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8話 思惑
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着替えを済ませると、アーサーは、執務室へと向かった。
執務室へ向かう間。
アーサーは考えていた。
まさか自分が、衝動的に女性を抱くなどありえないと思っていた。女性に、これほどに惹かれるのも初めてだった。
サラは、この世界に来て戸惑っていたし、不安だったのだ。それを、あんなふうに本人の意思をも確認せずに抱いてしまった。罪悪感しかない。
責任をとって妃に召し上げようと頭をよぎったが、彼女の望みは帰ることだった。しかも即答。当然と言えばそうなのだが、少し寂しさを感じてしまう。
しかし、約束をしたのだ。望みをかなえてやりたい。
「・・・・。」
自分の手のひらに視線を移す。
彼女を抱いてから、体に力が湧いてくる、この感覚。
この国の人間ならば、殆どの人間が魔力を持っているが、自分の魔力が桁外れに強くなっているのがわかる。これは、女神の力というものなのだろうか?
そんなことを考えながら執務室へ入室する。
入室すると、ハッとしたように魔術師たちがこちらを見た。
執務室には、魔術師と騎士、そしてゴードンが待っていた。
全員が、アーサーを見て息を飲む。
その様子を見て、アーサーは声をかける。
「魔力量が、半端なくなってしまったようだ。」
その場にいた全員が、顔を見合わせる。
魔術師の1人が、答える。
「殿下から、桁外れの強い魔力を感じます。今まで感じた事の無いほどの強い魔力を・・・。」
「私自身も驚いているんだ。」
どかりと椅子に座って、アーサーは続けた。
「これが、女神の力なのか?」
魔術師団長のレオンが、答える。
「おそらく、そのようです。昨夜は、朝まで女神様とご一緒だったのですね?」
アーサーは頷く。それを見て、レオンは続けた。
「神殿に保管されていた神話では、女神の出現で、王の魔力は地上最強になるとのことです。その力で、国に平和をもたらすと。」
続けて、魔術師副団長のサミュエルが話しだす。
「女神の出現というのは神話でしかなく、実際には記録がありません。王が、どのようにして魔力を得たのか、ハッキリとは解らず。今日は、その話をしようと参ったのですが、この話は、これで解決ですね?」
魔術師たちが、ゴードンを見る。
ゴードンは、頷いて、そして嬉しそうに言った。
「こんなに上手くいくとは、好機がめぐってきたようですな。殿下、私は女神など信じておりませんでしたが、これほど使える物はございません。あの娘を妃にして、王座につくのです!」
アーサーは目を伏せてから、言う。
「あの娘を、妃にはしない。」
その言葉に、全員が一瞬固まる。
「・・・何故です?」
ゴードンは、目を見開いた。
「あの娘を元の世界に返してやりたい。」
アーサーの言葉に、全員がポカンとした。
ウィルは、アーサーが朝から別人のようにしか見えなかった。アーサーの信じられない言動に、どうしたらよいのか分からなかった。
「返してやりたい?とは・・?」
ゴードンは、目つきが厳しくなっていた。
「ゴードン。私は、女神などいなくとも、この国を治めてみせる!あの娘は、元の世界へ帰りたがっているのだ。」
アーサーの言葉に、魔術師団長のレオンが答える。
「しかし、元の世界に戻す方法は・・・探してみませんと、なんとも。」
「探さなくて良い!!」
ゴードンは、言葉を遮った。
「殿下!あなたらしくもない!!もう、後には引けないのです!一気に民衆の心をつかみ、全ての大臣たちを黙らせることができます!この国の為に、我々の夢の為に、城に閉じ込めてでも、女神としてとどまらせます!」
アーサーは、そのために閉じ込められた母親を思い出す。
「わかっている。彼女を女神として1年ほどこの国に留めておこう。しかし、長くても1年だ。ただ、みんな分かって欲しい。私は女神など必要ない。魔法省は、彼女を元に返す方法を探してくれ。」
アーサーは、ゴードンと向きなおる。
「それから、ゴードン。女神を呼び寄せよとは、私は指示していない。」
アーサーから冷たい視線を向けられても、ゴードンはツンとアーサーを見返す。
「あの状況では、これが最善の策です。そして、全てが上手くいきました。」
冷静沈着で、現実的なゴードンが、あんな賭けに出た。そんな一面を持っていたとは、考えもしなかったアーサーは、本当に肝が冷えたのだ。
「あぁ、何もかもがうまくいった。しかし、あんな無謀な事は二度としないでくれ。私はお前を失いたくはないのだ。お前を宰相にして私はこのまま王になる。」
そうして、アーサーが王になる為の準備や手続きの話になった。
魔術師たちは、魔法省へ帰ることになり、執務室を退出する。
執務室を出てから、魔術師団は、廊下でサラとすれちがった。
「これは、女神様。ご機嫌麗しゅう。」
お辞儀をされて、サラもお辞儀をする。
「こんにちは。」
魔術師団長である、レオンが口を開く。
「女神様にお尋ねしても構いませんか?」
「? あ、はい。」
「アーサー殿下より、元の世界へ帰りたいと伺いました。お間違えはないですか?」
「え・・・はい。帰る方法はあるんですか?」
「わかりません。しかし、方法を探すように言い使っておりますので、最善を尽くしましょう。」
「ありがとうございます!」
思いっきりお辞儀をする。と、すぐに冷たく頭の上から声が響いた。
「女神様は、この国の平和などご興味ないのでしょうね。」
顔を上げると、冷たい眼差しがあった。
「レオン団長。そもそも、神は人間に興味など示さない。」
もう一人の魔術師も、興味無さそうに言う。
「あ・・あの、私は・・・。」
「私も神など信じてはいない。あなたは、その神力を王に授け、天に帰る。我々はあなたの為ではなく、殿下の為に最善をつくしましょう。」
それでは失礼する。と言い、さっさと出口へと行ってしまった。
サラは、敵意だけは感じていた。
そもそも、私は女神ではない。
勝手に連れてこられて、勝手な事ばかり言われる。
傍に居た、侍女がストールを差し出しながら言う。
「サラ様。あの方は魔術師団長、レオン様です。アーサー殿下を支持するほとんどのものは、神を信じてはおりません。だからこそ、王家の血を引いていなくとも、志のあるアーサー殿下を支持するのです。」
侍女はにっこりと笑う。
「私は、サラ様が女神でもなんでも関係なく、おそばにおりますからね。」
「あ、ありがとう。」
優しい言葉に少し落ち着く。
侍女のテルマは、少し視線を床に落として言った。
「しかし、この国では、女神の存在は、子供も知っているほどの大きな存在です。元の世界に帰りたいというのは、この国を見捨てられた気持ちがしてしまうのです。」
「・・・そんな・・・。」
「サラ様は、普通の女の子ですよね。朝から見ていてわかります。私たちに気を使ってくださったり、お礼も言って下さる。差別することなく、気さくにお話くださいますでしょう?サラ様を気に入られた殿下の気持ちが、少しわかりますもの。」
テルマさんが、たんたんと話し続ける。
「私は、サラ様の味方です。みんなこの国を思っての行動ですから、気にしない事です。」
ピンク色のツインテールをした、テルマという侍女はニコっとほほ笑んだ。
「テルマさん、ありがとう。」
ずっと心細かったけれど、この世界に来て、初めて友達が出来た気がした。
だけど、
今もまだ、夜眠る時に思う。
明日、目を覚ましたら、元の世界に戻っていて、
「なんだ夢か」って笑ってる自分が居る。
そんな気がして、ならなかった。
執務室へ向かう間。
アーサーは考えていた。
まさか自分が、衝動的に女性を抱くなどありえないと思っていた。女性に、これほどに惹かれるのも初めてだった。
サラは、この世界に来て戸惑っていたし、不安だったのだ。それを、あんなふうに本人の意思をも確認せずに抱いてしまった。罪悪感しかない。
責任をとって妃に召し上げようと頭をよぎったが、彼女の望みは帰ることだった。しかも即答。当然と言えばそうなのだが、少し寂しさを感じてしまう。
しかし、約束をしたのだ。望みをかなえてやりたい。
「・・・・。」
自分の手のひらに視線を移す。
彼女を抱いてから、体に力が湧いてくる、この感覚。
この国の人間ならば、殆どの人間が魔力を持っているが、自分の魔力が桁外れに強くなっているのがわかる。これは、女神の力というものなのだろうか?
そんなことを考えながら執務室へ入室する。
入室すると、ハッとしたように魔術師たちがこちらを見た。
執務室には、魔術師と騎士、そしてゴードンが待っていた。
全員が、アーサーを見て息を飲む。
その様子を見て、アーサーは声をかける。
「魔力量が、半端なくなってしまったようだ。」
その場にいた全員が、顔を見合わせる。
魔術師の1人が、答える。
「殿下から、桁外れの強い魔力を感じます。今まで感じた事の無いほどの強い魔力を・・・。」
「私自身も驚いているんだ。」
どかりと椅子に座って、アーサーは続けた。
「これが、女神の力なのか?」
魔術師団長のレオンが、答える。
「おそらく、そのようです。昨夜は、朝まで女神様とご一緒だったのですね?」
アーサーは頷く。それを見て、レオンは続けた。
「神殿に保管されていた神話では、女神の出現で、王の魔力は地上最強になるとのことです。その力で、国に平和をもたらすと。」
続けて、魔術師副団長のサミュエルが話しだす。
「女神の出現というのは神話でしかなく、実際には記録がありません。王が、どのようにして魔力を得たのか、ハッキリとは解らず。今日は、その話をしようと参ったのですが、この話は、これで解決ですね?」
魔術師たちが、ゴードンを見る。
ゴードンは、頷いて、そして嬉しそうに言った。
「こんなに上手くいくとは、好機がめぐってきたようですな。殿下、私は女神など信じておりませんでしたが、これほど使える物はございません。あの娘を妃にして、王座につくのです!」
アーサーは目を伏せてから、言う。
「あの娘を、妃にはしない。」
その言葉に、全員が一瞬固まる。
「・・・何故です?」
ゴードンは、目を見開いた。
「あの娘を元の世界に返してやりたい。」
アーサーの言葉に、全員がポカンとした。
ウィルは、アーサーが朝から別人のようにしか見えなかった。アーサーの信じられない言動に、どうしたらよいのか分からなかった。
「返してやりたい?とは・・?」
ゴードンは、目つきが厳しくなっていた。
「ゴードン。私は、女神などいなくとも、この国を治めてみせる!あの娘は、元の世界へ帰りたがっているのだ。」
アーサーの言葉に、魔術師団長のレオンが答える。
「しかし、元の世界に戻す方法は・・・探してみませんと、なんとも。」
「探さなくて良い!!」
ゴードンは、言葉を遮った。
「殿下!あなたらしくもない!!もう、後には引けないのです!一気に民衆の心をつかみ、全ての大臣たちを黙らせることができます!この国の為に、我々の夢の為に、城に閉じ込めてでも、女神としてとどまらせます!」
アーサーは、そのために閉じ込められた母親を思い出す。
「わかっている。彼女を女神として1年ほどこの国に留めておこう。しかし、長くても1年だ。ただ、みんな分かって欲しい。私は女神など必要ない。魔法省は、彼女を元に返す方法を探してくれ。」
アーサーは、ゴードンと向きなおる。
「それから、ゴードン。女神を呼び寄せよとは、私は指示していない。」
アーサーから冷たい視線を向けられても、ゴードンはツンとアーサーを見返す。
「あの状況では、これが最善の策です。そして、全てが上手くいきました。」
冷静沈着で、現実的なゴードンが、あんな賭けに出た。そんな一面を持っていたとは、考えもしなかったアーサーは、本当に肝が冷えたのだ。
「あぁ、何もかもがうまくいった。しかし、あんな無謀な事は二度としないでくれ。私はお前を失いたくはないのだ。お前を宰相にして私はこのまま王になる。」
そうして、アーサーが王になる為の準備や手続きの話になった。
魔術師たちは、魔法省へ帰ることになり、執務室を退出する。
執務室を出てから、魔術師団は、廊下でサラとすれちがった。
「これは、女神様。ご機嫌麗しゅう。」
お辞儀をされて、サラもお辞儀をする。
「こんにちは。」
魔術師団長である、レオンが口を開く。
「女神様にお尋ねしても構いませんか?」
「? あ、はい。」
「アーサー殿下より、元の世界へ帰りたいと伺いました。お間違えはないですか?」
「え・・・はい。帰る方法はあるんですか?」
「わかりません。しかし、方法を探すように言い使っておりますので、最善を尽くしましょう。」
「ありがとうございます!」
思いっきりお辞儀をする。と、すぐに冷たく頭の上から声が響いた。
「女神様は、この国の平和などご興味ないのでしょうね。」
顔を上げると、冷たい眼差しがあった。
「レオン団長。そもそも、神は人間に興味など示さない。」
もう一人の魔術師も、興味無さそうに言う。
「あ・・あの、私は・・・。」
「私も神など信じてはいない。あなたは、その神力を王に授け、天に帰る。我々はあなたの為ではなく、殿下の為に最善をつくしましょう。」
それでは失礼する。と言い、さっさと出口へと行ってしまった。
サラは、敵意だけは感じていた。
そもそも、私は女神ではない。
勝手に連れてこられて、勝手な事ばかり言われる。
傍に居た、侍女がストールを差し出しながら言う。
「サラ様。あの方は魔術師団長、レオン様です。アーサー殿下を支持するほとんどのものは、神を信じてはおりません。だからこそ、王家の血を引いていなくとも、志のあるアーサー殿下を支持するのです。」
侍女はにっこりと笑う。
「私は、サラ様が女神でもなんでも関係なく、おそばにおりますからね。」
「あ、ありがとう。」
優しい言葉に少し落ち着く。
侍女のテルマは、少し視線を床に落として言った。
「しかし、この国では、女神の存在は、子供も知っているほどの大きな存在です。元の世界に帰りたいというのは、この国を見捨てられた気持ちがしてしまうのです。」
「・・・そんな・・・。」
「サラ様は、普通の女の子ですよね。朝から見ていてわかります。私たちに気を使ってくださったり、お礼も言って下さる。差別することなく、気さくにお話くださいますでしょう?サラ様を気に入られた殿下の気持ちが、少しわかりますもの。」
テルマさんが、たんたんと話し続ける。
「私は、サラ様の味方です。みんなこの国を思っての行動ですから、気にしない事です。」
ピンク色のツインテールをした、テルマという侍女はニコっとほほ笑んだ。
「テルマさん、ありがとう。」
ずっと心細かったけれど、この世界に来て、初めて友達が出来た気がした。
だけど、
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