魔術師長様はご機嫌ななめ

鷹月 檻

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第二章

32コンサート当日

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 ついにコンサート当日。
お客様は庭先で食前酒を飲んで開場を待っている。|
COTEのメンバーと私は円陣を組んでいる。ランが叫ぶ。

「今日はやってやるぞ~! 【CUTE+VOアリア】を世に知らしめるぞ!!」
「「「「おう」」」」
「うちらで一世風靡してやんよ!!」

 とリン。

「「「「おう!!」」」」
「わすれらんない夜にしてやんぜ!!」

 とルン。

「「「「おう!!」」」」
「コンサートで飯を食えるようになりてぇ!!」

 とレン。

「「「「おう!」」」」
「今夜はわたくしの魅了でめろめろにしてやりますわ!!」
「うおおおおおおお!!」

皆で思いの丈を荒々しくぶちまけてやる気を出す。
マイクテストから始まって、ちょっと音を出したり、皆、始まるまでの準備をしている。セバスが大広間に入ってきて手を大きく振る。入場の合図だ。

 ここはステージになっていてお客様よりちょっと高い位置になる。
なので突進してきてもこのステージを登らないといけない。
登ってる間に逃げれるから少し安全かな? そしてステージ下にはいくつかの丸テーブルに椅子が用意されてる。軽食がお皿にのっていて、飲み物も瓶ごとグラスと一緒に置かれている。セルフサービス型だ。ピラートル侯爵様の音楽会に行った時にお客様があまり料理に手を付けてなかったのを見て私がセルフにしましょうと言った。

 今夜の私の衣装、これから何回か着替えるけど、上は水色のスキッパー襟のシャツに下は黒いショートパンツ。それにオーバーニーソックスを履いている。シャツの上からはレースの袖無しで、前ボタン留めのロングカーディガン着ている。
前ボタンは留めていないのでちらちらと動くたびに太ももが見える。

 お客様が席に着いたのを確認して、私はシャツの裾を持ってハンナ先生に教えられた挨拶をする。優雅に美しく。

「今夜は皆様が驚かれるような趣向になっている新しいコンサートを開かせて頂きます。皆様どうかお楽しみ下さい」

 ぺこりとお辞儀をしてから、ズドドンと音楽が鳴り響く。

「じゃぁ…いっくよ~! 最初の曲はぁ、『君に会えた!』だよ~! 皆ぁ、一緒に盛り上がってね!」

私は拳を振ってジャンプした! そして音楽が始まる。






君に今日、会えた! どきっ!(客席を指さす)
君に今日、見つめられた! どきっ!(指でハートマークを作ってジャンプ)

僕が君を好きだと、君はまるで知っているよう?
僕は必死で隠す! いぇい!(拳を振り上げてジャンプ!)
僕のこんな気持ち。君に知られたくない!
だって恥ずかしいから!

君に今日、見つめられた!
君に今日、声かけられた!(指でハートマークを作ってジャンプ)

なんだかそれが、とても嬉しくて、
僕はとても幸せ! いぇい!(拳を振り上げてジャンプ!)
ああ?君は知っているのかな?
何故?僕の瞳を見るの!?

好きだと伝えたい! 好きだとわかってほしい!
僕の瞳には、君しか映ってないんだから!(ウィンク)





 もう1曲目なのに、はぁはぁする。
レイジェス様がこめかみを押さえてるのが遠目に見える。
他のお客様を見るとポカーンとしてる人と、音楽に乗ってる人がいたのがわかる。

 他にも頬を染めてこちらを見つめる男の人や女の人がいた。エリザベス様とシエラ様はノリノリで見てくれている。それが嬉しい。
壁際に立ってるマナー教養のハンナ先生は、レイジェス様と同じくこめかみを押さえていた。でも、続けて歌う。

「この歌はぁ、今日みんなに会える! そう思って作った歌だよ! どうだった~? 次、どんどんいっくよ~! 二曲目はぁ、ちょっと大人な感じのアップテンポな曲だよ! 『裏切り愛』だよ~!」





さぁ…その目を閉じて。何もかも忘れなさい。
そぅ、私に身を任せて~。(片手を伸ばして握り締る)

熱く潤んだその体をどこで冷ますの?
あなたは他に誰か愛しているの?(胸に両手をあてる)
気付いているの、あなたの裏切り。
責めて、罵って、酷い言葉で傷つけてあげたい!(払うように腕を横に伸ばす)
なのに私は微笑むばかりで何もできない!!(首を傾げる)

この気持ちが苦しくて。
焼け付くようなこの思い。
どうしたらいいの?
ねぇ、教えて?(ウィンク)
大人になったらきっと
覚えられるのかしら?

こんな気持ちに踏ん切りつけて
また笑って明日になって、私はずっと目を閉じ続ける。(両目を閉じる)

愛してよ。(ウィンクと片手で投げキッス)




 会場を見るとポカーンとしていた人達が、我に返ったのか頬を赤く染めだした。
男女とも。
歩いたり動いたりする度に揺れるカーディガンの隙間から見える太ももに視線が釘付けな男の人達が沢山いた。ほんと男の人ってエッチだよね。

 喉がカラカラだと思っていたらサーシャがステージ下からストローボトルの飲み物を持って来てくれた。受け取った時に

「さすが姫様、確信犯ですね、その絶対領域は! ぐふふふ」

 と言われた。絶対領域で荒稼ぎ、ばれたか。
私はごくごくとそれを飲んだあとピレーネの上に置く。次は弾き語りなのでヴィオラのレン以外は舞台裾に一回消える。そしてピレーネにスポットライトが当たる。

 私は小さな声で神呪を唱えた。服装がさっきの格好から淡い紫のエンパイヤドレスになり頭には同じく淡い紫のマリアベールを被っている。私がピレーネの椅子に座ると、すぅっとレンにもライトが当たる。

「次はちょっと疲れたので弾き語りするね。曲は『アメシストの瞳』!」





Ah~
ゆったり月の光を浴びて水の中ふわり揺れて
あなたの・・・腕の中にいた。
いつも傍にいすぎて
大切な事忘れそうになるけど
ずっとあなただけは変らず
私の…そばにいて…くれてる。

長い髪をたなびかせてきらきら光る瞳
あなたの…アメシストのような
きらめきに守られて
わたしはしあわせ…。
たまに言い合いもして
傷つけてしまうけど
あなただけは、変らずに私のこと
ずっと、ずっと見守ってくれてた。
大好き…私ちゃんと…伝えてたかな?
届いてるかな?
ありがとう、って
心から
大好きって、伝わってるかな?
Ah~





 私の指からピレーネの音に合わせてきらきらした光の粒が立ち上っていく。
頭上からは花や花びらが降り注ぐ。薄い桃色の花と白い花。
マティオン姉神様も見ていますか? 私、歌い続けていますよ。
これからもずっと歌って弾いていきます。どうか見守っていてください。

「次もラブソング。私の歌はほぼラブソングだけどね! スローなナンバーだよ。曲は『ラララ歌おう』!」





Lalala
歌おう
どんな時も
あなたが喜ぶと
私も嬉しい
だからいつも笑って、歌っていたい
Lalala
踊ろう?
今宵は私と
踊りませんか?
ステップはまだ下手くそだけど
きっと楽しくなれる
Lalala
愛を
語ろう君に
君がいなきゃ誰にも
語れないことだから
ひとりじゃ無理で
二人だからできる
君とだから二人で
だからできる
一緒に歌おう
愛の歌
一緒に踊ろう今夜
一緒に語ろう
君への言葉





 私は頭上を見た。まだ花が降っている。それは私のおでこに当たった瞬間光の泡となって弾けて消えた。この触れたか触れていないのかわからない感触。結構好きだ。
私は目を閉じた。レンのヴィオラソロパートが終了して曲が終わる。


「じゃ、ちょっと休憩! トークタイムはいっちゃいます」

 舞台裾で休憩してたメンバーがまた楽器の所に戻る。

「メンバー紹介するね! まずは、ドラムのラン!」

 ランはドラムを叩いてアピールする。

「次はギターのリン!」

 リンがギターをひゅいんひゅいん鳴らしながらアピールする。

 「三番目は、ベースのルン!」

 ルンばボンボンボンと弾いてアピールする。

「バンドメンバー最後は、さっき一緒に曲を弾いたレン!!」

 レンはターラリラーラーとヴィオラを弾いてアピールした。

「この4人は姉妹で【Cute】ってバンドで活動してるよ。みんなよろしくね!」

 パチパチと一斉に拍手の音が聞こえた。

「そして最後に、ボーカル、わたし! アリアだよ!」

 大きな拍手が一斉に起こった。

「みんなぁ! 拍手ありがとう! 【Cute+VOアリア】まだもうちょっとお付き合いしてね!」

 いいぞ! とかアリアちゃん可愛い! とか何気に聞こえた。
アリア様~! とすんごい野太い声も聞こえる。私は笑って手を振った。

「今日は最後に物販があるの。そこでCDも売っちゃうから、皆買って、私の歌を覚えてね? 覚えたら一緒に歌おう?そうそう、『アメシストの瞳』はモデルがいま~す! まぁ、誰かはわかっちゃうと思うので言う必要ないかぁ~!」

 そう言うとレイジェス様が私の婚約者だと知っている人達が一斉にレイジェス様を見た。見られたレイジェス様は一瞬固まって挙動不審になっていた。

「じゃあ、ラストまで走っていくよ? みんなついてきてね! 次の曲は『雲上の糸に導きたる者』だよ~! 神様の歌! 賛美歌みたいなものだよ!」

私は淡い紫のドレスとマリアベールのまま歌った。





信じなさい! 何を?
信じなさい! 神を!
祈りなさい! その心の真実
何を求めてるか?
振り返りなさい! 自分を
勇気を出して! 見つめなさい
自分の心の中の罪を
振り返り反省し、その心の真実を
何が欲しいかを理解しなさい。
神はあなたを見つめてる。
間違いも
浅ましいこころも
卑しい気持ちも
美しい想いも
みんな神に届いてる。だから信じて
祈ってください。

だけど、心の中じゃ神なんていないよって
誰もが見たこと無い、そんなの信じられるかって
馬鹿にしてたって
わかっているけど
だけどそれじゃいつまでも
祈りは
届かない!
まず信じて。
そして祈って。
そうすればわかる。
守られてるって。
まず信じて
そうすれば分かる。
正しき人に
神は祝福を与える。
さぁ、祈れよ!
祈れよ!
祈るがいい!
人の子らよ!



「はい、めっちゃ神様目線ですいません。でもね雲上の糸、あぶないヤツは触っちゃうと穢れちゃうの! だからみんないい人になってほしいなってリアからのお願いだよ~! じゃ、最後の曲『キントーン』だよ~! 最後だから盛り上がっていこう!」

 私は右腕を高く上げて神呪を唱えて最初の衣装に変えた。空を飛ぶのでドレスじゃショーツが見えちゃうからね。



「キントーン!」(足に元に雲ができる)

呼べばすぐ来る私の相棒!
たんたんたんと空を登って(空をジャンプしながら歩く)
今日もふわり空を飛んであなたの元へ(腕を伸ばして会場を指差す)
すぐに会いたくて(ウィンク)
今どこにいるの?
すぐに会いたくて(ウィンク)
探してもいない!
ああ、今日もふわり飛んであなたを探して
ふわふわふわり~♪(空でくるくる廻る)

忙しい君の元へふわり駆けつけたら(客席上空を歩いていく)
今は仕事中ってちょっぴり怒られた
しょぼんとなったわたしは雲に乗り
ふわり寂しさまぎらわす。
ああ、今日もふわり飛んであなたを探して(ステージ上空に戻る)
失敗しちゃった
ふわりごめんね~♪(くるくる廻りながらステージに降りる)
ありがと~みんな~!! (両手で投げキッスして両手を振る)




私はそのまま舞台の裾に移動した。バンドメンバーも。
セバスがアナウンスをしている。

「ご来場のお客様、本日のコンサートはこれにて終了ですが、ロビーにてアリア様の握手会と物販がございます。ご興味のある方はどうぞお寄りくださいませ」

 と言っている。
私は急いで楽屋裏からぐるっとまわって大広間のロビーに向かった。
握手会と大きく書かれた看板が壁に掛けてある。細いテーブルを挟んでレイジェス様とセバスが立っている。その二人の間に私は立った。レイジェス様が私の顔を見て凄く何か言いたさげにしている。だから先に言っておく。

「レイジェス様、お小言でしたらあとで伺いますから」

 と見上げるとまだ眉間に皺が寄っていた。
大広間から人が出てきてこちらに寄っていく。
一番先に握手をしに来たのはピラートル侯爵様だった。
握手をすると私の手は小さいので侯爵様の手に握られてしまった。

「あ、ピラトール侯爵様! この前はうさちゃんをありがとうございました。凄く触り心地が良くて、良く抱っこするんですよ。」
「そんなに喜んで頂けて光栄です。アリア様、コンサート大変良かったですよ。可愛らしく歌も素晴らしかった。斬新で印象に残りました。うちの愚息もあなたのファンになってしまったようです」

 そう言うと後ろの息子と場所を交代した。そして侯爵様は物販の場所に移動して買い物を始めた。

「息子のアレッサです。大変感動しました! あなたの歌は最高だ!」
「あら? お見かけしたことがございますね?」

 私は手を出して握手をしようとしたがまた両手で握り締められる。

「以前来て頂いた音楽会で歌を歌いましたから、でも、覚えていただけた様で嬉しいです」

 ああ、あの1曲歌って終わった男の人だ! オペラのテノールみたいな歌声の。

「いえ、こちらこそありがとうございます」

 というとセバスが次の方が待ってまらっしゃいます。どうぞあちらへ。
と物販へ促した。
次にきたのはエリザベス様だった。

「きゃぁ~~!」

 というので私も

「きゃぁ~~!」

 とお互い両手を絡ませる。

「良かったですわ! 素敵でした! アリア様は歌がお上手ですのね?」
「一応、歌とピレーネの女神の仕事をしているので…」

 と言うとそうでしたね! と笑った。そして、またやるときは呼んでね! と言われた。そしてエリザベス様も物販へ。
次はシエラ様だった。ご両親と来られたとの事。後ろでリッツ伯爵とコモン様が話をしていた。

「わたくし感動しました! 歌を覚えたいですCD買って行きますね」

 普通に握手してシエラ様も物販に。
次の人はレンブラント様だった。

「素晴らしかったです! 大変感動しました。CD買いますね。」

 とレンブラント様も私の手を両手で包むように握り締めた。やっぱり私の手は小さすぎるようだ。握手をするとレンブラント様も物販へ移動した。
次に来た人は知らない人だった。

「魔術師団に新しく配属になりました。書記官をやっているユリウス=レーヴェン23歳です」

 すごいイケメンだった。肩までの銀髪に薄い水色の瞳。色も白くて透き通るような肌。

「アリアです」

 私はぺこりとお辞儀をし、握手しようと手を出した。この人にも両手で包まれるように握り締められた。

「師長様が可愛い可愛いと言っていましたが、本当に可愛らしい婚約者様ですね」

 レイジェス様ってば、そんなこと言ってたの? 私はレイジェス様を見上げた。
そしたらなんだか機嫌が良かった。私が褒められているのが嬉しかったようだ。
しかし、この人、他の人に比べて手を握ってる時間が長いなぁと思ってるとぱっと手を離した。

「物販に行きますね。握手ありがとう」

 そう言って去った。

「礼儀正しい方ですね?」

 とレイジェス様に言うと、うむ、と言った。
次の人はヒューイット様だった。

「もう! アリア様! 可愛いは正義過ぎます!」

 何やら怒っている。

「そんなに可愛らしくては、わたくしは全敗です。勝負になりません!」

 わけのわからない事を言っている。
取り敢えず、ヒューイットの出された手を両手で包み込むように握った。

「なんだかわからないけど、心の中が嵐のようですね?」
「アリア様の手……まるでもみじのようです。可愛い」

 と手を頬に当ててすりすりされた。まさか魅了されてないよね?
女だもん、大丈夫だよね?

「では物販にて戦利品をゲットしに参ります!」

 と言って去った。

「レイジェス様、ヒューイット様がなんだかおかしかったですわ?」
「あいつは前からおかしい。気にするな」

 物販は全て売り切れた。
その後私は沢山の人と挨拶と握手をし、男性だけでなく女性も握手しにきてくれてぎゅっと握り締められることが多かった。
それを見ていたレイジェス様が私に嫌味を言う。

「君の場合は握手会ではなく握り締められ会だな」

 酷い。手が小さいんだから仕様がないでしょ? もう。

「このあと、皆帰るが、残る者が何名かいる。酒を飲んで泊まる」
「職場の方ですか?」
「うむ」
「コモン、レンブラント、ヒューイット、ユリウスが残る」
「私も飲みたいなぁ~仲間はずれにしないでくださいよぅ」
「リアはお神酒だけだぞ?」
「お神酒で十分です」

にっと私は笑った。
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