備すら彼らは怠り、数でも劣る彼らは容易に攻め落とされたのだ。
「捕虜は身を護る術を持った者が多いはず。開拓し、寒冷や乾燥に強い作物を、捕虜たち自身に作らせればいいのです」
人が住むのであれば、川から水路を整備すればよい話だ。
「うむ。人を盾にする、ということか」
提案の意図の内、最も非情な部分を幼い皇帝にズバリと指摘され、フェリは僅かに目を見張った。
ムンデ国が占領下となった今、そちらとの国境は脅威とならないだろう。
隣接する他国が、あの山脈を越えて、グランカリスに侵攻するような愚行は起こさないと思う。が、その可能性も零ではない。
「あの地域は自然の盾がありますから……国防という観点では、大規模に兵を駐屯させる余力はありません。
しかし、捕虜たちの大規模な集落を作れば、近隣の村を悩ましている野生動物による人的被害も、防げるでしょうね」
と、オズが続けた。
「捕虜の処遇も、法で定められているが故に、財政を圧迫する原因にもなっておる。そして、それはグランカリス帝国民の不満にも繋がりかねん」
ジグムントが言うような問題は、ムンデ国では、まず起こらない。捕虜は生存できないからだ。今は、関係の無いことだが。
北西の平野。あえて、あそこに住む必要のない過酷な地。それはグランカリス帝国の人々から見れば、の話だ。
ムンデ国の高低差のある地形や、寒冷な気候からすれば、それでもこの平地は非常に魅力的に見えた。
「信頼のおける管理者と、帝国の諜報員を捕虜に混ぜる必要はあると思いますが……」
捕虜が結託するのみならず、他国の間者が紛れ込むということも十分にあり得る。
けれど、それはつまり一方で——
「よいな。敵を誘い出すのに罠を仕掛ける、恰好の場所になる」
皇帝ウェルリンが、フェリの含意を代弁した。
帝国側から見れば、防衛の薄い不毛の地に、人の盾として捕虜を追いやる。
捕虜から見れば、住む場所と、職を与えられる。
じっと、真剣な眼差しで地図を見つめ、未だに何かを思考するフェリは、澄んだ気配を漂わせている。
ジグムントは、じっとフェリを見つめた。ジグムントの目には、フェリが清らかな白い光として映った。
ジグムントは、フェリの高潔さに惹かれ、そして強い光に捕らえられている。
34
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】薄幸文官志望は嘘をつく
七咲陸
BL
サシャ=ジルヴァールは伯爵家の長男として産まれるが、紫の瞳のせいで両親に疎まれ、弟からも蔑まれる日々を送っていた。
忌々しい紫眼と言う両親に幼い頃からサシャに魔道具の眼鏡を強要する。認識阻害がかかったメガネをかけている間は、サシャの顔や瞳、髪色までまるで別人だった。
学園に入学しても、サシャはあらぬ噂をされてどこにも居場所がない毎日。そんな中でもサシャのことを好きだと言ってくれたクラークと言う茶色の瞳を持つ騎士学生に惹かれ、お付き合いをする事に。
しかし、クラークにキスをせがまれ恥ずかしくて逃げ出したサシャは、アーヴィン=イブリックという翠眼を持つ騎士学生にぶつかってしまい、メガネが外れてしまったーーー…
認識阻害魔道具メガネのせいで2人の騎士の間で別人を演じることになった文官学生の恋の話。
全17話
2/28 番外編を更新しました
「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。
キノア9g
BL
「君に義務は求めない」=ニート生活推奨!? ポジティブ転生者と、言葉足らずで愛が重い氷の伯爵様の、全力すれ違い新婚ラブコメディ!
あらすじ
「君に求める義務はない。屋敷で自由に過ごしていい」
貧乏男爵家の次男・ルシアン(前世は男子高校生)は、政略結婚した若き天才当主・オルドリンからそう告げられた。
冷徹で無表情な旦那様の言葉を、「俺に興味がないんだな! ラッキー、衣食住保証付きのニート生活だ!」とポジティブに解釈したルシアン。
彼はこっそり屋敷を抜け出し、偽名を使って憧れの冒険者ライフを満喫し始める。
「旦那様は俺に無関心」
そう信じて、半年間ものんきに遊び回っていたルシアンだったが、ある日クエスト中に怪我をしてしまう。
バレたら怒られるかな……とビクビクしていた彼の元に現れたのは、顔面蒼白で息を切らした旦那様で――!?
「君が怪我をしたと聞いて、気が狂いそうだった……!」
怒鳴られるかと思いきや、折れるほど強く抱きしめられて困惑。
えっ、放置してたんじゃなかったの? なんでそんなに必死なの?
実は旦那様は冷徹なのではなく、ルシアンが好きすぎて「嫌われないように」と身を引いていただけの、超・奥手な心配性スパダリだった!
「君を守れるなら、森ごと消し飛ばすが?」
「過保護すぎて冒険になりません!!」
Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。
すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。
悪役令息(Ω)に転生したので、破滅を避けてスローライフを目指します。だけどなぜか最強騎士団長(α)の運命の番に認定され、溺愛ルートに突入!
水凪しおん
BL
貧乏男爵家の三男リヒトには秘密があった。
それは、自分が乙女ゲームの「悪役令息」であり、現代日本から転生してきたという記憶だ。
家は没落寸前、自身の立場は断罪エンドへまっしぐら。
そんな破滅フラグを回避するため、前世の知識を活かして領地改革に奮闘するリヒトだったが、彼が生まれ持った「Ω」という性は、否応なく運命の渦へと彼を巻き込んでいく。
ある夜会で出会ったのは、氷のように冷徹で、王国最強と謳われる騎士団長のカイ。
誰もが恐れるαの彼に、なぜかリヒトは興味を持たれてしまう。
「関わってはいけない」――そう思えば思うほど、抗いがたいフェロモンと、カイの不器用な優しさがリヒトの心を揺さぶる。
これは、運命に翻弄される悪役令息が、最強騎士団長の激重な愛に包まれ、やがて国をも動かす存在へと成り上がっていく、甘くて刺激的な溺愛ラブストーリー。
悪役令息を改めたら皆の様子がおかしいです?
* ゆるゆ
BL
王太子から伴侶(予定)契約を破棄された瞬間、前世の記憶がよみがえって、悪役令息だと気づいたよ! しかし気づいたのが終了した後な件について。
悪役令息で断罪なんて絶対だめだ! 泣いちゃう!
せっかく前世を思い出したんだから、これからは心を入れ替えて、真面目にがんばっていこう! と思ったんだけど……あれ? 皆やさしい? 主人公はあっちだよー?
ご感想欄 、うれしくてすぐ承認を押してしまい(笑)ネタバレ 配慮できないので、ご覧になる時は、お気をつけください!
ユィリと皆の動画つくりました! お話にあわせて、ちょこちょこあがる予定です。
インスタ @yuruyu0 絵もあがります
Youtube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます
プロフのWebサイトから、両方に飛べるので、もしよかったら!
名前が * ゆるゆ になりましたー!
中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!
【完結】弟を幸せにする唯一のルートを探すため、兄は何度も『やり直す』
バナナ男さん
BL
優秀な騎士の家系である伯爵家の【クレパス家】に生まれた<グレイ>は、容姿、実力、共に恵まれず、常に平均以上が取れない事から両親に冷たく扱われて育った。 そんなある日、父が気まぐれに手を出した娼婦が生んだ子供、腹違いの弟<ルーカス>が家にやってくる。 その生まれから弟は自分以上に両親にも使用人達にも冷たく扱われ、グレイは初めて『褒められる』という行為を知る。 それに恐怖を感じつつ、グレイはルーカスに接触を試みるも「金に困った事がないお坊ちゃんが!」と手酷く拒絶されてしまい……。 最初ツンツン、のちヤンデレ執着に変化する美形の弟✕平凡な兄です。兄弟、ヤンデレなので、地雷の方はご注意下さいm(__)m
ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました
あと
BL
「お兄ちゃん!人肌脱ぎます!」
完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け
可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…?
攻め:ヴィクター・ローレンツ
受け:リアム・グレイソン
弟:リチャード・グレイソン
pixivにも投稿しています。
ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。
批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる