~嵌められた愛~ 貧しかった僕は侯爵様の愛人になり、いつの間にか弟とデキていた【R18】

鷹月 檻

文字の大きさ
81 / 94

81 罪人墓場※

しおりを挟む
 朝目覚めると頭痛が酷かった。
そして例の如く、僕は寝台で後ろから弟に抱きつかれている。
足も僕に絡められて、お尻に何か当たるなと思ったら、弟が朝勃ちしていた。
当たるからちょっと避けようとして離れると、ぎゅっと抱きつかれて無理だった。

 弟は僕の寝巻きの裾を上げると下着をお尻の下までさげた。
そして股の間に自分の物を挟んでいる。

「兄さんの股、あったかい」
「僕、今日は行く所があるから、もう起きたいんだけど?」
「どこに行くの? エルズバーグとか言う男の所?」
「違うよ、罪人墓地に行って来ようかと思って。父上の墓を引き上げて骨を引き取るにはどうすればいいか、あそこの墓守に聞こうかと思ってさ。罪人墓場って、普通のお墓と法律が色々違うみたいだから」
「そうなんだ? じゃあ、僕も射精したら兄さんについてくよ」
「射精したらって……あのさぁ……」
「大丈夫! 挿れなきゃ兄弟でもセーフだから」
「んなわけないだろっ!?」

 僕が言っても、人の言う事なんか聞いちゃいない。
ダメだって分かってるのにキスされて舌を絡められて頭がぼぅっとしてる。
横背位で僕の首筋に吸い付いて跡を残した。

「ダメ、ダメだからぁああ!」
「兄さん、全然ダメって顔してないよ? 寧ろ善がってる顔だよ?」

 僕が弟にこんな事されて善がってる? それを弟に直接言われた……。
ダメだ。だって……セドリックに触られると、凄く気持ちが良すぎるんだもん。
どうしちゃったんだ、僕は。

 弟は横バックのまま後ろから僕をズンズン突きまくって、僕の入り口に精液を掛けて果てた。中途半端に興奮させられて勃起しっぱなしだった僕のを、弟がしゃぶりだした。僕の顔を跨いで、弟が僕の肉棒をしゃぶると、射精したばかりの弟の肉棒は、あっと言う間に力を取り戻して勃起していた。たらりと垂れる液が糸を引いて僕の頬に落ちた。

「ほら、兄さんも僕のをしゃぶるんだよ」

 そんな事をしたら兄弟でいられなくなる。僕が口を開かないからか、弟は僕の物をしゃぶるのを止め、僕の顔に跨ったまま僕を見詰めた。

「口開けて? 兄さん」

 僕はいやいやと首を振る。すると顔を両足の膝で固定されて、無理やり口に指を突っ込まれ開かれた。そこにゆっくり自分の肉棒を挿入する弟。

「歯、立てないでね」

 元気に勃ち上がりすぎて僕の舌に食い込んでくる亀頭。

「吸って? ……ああ、いいっ、兄さん、さすが愛人契約してただけあるね、上手い。ちゃんと舌と唇使って俺のを可愛がってる」

 舌と唇と頭を使って、弟の肉棒を可愛がった。上から興奮したいやらしい顔で僕を見つめる、そんな熱い瞳で見られると僕の股間まで熱くなった。
弟はもういいと思ったのか、また僕の物をしゃぶり僕は果てた。そのあと僕も弟のをしゃぶってイカせた。

 もうその時僕は、罪悪感で何だか後戻り出来ないような気分になってた。

 昼食を二人で食べて、出かける準備をした。罪人墓場は王都の超外れにある。歩いて行くには遠いので僕が風竜を召喚した。

「セドリックは後ろに乗って?」
「俺も召喚獣、出せるようになったんだよ?」
「はいはい、行くよ? ちゃんと捕まってて!」

 風竜は僕と弟を乗せて高く空に舞い上がった。

「振り落とされないようにしっかり僕に捕まっててよ!」
「うん!」





 王都の外れ、東の方に罪人墓場は有った。墓場の入り口に風竜を降下させた。
風竜を自分の影に仕舞って罪人墓場に入ってみた。事務所らしき所が見えない。
墓守はどこで昼休憩をしているのか?
てくてく歩いてみても人がひとりもいない。

「墓守さ~~~~ん! いませんか~~~? ちょっとお伺いしたいことがあるんですが~~?」
「兄さん、呼んでも人がいないよ?」
「そうだね……。でも、どこにいるんだろ? 墓守さんて」
『ここにいますよ?』

 僕と弟が振り向くと後ろに男と女の二人組みの墓守がいた。死神が着ていたような黒いフードの付いたローブを着ている。模様も何も付いていない。

『どうされました?』
「えっと、実は父上が冤罪で処刑されてこちらへ埋葬されたんです。で、今年になってからその濡れ衣が晴れまして、罪人では無くなったので、今は亡き母上の隣にお墓を移してあげたいなと思ったんですが、どうすればいいのか分からなくて。こういった事件て少ないらしくて、城内の成人福祉課にも相談したんですが、罪人墓場の墓守が詳しく知ってるから聞いて下さいって言われたんです」
『なるほど。まずは番所に行って、お父上の無罪証明書を貰って下さい。真犯人が捕まったなら、証明書は発行されると思うんですが……、もしかしたら時間が掛かるかも知れません。その後は、成人福祉課で罪人墓場から墓を掘り起こす許可証を貰って来て、私達のどちらかに提出して下さい。で、私たちの許可が出れば墓を掘り起こす事が出来ます』
「そうですか、ありがとうございます!」

 僕と弟は話だけ聞くと、自宅に帰った。

しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

記憶を無くしたら家族に愛されました

レン
BL
リオンは第三王子で横暴で傲慢で侍女や執事が少しでも気に入らなかったら物を投げたり怒鳴ったりする。家族の前でも態度はあまり変わらない… 家族からも煩わしく思われたていて嫌われていた… そんなある日階段から落ちて意識をなくした…数日後目を覚ましたらリオンの様子がいつもと違くて…

冤罪で追放された王子は最果ての地で美貌の公爵に愛し尽くされる 凍てついた薔薇は恋に溶かされる

尾高志咲/しさ
BL
旧題:凍てついた薔薇は恋に溶かされる 🌟第10回BL小説大賞(2022年)奨励賞。2025年11月アンダルシュノベルズより刊行🌟 ロサーナ王国の病弱な第二王子アルベルトは、突然、無実の罪状を突きつけられて北の果ての離宮に追放された。王子を裏切ったのは幼い頃から大切に想う宮中伯筆頭ヴァンテル公爵だった。兄の王太子が亡くなり、世継ぎの身となってからは日々努力を重ねてきたのに。信頼していたものを全て失くし向かった先で待っていたのは……。 ――どうしてそんなに優しく名を呼ぶのだろう。 お前に裏切られ廃嫡されて最北の離宮に閉じ込められた。 目に映るものは雪と氷と絶望だけ。もう二度と、誰も信じないと誓ったのに。 ただ一人、お前だけが私の心を凍らせ溶かしていく。 執着攻め×不憫受け 美形公爵×病弱王子 不憫展開からの溺愛ハピエン物語。 ◎書籍掲載は、本編と本編後の四季の番外編:春『春の来訪者』です。 四季の番外編:夏以降及び小話は本サイトでお読みいただけます。 なお、※表示のある回はR18描写を含みます。 🌟第10回BL小説大賞での応援ありがとうございました! 🌟本作は旧Twitterの「フォロワーをイメージして同人誌のタイトルつける」タグで貴宮あすかさんがくださったタイトル『凍てついた薔薇は恋に溶かされる』から思いついて書いた物語です。ありがとうございました。

婚約破棄させた愛し合う2人にザマァされた俺。とその後

結人
BL
王太子妃になるために頑張ってた公爵家の三男アランが愛する2人の愛でザマァされ…溺愛される話。 ※男しかいない世界で男同士でも結婚できます。子供はなんかしたら作ることができます。きっと…。 全5話完結。予約更新します。

無自覚人たらしマシュマロ令嬢、王宮で崇拝される ――見た目はぽっちゃり、中身は只者じゃない !

恋せよ恋
ファンタジー
 富豪にして美食家、オラニエ侯爵家の長女ステファニー。  もっちり体型から「マシュマロ令嬢」と陰口を叩かれる彼女だが、  本人は今日もご機嫌に美味しいものを食べている。  ――ただし、この令嬢、人のオーラが色で見える。  その力をひけらかすこともなく、ただ「気になるから」と忠告した結果、  不正商会が摘発され、運気が上がり、気づけば周囲には信奉者が増えていく。  十五歳で王妃に乞われ、王宮へ『なんでも顧問』として迎えられたステファニー。  美食を愛し、人を疑わず、誰にでも礼を尽くすその姿勢は、  いつの間にか貴族たちの心を掴み、王子たちまで惹きつけていく。  これは、  見た目はぽっちゃり、されど中身は只者ではないマシュマロ令嬢が、  無自覚のまま王宮を掌握していく、もっちり系・人たらし王宮譚。 🔶登場人物・設定は筆者の創作によるものです。 🔶不快に感じられる表現がありましたらお詫び申し上げます。 🔶誤字脱字・文の調整は、投稿後にも随時行います。 🔶今後もこの世界観で物語を続けてまいります。 🔶 エール📣いいね❤️励みになります!

あなたと過ごせた日々は幸せでした

蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。

結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした

BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。 実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。 オメガバースでオメガの立場が低い世界 こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです 強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です 主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です 倫理観もちょっと薄いです というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります ※この主人公は受けです

ドジで惨殺されそうな悪役の僕、平穏と領地を守ろうとしたら暴虐だったはずの領主様に迫られている気がする……僕がいらないなら詰め寄らないでくれ!

迷路を跳ぶ狐
BL
いつもドジで、今日もお仕えする領主様に怒鳴られていた僕。自分が、ゲームの世界に悪役として転生していることに気づいた。このままだと、この領地は惨事が起こる。けれど、選択肢を間違えば、領地は助かっても王国が潰れる。そんな未来が怖くて動き出した僕だけど、すでに領地も王城も策略だらけ。その上、冷酷だったはずの領主様は、やけに僕との距離が近くて……僕は平穏が欲しいだけなのに! 僕のこと、いらないんじゃなかったの!? 惨劇が怖いので先に城を守りましょう!

捨てられた生贄オメガ、魔王城で極上の『巣作り』始めます!~不眠症の魔王様、私のクッションで爆睡して溺愛モードに突入~

水凪しおん
BL
「役立たずのオメガ」として冷遇され、血も涙もない魔王への生贄として捨てられたリノ。 死を覚悟して連れてこられた魔王城は、寒くて硬くて、居住性最悪のブラック環境だった!? 「こんなところで寝られるか!」 極限状態で発動したオメガ特有の『巣作り本能』と、神業レベルの裁縫スキルが火を噴く! ゴミ同然の布切れをフカフカのクッションに、冷たい石床を極上のラグマットにリフォーム。 すると、不眠症で常にイライラしていた魔王ザルドリスが、リノの作った「巣」のあまりの快適さに陥落してしまい……? 「……貴様、私を堕落させる気か」 (※いいえ、ただ快適に寝たいだけです) 殺されるどころか、魔王様に気に入られ、気付けば城中がリノの虜に。 捨てられた生贄オメガが、裁縫一つで魔王城を「世界一のマイホーム」に変える、ほのぼの逆転溺愛ファンタジー!

処理中です...