屑星の英雄はランプを擦る/対抗狙撃戦

二市アキラ(フタツシ アキラ)

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第3話

【 クレイドルと教会 】

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「ライフルの対狙撃がボディガードの切り札になるのか?なんだそれ。」

 コロニーが所持する軍の半分が戦いで壊滅しかけた頃に、ようやく昆爬虫類に対して効き目のある揮発性薬剤が作り出され、同時にこのデリケートな薬剤を弾頭に仕込んだ特別仕様の狙撃ライフルが量産された。

 そこからやっと、エバーグリーンコロニーのこの星での屈辱的な立場が逆転し始めたのだ。

 人々は喜びに沸き、兵士達を褒め称えた。

 特に、ブロンズのコネクタをその特殊ライフルに接続して使用する狙撃手達は、庶民のヒーローだった。
 ブロンズより上級のゴールドやシルバーの英雄達もいたが、彼らは庶民の出ではない。
     彼らはセンターに住む特権階級であり、その武器やマシーンも特権階級だけが使用を許される特別なものだった。
 「英雄」としての意味が違ったのだ。

 だが逆に、このライフルの登場によって、もう一つ前の世代の狙撃手達の評判は急速に落ちていった。
 旧世代の狙撃チームが主に狙ったのは、昆爬ではなく、中央巨大コロニー・エバーグリーンに反逆する小中規模コロニーの指導者クラスの"人間"達だったからである。

 勿論、狙撃兵達が自ら望んでそれをやった訳ではない。
 その内幕や内情について、英雄として体よく放逐されるまで軍に所属していたロックロウは辛いほど理解していた。
 更に言えば、スネーク・クロスは、第二世代の狙撃手達にとって畏怖の念で語られる伝説上の人物だったのである。


「あんた、年若いのに面白い経歴をしてるな。色々調べさせて貰った。どうだ、この仕事がうまく行ったらウチに来ないか。始末屋なんぞで燻らせて置くのは勿体無い。」

 バーで声をかけてきた男は、カサノバベックと名乗った。
 ミドルサークルでの暗黒界の覇権争いの死闘を制して、ついにトップの座に躍り出ようとしているコーザ・ノストラのナンバー3という肩書だった。

 組織のドンの名は、コレルオーネ。
 "成りがありキング"とも、"ネオマフィアキング"とも呼ばれている。
    成り上がりとは良く言ったもので、コロニー全人口の多くを占めるミドルセンターで、犯罪と言えど集中した権力を握る事が出来れば、センターに上り詰める事が可能になる。

「御免こうむるよ。俺はしがない始末屋で十分だ。好きな時に外にも行けるし。どこでおっ死のうと自由。誰にも迷惑はかけない。まっとうじゃないが阿漕な事もしない。あんたらとは金輪際交わらない生き方だ。」

「コロニーの外に行くのが楽しいのか?酒を飲むのに、いちいち防毒マスクを外さないといけない場所だぞ。…驚いた奴だな。」

「それは間違いだ。タフな兵士なら30分はマスクなしでいける。30分あれば、飯も食えるし酒も飲める。もっと他の事もな、」
「女か、女はいいよな。でもこちらでのし上がればもっとゴージャスにやれるぞ。今の金回りじゃ贅沢はしてないんだろ?」
「意外に今の俺は"人の温もり"には不自由してないんでね。」
「人の温もり?人肌の温もりの間違いだろ?」
「商売女が行きずりの男の帰りを待ってくれるのか?」

    そんなロックロウの言い回しにカサノバベックが奇妙な表情を浮かべた。
 それがロックロウとカサノバベックとの最初の出会いだった。

・・・・

 クルナギ大聖堂前広場の駐車スペースに、ロックロウを乗せたカサノバベックの車が滑り込んだ。

 車から降り立ったロックロウは、背伸びするようにクルナギ大聖堂の尖塔を見上げた。
    コロニーでは天空の持つ"高さ"への希求度が高い。
    母星への帰郷の念以上に、実際の成層圏が薄すぎるからだ。
    グレーテル・キューブは人工神と言われているが、この宇宙の中で地球と瓜二つの惑星を探し出すのは無理だったのだろう。
    多分、人々は本能的に"空の高さ"を求めているのではないかとロックロウは思っている。
     もしも、高度な飛行技術が母星からアークに移植されたか、外界に電磁嵐が吹き荒れていなかったら、この世界はかなり変わったものになっていたはずだ。

 更にこの教会周辺は、彼が普段生活しているミドルサークル外辺のスラムとは全く空気感が違う、スラムには祈りはあるが「名のある宗教」はない。
   神となるものの姿が違うのだ。

 ロックロウは、地球信仰とキリスト教を混ぜたような、この星で新たに生まれた「宗教」が余り好きではなかった。
 それに、砂漠で行き倒れになりリトルジーニーの世話になった際に、彼から人造神グレーテルキューブが、この星に人類を送り出した際の詳しい経緯を聞いていたから、尚更、これらの新興「宗教」が展開する神の解釈には馴染めなかった。

 ロックロウ自体も、リトルジーニーの話の真偽は別にして、少なくとも人間達がこの星に移り住んだ理由が、人類消滅からの脱出にあり、「超自然的な存在である神の思し召し」という始まりではないと思っていた。
 だがコロニーの半分の人間は、この「宗教」の教えを受け入れているのだ。


 カサノバベックは、大聖堂入り口近くに自分の知り合いを見つけた様で、そちらに気を取られていた。

「あっ、司祭だ、、。こっちに来いだとよ。」

「ん?行けば、いいじゃないか。」

 カサノバベックは今からロックロウを伴って、狙撃予告ポイントの案内をする予定だった。
 この男もそちらに気持ちがせいていたが、教会で司祭に手招きされれば断りようがない。
 しかもカサノバベックは、この司祭に幼い頃から色々と面倒を見て貰っていた様子だった。

    ロックロウはコロニー第二世代に創設された養護施設のクレイドル出身だったが、子育ては社会が行うのが前提のこの世界では、クレイドル以外にも子どもが成人するまでには様々な社会の関りがある。
    教会もその内の養育機関の一つになる。

    だが、エバーグリーンでは子どもを持つことは名誉な事であり、多くの大人達は余程の事情がない限り自分の子供を手放したりはしない。
    故に一人の子どもが教会やクレイドルに世話になると云う事はそれなりの事情が背景にあると言うことだった。

「そうか、助かる。直ぐに戻ってくるから、あんたはここで待っていてくれ。それとあの噴水側に車を止めてる奴らには関わるなよ。あんなチンケな奴ら、相手にするだけ時間の無駄だ。」
 そう言って、嬉しそうに司祭の元へ走り出したカサノバベックの後姿を見て、なぜかロックロウは眩しいものを見るような顔をした。
    そしてクレイドル長だったマコ・マッカーサーの穏やかな顔を思い出していた。
   マコ・マッカーサーは乱暴者だったガキの俺を見放しもせず良く面倒見てくれていた…と。

『カサノバベックという男、相当な悪のくせにどこか憎めない所があるな。
 おそらくあの様子だと信心深い所もありそうだ。』
 ギャングと始末屋、どう考えても始末屋の方がまっとうに生きている筈なのに、俺の方が「黒い」気がするのは、何故だろうとロックロウは思った。

 …もっともロックロウそれほど自分の生き様を神経質に考えたわけでもなく、その証拠に彼は急に湧いてきた眠気に間抜けた大欠伸を一つした。

 余り寝ていない。
 ベルトを長く付けたり調整すると神経が高ぶった状態が続いて、余り眠れなくなるのだ。

「随分、大きな欠伸だな。ここがどういう場所か、判ってるのか?」

 気が付くとロックロウは、先ほどカサノバベックが関わるなと言っていた男たちに車を背にして取り囲まれていた。

 彼らが近づく気配が分からぬでもなかったが、かといって、ロックロウは「だから逃げ出す」という性格ではなく、この状況はそんな彼のゆるゆるとした心根がもたらした結果とも言えた。

 男たちの構成は、デブと痩せの違いはあるが、顔と雰囲気がソックリなので兄弟だと推測出来る二人組と、彼らより格上といった感じの口髭男の三人だ。

 欠伸がなんとかと言って、ロックロウに絡んできたのは、洒落た仕立てのスーツを着込んだ口髭男だった。

「すまんな。今の欠伸で、あんたがたが呼吸する分の空気を横取りしちゃたかな?」
 ロックロウのふてぶてしいその反応に、三人ともニヤニヤと笑っている。

「あんた。始末屋だろう?」と再び口髭男が言う。
「答えてやっても良いが、その前に名乗ってくんないかな?」
「名を名乗れだってよ。ひょっとしてコイツ、俺たちに喧嘩売ってんのか?」
 兄弟風の二人が顔を見合わせた。
 オーバーサイズのシャツの胸元をはだけた痩せと、ボタンが弾けて飛んでしまいそうなピチピチのシャツを着ているデブの凸凹二人組なのに、可笑しみが全くないのが不気味だった。

 ロックロウはカサノバベックに、この三人とは関わるなと言われたのを思い出して、もうそろそろ男達をからかって楽しむのを切り上げようかと考え始めていた。

 この三人、ノリが悪すぎる。

 そうしている間に、兄弟二人はお互い素早く目配せをして、デブの方が痩せの口めがけて、いきなりパンチを叩き込んだ。

 痩せは両手で顔を覆ってしゃがみこむ。
 そして次に、痩せが立ち上がった時、その顔は血塗れだった。
 口の中を切ったと言うより、鼻血のようだった。

 訳がわからず唖然としているロックロウに、人差し指を突き付けて、痩せが大きな声で喚き始めた。

「なんだよ!テメェ!いきなり殴って来やがって!」

「えーつ!どうしたんだい、兄貴!」

 先ほど自分で痩せを殴り付けたデブが、これも又、芝居じみた大きな声で喚き始める。

 その様子を口髭男が、ニタニタ笑いながら見ている。

「こいつが難癖つけて来やがったんだよ!だけどよ、ここ、聖堂の前なんだぜ。神様が見てる前で暴れられるかよ!それで俺が大人しくしてりゃ、この野郎、調子にのりやがって!」

「そりぁ、いけねよ!なー、みんな?」

 騒ぎに気づいて、何人かの通行人が、立ち止まってロックロウらのやり取りを見物し始めた。

 デブの方が、突然、平手で自分の頬を拭う。

「どうした、兄弟?」
「コイツ、俺に唾をはきやがった!」
 勿論、ロックロウは何もしていない。

「いい加減にしろよ、テメェ!」
 待ってましたとばかりに、痩せがロックロウに殴りかかって来た。

 ロックロウはその攻撃をなんなくかわしたが、あまりにも馬鹿げた展開を目の辺りにして、まだ気持ちが本気の状態に切り替わっていなかった。
 その隙を突いた形で、二番手の攻撃に回ったデブが放ったパンチを、今度はまともに受けてしまう。
 直ぐに体勢を立て直したロックロウだが、少し口の中を切ったのか、血の混じった唾を地面に吐いた。

「面白い猿芝居だな。神様の庭じゃ、一応みんなの手前それらしいキッカケがいるってことか?笑わせるよな。お前ら普段、当たり屋とかでも、やってるのか?」

 ロックロウはデブの方にそのまま、ずいと身体を寄せていく。

「へっ」と笑いながらデブは両拳を構えて、またもや右のパンチをロックロウに撃ち込んでいくが、今度はその伸びきった腕を、身体を斜めに素早く開いたロックロウに絡めとられ、それを中心に一回転させられ地面に叩きつけられた。

 勿論、男たちは日々、暴力沙汰に明け暮れているような人間達だったから、それを黙って見ていたわけではない。

 痩せの男は、自分に背を向ける形になったロックロウの背後から蹴りを入れようとした。

 にも関わらず、そこにはロックロウの背中はなく、代わりに男の側頭部に、ロックロウの踵が凄まじい遠心力を伴って襲ってきた。

 軍隊仕込みの一回転したハイキックだ。
 何のケレンもなく、ただ破壊力だけがある。
 一連の戦いは、ほんの数分で終わった。


 それを見ていた口髭男は、自分の脇に吊るしていた拳銃を抜き出して、銃口をロックロウに向けた。
 普段、街中でもよく使っているのか、消音器が付いた拳銃だ。
 もうこの場所が、聖堂前であるという事は、どうでも良いらしい。

「おっと、そこまでだ。トサカ頭。」
 いくら相手が強くても銃には敵わないだろし、自分はその銃を自在に扱えるという自信が、口髭男を勇猛にしていた。

「なんのつもりだ?」

 銃口を突きつけられたロックロウの目の色が変わっている。
 ロックロウが普段見せている「よく見ると愛嬌のある顔」の仮面が落ちていた。
 赤毛混じりの逆毛の金髪が、本当に燃えているように見える。

「見て、わからねえか?」
 口髭男が銃口を上下にクイクイと動かす。

「わかったら、そこで寝てる野郎たちを、俺の車まで運んでやってくれないかな?」

「あんたがやれよ。コイツら、お前の仲間なんだろ?」

「黙れ。そいつは俺の手下で、仲間じゃない。それに俺は服が汚れるのがいやなんだよ。」

「そうかよ。」

 ロックロウが、まるで男が突き出した拳銃が目に入らないかの様に前に進んだ。

 度胸があるない、以前の動きだ。

 口髭男が、引き金を引こうとしたが、それは果たせなかった。

 口髭男の手は、拳銃毎、ロックロウの手に確保され、次の瞬間、彼の身体は内掛けに飛んできたロックロウの脚によって打ち倒されていた。
 それら全てが、弛められた鋼の板バネが元に戻る様な動きで完遂された。

 だがロックロウは、自分が掴んだ口髭男の手を最後まで離さない。
 その後、口髭男を地面の上に組み伏せた時もだ。

 口髭男の腕を思い切り不自然な方向に曲げる。
 口髭男の肩の関節や、腕の関節から嫌な音が響いた。

 ロックロウは、自分の左膝で男の背中を地面に固定すると、銃をもぎ取って、それを男の頭部に向けた。

「銃ってのはな、こうやって使うんだ。」

 ロックロウは、男にかがみ込みながら銃を撃った。
 最初は狙いを男の頭近くの地面に、、そして、、。


「止めろ!!殺す気か!」
 カサノバベックが、寸前の所で間に合った。










 
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