今日もダンジョンでレベルアップ!貧乏無課金でも金持ちを蹴散らし、ざまぁ復讐そしてハーレムを作る!?

まめたろう

文字の大きさ
29 / 157
5章「レベルアップと使役モンスター」

第29話「使役モンスターの検証」

しおりを挟む
#第29話「使役モンスターの検証」

 俺の使役モンスター・ラムが一万体討伐を達成しレベルアップしたのだがそれだけでは終わらなかった。さらに金箱が出現し、驚くべきことに念話までできるようになった。

――とんでもない情報量に、俺はひよりに相談。
 彼女はすぐさま上司・朝倉さんに報告してくれた。そして返ってきた返答は「ぜひ一度会って詳しく確認したい」というもの。

 というわけで、俺は再びあの高層ビルを訪れた。
 ひよりと一緒に入った部屋には、朝倉さんと、もう一人の女性がいた。

 朝倉さんがその女性について紹介してくれた。

「紹介するよ。彼女は高階エリナ(たかがい えりな)。レベル7のハンターでハンター協会でも信頼されている実力者だ。ハンター協会の公務員側の人間だと思ってくれていい」

 エリナさんは少し年上かな?クールな雰囲気で俺を見ると微笑んだ。綺麗な女性からの笑みに少し緊張する。

「よろしく。……あなたが“使役モンスターと念話ができるらしい”というハンターさんね。ちゃんと秘密は守るからいろいろと教えてね」

 まさかそんな話のされ方をしているとは……。
 ともかく朝倉さんは続けた。

「今日はひより君とエリナ君に同行してもらって、ダンジョンで実際に確認させてもらう。それと、これが今回の調査費だ。受け取ってくれ」

 そう言って俺に手渡された封筒には、なんと50万円と書かれていた。

「……まじか。今までダンジョンで稼いだ金額の何倍だこれ……?」

 舞い上がりそうになるのをグッと我慢して、俺は頭を下げた。

「ありがとうございます。全力で協力します!」


 その後は2人と共に新宿ダンジョンへと移動した。

「ひよりはダンジョン初めてなのか?」

「研修で入ったことあるよ。レベリングもしてもらったから一応、レベル2でレンと同じよ」

「げっ、まさかの同じレベルか。でも少なくとも1階層ならば問題なさそうだな」

「そうね。2階層はまだ怖いけど、1階層なら問題ないわ。エリナさんもいるから安心よ」


 そうして3人一緒に新宿ダンジョンに入った。

 まずは俺はスロットからラム、リンを出した。この2体と意思疎通を確認するテストから始める。
 エリナさんは開口一番、驚いたように言った。

「……この2体、共にすごく落ち着いてるわね。普通、使役モンスターって子犬みたいに動き回るのよ。落ち着かせるだけで一苦労なのに……」

 エリナさんによると普通の使役モンスターは知能も低く、命令通りに動くものの複雑な命令には対応できないらしい。

「そんなはずは……ラム、ジャンプ!」

 俺の声に、スライムのラムがピョンと飛び跳ねた。

「次はリン、その場で回転!」

 今度はゴブリンのリンが俺の声に反応してくるりと一回転した。
 
 2体共に俺の言う通りの行動をしただけだが、エリナさんは目を見開いた。

「……信じられない。こんなに命令に忠実に従う使役モンスター、見たことがないわ」

 さらにはラムとリンにストロングスライムを討伐するよう指示をした。

「ラム、リン、あのストロングスライムを討伐してくれ。ただしとどめはリンがするようにラムはフォローしてくれ」

 そういうとラムはスライムを捕まえ適当に弱らせた。そしてリンが倒した。ちゃんと討伐できたのを見て、エリナさんは頭を抱えた。

「あり得ない……何なのこの使役モンスター。これじゃ普通の人間と変わらないじゃない。いや、それ以上に統率が取れているかも」

 続いては、念話の検証。
 事前に決めていたサインを元にテストを開始した。

 エリナさんが手を上げると、俺は念話でラムとリンに<<ジャンプ>>と伝えた。すると、即座にラムが跳ねる。
 続いて頭に手を当てると、俺は念話でラムとリンに<<回転>>と伝え、ラムはその場でくるくると回った。

 やはりリンには念話は通じていないらしい。
 でも、ひよりもエリナさんも、完全に絶句していた。

「……念話、確認完了。まぎれもなく本物ね。協会にそのまま報告するわ。今日は久し振りにいろいろ驚いたわ。いいもの見せてもらってありがとう」

 エリナさんはそう言って握手を求めてきた。俺は握手を返した。


 その後、エリナさんから「念のため、使役モンスターのステータスも写させてほしい」と言われたので、画面を見て紙に記入しようとしたのだが……。

「これって……」

 俺は思わず、画面のある項目に目を止めた。

<FS3>――ラムのステータスに表示されているそれ。そしてリンの方には<FS2>とある。

<名前>
ラム(スライム種)
<Lv2>
スピード:20
体力:30
技術:20
経験値:3
<主人>
結城蓮
<FS3>

<名前>
リン(ゴブリン種)
<Lv1>
スピード:10
体力:20
技術:10
経験値:13
<主人>
結城蓮
<FS2>


「いままで気にしてなかったけど……この“FS”って何だ? もしかしてこれが関係してるのか……?協会のマニュアルにもこんなの載ってなかったと思うが」

疑問は深まるばかりだった。

------
補足)高階エリナさん27歳の設定で考えています
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

軽トラの荷台にダンジョンができました★車ごと【非破壊オブジェクト化】して移動要塞になったので快適探索者生活を始めたいと思います

こげ丸
ファンタジー
===運べるプライベートダンジョンで自由気ままな快適最強探索者生活!=== ダンジョンが出来て三〇年。平凡なエンジニアとして過ごしていた主人公だが、ある日突然軽トラの荷台にダンジョンゲートが発生したことをきっかけに、遅咲きながら探索者デビューすることを決意する。 でも別に最強なんて目指さない。 それなりに強くなって、それなりに稼げるようになれれば十分と思っていたのだが……。 フィールドボス化した愛犬(パグ)に非破壊オブジェクト化して移動要塞と化した軽トラ。ユニークスキル「ダンジョンアドミニストレーター」を得てダンジョンの管理者となった主人公が「それなり」ですむわけがなかった。 これは、プライベートダンジョンを利用した快適生活を送りつつ、最強探索者へと駆け上がっていく一人と一匹……とその他大勢の配下たちの物語。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた

ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。 今の所、170話近くあります。 (修正していないものは1600です)

【本編45話にて完結】『追放された荷物持ちの俺を「必要だ」と言ってくれたのは、落ちこぼれヒーラーの彼女だけだった。』

ブヒ太郎
ファンタジー
「お前はもう用済みだ」――荷物持ちとして命懸けで尽くしてきた高ランクパーティから、ゼロスは無能の烙印を押され、なんの手切れ金もなく追放された。彼のスキルは【筋力強化(微)】。誰もが最弱と嘲笑う、あまりにも地味な能力。仲間たちは彼の本当の価値に気づくことなく、その存在をゴミのように切り捨てた。 全てを失い、絶望の淵をさまよう彼に手を差し伸べたのは、一人の不遇なヒーラー、アリシアだった。彼女もまた、治癒の力が弱いと誰からも相手にされず、教会からも冒険者仲間からも居場所を奪われ、孤独に耐えてきた。だからこそ、彼女だけはゼロスの瞳の奥に宿る、静かで、しかし折れない闘志の光を見抜いていたのだ。 「私と、パーティを組んでくれませんか?」 これは、社会の評価軸から外れた二人が出会い、互いの傷を癒しながらどん底から這い上がり、やがて世界を驚かせる伝説となるまでの物語。見捨てられた最強の荷物持ちによる、静かで、しかし痛快な逆襲劇が今、幕を開ける!

ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。

夜兎ましろ
ファンタジー
 高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。  ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。  バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

処理中です...