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エンタイア
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半透明な身体の体内を見るに、足ばかりを狙って食っているらしかった。
アリシア達の目の前には、この世のものとは思えない化け物が存在していた。
その隣にアルファナが立ち、下卑た笑みを浮かべてアリシア達を見据えている。
「アルファナ、それは誰なの?」
アリシアが冷静に尋ねる。
アリシア達にはそれが自分達と同じ子供であると分かっていた。
薬を服用した子供がああやって化け物になっていく姿を見て来たからだった。しかし、彼らが暴れればすぐにヒグナルが駆け付け、地下室へ閉じ込めたり、コノカの炎を操る力で倒したりと、適切な処理をした。
でも、今回は違う。アルファナが先導しているところを見るに、ヒグナルにはまだ知られていないのだろう。
「アマラよ。美しいでしょ」
その言葉に、化け物に変身することをかっこいいと言っていたアリアは、ゆっくりと首を振り否定する。
それもその筈、中にはゼノのように見た目が美しくなる化け物だって存在するが、目の前の彼女は、不気味で醜くて悪魔や鬼などの架空生物を何もかも詰め込んで煮詰めたような見た目をしていた。
悲鳴のような鳴き声が不協和音を生み、アリシア達を不安にさせる。
「アリア! 炎を持って来て!」
「持って来るってどこから……!」
「食堂があるでしょ! バーナーでもいいからライターでも、マッチでもいいからとにかく炎を持って来るか、火を起こせるものを持ってきて!」
「お、おっけぇ~!」
アリアが姿を消すと、アルファナが高笑いを上げて口元を手で覆う。
「あらあら。貴方はどうやってアマラと戦う気なのかしら?」
アリシアはスカートの下のレッグホルスターからナイフを取り出し構える。それを見たアルファナが無表情になり鬼のような目で睨み尋ねて来る。
「それ、どうやって手に入れたの?」
「オトウサマからの贈り物よ。護身用に持たされたの」
「……あら。まあ。そう。へえ。そうやって自慢するのね、自分一人が特別だって、愛されているって」
アルファナが手を前に差し出し、「いってらっしゃい」とアマラへ声を掛ける。すると、アマラは凄まじい勢いで飛び出し、アリシアに身体全体を使って突進して来た。
アリシアは弾き飛ばされ、地面に尻餅をつきつつもナイフを構えるが、ナイフは真っ二つに折れてしまっていた。アリシアは舌打ちし、アルファナを睨み付ける。
嘲笑を浮かべるアルファナが固まるのを見て、アリシアは後方へ目を向けた。
「ただいまアリシア!」
「おかえり。早かったわね」
アリアが後方から駆けつけ、ピンポン球程度の大きさの麻袋を持ってくる。
「ちょっと、何よそれ。炎を持って来なさいって言ったでしょ」
「あっっははははははっ!! 貴方って本当に馬鹿ねぇアリア!」
アリシアの後方で、アルファナがアリアを高らかな声で嘲笑う。
アリアはそれを無視し、アリシアに麻袋を渡す。アリシアはその匂いでその正体に気が付いた。
アリシアはそれを地面に置き、ナイフを掲げる。それを見たアリアは両掌をそれに翳した。
「貴方をいつか炙り殺そうと準備してた火薬よ!」
「か、火薬ですって!?」
折れたナイフの刃先が地面と麻袋に衝撃を与え、爆風と共に一気に炎が周囲を包み込んだ。
「あっっはははははははぁ! 自滅した自滅した! 勝ったわよアマラ」
「――みっともなくはしゃいでんじゃないわよ!!」
炎の塊の向こうからアリアの声がしたとたん、炎が、生き物のようにアマラとアルファナへ襲いかかってくる。
「きゃああああ! 何、何が起こってるのよぉぉ!」
炎の真ん中が割れ、中から無傷のアリシアとアリアの姿が現れる。アルファナは目をひん剥いて後退した。
「貴方、これくらいの炎も操れなかったの? コノカ失格ね」
「オトウサマはどうしてアルファナなんかを評価してたのかな」
「あら、評価なんてしてないわよ。アリアは男嫌いで私は忙しいから余ったアルファナに仕事を回していただけ」
「あは。それなのに自分が優秀だって勘違いしてたんだぁ、はっずかしぃ~!」
「…………っ、……っ!?」
アルファナは顔を真っ赤にして両拳を握り締め、身体をわなわなと震わせる。
「アマラッ――!!」
アルファナが声を荒くして名を呼ぶと、アマラは焼け焦げた身体を修復しながらよろよろと前へ出て来た。手足と腹部にある複数の手のような触手が地面を叩き、巨体がアリシア達に向かって飛び出す。
大きな口と牙が迫り、アリシアとアリアは左右に分かれ飛びのいた――すると、アマラはアリアを追い掛け、宙に浮いた彼女の足目掛けて歯を迫り出す。
アリシアが炎を操り、アマラの頭の横に打つければ、彼女は後退する。
「アマラアマラアマラアマラあああああ!!」
ヒステリックに叫ぶアルファナの声で、アマラはアリシア達へ向かって飛び出し攻撃を繰り出してくる。アルファナの声に比例して凶暴化していく姿を見て、アリアは先にアルファナを退治すべきだと考えるが、いざアルファナへ目を向けると。
彼女の右半身が半透明に歪み、ぶくぶくと膨らみ、骨が太くなり裂かれるように別れて、鈍い音を立てながら元の形を無くしていく。彼女の右半身を触手が包み込み、硬く固まるそれはまるで鎧のように変化する。
「アリシア!」
アマラから攻撃を受けているアリシアへ、アリアが危険な状況を知らせるが、アリシアはアマラ相手だけでも精一杯なようだった。
アリアはズボンのポケットから麻袋を取り出し、アルファナからの攻撃を避けながら彼女へ投げ付け、それに向けて火の玉を飛ばし爆発させる。
アルファナはその程度の爆発では止まらないらしく、硬い触手の鎧を纏った右足でアリアの横っ腹を薙ぎ払った。アリアは横方向へ吹っ飛び、壁に激突する。
「アリア!」
アリシアが心配してアマラから距離を取ると、アルファナはアリアの髪を引っ掴んで腕を上げ彼女をぶら下げる。
ゆらゆらと揺らしながら下品な笑みを浮かべた。
「よわ~いよわ~いアリアちゃ~ん。私がいつどこで勘違いしたって言うのかしら。私は見た通り優秀よ」
「アリアを離しなさい」
「劣勢なくせに命令しないで頂戴」
アルファナはアリシア目掛けてアリアをぶん投げる。アリシアはそれを見て彼女を受け取る姿勢を取り、タイミングをはかって襲いかかって来るアマラを巨大な炎の塊で薙ぎ倒す。
アリアを受け止めたアリシアは、ぐったりしているアリアの様子を見て目を吊り上げる。
「弱い弱いアリシアちゃん。早く負けを認めなさいよ。今なら貴方だけでも許してあげるわ」
「貴方如きに命乞いをしろとでも言うの?」
アルファナが文句を言おうと口を開く。しかし、その口は閉じられることなく開け放たれ、彼女の目はアリシアの後方に向けられた。
そこでは、アマラの横たわった身体が丸ごと炎に飲み込まれ、轟轟と黒煙を上げて燃え盛っていた。
廊下中を覆う炎がゆらゆらと彼女の周りを取り巻き、どんどん巨大化していく。
「あ、アリシア、待って。私が悪かったわ」
「あら、素直じゃない。許してあげるわ」
「あ、ありがとうアリシア!」
身体を強ばらせながら感謝するアルファナだったが、アリシアの炎は巨大化し続ける。
「あ、アリシア?」
「――冗談よ。命乞いされたって貴方を許しはしないわ」
喚き散らし逃げ惑うアルファナは、身体を壁へぶつけたり、転がったりしながらアリシアへ命乞いをする。生き物のような炎が彼女を丸呑みにし、彼女の身体が黒い影となるまでそれは燃え上がり続けた。
「アリ……シア? 終わったの?」
アリアが目を覚まし、「ええ」とアリシアは微笑み掛ける。
「報告……どうしよう」
アリアが苦い顔をすると、アリシアは余裕たっぷりの笑みで言った。
「オトウサマには適切に処理したと伝えておくわ」
アリシア達の目の前には、この世のものとは思えない化け物が存在していた。
その隣にアルファナが立ち、下卑た笑みを浮かべてアリシア達を見据えている。
「アルファナ、それは誰なの?」
アリシアが冷静に尋ねる。
アリシア達にはそれが自分達と同じ子供であると分かっていた。
薬を服用した子供がああやって化け物になっていく姿を見て来たからだった。しかし、彼らが暴れればすぐにヒグナルが駆け付け、地下室へ閉じ込めたり、コノカの炎を操る力で倒したりと、適切な処理をした。
でも、今回は違う。アルファナが先導しているところを見るに、ヒグナルにはまだ知られていないのだろう。
「アマラよ。美しいでしょ」
その言葉に、化け物に変身することをかっこいいと言っていたアリアは、ゆっくりと首を振り否定する。
それもその筈、中にはゼノのように見た目が美しくなる化け物だって存在するが、目の前の彼女は、不気味で醜くて悪魔や鬼などの架空生物を何もかも詰め込んで煮詰めたような見た目をしていた。
悲鳴のような鳴き声が不協和音を生み、アリシア達を不安にさせる。
「アリア! 炎を持って来て!」
「持って来るってどこから……!」
「食堂があるでしょ! バーナーでもいいからライターでも、マッチでもいいからとにかく炎を持って来るか、火を起こせるものを持ってきて!」
「お、おっけぇ~!」
アリアが姿を消すと、アルファナが高笑いを上げて口元を手で覆う。
「あらあら。貴方はどうやってアマラと戦う気なのかしら?」
アリシアはスカートの下のレッグホルスターからナイフを取り出し構える。それを見たアルファナが無表情になり鬼のような目で睨み尋ねて来る。
「それ、どうやって手に入れたの?」
「オトウサマからの贈り物よ。護身用に持たされたの」
「……あら。まあ。そう。へえ。そうやって自慢するのね、自分一人が特別だって、愛されているって」
アルファナが手を前に差し出し、「いってらっしゃい」とアマラへ声を掛ける。すると、アマラは凄まじい勢いで飛び出し、アリシアに身体全体を使って突進して来た。
アリシアは弾き飛ばされ、地面に尻餅をつきつつもナイフを構えるが、ナイフは真っ二つに折れてしまっていた。アリシアは舌打ちし、アルファナを睨み付ける。
嘲笑を浮かべるアルファナが固まるのを見て、アリシアは後方へ目を向けた。
「ただいまアリシア!」
「おかえり。早かったわね」
アリアが後方から駆けつけ、ピンポン球程度の大きさの麻袋を持ってくる。
「ちょっと、何よそれ。炎を持って来なさいって言ったでしょ」
「あっっははははははっ!! 貴方って本当に馬鹿ねぇアリア!」
アリシアの後方で、アルファナがアリアを高らかな声で嘲笑う。
アリアはそれを無視し、アリシアに麻袋を渡す。アリシアはその匂いでその正体に気が付いた。
アリシアはそれを地面に置き、ナイフを掲げる。それを見たアリアは両掌をそれに翳した。
「貴方をいつか炙り殺そうと準備してた火薬よ!」
「か、火薬ですって!?」
折れたナイフの刃先が地面と麻袋に衝撃を与え、爆風と共に一気に炎が周囲を包み込んだ。
「あっっはははははははぁ! 自滅した自滅した! 勝ったわよアマラ」
「――みっともなくはしゃいでんじゃないわよ!!」
炎の塊の向こうからアリアの声がしたとたん、炎が、生き物のようにアマラとアルファナへ襲いかかってくる。
「きゃああああ! 何、何が起こってるのよぉぉ!」
炎の真ん中が割れ、中から無傷のアリシアとアリアの姿が現れる。アルファナは目をひん剥いて後退した。
「貴方、これくらいの炎も操れなかったの? コノカ失格ね」
「オトウサマはどうしてアルファナなんかを評価してたのかな」
「あら、評価なんてしてないわよ。アリアは男嫌いで私は忙しいから余ったアルファナに仕事を回していただけ」
「あは。それなのに自分が優秀だって勘違いしてたんだぁ、はっずかしぃ~!」
「…………っ、……っ!?」
アルファナは顔を真っ赤にして両拳を握り締め、身体をわなわなと震わせる。
「アマラッ――!!」
アルファナが声を荒くして名を呼ぶと、アマラは焼け焦げた身体を修復しながらよろよろと前へ出て来た。手足と腹部にある複数の手のような触手が地面を叩き、巨体がアリシア達に向かって飛び出す。
大きな口と牙が迫り、アリシアとアリアは左右に分かれ飛びのいた――すると、アマラはアリアを追い掛け、宙に浮いた彼女の足目掛けて歯を迫り出す。
アリシアが炎を操り、アマラの頭の横に打つければ、彼女は後退する。
「アマラアマラアマラアマラあああああ!!」
ヒステリックに叫ぶアルファナの声で、アマラはアリシア達へ向かって飛び出し攻撃を繰り出してくる。アルファナの声に比例して凶暴化していく姿を見て、アリアは先にアルファナを退治すべきだと考えるが、いざアルファナへ目を向けると。
彼女の右半身が半透明に歪み、ぶくぶくと膨らみ、骨が太くなり裂かれるように別れて、鈍い音を立てながら元の形を無くしていく。彼女の右半身を触手が包み込み、硬く固まるそれはまるで鎧のように変化する。
「アリシア!」
アマラから攻撃を受けているアリシアへ、アリアが危険な状況を知らせるが、アリシアはアマラ相手だけでも精一杯なようだった。
アリアはズボンのポケットから麻袋を取り出し、アルファナからの攻撃を避けながら彼女へ投げ付け、それに向けて火の玉を飛ばし爆発させる。
アルファナはその程度の爆発では止まらないらしく、硬い触手の鎧を纏った右足でアリアの横っ腹を薙ぎ払った。アリアは横方向へ吹っ飛び、壁に激突する。
「アリア!」
アリシアが心配してアマラから距離を取ると、アルファナはアリアの髪を引っ掴んで腕を上げ彼女をぶら下げる。
ゆらゆらと揺らしながら下品な笑みを浮かべた。
「よわ~いよわ~いアリアちゃ~ん。私がいつどこで勘違いしたって言うのかしら。私は見た通り優秀よ」
「アリアを離しなさい」
「劣勢なくせに命令しないで頂戴」
アルファナはアリシア目掛けてアリアをぶん投げる。アリシアはそれを見て彼女を受け取る姿勢を取り、タイミングをはかって襲いかかって来るアマラを巨大な炎の塊で薙ぎ倒す。
アリアを受け止めたアリシアは、ぐったりしているアリアの様子を見て目を吊り上げる。
「弱い弱いアリシアちゃん。早く負けを認めなさいよ。今なら貴方だけでも許してあげるわ」
「貴方如きに命乞いをしろとでも言うの?」
アルファナが文句を言おうと口を開く。しかし、その口は閉じられることなく開け放たれ、彼女の目はアリシアの後方に向けられた。
そこでは、アマラの横たわった身体が丸ごと炎に飲み込まれ、轟轟と黒煙を上げて燃え盛っていた。
廊下中を覆う炎がゆらゆらと彼女の周りを取り巻き、どんどん巨大化していく。
「あ、アリシア、待って。私が悪かったわ」
「あら、素直じゃない。許してあげるわ」
「あ、ありがとうアリシア!」
身体を強ばらせながら感謝するアルファナだったが、アリシアの炎は巨大化し続ける。
「あ、アリシア?」
「――冗談よ。命乞いされたって貴方を許しはしないわ」
喚き散らし逃げ惑うアルファナは、身体を壁へぶつけたり、転がったりしながらアリシアへ命乞いをする。生き物のような炎が彼女を丸呑みにし、彼女の身体が黒い影となるまでそれは燃え上がり続けた。
「アリ……シア? 終わったの?」
アリアが目を覚まし、「ええ」とアリシアは微笑み掛ける。
「報告……どうしよう」
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