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39話
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ジルヴィスは、急いで家に帰宅した。
家の中は、真っ暗だった。
エントランスに入り、真っ暗なキッチンを覗く。
「ミレイ!いないのか?」
どこからも、返事は無い。ミレイの部屋をノックするが、返答は無い。
時間的には、仕事は終わっているはずだ。どこに行っているんだ?
そう思った時に、ふとリオンの言葉を思い出す。
『役者の男と……』
そんな、そぶりは一切無かった。というか、ミレイから、そんな知り合いがいると聞いた事は無い。
黙っていた?隠していた?俺の他に、男がいる…?
ジルヴィスは、呆然と立ち尽くした。
様々なことが、一気に、頭の中を駆け巡る。
ふらふらっと、真っ暗なリビングに入り、ふと気がつく。
……?
テーブルの上に、置手紙があった。
急いで、その手紙を開けて開く。
そこには、ミレイの字が並んでいた。
--------------
ジルへ。
お疲れ様です。
今日は、仕事が終わったら、アニエス様の家に行って下さい。
夕食も準備して待っていてくれるそうです。
私の事は、心配いりません。
ジルが、幸せになることを、祈っています。
追伸:
今までお世話になったので、お礼の品です。受け取って下さい。
--------------
手紙を読み終えて、テーブルに目をやる。
小さい箱が置いてあって、その箱を開ける。
細工の綺麗な、懐中時計だった。
それを握りしめて、急いでミレイの部屋に行く。
ガチャリと扉を開き、電気を付ける。
見渡して、クローゼットを開けて見る。服や荷物は残されている…出て行ったわけでは無さそうだと、安心したのも束の間……そこには、見慣れない男物のジャケットが入っていた。
「……男物の、ジャケット?」
なぜ、こんなものが、ここに入っている?
『その男と個室で……』
ジルヴィスは悪い考えを跳ね除けるように、首を振った。
部屋の片隅にある机の前まで行き、引き出しを開けてみる。
すると、1番上の引き出しに、チケットが入っていた。それを、手に取り字を追う。
「……恋愛ものの…演劇の……ペアチケット…?」
ふらふらっと、ベッドに腰をかけて、座る。
……。
恋人かどうか、解らないが、ミレイには親しい男が居る。それは、事実なのだと認識する。
俺はバカだ。
また、何も言わなかった。
他の男に取られる位なら、お前が好きだと、言ってしまえばよかった。
体を抱いていれば、心も俺の物になったように錯覚して、気持ちが伝わっている気がしていた。
しかし、ミレイは『好きな人が出来たら、ここを出ていく』そう言っていたじゃないか。
失ってから気付くなんて、本当のバカだ。
手放したくなくて、失いたくなくて……大事にしていたつもりで…本当は、ただの意気地無しの大馬鹿だ。
◇
その夜。
ジルヴィスは、アニエスの家に行った。
「ジル!」
アニエスは、嬉しそうにジルヴィスを見て微笑み、抱きついた。
「待っていたの。さぁ、中に入って。」
アニエスの侍女が食事を運んできて、フルコースが振る舞われた。
貴族達がよく好むラインナップだ。豪華な食事だった。
運ばれてくるたびに、ミレイの顔が浮かぶ。
あいつなら、これは何の肉か?これは何の魚か?これ、サイコーー♪とかなんとか嬉しそうにはしゃいで食べるだろうなと思えた。1つ1つを噛みしめながら味わい、美味そうに食べるのだ。あいつを見ていて、食欲が湧かない日は無い。幸せを感じない瞬間など、無い……。
ふと目の前のアニエスを見る。
アニエスもまた、食べ方は美しい。いや、完璧だ。しかし、どこか作り物じみて見えた。
「どうしたの?ジル。お口に会うかしら?」
「あぁ、久しぶりに、こんな豪華な料理を食べたな。」
「時々、実家からシェフを呼んでいるの。今日はジルの為に呼んだのよ。」
「そうか…ルシオも喜んだだろう?」
「……ねぇ、ジル。お仕事のほうはどう?順調?」
「まぁ、そうだな。それなりに。」
「ルシオはいつも言っていたわ。ジルの方が隊長に向いていたのにって。人望もあついって。」
「そんな事は無い。ルシオの方が、みんなと打ち解けていただろう?」
アニエスは、首を振る。
「あなたは、普段口数が少ないけれど、いざって時は誰よりも頼りになる。どんな危機的状況でも、必ず仲間を助けてくれる。その信頼感は、何よりも強い。一緒に戦ったことのある人間は、みんな分かる。そう言ってたわ。」
ジルヴィスは、視線を落とし、頭の片隅で思った。
いつの間にか、ダンもルシオも、俺についてきて勝手な事…もとい助けてくれようとしている。好かれている?いや、あいつらは、楽しんでいる?いやいや、どちらかというと、変な上司は面倒だから、悪く無さそうな俺についてきていると言う感じがしていた。
俺自身、面倒な上司はごめんだ。あいつらと同じ行動をとっただろう。
その後も、あまり興味のない話が続いた。正直言って、退屈だった。
ミレイのいつもの話が、聞きたくなった。
宝石店の同僚と行ったランチのお店で、隣の席に座っていた知らないおじさんと仲良くなり、謎の郷土料理の話をされたが、それが、「テリアトッテ」という名前だったとマダムに話すと、同僚は「マッテリアータ」だと言う。そこへ、もう1人の同僚が、いやいや「ドッテリアータ」だったと言う。結局、何だったのかもわからず、どうしても気になったので、そのお店に1週間通ったところ、奇跡的に再開して、聞いたら、なんと「ラリテリアルータ」という名前だった。人間の記憶なんてあいまいなもんで、みんな人の話なんて、適当に聞いているもんだ。と、ミレイは結論付けた。
その話を聞いていて、なぜ知らないおじさんと仲良くなれるのか?そこまで執念深く通う程に気になる事か?ツッコミどころが満載で、自分では考えられない出来事が面白く、何故か真剣に話すあいつが、ますます面白かった。
翌週はこんな話をした。
同僚に傘を貸した。でも、それは朝、職場に傘を忘れたミレイが、俺から借りた傘だった。と言う。
すると、4日後に客から返却されたというのだ。同僚から同僚へと渡り、その後は客に貸されて、傘を忘れた人たちの手にわたり、旅をして帰って来たんですよ?なんか、凄くないですか?と言うのだ。
何がだ?と聞くと、ミレイはこう答えたのだ。
自分が人を、ちょっと思いやったことで、その思いやる気持ちがリレーして、回って帰って来たんです。なんか、気持ちが温かくなりませんか?と言った。
ミレイの話は、いつもくだらなくて、面白くて、優しかった。
ジルヴィスは、グラスを置いて、アニエスを見つめる。
「今日、俺をここに呼んだのは、こんな話がしたかったからなのか?」
「こんな話って…」
「すまん。色々あって、疲れているんだ。」
「そうよね。急に呼び出して、ごめんなさい。でも、ミレイが背中を押してくれたから。」
「?…ミレイが?」
ジルヴィスが顔を上げると、アニエスは微笑んだ。
「えぇ。今日ね、ミレイがココに来たの。貴方の事を教えてくれたわ。」
「俺の事?」
「そうよ。あなたは、私を1番大切に思ってくれているって。」
「……」
アニエスは、頬を染めて俯く。
「ジルが、今1番大事に思ってくれているのが、私だって…だからね、私、」
「アニエス」
ジルヴィスは、遮る様に声をだしてから、立ち上がった。
それ以上、聞きたくなかった。
「アニエス、頼みがある。ルシオの部屋を見せてくれないか?」
「ルシオの?えぇ、それはいいけど…」
家の中は、真っ暗だった。
エントランスに入り、真っ暗なキッチンを覗く。
「ミレイ!いないのか?」
どこからも、返事は無い。ミレイの部屋をノックするが、返答は無い。
時間的には、仕事は終わっているはずだ。どこに行っているんだ?
そう思った時に、ふとリオンの言葉を思い出す。
『役者の男と……』
そんな、そぶりは一切無かった。というか、ミレイから、そんな知り合いがいると聞いた事は無い。
黙っていた?隠していた?俺の他に、男がいる…?
ジルヴィスは、呆然と立ち尽くした。
様々なことが、一気に、頭の中を駆け巡る。
ふらふらっと、真っ暗なリビングに入り、ふと気がつく。
……?
テーブルの上に、置手紙があった。
急いで、その手紙を開けて開く。
そこには、ミレイの字が並んでいた。
--------------
ジルへ。
お疲れ様です。
今日は、仕事が終わったら、アニエス様の家に行って下さい。
夕食も準備して待っていてくれるそうです。
私の事は、心配いりません。
ジルが、幸せになることを、祈っています。
追伸:
今までお世話になったので、お礼の品です。受け取って下さい。
--------------
手紙を読み終えて、テーブルに目をやる。
小さい箱が置いてあって、その箱を開ける。
細工の綺麗な、懐中時計だった。
それを握りしめて、急いでミレイの部屋に行く。
ガチャリと扉を開き、電気を付ける。
見渡して、クローゼットを開けて見る。服や荷物は残されている…出て行ったわけでは無さそうだと、安心したのも束の間……そこには、見慣れない男物のジャケットが入っていた。
「……男物の、ジャケット?」
なぜ、こんなものが、ここに入っている?
『その男と個室で……』
ジルヴィスは悪い考えを跳ね除けるように、首を振った。
部屋の片隅にある机の前まで行き、引き出しを開けてみる。
すると、1番上の引き出しに、チケットが入っていた。それを、手に取り字を追う。
「……恋愛ものの…演劇の……ペアチケット…?」
ふらふらっと、ベッドに腰をかけて、座る。
……。
恋人かどうか、解らないが、ミレイには親しい男が居る。それは、事実なのだと認識する。
俺はバカだ。
また、何も言わなかった。
他の男に取られる位なら、お前が好きだと、言ってしまえばよかった。
体を抱いていれば、心も俺の物になったように錯覚して、気持ちが伝わっている気がしていた。
しかし、ミレイは『好きな人が出来たら、ここを出ていく』そう言っていたじゃないか。
失ってから気付くなんて、本当のバカだ。
手放したくなくて、失いたくなくて……大事にしていたつもりで…本当は、ただの意気地無しの大馬鹿だ。
◇
その夜。
ジルヴィスは、アニエスの家に行った。
「ジル!」
アニエスは、嬉しそうにジルヴィスを見て微笑み、抱きついた。
「待っていたの。さぁ、中に入って。」
アニエスの侍女が食事を運んできて、フルコースが振る舞われた。
貴族達がよく好むラインナップだ。豪華な食事だった。
運ばれてくるたびに、ミレイの顔が浮かぶ。
あいつなら、これは何の肉か?これは何の魚か?これ、サイコーー♪とかなんとか嬉しそうにはしゃいで食べるだろうなと思えた。1つ1つを噛みしめながら味わい、美味そうに食べるのだ。あいつを見ていて、食欲が湧かない日は無い。幸せを感じない瞬間など、無い……。
ふと目の前のアニエスを見る。
アニエスもまた、食べ方は美しい。いや、完璧だ。しかし、どこか作り物じみて見えた。
「どうしたの?ジル。お口に会うかしら?」
「あぁ、久しぶりに、こんな豪華な料理を食べたな。」
「時々、実家からシェフを呼んでいるの。今日はジルの為に呼んだのよ。」
「そうか…ルシオも喜んだだろう?」
「……ねぇ、ジル。お仕事のほうはどう?順調?」
「まぁ、そうだな。それなりに。」
「ルシオはいつも言っていたわ。ジルの方が隊長に向いていたのにって。人望もあついって。」
「そんな事は無い。ルシオの方が、みんなと打ち解けていただろう?」
アニエスは、首を振る。
「あなたは、普段口数が少ないけれど、いざって時は誰よりも頼りになる。どんな危機的状況でも、必ず仲間を助けてくれる。その信頼感は、何よりも強い。一緒に戦ったことのある人間は、みんな分かる。そう言ってたわ。」
ジルヴィスは、視線を落とし、頭の片隅で思った。
いつの間にか、ダンもルシオも、俺についてきて勝手な事…もとい助けてくれようとしている。好かれている?いや、あいつらは、楽しんでいる?いやいや、どちらかというと、変な上司は面倒だから、悪く無さそうな俺についてきていると言う感じがしていた。
俺自身、面倒な上司はごめんだ。あいつらと同じ行動をとっただろう。
その後も、あまり興味のない話が続いた。正直言って、退屈だった。
ミレイのいつもの話が、聞きたくなった。
宝石店の同僚と行ったランチのお店で、隣の席に座っていた知らないおじさんと仲良くなり、謎の郷土料理の話をされたが、それが、「テリアトッテ」という名前だったとマダムに話すと、同僚は「マッテリアータ」だと言う。そこへ、もう1人の同僚が、いやいや「ドッテリアータ」だったと言う。結局、何だったのかもわからず、どうしても気になったので、そのお店に1週間通ったところ、奇跡的に再開して、聞いたら、なんと「ラリテリアルータ」という名前だった。人間の記憶なんてあいまいなもんで、みんな人の話なんて、適当に聞いているもんだ。と、ミレイは結論付けた。
その話を聞いていて、なぜ知らないおじさんと仲良くなれるのか?そこまで執念深く通う程に気になる事か?ツッコミどころが満載で、自分では考えられない出来事が面白く、何故か真剣に話すあいつが、ますます面白かった。
翌週はこんな話をした。
同僚に傘を貸した。でも、それは朝、職場に傘を忘れたミレイが、俺から借りた傘だった。と言う。
すると、4日後に客から返却されたというのだ。同僚から同僚へと渡り、その後は客に貸されて、傘を忘れた人たちの手にわたり、旅をして帰って来たんですよ?なんか、凄くないですか?と言うのだ。
何がだ?と聞くと、ミレイはこう答えたのだ。
自分が人を、ちょっと思いやったことで、その思いやる気持ちがリレーして、回って帰って来たんです。なんか、気持ちが温かくなりませんか?と言った。
ミレイの話は、いつもくだらなくて、面白くて、優しかった。
ジルヴィスは、グラスを置いて、アニエスを見つめる。
「今日、俺をここに呼んだのは、こんな話がしたかったからなのか?」
「こんな話って…」
「すまん。色々あって、疲れているんだ。」
「そうよね。急に呼び出して、ごめんなさい。でも、ミレイが背中を押してくれたから。」
「?…ミレイが?」
ジルヴィスが顔を上げると、アニエスは微笑んだ。
「えぇ。今日ね、ミレイがココに来たの。貴方の事を教えてくれたわ。」
「俺の事?」
「そうよ。あなたは、私を1番大切に思ってくれているって。」
「……」
アニエスは、頬を染めて俯く。
「ジルが、今1番大事に思ってくれているのが、私だって…だからね、私、」
「アニエス」
ジルヴィスは、遮る様に声をだしてから、立ち上がった。
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