137 / 190
第四章
23 爵位の儀 後編 シエラ視点
しおりを挟むお姉さまと戦闘と言っても、本当に戦うわけじゃございません。
いかに侯爵夫人として上流貴族の対応が出来るか、実地訓練という所でしょうか。
無謀なお姉さまの要求を、上手く跳ね除ける事が目標でございます。
では……、行きます!
「お久しぶりにお会い出来てとても嬉しいですわ、お姉さま!」
(何で呼んでもいないのに来たの? 信じられないわ、非常識ね)
「コモン様が爵位の儀を受けて、侯爵になると聞いてお祝いしなくてはと思ったのよ」
「あら? で、お祝いに何を貰ったの? メルヴィン?」
(お祝いと言うならば品物はあるんですよね?)
「いえ、何も頂いてませんが?」
メルヴィンはむっとした顔で答えます。
「……あら?」
「お、お祝いというのは言葉だけよっ! 言葉だけじゃダメなのっ!?」
「いいえ、お気持ちだけで嬉しいですわ? お姉さま、ありがとうございます」
(普通は言葉と共に品物をお渡しするのが常識なのですけど……それを知らないなんて可哀想な方ね)
「「……」」
もう語り合う事が無くなってしまって、わたくしはお茶を飲んで静寂をごまかしました。
「あ~あ、わたくしも結婚がしたいわ」
少し落ち込んだ様な顔でお姉さまが言いました。
「どなたか条件の良い方を紹介してくださらない?」
多分、本題はこれだったのかも知れません。
「メルヴィン、誰か心当たり、有ります?」
(紹介出来そうな方なんているのかしら?)
「私はずっと令嬢執事でしたから、他家の貴族との広い付き合いはしておりません、リッツ伯爵様の方が付き合いは広いかと」
(面倒な事は嫌なので、お父上にあたるリッツ伯爵様に任せましょう)
表面上の言葉を聞いているだけで、メルヴィンが何を言わんとしてるか分かってしまいました。さすがメルヴィンです。
「お父様の紹介ではダメなのですか? カエラお姉さま」
(リッツ伯爵家で問題は解決して貰いたい物ですわ? こっちまで来ないで頂きたいのですけどね?)
「だって、それじゃあ、うちの家格より低い者との縁談になるでは無いですか。うちは伯爵家と言っても歴史は浅く、同じ伯爵家でもエルサレム家とは雲泥の差ですのよ? わたくしはもっと上の地位の方と結婚したいの! ドレスだって、こんな古臭いデザインの店の物じゃなく、シエラみたいな最先端のエドモンド商会の様なドレスが着たいの! シエラみたいにカッコイイ旦那様と地位、立派な屋敷と贅沢な生活がしたいの! もうリッツ伯爵家の様な名前だけの伯爵家なんて惨めで嫌なのよ!」
メルヴィンが蔑むような細い目でカエラお姉さまを見ています。
わたくしが考え込んでいるとお茶会室をノックする音が聞こえました。
「? どうぞ、入ってちょうだい?」
誰かと思ったらベティでした。
「シエラ様、大丈夫ですか? ケィティから話は聞きましたが……」
わたくしは今までのいきさつをベティに話して、どうしたら良いかアドバイスを貰う事にしました。
「一番手っ取り早いのは旦那様に直接お願いする事でしょうか? 旦那様は城に出仕して王国魔術師団の副師長様としても働いていますし、魔道具関係の貴族との付き合いもありますし……顔が広いですからね」
「それがいいわ! そうして頂戴!」
お姉さまは乗り気ですが、わたくしは考え込みます。例えばこれでお見合いになったとしても……お姉さまが相手に好かれるのでしょうか?
はっきり言ってお姉さまは性格があまり良くありません。
見た目は色素が薄く、色白の肌に白味を帯びた金髪でわたくしよりも少し濃いブルーの瞳、お母様似の美人なんですが……だからかとても残念なのです、その性格が。
「分かりましたわ、コモン様に相談しておきますね、お姉さま」
(ベティは余計な事を言いましたね? コモン様にご迷惑をお掛けする様で心苦しいです……)
「じゃあ、わたくしはもう帰るわ、馬車を出して下さらない?」
「もう用意して玄関に廻しております」
(申し訳ございません、シエラ様、早くお帰り頂きたくて、旦那様を犠牲にしました)
ベティがそう言って、カエラお姉さまを玄関に連れて行きました。
ふぅ……。わたくしは椅子に背を預けて肩の力を抜きました。緊張していたのです、お姉さまと対決する事に。でも思ったほど酷い事にならなくて良かったです。
「……大丈夫ですか? シエラ様……」
メルヴィンがわたくしに話しかけて来ました。久しぶりに話しかけられた様な気がしました。わたくしはお姉さまと酷く揉める事も無く少しほっとしていました。
「大丈夫よ」
わたくしはそれだけ言って部屋に戻りました。
夜、寝台でコモン様に今日お姉さまが来た事を話しました。
「えっ!? カエラ様が来たのか? 何もされなかったかい?」
「ええ、何もされていません。ただ、お姉さまは結婚したいそうで、どなたか殿方を紹介してと言われてしまいました」
「ああ、そう言えば……メルヴィンとベティが何か言っていたな」
「出来れば、見目が良くて地位も高く、お姉さまが贅沢出来る位の財力のある方が良いのですけど、そんな方いらっしゃいます?」
「う~ん……その全てが揃ってる男はもう結婚しているか、婚約者がいるかだよ……全部揃っていなければまぁ、いるかも知れない。あっ、国内は無理でも外国ならいるんじゃないか?」
「外国……?」
「ユリウスは皇国の皇王だよ? あいつならもっと相応しい者を探せるかもな? ただ……カエラ様じゃ難しい気がする。すでに蜜花は失われているしな? 未だに世の男の間では、嫁に貰うなら蜜花の女じゃなきゃ嫌だというのは常識みたいな物だからね」
「……ですよね~」
「しかも、カエラ様のあの性格だろ? ……厳しいな」
「でも、紹介出来なかった場合のお姉さまの反応が怖いです……」
「一応探してみるけど、……ダメだったら何をしでかしてくるか……ちょっと怖いな……シエラに何かやりそうで」
「……ええ」
わたくしとコモン様はその後、閨事をしてコモン様はわたくしの太ももの素股で達しました。わたくしのお腹にコモン様の白濁の液が散らばってぬるぬると光っています。
「アクアウォッシュ」
コモン様が魔法で綺麗にしてくれました。
「で、今日はメルヴィンと致したのかい?」
「そんなにはっきり仰られると困ってしまいます。メルヴィンとは致してません」
「何故? 許可したのに」
「だって……そんな雰囲気では無いのですもの。それに、ハンナ先生の授業もありましたし、お姉さまも来ましたしね」
「そうか……まぁ、俺はシエラを独り占め出来て嬉しいけどねっ」
コモン様はにっこり笑ってわたくしを抱きしめて寝息を立てました。
わたくしもその胸に抱かれて眠りました。
一対一、これが普通なのです。
わたくしは普通に愛されているだけです。
なのに……変な違和感がわたくしを襲っていました。
今日は【爵位の儀】の日です。
爵位の儀は城の大広間で行われます。
陞爵される者と叙爵される者が国王に呼ばれ、侯爵以上の選ばれた上流貴族達が招待状を貰い参見(参加見学)します。位勲章(貴族の位を示す勲章)が与えられた後、王と参見招待客も含め、皆で昼餐会をして終了です。
この参見招待客としてお城に招待される事も大変名誉な事だとベティが言っていました。アリア様の婚約者でもある、アルフォード公爵や、そのお友達でもあるユリウス様も招待客として呼ばれている様です。
ちなみに、ユリウス様は上流貴族ではありませんが、身分が高いのでガブリエル王が呼んだのでしょう。職場では内密にしている様ですが、わたくし達にはもう神聖大国ワイアット皇国の皇王であり、ツアーリであると言う事はもうばれてしまっています。
コモン様は今日も普通にお城に出仕しています、途中から爵位の儀に参加すると言っていました。
わたくしは前もって選んでいた白いレースのプリンセスドレスを着、真っ赤なルビーのペンダントと指輪をしました。
髪はケィティが纏めてお団子にしてくれました。赤い薔薇の生花を飾りに挿してくれました。
「とても可愛らしいですわ! 奥様!」
ケィティが褒めてくれました。ベティはちょっと不満の様で、わたくしの顎をくいっと持ち上げて横を向けさせます。
「?」
「まだピアスの穴を開けていないのですね?」
「ええ?」
「開けた方が飾る箇所が増えて見栄えが良くなります、近いうちに開けましょう」
「痛そうね?」
「アリア様も開けてらっしゃいましたよ?」
「あれはイヤリングでは無かったの?」
「近々お茶会予定があると思いましたが……聞いてみると良いですよ?」
ベティはわたくしの顎から手を離しました。
そして私を玄関まで連れて行くとメルヴィンを呼びました。
「メルヴィンさん、では奥様をよろしくお願いしますね」
「ええ、任せてください」
メルヴィンはわたくしに手を差し出し、わたくしがその手を取ると、エスコートをしてくれました。
そのまま馬車に乗り、わたくしとメルヴィンは向かい合って座りましたが、何かを話したくても言葉が浮かびませんでした。
お互いが黙ったまま馬車はお城に着いてしまい、またメルヴィンに話しそびれてしまった事を後悔しました。
なんでも良いから、何かお話すれば良かった……。
これからコモン様の爵位の儀だというのに、わたくしはメルヴィンの事ばかり考えてしまっています。
係りの者に案内されて大広間に行くと、アリア様もいらしていてわたくしに小さく手を振りました。わたくしも小さく手を振り返します。
少しするとコモン様がいらっしゃいました。いつもの内勤のお仕事用のローブでは無く、上下光沢のある白い貴族服でネクタイは落ち着いたワインカラーです。わたくしと似たイメージの洋服はベティが選んで、朝出仕する時に持たせたとメルヴィンが小声でわたくしに言いました。
わたくしとメルヴィンは陞爵の身内として参見招待客よりも前の位置に座っています。コモン様は陞爵者として玉座の前に並んでいる三つの席のうち端の方に座っていました。今回は陞爵者が二人と叙爵者が一人だそうです。
ガブリエル王が来て爵位の儀が始まりました。
「これより爵位の儀を始める、皆の者面を上げよ。今回は叙爵者は一名、レオポルド=パトリチェッロ。この者は元は貴族だった父が犯罪に手を染めた為、貴族落ちとなったが、それに腐ることなく、国の生産率を上げる仕組みを考えた。これは今はまだ結果が出ていないが莫大な恩恵をこの国に与える事は知の長けている者ならばすぐ分かるだろう、伯爵としての位を授ける事にした。陞爵者は二名。一人目、ユリアン=プロスクリャコフはレーヴェン辺境伯爵家の地を後任して貰う事になった、現侯爵だ。侯爵家としての土地は返して貰うがその代わりと言ってはなんだが、辺境伯爵家の土地は以前の倍あるし、城もある。
領地経営の手腕が素晴らしいと噂で聞いている、新しい地でも楽しみにしている。
最後は現、次期伯爵、コモン=エルサレムだ。
伯爵として跡取りであるのに侯爵に引き立てるのもおかしな話ではあるが、才能豊かな者を取り立てないのはおかしいだろう? 魔石灯の発明をしたその者には、先の話しで出た侯爵の土地を貸し与える。こじんまりではあるが、城もある。王都からも遠くないし、研究室として使うにも良い場所であると思う」
ガブリエル王はざっと三名の説明をしてから、一人ずつ位勲章を渡していました。
コモン様はとても輝いて素敵に見えました。
そのあと昼餐会の席に移る為、係りの者が案内をしています。
コモン様がわたくしの所に来ました。
「すっげぇ緊張したあぁ! 俺、どうだった? 変じゃなかった? シエラ」
「とっても素敵でした!」
「おっ、褒めてくれて嬉しい!」
コモン様はわたくしの頭を撫でました。メルヴィンは一歩下がって、わたくし達の後ろから付いて来ています。
わたくしがコモン様とお話ししながら歩いていると、後ろから肩をぽんと叩かれました。
「あっ、アリア様」
「ごきげんよう、シエラ様」
「ごきげんよう、アリア様」
「コモン様、素敵でしたよ」
「おっ、アリアちゃん、ありがとう!」
コモン様の鼻の下が伸びています。わたくしは薄い目でコモン様を見た後、アリア様の耳を見ました。
大きな雫型のダイヤモンドが耳に飾られています。わたくしがそれをじっと見ているとアリア様が間の抜けた顔でわたくしに聞いてきました。
「どうしました? わたくしどこか変?」
「いえ、そのお耳の飾りはピアスなのですか? 穴をあける時痛くございませんでした?」
「ええ、これはピアスです。穴はレイジェス様が魔法でちょちょっとやって全然痛く無かったですね。あっという間でした。でも、どうして?」
「ベティがピアスをした方が飾り栄えがするからと、開けた方が良いと申しまして」
「わたくしはこのピアスしかしないのですけど、確かに、耳にも飾られた方が綺麗ですよね~」
アリア様がそう言うと、話を聞いていたコモン様がわたくしに言いました。
「シエラはピアスの穴を開けたいの?」
「わたくし自身は特に何も考えていませんでした。でもベティがした方が良いと言ったので、した方が良いのかな? と考えた程度です。開けるかどうかはまだ決めていません」
「そうか、開けるなら俺に言ってくれればいいよ? 俺も痛くなくピアス穴を開けれるからね」
「ええ、わかりました」
わたくし達は昼餐会が行われる小広間に通されました。中はもう席が決まっていて、食器やナプキンが並べられています。テーブルには花も飾られ、質素ですが、華やかでもありました。わたくしが席に着くとメルヴィンは他の貴族家の執事達と談笑し、そのままどこかへ去って行きました。
「コモン様、メルヴィンは……?」
「執事同士の情報交換会という名のお茶会だな」
「そう……」
皆が席に着くと、ガブリエル王が挨拶し、その後食事が運ばれて、皆さん楽しく会話しながら食事を取っていました。
「まだ、仲直りしてなかったのかい?」
「仲直りというか……ケンカはしてませんわ? なのに仲直りと言うのも変ですよね?」
「まぁ、見た感じ、メルヴィンが避けている様にしか見えないな?」
「……ですよね? わたくし最初気のせいかなと思ったのですけど、やっぱりコモン様から見ても避けている様に見えるのですね?」
「……少しね? 俺もメルヴィンと少し話してみるよ」
「お話ししても、わたくしが嫌われてしまっていては、どうにもなりませんわ?」
「メルヴィンがシエラを嫌う? ありえないよっ!」
そうでしょうか?
わたくしが、どす黒い子だと分かってしまえば……コモン様もわたくしから離れてしまうと思います。
はっ、もしかして……メルヴィンはわたくしが一人でお股をいじっている所を見てしまったのでしょうか? 前にお股を弄っていたとばれてしまった時、メルヴィンは凄く怒っていました。
メルヴィンは穢れている女の子は嫌いなのです。
一人で殿方を思ってあんあんするわたくしなど、きっと穢らわしいのでしょう。
食事は鮮やかな色彩で彩られ、味も凄く良く美味しかったのですが、別のことを考えていたせいか、ふわふわして何だか落ち着きませんでした。昼餐会が終了して爵位の儀は終わりましたが、コモン様は職場に戻りました。職場でまたローブに着替える様です。わたくしはまたメルヴィンと馬車に乗りました。
「ねぇ、メルヴィン、執事のお茶会って楽しい? どんな事をお話しするの?」
「……普通ですよ、付き合いですから……話はそうですね……自分の主人の悪口ばかりですよ? シエラ様が聞いても面白い物ではありません」
「……わたくしが子供だから?」
「そうではありません」
わたくしは手のひらをメルヴィンに向けて出しました。
「手を貸して」
「?」
疑問符の付いた様な顔をしてメルヴィンはわたくしの手に何の邪気も無く手を乗せました。わたくしはその手をぎゅっと握ってドレスの下、ショーツの中に突っ込みました。
「なっ! 何を!?」
「メルヴィンの手、あったかい……」
わたくしのお股には愛液が滴っていました。自分でも濡れているのが分かるのです。
「んっ、ふうっ……」
わたくしの顔はきっとだらしない顔になっていると思います。
だって、ただ触れているだけで気持ち良いのです。
「メルヴィン……すき……」
メルヴィンはわたくしを、信じられない物でも見るような驚いた目付きで見ました。
わたくしはその視線で少し現実に戻されました。
ああ、やっちゃった……と。後悔の渦です。
穴が有ったら入りたいです。
「私は、いえ、私も……シエラ様の事を好きです、愛してます! けど……私には何も無い。地位も名誉も財産も……何一つ、コモン様には叶うものがありません……あの方と対等に貴女を愛する資格が、私には無い様に感じてしまうのです」
「……資格? 人を愛するのに資格がいるの?」
「それは……わ、私の心の問題かも知れませんが……私には重要な事です。だから今仕事を頑張っているのです」
「仕事を頑張ってわたくしを無視すれば、メルヴィンに資格が出来るの?」
「す、すいません、無視をした訳では無いのですが……何も無いのに、貴女を欲しがる自分が許せなくて……」
要するに、メルヴィンはわたくしの事は好きだけれど、コモン様の様にお出来になるわけじゃないし、何も持って無いからわたくしを愛するのにコンプレックスを感じる……というのが今まで遠ざけられていた真相らしい事が分かりました。
「じゃあ、ケィティの事はどう思ってるの?」
「ケィティ? ……どう思ってると言われても……特に何も?」
驚いた事にメルヴィンは鈍ちんでした。ケィティに好かれているのを分かっていない様です。
メルヴィンがわたくしのお股から手を離そうとしました。わたくしはメルヴィンの手を反対の手で押さえ込みました。
「嫌なの? ここを触るのは?」
メルヴィンは私から顔を逸らしました。
「い、嫌じゃ無いに決まっているでは無いですか! 私はシエラ様をずっと求めていたのですから!」
「では何故わたくしから顔を逸らすの?」
わたくしはまじまじとメルヴィンを見つめました。メルヴィンは恐る恐るわたくしを見ましたが何だか怯えていて、わたくしが虐めているかの様です。
なんだか弱い者を虐めている気分になってしまって、わたくしはメルヴィンの手を解放してあげました。
馬車はお屋敷に着いて、わたくしは自分の部屋に戻りました。
部屋に入るときにベティに暫く誰も入れないようにと声を掛けました。
別に落ち込んでいる訳ではありません、どうしたらメルヴィンに資格を上げられるのか考えていたのです。考えながらお股を弄っていると達してしまいました。
わたくしはやっぱり悪くていけない子です。
コモン様は一人遊びをダメとは言いません。でも、一人でするぐらいなら俺が相手をすると言ってくれはしますが、今みたいにコモン様が出仕していて、いない事もあるのです。その時は一人で満足するしか無いと思うのです。
そしてわたくしはある良い考えに辿り着いたのです。
わたくしはアクアウォッシュをしてからベティを呼びました。そして考えた事をベティに話すと、ベティはちょっと驚いた様子でしたが最終的には
「良いんじゃないですか?」
と言ってくれました。
わたくしは今夜……それを実行する事にしました。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】20年後の真実
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。
マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。
それから20年。
マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。
そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。
おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。
全4話書き上げ済み。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
(完)妹の子供を養女にしたら・・・・・・
青空一夏
恋愛
私はダーシー・オークリー女伯爵。愛する夫との間に子供はいない。なんとかできるように努力はしてきたがどうやら私の身体に原因があるようだった。
「養女を迎えようと思うわ・・・・・・」
私の言葉に夫は私の妹のアイリスのお腹の子どもがいいと言う。私達はその産まれてきた子供を養女に迎えたが・・・・・・
異世界中世ヨーロッパ風のゆるふわ設定。ざまぁ。魔獣がいる世界。
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
三回目の人生も「君を愛することはない」と言われたので、今度は私も拒否します
冬野月子
恋愛
「君を愛することは、決してない」
結婚式を挙げたその夜、夫は私にそう告げた。
私には過去二回、別の人生を生きた記憶がある。
そうして毎回同じように言われてきた。
逃げた一回目、我慢した二回目。いずれも上手くいかなかった。
だから今回は。
夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。
Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。
そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。
そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。
これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。
(1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる