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5章「レベルアップと使役モンスター」
第33話「契約と新たな目標」
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#第33話「契約と新たな目標」
俺とひよりは再びハンター協会ビルを訪れた。目的は、正式な契約を結ぶためだ。
裏技関連の守秘と使役モンスターの情報報告。これだけで月10万円になるありがたい契約。ひよりとも相談したけど良いことばかりなので契約した方が良いという結論になったわけだ。
向かったのはいつものように朝倉さんのオフィス。応接スペースには既に契約書類が準備されており、俺は緊張しながらも署名欄に名前を書いた。
「ありがとう。これで正式に協力関係ということになるね」
そう言って微笑む朝倉さんはどこか安心したような顔をしていた。朝倉さんほどの人でも契約する時には緊張するのだろう。
「今後は使役モンスターに何か変化があれば、ぜひ教えてほしい」
「分かりました」
俺はうなずいた。契約の内容にある事項だから当然のことだ。
「当面はどうするつもりかな?」
「まずは1階層でリンのレベル上げですね。それでリンがレベル2になり同時に裏技で金箱が出るはずなので、少し前にあらためて連絡させていただきます」
「なるほど。分かった。ではその時はまたエリナ君に立ち会ってもらうよう手配しよう。なので早めに連絡をもらえると助かる」
「はい、了解です」
そっか、またエリナさんに会えるんだな。ちょっと嬉しい。でもひよりがじっとこっちを見ているような気もする、これは気のせいか?まさか俺の心を読まれている?とりあえずばれないように真剣な顔になろう。
「その後の予定は何か考えているのかい?」
「それは……宝箱の中身次第ですね。もし使役モンスターが出たら、同様にレベル1からレベル2への育成を優先すると思います。武具や財宝だった場合は、次からは2階層へ進むつもりです」
「なるほど。すでに考えているんだな。方針が明確で助かるよ。その辺りの方針も、定期的に情報を共有してもらえるとありがたい」
「それは……ひよりに伝えたらいいですか?」
「うん。そうだな。今後の方針とかは報告書にするほどでもない。よほどのことでなければ、ひより君に伝えてくれればそれで構わないよ」
「分かりました」
「それと――」
朝倉さんが、机の上の分厚い封筒を指差した。
「君の口座に300万円と、今月分の10万円を振り込んでおくよ。念のため確認しておいてくれ。振込よりも手渡しがいいならばそのままそれを持って行ってくれてもいい」
「いや、口座振り込みでお願いします。さすがにこの金額を持ち歩く勇気はないです」
「そうね、レンが持ち歩いてたら緊張で行動が不自然になりそう。口座振り込みにしてもらったほうがいいわね」
「茶化すなよ、ひより」
ひよりが茶化してくるがそれで間違いない。正直なところ、これほど大きなお金を直で見たことはない。持ち歩くなんてあり得ない。俺のような貧乏人には大きすぎる金額だ。
ふう、体を動かしているわけでもないのにダンジョン内にいるよりも疲れた。今後も契約の時はひよりに一緒にいてもらおう。
ともかく契約を済ませた俺はその足でダンジョンへと向かった。
次の目標は――リンのレベルアップだ。
俺とひよりは再びハンター協会ビルを訪れた。目的は、正式な契約を結ぶためだ。
裏技関連の守秘と使役モンスターの情報報告。これだけで月10万円になるありがたい契約。ひよりとも相談したけど良いことばかりなので契約した方が良いという結論になったわけだ。
向かったのはいつものように朝倉さんのオフィス。応接スペースには既に契約書類が準備されており、俺は緊張しながらも署名欄に名前を書いた。
「ありがとう。これで正式に協力関係ということになるね」
そう言って微笑む朝倉さんはどこか安心したような顔をしていた。朝倉さんほどの人でも契約する時には緊張するのだろう。
「今後は使役モンスターに何か変化があれば、ぜひ教えてほしい」
「分かりました」
俺はうなずいた。契約の内容にある事項だから当然のことだ。
「当面はどうするつもりかな?」
「まずは1階層でリンのレベル上げですね。それでリンがレベル2になり同時に裏技で金箱が出るはずなので、少し前にあらためて連絡させていただきます」
「なるほど。分かった。ではその時はまたエリナ君に立ち会ってもらうよう手配しよう。なので早めに連絡をもらえると助かる」
「はい、了解です」
そっか、またエリナさんに会えるんだな。ちょっと嬉しい。でもひよりがじっとこっちを見ているような気もする、これは気のせいか?まさか俺の心を読まれている?とりあえずばれないように真剣な顔になろう。
「その後の予定は何か考えているのかい?」
「それは……宝箱の中身次第ですね。もし使役モンスターが出たら、同様にレベル1からレベル2への育成を優先すると思います。武具や財宝だった場合は、次からは2階層へ進むつもりです」
「なるほど。すでに考えているんだな。方針が明確で助かるよ。その辺りの方針も、定期的に情報を共有してもらえるとありがたい」
「それは……ひよりに伝えたらいいですか?」
「うん。そうだな。今後の方針とかは報告書にするほどでもない。よほどのことでなければ、ひより君に伝えてくれればそれで構わないよ」
「分かりました」
「それと――」
朝倉さんが、机の上の分厚い封筒を指差した。
「君の口座に300万円と、今月分の10万円を振り込んでおくよ。念のため確認しておいてくれ。振込よりも手渡しがいいならばそのままそれを持って行ってくれてもいい」
「いや、口座振り込みでお願いします。さすがにこの金額を持ち歩く勇気はないです」
「そうね、レンが持ち歩いてたら緊張で行動が不自然になりそう。口座振り込みにしてもらったほうがいいわね」
「茶化すなよ、ひより」
ひよりが茶化してくるがそれで間違いない。正直なところ、これほど大きなお金を直で見たことはない。持ち歩くなんてあり得ない。俺のような貧乏人には大きすぎる金額だ。
ふう、体を動かしているわけでもないのにダンジョン内にいるよりも疲れた。今後も契約の時はひよりに一緒にいてもらおう。
ともかく契約を済ませた俺はその足でダンジョンへと向かった。
次の目標は――リンのレベルアップだ。
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