変わった世界

亜島 聖

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人格

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私の友人はいつも急に現れる。
ある日友人は、私に「殺してほしい」と頼んできた。もちろん私に出来るはずない。人を殺すなど、この人はどうでもいい人ではない。付き合いの長い大切な友人だ。
「どうしてそなこと言うんだい?一体どうしたんだい?」と私は聞いた。すると、
「私、あなたの……はやだの…」
え?何がやだって?聞き取れなかった。しかし友人はもう不安定。まともに喋ることは出来なくなっている。するといきなり友人がナイフを自分の左胸に刺そうとして手を振り上げた。
まずい!止めなければっ!だが間に合わなかった。
気づいたら私は自分自身を刺していた。私は二重人格だった。
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