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リョウゲ
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白馬の顔に自分の顔を押し付けて、彼の身体を抱きしめて泣き続ける黄泉の姿は傍から見ても、惨い光景だった。
我々は化け物である。どんなに人間のフリをしようと、カナキリと同じで化け物でしかないのである。我々は生まれた頃から化け物だ。
化け物を――怪物を抱き締めて泣くあの子は、死体にさえ恋心を抱くあの子は、アレと同じ化け物だ。お似合いと言えるだろう。だと言うのに。
胸はすっきりしない。それどころか黒く澱んでいて洗い流そうにも方法が分からない。何故彼女は泣いているのか。何故ここには悲しみしかないのか。
全て終わった筈だ。いや、終わっていない。終わっていない!!
終わらない!! 絶対に、絶対に、この悲しみは付いてくる。残酷に、無慈悲に、むごく、しつこく、私達化け物を取り込もうと追い掛けてくる。
終わりなどない、始まりなど来ない!!
悲劇だ、地獄だ、残酷だ、既に澱み切った世界だ。化け物である我々の居場所なんか、元からありはしないのだ。
ほんの少しだけでいい。普通の人間の家族に生まれなかった我々に、ほんの少しの慈悲を与えてはくれないか。全員とは言わない。あの二人だけでいいんだ。互いに隣と言う居場所を見付け、互いを守ろうとした彼等を。助けてあげて欲しい。
黄泉と白馬を、引き離さないでやってほしい。
しかし、そうは言っていられない。
白馬の身体は死後でも化け物の巣窟だ。いや、死後だからこそと言っていい、宿主が死んだことにより、急進化を遂げて、虫達が次の宿主を探す為に、子孫を残す為に、彼の中で大量発生する。すぐにでも死体を燃やさなければならない。
世界は許さない。決してコレを終わらせはしない。
だから私があの二人を引き離す役目を与えられているのだ。
青海はそう考えて、未だに白馬の顔に擦り寄っている黄泉のいるところへ、歩み出そうとした。しかし、足が動かせない。
自分の掌が痛いと感じて、見てみれば、それは両手とも強く握りしめられていた。爪が食い込んでいるようだ。
何をしている、今行かなければ、黄泉まで失ってしまう。
連れていかれる――今までの、親戚達、キョウダイ達と同じ様に。奪われてしまう。
青海は焦燥感に駆られ、今度こそ踏み出した。通路を出ようとした時、ガッと肩を掴まれる。驚いて振り返れば、この世のものとは思えない美しい青年が立っていた。全ての美と言う美が詰め込まれたようなその青年は、心配そうな顔で青海を見ている。
「聖唖さん。黄泉を引き剥がしましょうッ!! はやく白馬兄さんを燃やさないと! タフィリィが出てきてしまいます!! 聖唖さん!! せいあさん……あの、聞いていますか? せいあさん離してください!」
手を振り解こうとしたが、力が強くて敵わない。人間最強と謳われるだけある、ビクともしないし、無理に引っ張れば青海の体内の機材に影響が出そうだ。
黄泉は強い子だ。あの劣悪な環境下で、大事な人を何度失おうと、泣くことはあれど、感情を出して心のままに声を荒げることなどほとんどなかった。
それがどうだろう、今は彼女の心が見える。無表情で淡々とした口調の面倒臭がりの彼女が、心を露わにして泣いている。
泣き顔は初めてではない、情事の際にも無理をさせれば泣いたし、妹は私を白馬の代わりに、私に身体を許していたから、彼を思って泣くこともしばしばあった。
愛していると言ってほしいとねだったのは、彼女だ。
黄泉が何故、想いを伝えなかったのか。
彼女は不器用な上に、非常に恥ずかしがり屋だ。そして、面倒であると周りの地獄を受け入れることを拒絶し続けた彼女には、いつしか自分の心を言葉にすることさえも面倒であると感じ、気持ちを抑え込むことが多くなった。
修行をサボる時は凄い行動力を見せる彼女なら、本当は素直な行動が出来る少女である筈だった。
しかし、あの日の、銀杏姉さんの食事であの子は化け物から逃れる為の術(すべ)を身につけようとしてしまったのだ。
それは私との関係も含まれるが、何より、関わらないようにする行動が増えた。他のキョウダイ達の食事シーンを常日頃から見てきたとしたなら、彼らの前でも平静を保つことはどれほど難しいことだろう。彼女は全ての出来事や感情を面倒であると考えることで逃げてきたのだ。
白馬の食事シーンは、一番堪えたに違いない。
白馬は受け入れても。化け物は受け入れられない。
まあ、面倒だったのか、焦っていたのか、最後には結局それも白馬だと受け入れてしまっていたが。
いつから好きだったのかは知らないが、想いが強いのは理解していた。だからこそ赤鳥もライバル視していたのだろう。
黄泉はキョウダイ達や親戚達からも逃げるように部屋に篭っていた。
サボりだと、面倒だと、彼女なりの理由があったらしいが、それは誠であり誠ではないだろう。面倒だと言いつつ、彼女は我々が構えば答えてくれる。しかし一定の距離は空いたままだった。だが白馬はそれさえも飛び越えていく。あのうざさで、彼女に付きまとうから。
隣にやってくる白馬を面倒だと言いながらも、彼女は、黄泉は、自ら彼の傍を離れようとすることはなかった。白馬が離れるまでは、彼女もまた、白馬の隣に居続けた。
青海はそれを知っているからこそ、彼女の気持ちが溢れてくるこの場でじっとしていることが出来なかった。
黄泉は聞いた。何故あの時助けたのかと。答えるならば、気まぐれだ。
銀杏姉さんの部屋を覗いて震える小さな女の子を見て、私は、哀れに思ったのだ。
キョウダイや親戚には同情したことはない、なぜなら自業自得であるし、私は彼らを愛したことがない。好きだと思ったことがない、だから、彼女のショックに震える姿を見て、疑問に思ったことを覚えている。彼女は正しく、この地獄のような場所を、面倒だと言いながらも、愛し続けていたのだ。
屋敷の真実を知っていたからこそ、青海にはその姿が、ひどく、可哀想に見えた。
青海は黄泉の、苦しみも、悲しみも、愛しさも溢れ出す後悔の嘆きを鼓膜に受けて、爪が食い込むほど拳を握り締めていた。
青海の心を占めるのは、彼も理解していない後悔だけだ。
「心配しなくても大丈夫だ。アリシアがここに向かっているからな。それまでは一緒にいさせてやるといい。もし虫が入り込んでも、アリシアが抜いてくれるだろうしな」
「そんな悠長なことは言ってられません! 白馬の虫は今までのモノとは進化のレベルが違う! 数匹肉体に入っただけでも危険です! はやくしないと黄泉が――はやく、聖唖さ――」
青海は聖唖を説得しようと彼に向き直って、懇願するが、聖唖は特に反応を示さない。何を考えているか分からない、青海は混乱して無意識に、ここにはいない親の姿を探す。その瞬間、身体を温かいぬくもりが包み込んだ。
後頭部に添えられた力強い手の温かさと、自分の顔の当てられた場所から甘い香りがして、やっと聖唖に抱きしめられているのだと気が付いた。
「もう終わったんだ。もういいんだ」
「…………」
青海の顔は歪められる。行動を抑制されたからではない、彼に抱きしめられたからでもない、終わっていないと否定したいからでもない、彼自身も自覚していなかった、心の奥底に眠る本音を見抜かれて、優しくされたことで、その表情が反応したのだ。感情を、表せと。
その日、青海は初めて声をあげて泣いた。
まだ何も知らない生まれたての赤子のように。泣く理由も知らぬまま。
そうしてから呼吸が整ってきたあたりで、ずっと吐き出したかった言葉を、嗚咽混じりの声で聖唖に伝えた。
「私は助けようとしなかった」
銀杏も、砂金も、赤鳥も、そして矢地や、それ以前に亡くなった人々も、全て國哦伐の家で命を引き取った。國哦伐家は蜘蛛の糸のように彼らを逃さない。蜘蛛の巣の主人である化け物に生気を吸い尽くされていく。そうしてやがて、死んでしまう。
好きではなかった、自業自得の、哀れな奴ら。助けようとしても、力と言う名の依存対象に敵わず、身を滅ぼしていった奴ら。心が痛むことはなかった。いや、最初は多少痛んだのかもしれない。しかしいつしか、痛まなくなった。それがキョウダイを失った時、なぜ、胸が痛んだのか。
青海は黄泉と違って、身体はほぼ機械である。
それも相まって感情のない人形として生まれた自分が、生き方を決められていた自分が、なぜ、今更になって、こんなものを手に入れてしまったのか。
後頭部の温もりが、宥めるように動かされる。
「全部知ってた……こうなることも分かってた……。私は誰も、助けなかった…….」
もっと、はやく。
手に入っていれば。
青海は聖唖の胸に縋り付くようにして嘆いた。強く締め付けられていた拳は今や聖唖の服を弱々しく掴んでいる。嗚咽を漏らす度に青海は心を覚えていった。それは側から聞けば、とても悲しい。
黄泉と同じ、後悔の嘆きであった。
我々は化け物である。どんなに人間のフリをしようと、カナキリと同じで化け物でしかないのである。我々は生まれた頃から化け物だ。
化け物を――怪物を抱き締めて泣くあの子は、死体にさえ恋心を抱くあの子は、アレと同じ化け物だ。お似合いと言えるだろう。だと言うのに。
胸はすっきりしない。それどころか黒く澱んでいて洗い流そうにも方法が分からない。何故彼女は泣いているのか。何故ここには悲しみしかないのか。
全て終わった筈だ。いや、終わっていない。終わっていない!!
終わらない!! 絶対に、絶対に、この悲しみは付いてくる。残酷に、無慈悲に、むごく、しつこく、私達化け物を取り込もうと追い掛けてくる。
終わりなどない、始まりなど来ない!!
悲劇だ、地獄だ、残酷だ、既に澱み切った世界だ。化け物である我々の居場所なんか、元からありはしないのだ。
ほんの少しだけでいい。普通の人間の家族に生まれなかった我々に、ほんの少しの慈悲を与えてはくれないか。全員とは言わない。あの二人だけでいいんだ。互いに隣と言う居場所を見付け、互いを守ろうとした彼等を。助けてあげて欲しい。
黄泉と白馬を、引き離さないでやってほしい。
しかし、そうは言っていられない。
白馬の身体は死後でも化け物の巣窟だ。いや、死後だからこそと言っていい、宿主が死んだことにより、急進化を遂げて、虫達が次の宿主を探す為に、子孫を残す為に、彼の中で大量発生する。すぐにでも死体を燃やさなければならない。
世界は許さない。決してコレを終わらせはしない。
だから私があの二人を引き離す役目を与えられているのだ。
青海はそう考えて、未だに白馬の顔に擦り寄っている黄泉のいるところへ、歩み出そうとした。しかし、足が動かせない。
自分の掌が痛いと感じて、見てみれば、それは両手とも強く握りしめられていた。爪が食い込んでいるようだ。
何をしている、今行かなければ、黄泉まで失ってしまう。
連れていかれる――今までの、親戚達、キョウダイ達と同じ様に。奪われてしまう。
青海は焦燥感に駆られ、今度こそ踏み出した。通路を出ようとした時、ガッと肩を掴まれる。驚いて振り返れば、この世のものとは思えない美しい青年が立っていた。全ての美と言う美が詰め込まれたようなその青年は、心配そうな顔で青海を見ている。
「聖唖さん。黄泉を引き剥がしましょうッ!! はやく白馬兄さんを燃やさないと! タフィリィが出てきてしまいます!! 聖唖さん!! せいあさん……あの、聞いていますか? せいあさん離してください!」
手を振り解こうとしたが、力が強くて敵わない。人間最強と謳われるだけある、ビクともしないし、無理に引っ張れば青海の体内の機材に影響が出そうだ。
黄泉は強い子だ。あの劣悪な環境下で、大事な人を何度失おうと、泣くことはあれど、感情を出して心のままに声を荒げることなどほとんどなかった。
それがどうだろう、今は彼女の心が見える。無表情で淡々とした口調の面倒臭がりの彼女が、心を露わにして泣いている。
泣き顔は初めてではない、情事の際にも無理をさせれば泣いたし、妹は私を白馬の代わりに、私に身体を許していたから、彼を思って泣くこともしばしばあった。
愛していると言ってほしいとねだったのは、彼女だ。
黄泉が何故、想いを伝えなかったのか。
彼女は不器用な上に、非常に恥ずかしがり屋だ。そして、面倒であると周りの地獄を受け入れることを拒絶し続けた彼女には、いつしか自分の心を言葉にすることさえも面倒であると感じ、気持ちを抑え込むことが多くなった。
修行をサボる時は凄い行動力を見せる彼女なら、本当は素直な行動が出来る少女である筈だった。
しかし、あの日の、銀杏姉さんの食事であの子は化け物から逃れる為の術(すべ)を身につけようとしてしまったのだ。
それは私との関係も含まれるが、何より、関わらないようにする行動が増えた。他のキョウダイ達の食事シーンを常日頃から見てきたとしたなら、彼らの前でも平静を保つことはどれほど難しいことだろう。彼女は全ての出来事や感情を面倒であると考えることで逃げてきたのだ。
白馬の食事シーンは、一番堪えたに違いない。
白馬は受け入れても。化け物は受け入れられない。
まあ、面倒だったのか、焦っていたのか、最後には結局それも白馬だと受け入れてしまっていたが。
いつから好きだったのかは知らないが、想いが強いのは理解していた。だからこそ赤鳥もライバル視していたのだろう。
黄泉はキョウダイ達や親戚達からも逃げるように部屋に篭っていた。
サボりだと、面倒だと、彼女なりの理由があったらしいが、それは誠であり誠ではないだろう。面倒だと言いつつ、彼女は我々が構えば答えてくれる。しかし一定の距離は空いたままだった。だが白馬はそれさえも飛び越えていく。あのうざさで、彼女に付きまとうから。
隣にやってくる白馬を面倒だと言いながらも、彼女は、黄泉は、自ら彼の傍を離れようとすることはなかった。白馬が離れるまでは、彼女もまた、白馬の隣に居続けた。
青海はそれを知っているからこそ、彼女の気持ちが溢れてくるこの場でじっとしていることが出来なかった。
黄泉は聞いた。何故あの時助けたのかと。答えるならば、気まぐれだ。
銀杏姉さんの部屋を覗いて震える小さな女の子を見て、私は、哀れに思ったのだ。
キョウダイや親戚には同情したことはない、なぜなら自業自得であるし、私は彼らを愛したことがない。好きだと思ったことがない、だから、彼女のショックに震える姿を見て、疑問に思ったことを覚えている。彼女は正しく、この地獄のような場所を、面倒だと言いながらも、愛し続けていたのだ。
屋敷の真実を知っていたからこそ、青海にはその姿が、ひどく、可哀想に見えた。
青海は黄泉の、苦しみも、悲しみも、愛しさも溢れ出す後悔の嘆きを鼓膜に受けて、爪が食い込むほど拳を握り締めていた。
青海の心を占めるのは、彼も理解していない後悔だけだ。
「心配しなくても大丈夫だ。アリシアがここに向かっているからな。それまでは一緒にいさせてやるといい。もし虫が入り込んでも、アリシアが抜いてくれるだろうしな」
「そんな悠長なことは言ってられません! 白馬の虫は今までのモノとは進化のレベルが違う! 数匹肉体に入っただけでも危険です! はやくしないと黄泉が――はやく、聖唖さ――」
青海は聖唖を説得しようと彼に向き直って、懇願するが、聖唖は特に反応を示さない。何を考えているか分からない、青海は混乱して無意識に、ここにはいない親の姿を探す。その瞬間、身体を温かいぬくもりが包み込んだ。
後頭部に添えられた力強い手の温かさと、自分の顔の当てられた場所から甘い香りがして、やっと聖唖に抱きしめられているのだと気が付いた。
「もう終わったんだ。もういいんだ」
「…………」
青海の顔は歪められる。行動を抑制されたからではない、彼に抱きしめられたからでもない、終わっていないと否定したいからでもない、彼自身も自覚していなかった、心の奥底に眠る本音を見抜かれて、優しくされたことで、その表情が反応したのだ。感情を、表せと。
その日、青海は初めて声をあげて泣いた。
まだ何も知らない生まれたての赤子のように。泣く理由も知らぬまま。
そうしてから呼吸が整ってきたあたりで、ずっと吐き出したかった言葉を、嗚咽混じりの声で聖唖に伝えた。
「私は助けようとしなかった」
銀杏も、砂金も、赤鳥も、そして矢地や、それ以前に亡くなった人々も、全て國哦伐の家で命を引き取った。國哦伐家は蜘蛛の糸のように彼らを逃さない。蜘蛛の巣の主人である化け物に生気を吸い尽くされていく。そうしてやがて、死んでしまう。
好きではなかった、自業自得の、哀れな奴ら。助けようとしても、力と言う名の依存対象に敵わず、身を滅ぼしていった奴ら。心が痛むことはなかった。いや、最初は多少痛んだのかもしれない。しかしいつしか、痛まなくなった。それがキョウダイを失った時、なぜ、胸が痛んだのか。
青海は黄泉と違って、身体はほぼ機械である。
それも相まって感情のない人形として生まれた自分が、生き方を決められていた自分が、なぜ、今更になって、こんなものを手に入れてしまったのか。
後頭部の温もりが、宥めるように動かされる。
「全部知ってた……こうなることも分かってた……。私は誰も、助けなかった…….」
もっと、はやく。
手に入っていれば。
青海は聖唖の胸に縋り付くようにして嘆いた。強く締め付けられていた拳は今や聖唖の服を弱々しく掴んでいる。嗚咽を漏らす度に青海は心を覚えていった。それは側から聞けば、とても悲しい。
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