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4章「1人でのダンジョン挑戦」
第20話「かつての恋人との再会」
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#第20話「かつての恋人との再会」
ストロングスライム討伐を始めて、ついに三か月が過ぎた。
体力的にも精神的にも、最初はギリギリだったけれど、今ではそれなりに慣れた。討伐数は1日あたり100体近くまで伸びている。
ステータスを見ると経験値は6756となっている。
<名前>
結城蓮
<Lv1>
スピード:10
体力:10
技術:10
経験値:6756
今や1日で100体ぐらい討伐しているから、あと1か月とちょっとでぐらいでレベルアップできそうだ。思わずにやけてくる。
そして……俺が狙っている裏技「自分と同じかそれ以上のレベルの同じモンスターを一年以内に連続で1万体討伐すると、金箱が確定で出る」が本当に使えるのかどうかも試せるだろう。もうしばらくの辛抱だ。
そんなある日、新宿ダンジョンの入り口で聞き覚えのある声がした。
「おい、結城」
「レン」
振り返ると、そこには御影司の姿があった。俺がリーダーだったクラン『エクリプス』を乗っ取った奴だ。そしてその隣には俺の元恋人・紗月も立っている。久しぶりに2人の声を聞いた。
わざわざ会いに来たのか?馬鹿にしに来たのだろうか?だとすれば暇な奴らだ。
……正直、興味はない。俺は彼らを無視して歩き続けた。
「まだお前、レベル1なんだってな」
御影がニヤリと笑う。
「俺は先日、レベル5になったんだぜ! 早くも中層で頑張っている。紗月ももうすぐレベル4だ。羨ましいだろ!」
「……良かったな。おめでとう。じゃあな、俺は忙しい」
「俺たちは宝箱もたまに出しているんだぜ。もう一人前だ。なのにお前はレベル1だってな。まだ初心者じゃないか。よくそんなので恥ずかしくもなく続けてられるな?」
「だから言っているだろう、忙しいんだって」
どこで調べたんだか知らないが何故か御影は俺のレベルを知っていた。そして予想通り、馬鹿にしようとしてくる。
しかしながらそんなことはくそどうでもいい。無課金ハンターの俺にとって1秒でも時間は惜しい。そんな嫌味な世間話ならば俺にとっては全く価値がない、相手している暇などない。そのまま通り過ぎようとした俺に、御影はさらに食いついてくる。
「なんだよレベル1のくせに偉そうに。親切心で教えてやるよ。お前、他の連中から“ゴミ漁り”って言われてるぞ」
「そっか。悪いけど、俺は全く興味ない……そんな下世話な話ならば声をかけないでくれるか?」
その一言に御影の顔がひきつった。
「ふん、親切に教えてやったのに……くそ、気分悪い!」
「おい、いくぞ!」
捨て台詞を残して、御影は紗月や他のメンバーを連れて去っていく。
紗月は、何か言いたそうに俺を振り返ったが……もうどうでもいい話だ。俺には関係のない人間。好きにやってくれたらいい。
かつてはクランを奪われ、それだけでなく彼女・紗月も取られて……俺は大泣きした。でも今回は彼らにあっても本当に何とも思わなかった。これもひよりのおかげかな。彼女がいなかったら俺はまだ引きずっていたかもしれない。
それにしても本当に無駄な時間を食ったな。今日も100体ノルマで討伐しよう。そうすればおよそ一ヶ月でレベルアップなんだ。わくわくが止まらない。
俺は久しぶりの再会のことはすぐに忘れ、次のストロングスライム狩りのことだけを考えて新宿ダンジョンに入った。
ストロングスライム討伐を始めて、ついに三か月が過ぎた。
体力的にも精神的にも、最初はギリギリだったけれど、今ではそれなりに慣れた。討伐数は1日あたり100体近くまで伸びている。
ステータスを見ると経験値は6756となっている。
<名前>
結城蓮
<Lv1>
スピード:10
体力:10
技術:10
経験値:6756
今や1日で100体ぐらい討伐しているから、あと1か月とちょっとでぐらいでレベルアップできそうだ。思わずにやけてくる。
そして……俺が狙っている裏技「自分と同じかそれ以上のレベルの同じモンスターを一年以内に連続で1万体討伐すると、金箱が確定で出る」が本当に使えるのかどうかも試せるだろう。もうしばらくの辛抱だ。
そんなある日、新宿ダンジョンの入り口で聞き覚えのある声がした。
「おい、結城」
「レン」
振り返ると、そこには御影司の姿があった。俺がリーダーだったクラン『エクリプス』を乗っ取った奴だ。そしてその隣には俺の元恋人・紗月も立っている。久しぶりに2人の声を聞いた。
わざわざ会いに来たのか?馬鹿にしに来たのだろうか?だとすれば暇な奴らだ。
……正直、興味はない。俺は彼らを無視して歩き続けた。
「まだお前、レベル1なんだってな」
御影がニヤリと笑う。
「俺は先日、レベル5になったんだぜ! 早くも中層で頑張っている。紗月ももうすぐレベル4だ。羨ましいだろ!」
「……良かったな。おめでとう。じゃあな、俺は忙しい」
「俺たちは宝箱もたまに出しているんだぜ。もう一人前だ。なのにお前はレベル1だってな。まだ初心者じゃないか。よくそんなので恥ずかしくもなく続けてられるな?」
「だから言っているだろう、忙しいんだって」
どこで調べたんだか知らないが何故か御影は俺のレベルを知っていた。そして予想通り、馬鹿にしようとしてくる。
しかしながらそんなことはくそどうでもいい。無課金ハンターの俺にとって1秒でも時間は惜しい。そんな嫌味な世間話ならば俺にとっては全く価値がない、相手している暇などない。そのまま通り過ぎようとした俺に、御影はさらに食いついてくる。
「なんだよレベル1のくせに偉そうに。親切心で教えてやるよ。お前、他の連中から“ゴミ漁り”って言われてるぞ」
「そっか。悪いけど、俺は全く興味ない……そんな下世話な話ならば声をかけないでくれるか?」
その一言に御影の顔がひきつった。
「ふん、親切に教えてやったのに……くそ、気分悪い!」
「おい、いくぞ!」
捨て台詞を残して、御影は紗月や他のメンバーを連れて去っていく。
紗月は、何か言いたそうに俺を振り返ったが……もうどうでもいい話だ。俺には関係のない人間。好きにやってくれたらいい。
かつてはクランを奪われ、それだけでなく彼女・紗月も取られて……俺は大泣きした。でも今回は彼らにあっても本当に何とも思わなかった。これもひよりのおかげかな。彼女がいなかったら俺はまだ引きずっていたかもしれない。
それにしても本当に無駄な時間を食ったな。今日も100体ノルマで討伐しよう。そうすればおよそ一ヶ月でレベルアップなんだ。わくわくが止まらない。
俺は久しぶりの再会のことはすぐに忘れ、次のストロングスライム狩りのことだけを考えて新宿ダンジョンに入った。
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