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第一章
25煌びやかな残像の後
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私は呼び鈴を押してミルクティを二つ頼んだ。
セバスが運んできて、物を置いたらすぐ席を立った。
「たまにはミルクティもいいですよ? ほっとするんです」
ともうひとつをレイジェス様に渡す。
私はふぅふぅしてからミルクティを飲んだ。まだ熱かった。
「あちっ」
そして、テーブルに置く。ちょっと冷やそう。
それを見てレイジェス様が微笑む。
「君は本当に不思議だ」
「え?」
「君が可愛くて。仕方がない」
「こんなに幼い子供なのに……さっきは私が子供に戻ったような感覚だった」
「君は素敵だ。素晴らしい」
「ど、どうしちゃったのですか? レイジェス様? 褒めすぎですよ? 何もでませんよ?」
「君の事が好きだ」
レイジェス様が私の手を取った。
「愛してる、どうか私と結婚して欲しい……」
ぎゅっと私を抱きしめて来た。
さっきまで泣きじゃくってた人とは思えない。
私はレイジェス様の顔を見た。私を潤んだアメシストのような瞳で見つめる。
どあっぷで見ると破壊力のある麗しく美しい顔をしてる。
途端に私の心臓はどきどきと波打って、はぁ……心臓に悪い。
私は白旗を上げるしかなかった。
「す、末永くよろしくお願い致します」
ちょ、声うわずった。恥ずかしい。
レイジェス様は暫く何か考え込んでから言難そうに言った。
「私はこれから自分の気持ちに正直になろうかと思う」
「ん?」
「さっきみたいに自分1人で考えすぎて、順番を間違えてしまってヒューイットには、ないわ~と言われて君をがっくりさせたことを私は理解した」
「いや、そこまで、こきおろしてはいませんわ? うふふ」
と言ってみるが片眉を上げられた。
「私は君と閨事をしたい」
「うわっ。度直球で来ましたね……」
「もう失敗したくはない」
「あの? 前にコモン様が来たときに、お風呂でしたことは閨事に入るのですか?」
「入る」
「じゃ、いいですよ?」
「いいのか!?」
かなり驚かれた。目を見開かれてる。
でも、私は疑問に思う。前に使用人が廊下で立ち話をしていた。
その事だけが心配だった。
その内容は『未成年の蜜花を奪うのは犯罪』ということ。
その使用人達はレイジェス様がいつか私から蜜花を奪うのではないか? と言う話題で盛り上がっていた。私はその話しを聞いていていたたまれない気持ちになった。
レイジェス様が侮辱されたような気持ちになって、でもその人達に何も言えず苦々しく思ったからだ。
「いいけど……」
私の声が小さくなるとレイジェス様は諦めた様な顔をした。
「無理をしなくても良い」
「違うの。……未成年の蜜花を奪うのは犯罪って聞いたので……レイジェス様が捕まってしまうのでは? と思って……」
「馬鹿者!」
レイジェス様は私を抱きしめた。
「私はそのような事をする男ではない! ……大体、君のそこに私の物は入らない……大きさ的な問題でな」
「……でも、レイジェス様は致したいとおっしゃってましたよね?」
「……蜜花を使わなくても……満足できる方法はいくらでもある!」
もの凄い顰め面で言われた。
「そうなんだ? ……良かった!」
私が笑うとレイジェス様はこめかみを押さえて言った。
「本当に良いのか? 先程も言ったが無理をしなくても良いぞ?」
「……え? レイジェス様は嫌なのですか?」
レイジェス様が頭をぶんぶん振った。
「君が……嫌がるかと思っていたから……」
「わたくし、レイジェス様と触れ合うのは好きですよ? ちょっとぬるぬるしますけど」
と私が言うとレイジェス様の顔が真っ赤になった。
「……君を気持ち良くさせたい……もっと触れたい」
「それはおまかせします。私の体が壊れない程度にお願いします」
「壊さない! ……大事に扱う」
私はそろそろ少し冷えただろうミルクティを飲んだ。
どきどきする。
「男は、出さないと体に溜まる」
「はい?」
「だから……回数が多くなる」
レイジェス様は横を向いてしまった。
「今まではどうしていたのですか?」
「性欲そのものが無かった。何もしていない」
「え? でも溜まるんですよね?」
「たまに朝勝手に出ている時があった。自分で致したわけでもない」
「そうなんですか? わかりました。じゃ、レイジェス様が満足するように頑張ります」
「君は普通にしていれば良い」
「はい」
ってか、もう眠くなりつつあるのですが、今日もしかして、致すのでしょうか?
「今すぐ君が欲しい」
「良いのですけど、わたくし凄く眠くて、もし途中で寝ちゃったらごめんなさい……それでも良いですか?」
「かまわぬ」
「アクアウォッシュしてくださいませ」
アクアウォッシュを掛けてもらった。レイジェス様も自分に掛けた。
私が髪のピンを取ったりしていたらレイジェス様も手伝ってくれた。
ペンダントも外して、ドレスを脱がされて、先にお布団にはいる。レイジェス様は自分で服を脱いで二人とも裸で抱き合った。
「あぁ……幸せだ……」
レイジェス様は気が抜けた声を出していた。
暫くキスをして舌を絡めあったあと、レイジェス様が私の秘所と蕾の周りを舐めだした。ぬるぬるとすべるように舌先が動く。私は眠くてうとうとした。
気が付くと体がちょっと浮いていて、レイジェス様が私の体を持ち上げて股に陰茎をはさんで腰を動かしていた。レイジェス様の先からでるぬるっとした液体で私の股はべちょべちょだった。ぐちゅぐちゅっといやらしい音がする。レイジェス様が動くたびに。ぐちゅぐちゅと。私はキスをされた。舌先はぐるぐると口の中を蠢く。私の小さな舌はレイジェス様に吸われた。うとうとしてまた眠りに入る。
何だか体が一箇所熱くなって緩く目が覚めた。まだうとうとしてる。ぴちゃぴちゃと音が聞こえて見るとまたレイジェス様が私の蕾を舐め上げていた。気がつくと私のお腹には白濁色の液がいっぱい飛び散っててぬめり光っていた。一回の量じゃない。体中に掛かってるくらい。ずっと私の体を弄っていたのかな? 起きていなくてごめんね…と思ってしまった。でも眠気は飛ばない。蕾の中心に熱を感じながら私はまた眠っていた。
蕾の下に熱と硬い物を感じてまた浅く眠りが覚めた。私の秘所にレイジェス様が亀頭を当てている。亀頭で私の秘所をなぞりその手で扱きあげている。薄っすらと開く目で自分の体をみたら相当白濁まみれだった。顔にもかかっている。髪も。どこもかしこもどろどろだった。一体何回したんだろう? 私の秘所にあてながら腰を動かして、私の体に重みを感じさせないように覆い被さっている。
レイジェス様は耳元で「愛してる」と言った。
その声で体がぞくぞくとして、ふるっとなる。そしてまた眠りの波に……。
今度は口に何かを感じた。亀頭だった。そこからだらだらでる汁を私の口に入れていた。口が小さいから入らないけど。レイジェス様の陰茎は大きい。亀頭が私の顔、頬にあたる。ふわっと目があいてレイジェス様と目が合う。レイジェス様は怯えてたけど私はへにゃっと笑った。そして眠る。
目覚めたら夕の3の刻だった。隣にレイジェス様もいなくて、私はべたべたのどろどろじゃないし。あれは夢だったのかな? お布団の中で反芻する。
どこもかしこも弄られた感覚が残ってる。
何だか、体がだるくてまだ寝ようと思えば寝れるわ~と思って目を閉じた。
すると誰かが部屋に入ってきた。そのまま寝たふりをする。凄く近くに来られて見られてる気がするんだけど……レイジェス様だこれ絶対。寝顔見てる。
頭を撫でだして「可愛いなぁ……」と言っている。恥ずかしくなってきた。
ゆっくり目を開くとレイジェス様がいた。
ふにゃっと私が笑うとレイジェス様も微笑んだ。私はむくりと起きて、
「べたべたのどろどろじゃなくなってました」
と言ったら苦笑いされた。
「アクアウォッシュしたからな」
あんなにべたべたでも綺麗になるんだ……凄い。
「おはようございます、レイジェス様」
と言って抱きついた。
レイジェス様はもう昼過ぎだぞといいつつも抱きしめてくれた。
「腹は減ってないか?」
「昨日ごはんを沢山食べたから大丈夫です」
「そうか、じゃ夕食だけでよいか?」
「はい」
「ねぇ、レイジェス様?」
「ん?」
「汁を何回出したのですか?」
「……!!」
私がレイジェス様の顔を覗くと眉間に皺が寄っている。
そして睨まれた。
「教えてくれたっていいのに、けちー!」
「勘弁してくれ……」
レイジェス様はこめかみを押さえていた。
夕食まで談話室で過ごすことにした。いつもの暖炉の近くの長椅子でレイジェス様が座っていて、本を読んでいる。私はその隣にちょこんと座っている。
眠りが浅かったせいか暖炉の暖かさでうとうとして、レイジェス様にこてんと体を持たせ掛けた。すっとレイジェス様が腕を伸ばし私の腰を落ちないように抱き支える。私は体を預けたまま船を漕ぎ出した。
コンコンとノックの音がする。
「入れ」
セバスが入ってきた。何か書類を持っている。
「で、神籍の方はどうなった」
「長老達に根回しの金と女を。あと3人程で根回し終了です」
「米の件は?」
「ギレス帝国に諜報の物を送るよりもリッツ伯から種の購入や技術提供をお願いした方がいいと思い、そちらに働きかけております」
セバスは眼鏡の端をクイッと直して答えた。
「ふむ」
「お近づきの印にピレーネコンサートを開き取り込むのがいいかと」
「セバスはまだこれのピレーネは聞いたことがないよな?」
「はぁ、ありません」
「どうせ開くなら歌も歌わせたいな……これはピレーネも上手いが歌も上手い」
セバスは取り込む貴族のリストに目を通してから、その書類をレイジェス様に渡した。
「でしたら、取り込む貴族を増やしたいので大広間で多人数を呼びたいのですが?
アリア様は御身分の無い方ですから、悪意のある絡まれ方もするかも知れません。味方を多く作って置いた方が良いと思います」
「……神は人間たちを愚かだと笑っているであろうな? ……人の身分など、神には取るに足らぬことだ」
レイジェス様は自嘲するように言った。
セバスはそれを聞いて目を伏せて頷いた。
「ええ、本当に。私達人間は愚かです」
「ゼフィエルの件は?」
「王都内に戻っているようですが居場所はまだ特定されてません」
「旦那様の婚約発表が出ればなんらかの反応があるかと予測されます」
「そうか……」
「処理するのを……ためらいますか?」
「いや、これが気にかけていたから気になるだけだ。私は何とも思っておらぬ」
言葉ではそう言ったけど本当は気になるのだろう、レイジェス様は顰めっ面をしていた。
「エメラダ様の件ですが、ご報告が」
「なんだ?」
「旦那様との復縁を疑った貴族達の1人が旦那様を連れて来いと言って、エメラダ様が了承したようで近く接近があるかも知れません」
「……面倒だな。詐欺で番所に引っ立てられないのか?」
「詐欺が成立するのは旦那様がアリア様と婚約発表したあとでないと。貴族達を騙して詐欺を働いたということにならないので、今現在はただ借金をしているだけということで罪には問えません」
「そうか、では周りから剥いでゆくか……。エメラダの周りで資金援助している者に圧力をかけろ。金を投資するものがいなくなれば何も出来ないであろう。あれは贅沢な女だからな」
レイジェス様は思い出した様に尋ねた。
「ザイードは国に帰ってからどうなった?」
「3人の候補達全員と結婚したようですが、心ここにあらずだそうです」
「フッ、押し通したい気持ちと、守らねばならぬ現実があるからな。ヤツの気持ちもわからなくはないが、愛人にはやれんな。これは私の物だ」
レイジェス様はもたれ掛かっている私の頭を優しく撫でた。
「……セバス、お前は変わらないな? かかっていないのか? これの魅了に」
「旦那様、私もかかっておりますよ? 守りたいと思っていますから」
「ほぅ、お前もコモンと一緒で理性が高いタイプなんだな……私はダメだな。これの前では理性が吹っ飛んで、情け無い男になる。愛の言葉も語らず結婚を決め、部下の女にもダメだしされ、これをがっかりさせた」
セバスはクスっと笑った。
「そういう所も含めて旦那様の事を好きだと思ってらっしゃいますよ。姫様は旦那様のする全てのことを許しているではありませんか? あなた様が思うよりも、より深く姫様は旦那様の事を愛してらっしゃると思います」
「……そうか」
ぽんぽん、と肩を叩かれて目覚めた。
いつの間にか眠っていたらしい。食事の時間だと言われてレイジェス様に抱きかかえられていく。お腹があまりすいていないのでトウミを少しだけにしてもらった。
給仕がリリーだったので良い人がいたかどうか聞いてみた。
「2人の殿方に舞踏会に行こうと誘われました! 姫様のおかげです」
「もうコモン様のことはいいのですか?」
「今でも素敵だとは思っています。ですが、伯爵家の方ですから、家格が合いません。わたくしが他の殿方と話していた時に知り合ったシエラ様というご令嬢様のことを帰りの馬車でしきりに気にしていましたよ?」
「ええ!?」
私の声にレイジェス様が反応する。
「どうした?」
「晩餐会でレイジェス様にわたくしのお友達を紹介したでしょ? シエラ様」
「ああ……私を君の父だと思った子だな?」
レイジェス様が拗ねている。よほどお父さんと思われた事が嫌だったのか。
「コモン様がお熱だそうです」
レイジェス様が一瞬固まった。
「君のせいだな」
「なんでわたくしのせいなのですかっ!?」
「幼女の良さを教えてしまっただろう?」
とクスクス笑う。
「まぁ、可愛らしい子ではあったな。伯爵令嬢だし、コモンとは家格も合うんじゃないか? 問題ないだろう」
「え、レイジェス様がわたくしの前で他の子を可愛いって言うなんて! ……酷いです! ないわー! です!」
私はご馳走様をしてすたすたと小広間に行った。
レイジェス様は置いてきた。
ふん! シエラ様は確かに可愛い! 私も可愛いと思ったもん! だけど、私の前で褒めなくてもいいじゃない! 乙女心の分かんない人だなぁ……まったく。
―小広間― ここにはピレーネを弾きに来た。色々心の中に溜まるものがあると弾きたくなるのだ。
嬉しい事も悲しい事も不安、喜び、愛、哀しみ全て抱える想いを音で昇華する為に。じゃないと想いが爆発する。
所謂ガス抜きだ。
小広間の明かりは付けていない。
いくつもの縦長の窓から月の光が入ってちょうどピレーネの辺りにスポットライトの様に当たって光ってる。
私は深呼吸をひとつ。
目を閉じて、ピレーネを弾き始めた。
きらきら始まる導入部からハミングではじまり、歌う。
ねぇ、
覚えている?
はじめて出会った日のこと
こんなに大事な人に
なるなんて
あの頃は思わなかった
二人でずっと過ごす時間が
多かったから
大切だと思えるように
なったんだと思う。
今日をありがとう。
一緒に過ごしてくれて
これからも
あなたとずっといたい。
心を込めて、歌った。私だってレイジェス様が好きなのだ。溢れる想いを歌にしたって罰はあたらないだろう。嫉妬や不安まで感情に込めてしまった色んな想いがぐちゃぐちゃだったけど、自分で聴いていた感じではまぁまぁだった。
ふぅ、と一息はいて目を開けると凄く綺麗な女の人と目が合った。その瞳は吸い込まれそうに澄んだ瑠璃色だった。彼女はピレーネの上に寝そべって肘をついて私を見ている。金髪の頭のてんこつがきらきらしていた。
いきなり目の前に人が現れたのだ、こっちはびっくりだ。
「やっとあなたに会えたわ……わたくしの可愛い妹神」
「え? あなた様は……?」
私はキョトンとした。
「マティオンです。あなたの姉神よ?」
「マティオン様……ええええええっ!? お、音楽の!?」
「うふふ、あなたの音楽に誘われて来ちゃった!」
私が固まってるとカタンと音がした。
客席用の椅子に座っていたレイジェス様が立った音だった。
セバスも立っている。
それを見てふと我に返る。
マティオン様がレイジェス様を見てる。
「あ、姉神様、あの方はわたくしの大切な人です」
「今の歌はあの方への歌だったのですね?」
「は……はい」
「素晴らしかったわ、もう一曲聴かせて?」
「そうね、歌が聴きたいわ? 音楽はわたくしが担当しましょう。あなたの頭の中の音を鳴らすわ、フルオーケストラで歌ってみて? ……心のままにね」
私がこくりと頷くと、マティオン様は起き上がりピレーネの淵に腰掛けた。
私は散らばっている花を蹴って消してピレーネのちょっと前、舞台中央に立つ。
「今からもう一曲歌います。マティオン様が聞きたいとのことなので、レイジェス様もセバスも座ってください」
二人は席についた。
私は息を吸う。
思いっきり。
目を閉じてゆったり腕を広げる。
語るように歌った。
誰もが探している。
たったひとつの光を。
闇に閉ざされたその心を溶かして。
陽の光の元へ。
波間にはぐれた。
あなたの影を。
今日もこうして
追いかけてる。
煌びやかな夜のあと
月が見つめていた
どこにいるの?
焦がれても手にいれられなくて
繋いでくれた手が
いつのまにか
離れていた。
同じ夜空の下、星を見上げているなら
思い出して欲しい。
私がここにいること。
一人じゃないってことを。
私は歌っている途中で浮遊感を感じた。
なので目を見開いてしまった。
歌っている高揚感からかと思っていたら本当に空中に浮いていた。
私の足元に霞のような雲が出来ていてそれに浮かんでいるっぽい。安定感もあるし。このまま空中を歩くこともできる。雲に乗れるって、これってもしかして筋斗雲?
ゆったり腕を広げれば花が降り、光が注ぐ。
私一応人間なのにどんどん人外化しているような気がする。
そりゃレイジェス様もセバスもポカーンとするよね。
最後に空中でお辞儀して、両手をゆっくり体の横につけると地面に降りれた。
パチパチとピレーネから拍手が聞こえマティオン様が笑顔でいる。
私も嬉しくなって笑う。
「また来ます。庇護者に幸あれ!!」
マティオン様がパチンと指を鳴らしたらピキーンとレイジェス様から音がした。
ピレーネを見るとマティオン様はもういなかった。
セバスが運んできて、物を置いたらすぐ席を立った。
「たまにはミルクティもいいですよ? ほっとするんです」
ともうひとつをレイジェス様に渡す。
私はふぅふぅしてからミルクティを飲んだ。まだ熱かった。
「あちっ」
そして、テーブルに置く。ちょっと冷やそう。
それを見てレイジェス様が微笑む。
「君は本当に不思議だ」
「え?」
「君が可愛くて。仕方がない」
「こんなに幼い子供なのに……さっきは私が子供に戻ったような感覚だった」
「君は素敵だ。素晴らしい」
「ど、どうしちゃったのですか? レイジェス様? 褒めすぎですよ? 何もでませんよ?」
「君の事が好きだ」
レイジェス様が私の手を取った。
「愛してる、どうか私と結婚して欲しい……」
ぎゅっと私を抱きしめて来た。
さっきまで泣きじゃくってた人とは思えない。
私はレイジェス様の顔を見た。私を潤んだアメシストのような瞳で見つめる。
どあっぷで見ると破壊力のある麗しく美しい顔をしてる。
途端に私の心臓はどきどきと波打って、はぁ……心臓に悪い。
私は白旗を上げるしかなかった。
「す、末永くよろしくお願い致します」
ちょ、声うわずった。恥ずかしい。
レイジェス様は暫く何か考え込んでから言難そうに言った。
「私はこれから自分の気持ちに正直になろうかと思う」
「ん?」
「さっきみたいに自分1人で考えすぎて、順番を間違えてしまってヒューイットには、ないわ~と言われて君をがっくりさせたことを私は理解した」
「いや、そこまで、こきおろしてはいませんわ? うふふ」
と言ってみるが片眉を上げられた。
「私は君と閨事をしたい」
「うわっ。度直球で来ましたね……」
「もう失敗したくはない」
「あの? 前にコモン様が来たときに、お風呂でしたことは閨事に入るのですか?」
「入る」
「じゃ、いいですよ?」
「いいのか!?」
かなり驚かれた。目を見開かれてる。
でも、私は疑問に思う。前に使用人が廊下で立ち話をしていた。
その事だけが心配だった。
その内容は『未成年の蜜花を奪うのは犯罪』ということ。
その使用人達はレイジェス様がいつか私から蜜花を奪うのではないか? と言う話題で盛り上がっていた。私はその話しを聞いていていたたまれない気持ちになった。
レイジェス様が侮辱されたような気持ちになって、でもその人達に何も言えず苦々しく思ったからだ。
「いいけど……」
私の声が小さくなるとレイジェス様は諦めた様な顔をした。
「無理をしなくても良い」
「違うの。……未成年の蜜花を奪うのは犯罪って聞いたので……レイジェス様が捕まってしまうのでは? と思って……」
「馬鹿者!」
レイジェス様は私を抱きしめた。
「私はそのような事をする男ではない! ……大体、君のそこに私の物は入らない……大きさ的な問題でな」
「……でも、レイジェス様は致したいとおっしゃってましたよね?」
「……蜜花を使わなくても……満足できる方法はいくらでもある!」
もの凄い顰め面で言われた。
「そうなんだ? ……良かった!」
私が笑うとレイジェス様はこめかみを押さえて言った。
「本当に良いのか? 先程も言ったが無理をしなくても良いぞ?」
「……え? レイジェス様は嫌なのですか?」
レイジェス様が頭をぶんぶん振った。
「君が……嫌がるかと思っていたから……」
「わたくし、レイジェス様と触れ合うのは好きですよ? ちょっとぬるぬるしますけど」
と私が言うとレイジェス様の顔が真っ赤になった。
「……君を気持ち良くさせたい……もっと触れたい」
「それはおまかせします。私の体が壊れない程度にお願いします」
「壊さない! ……大事に扱う」
私はそろそろ少し冷えただろうミルクティを飲んだ。
どきどきする。
「男は、出さないと体に溜まる」
「はい?」
「だから……回数が多くなる」
レイジェス様は横を向いてしまった。
「今まではどうしていたのですか?」
「性欲そのものが無かった。何もしていない」
「え? でも溜まるんですよね?」
「たまに朝勝手に出ている時があった。自分で致したわけでもない」
「そうなんですか? わかりました。じゃ、レイジェス様が満足するように頑張ります」
「君は普通にしていれば良い」
「はい」
ってか、もう眠くなりつつあるのですが、今日もしかして、致すのでしょうか?
「今すぐ君が欲しい」
「良いのですけど、わたくし凄く眠くて、もし途中で寝ちゃったらごめんなさい……それでも良いですか?」
「かまわぬ」
「アクアウォッシュしてくださいませ」
アクアウォッシュを掛けてもらった。レイジェス様も自分に掛けた。
私が髪のピンを取ったりしていたらレイジェス様も手伝ってくれた。
ペンダントも外して、ドレスを脱がされて、先にお布団にはいる。レイジェス様は自分で服を脱いで二人とも裸で抱き合った。
「あぁ……幸せだ……」
レイジェス様は気が抜けた声を出していた。
暫くキスをして舌を絡めあったあと、レイジェス様が私の秘所と蕾の周りを舐めだした。ぬるぬるとすべるように舌先が動く。私は眠くてうとうとした。
気が付くと体がちょっと浮いていて、レイジェス様が私の体を持ち上げて股に陰茎をはさんで腰を動かしていた。レイジェス様の先からでるぬるっとした液体で私の股はべちょべちょだった。ぐちゅぐちゅっといやらしい音がする。レイジェス様が動くたびに。ぐちゅぐちゅと。私はキスをされた。舌先はぐるぐると口の中を蠢く。私の小さな舌はレイジェス様に吸われた。うとうとしてまた眠りに入る。
何だか体が一箇所熱くなって緩く目が覚めた。まだうとうとしてる。ぴちゃぴちゃと音が聞こえて見るとまたレイジェス様が私の蕾を舐め上げていた。気がつくと私のお腹には白濁色の液がいっぱい飛び散っててぬめり光っていた。一回の量じゃない。体中に掛かってるくらい。ずっと私の体を弄っていたのかな? 起きていなくてごめんね…と思ってしまった。でも眠気は飛ばない。蕾の中心に熱を感じながら私はまた眠っていた。
蕾の下に熱と硬い物を感じてまた浅く眠りが覚めた。私の秘所にレイジェス様が亀頭を当てている。亀頭で私の秘所をなぞりその手で扱きあげている。薄っすらと開く目で自分の体をみたら相当白濁まみれだった。顔にもかかっている。髪も。どこもかしこもどろどろだった。一体何回したんだろう? 私の秘所にあてながら腰を動かして、私の体に重みを感じさせないように覆い被さっている。
レイジェス様は耳元で「愛してる」と言った。
その声で体がぞくぞくとして、ふるっとなる。そしてまた眠りの波に……。
今度は口に何かを感じた。亀頭だった。そこからだらだらでる汁を私の口に入れていた。口が小さいから入らないけど。レイジェス様の陰茎は大きい。亀頭が私の顔、頬にあたる。ふわっと目があいてレイジェス様と目が合う。レイジェス様は怯えてたけど私はへにゃっと笑った。そして眠る。
目覚めたら夕の3の刻だった。隣にレイジェス様もいなくて、私はべたべたのどろどろじゃないし。あれは夢だったのかな? お布団の中で反芻する。
どこもかしこも弄られた感覚が残ってる。
何だか、体がだるくてまだ寝ようと思えば寝れるわ~と思って目を閉じた。
すると誰かが部屋に入ってきた。そのまま寝たふりをする。凄く近くに来られて見られてる気がするんだけど……レイジェス様だこれ絶対。寝顔見てる。
頭を撫でだして「可愛いなぁ……」と言っている。恥ずかしくなってきた。
ゆっくり目を開くとレイジェス様がいた。
ふにゃっと私が笑うとレイジェス様も微笑んだ。私はむくりと起きて、
「べたべたのどろどろじゃなくなってました」
と言ったら苦笑いされた。
「アクアウォッシュしたからな」
あんなにべたべたでも綺麗になるんだ……凄い。
「おはようございます、レイジェス様」
と言って抱きついた。
レイジェス様はもう昼過ぎだぞといいつつも抱きしめてくれた。
「腹は減ってないか?」
「昨日ごはんを沢山食べたから大丈夫です」
「そうか、じゃ夕食だけでよいか?」
「はい」
「ねぇ、レイジェス様?」
「ん?」
「汁を何回出したのですか?」
「……!!」
私がレイジェス様の顔を覗くと眉間に皺が寄っている。
そして睨まれた。
「教えてくれたっていいのに、けちー!」
「勘弁してくれ……」
レイジェス様はこめかみを押さえていた。
夕食まで談話室で過ごすことにした。いつもの暖炉の近くの長椅子でレイジェス様が座っていて、本を読んでいる。私はその隣にちょこんと座っている。
眠りが浅かったせいか暖炉の暖かさでうとうとして、レイジェス様にこてんと体を持たせ掛けた。すっとレイジェス様が腕を伸ばし私の腰を落ちないように抱き支える。私は体を預けたまま船を漕ぎ出した。
コンコンとノックの音がする。
「入れ」
セバスが入ってきた。何か書類を持っている。
「で、神籍の方はどうなった」
「長老達に根回しの金と女を。あと3人程で根回し終了です」
「米の件は?」
「ギレス帝国に諜報の物を送るよりもリッツ伯から種の購入や技術提供をお願いした方がいいと思い、そちらに働きかけております」
セバスは眼鏡の端をクイッと直して答えた。
「ふむ」
「お近づきの印にピレーネコンサートを開き取り込むのがいいかと」
「セバスはまだこれのピレーネは聞いたことがないよな?」
「はぁ、ありません」
「どうせ開くなら歌も歌わせたいな……これはピレーネも上手いが歌も上手い」
セバスは取り込む貴族のリストに目を通してから、その書類をレイジェス様に渡した。
「でしたら、取り込む貴族を増やしたいので大広間で多人数を呼びたいのですが?
アリア様は御身分の無い方ですから、悪意のある絡まれ方もするかも知れません。味方を多く作って置いた方が良いと思います」
「……神は人間たちを愚かだと笑っているであろうな? ……人の身分など、神には取るに足らぬことだ」
レイジェス様は自嘲するように言った。
セバスはそれを聞いて目を伏せて頷いた。
「ええ、本当に。私達人間は愚かです」
「ゼフィエルの件は?」
「王都内に戻っているようですが居場所はまだ特定されてません」
「旦那様の婚約発表が出ればなんらかの反応があるかと予測されます」
「そうか……」
「処理するのを……ためらいますか?」
「いや、これが気にかけていたから気になるだけだ。私は何とも思っておらぬ」
言葉ではそう言ったけど本当は気になるのだろう、レイジェス様は顰めっ面をしていた。
「エメラダ様の件ですが、ご報告が」
「なんだ?」
「旦那様との復縁を疑った貴族達の1人が旦那様を連れて来いと言って、エメラダ様が了承したようで近く接近があるかも知れません」
「……面倒だな。詐欺で番所に引っ立てられないのか?」
「詐欺が成立するのは旦那様がアリア様と婚約発表したあとでないと。貴族達を騙して詐欺を働いたということにならないので、今現在はただ借金をしているだけということで罪には問えません」
「そうか、では周りから剥いでゆくか……。エメラダの周りで資金援助している者に圧力をかけろ。金を投資するものがいなくなれば何も出来ないであろう。あれは贅沢な女だからな」
レイジェス様は思い出した様に尋ねた。
「ザイードは国に帰ってからどうなった?」
「3人の候補達全員と結婚したようですが、心ここにあらずだそうです」
「フッ、押し通したい気持ちと、守らねばならぬ現実があるからな。ヤツの気持ちもわからなくはないが、愛人にはやれんな。これは私の物だ」
レイジェス様はもたれ掛かっている私の頭を優しく撫でた。
「……セバス、お前は変わらないな? かかっていないのか? これの魅了に」
「旦那様、私もかかっておりますよ? 守りたいと思っていますから」
「ほぅ、お前もコモンと一緒で理性が高いタイプなんだな……私はダメだな。これの前では理性が吹っ飛んで、情け無い男になる。愛の言葉も語らず結婚を決め、部下の女にもダメだしされ、これをがっかりさせた」
セバスはクスっと笑った。
「そういう所も含めて旦那様の事を好きだと思ってらっしゃいますよ。姫様は旦那様のする全てのことを許しているではありませんか? あなた様が思うよりも、より深く姫様は旦那様の事を愛してらっしゃると思います」
「……そうか」
ぽんぽん、と肩を叩かれて目覚めた。
いつの間にか眠っていたらしい。食事の時間だと言われてレイジェス様に抱きかかえられていく。お腹があまりすいていないのでトウミを少しだけにしてもらった。
給仕がリリーだったので良い人がいたかどうか聞いてみた。
「2人の殿方に舞踏会に行こうと誘われました! 姫様のおかげです」
「もうコモン様のことはいいのですか?」
「今でも素敵だとは思っています。ですが、伯爵家の方ですから、家格が合いません。わたくしが他の殿方と話していた時に知り合ったシエラ様というご令嬢様のことを帰りの馬車でしきりに気にしていましたよ?」
「ええ!?」
私の声にレイジェス様が反応する。
「どうした?」
「晩餐会でレイジェス様にわたくしのお友達を紹介したでしょ? シエラ様」
「ああ……私を君の父だと思った子だな?」
レイジェス様が拗ねている。よほどお父さんと思われた事が嫌だったのか。
「コモン様がお熱だそうです」
レイジェス様が一瞬固まった。
「君のせいだな」
「なんでわたくしのせいなのですかっ!?」
「幼女の良さを教えてしまっただろう?」
とクスクス笑う。
「まぁ、可愛らしい子ではあったな。伯爵令嬢だし、コモンとは家格も合うんじゃないか? 問題ないだろう」
「え、レイジェス様がわたくしの前で他の子を可愛いって言うなんて! ……酷いです! ないわー! です!」
私はご馳走様をしてすたすたと小広間に行った。
レイジェス様は置いてきた。
ふん! シエラ様は確かに可愛い! 私も可愛いと思ったもん! だけど、私の前で褒めなくてもいいじゃない! 乙女心の分かんない人だなぁ……まったく。
―小広間― ここにはピレーネを弾きに来た。色々心の中に溜まるものがあると弾きたくなるのだ。
嬉しい事も悲しい事も不安、喜び、愛、哀しみ全て抱える想いを音で昇華する為に。じゃないと想いが爆発する。
所謂ガス抜きだ。
小広間の明かりは付けていない。
いくつもの縦長の窓から月の光が入ってちょうどピレーネの辺りにスポットライトの様に当たって光ってる。
私は深呼吸をひとつ。
目を閉じて、ピレーネを弾き始めた。
きらきら始まる導入部からハミングではじまり、歌う。
ねぇ、
覚えている?
はじめて出会った日のこと
こんなに大事な人に
なるなんて
あの頃は思わなかった
二人でずっと過ごす時間が
多かったから
大切だと思えるように
なったんだと思う。
今日をありがとう。
一緒に過ごしてくれて
これからも
あなたとずっといたい。
心を込めて、歌った。私だってレイジェス様が好きなのだ。溢れる想いを歌にしたって罰はあたらないだろう。嫉妬や不安まで感情に込めてしまった色んな想いがぐちゃぐちゃだったけど、自分で聴いていた感じではまぁまぁだった。
ふぅ、と一息はいて目を開けると凄く綺麗な女の人と目が合った。その瞳は吸い込まれそうに澄んだ瑠璃色だった。彼女はピレーネの上に寝そべって肘をついて私を見ている。金髪の頭のてんこつがきらきらしていた。
いきなり目の前に人が現れたのだ、こっちはびっくりだ。
「やっとあなたに会えたわ……わたくしの可愛い妹神」
「え? あなた様は……?」
私はキョトンとした。
「マティオンです。あなたの姉神よ?」
「マティオン様……ええええええっ!? お、音楽の!?」
「うふふ、あなたの音楽に誘われて来ちゃった!」
私が固まってるとカタンと音がした。
客席用の椅子に座っていたレイジェス様が立った音だった。
セバスも立っている。
それを見てふと我に返る。
マティオン様がレイジェス様を見てる。
「あ、姉神様、あの方はわたくしの大切な人です」
「今の歌はあの方への歌だったのですね?」
「は……はい」
「素晴らしかったわ、もう一曲聴かせて?」
「そうね、歌が聴きたいわ? 音楽はわたくしが担当しましょう。あなたの頭の中の音を鳴らすわ、フルオーケストラで歌ってみて? ……心のままにね」
私がこくりと頷くと、マティオン様は起き上がりピレーネの淵に腰掛けた。
私は散らばっている花を蹴って消してピレーネのちょっと前、舞台中央に立つ。
「今からもう一曲歌います。マティオン様が聞きたいとのことなので、レイジェス様もセバスも座ってください」
二人は席についた。
私は息を吸う。
思いっきり。
目を閉じてゆったり腕を広げる。
語るように歌った。
誰もが探している。
たったひとつの光を。
闇に閉ざされたその心を溶かして。
陽の光の元へ。
波間にはぐれた。
あなたの影を。
今日もこうして
追いかけてる。
煌びやかな夜のあと
月が見つめていた
どこにいるの?
焦がれても手にいれられなくて
繋いでくれた手が
いつのまにか
離れていた。
同じ夜空の下、星を見上げているなら
思い出して欲しい。
私がここにいること。
一人じゃないってことを。
私は歌っている途中で浮遊感を感じた。
なので目を見開いてしまった。
歌っている高揚感からかと思っていたら本当に空中に浮いていた。
私の足元に霞のような雲が出来ていてそれに浮かんでいるっぽい。安定感もあるし。このまま空中を歩くこともできる。雲に乗れるって、これってもしかして筋斗雲?
ゆったり腕を広げれば花が降り、光が注ぐ。
私一応人間なのにどんどん人外化しているような気がする。
そりゃレイジェス様もセバスもポカーンとするよね。
最後に空中でお辞儀して、両手をゆっくり体の横につけると地面に降りれた。
パチパチとピレーネから拍手が聞こえマティオン様が笑顔でいる。
私も嬉しくなって笑う。
「また来ます。庇護者に幸あれ!!」
マティオン様がパチンと指を鳴らしたらピキーンとレイジェス様から音がした。
ピレーネを見るとマティオン様はもういなかった。
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