魔術師長様はご機嫌ななめ

鷹月 檻

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第五章

15 閑話 御食事処『神居』【放尿】

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 朝食を取りに早めに食堂へ行くと、まだ誰も来ていず、セバスがテーブルセッティングをしている所だった。

「あ、セバス、今日は父神様達の食事を少なめにして下さい。というか、紅茶だけでいいです」
「どうしたんです? 急に」
「前に北の飛び地に行った時に、神饌しんせん料理の出る食事処を発見したと言ったでしょ?」
「ああ、仰ってましたね」
「今日はお昼にそこに行こうかと思ってるの」
「お昼にですか?」
「お昼だと山キジのプリンが出るのよ?」
「プリンですか? 何ですかそれは?」
「ええっ!? セバス、プリンを食べた事が無いのっ!?」
「無いですね」
「それって、人生の半分損してるわ?」
「そんな食べ物位で、人生の半分を損したとは思えないんですが?」
「それは、セバスがプリンを知らないからよっ!」

 私が興奮して力説すると、セバスは呆れてはいはいと言い出した。
むぅ~、全然私の言ってること信じてない。

 父神様がキール様とリシュフェルを連れて食堂に入って来た。
なので言ってみる。

「父神様、今日の父神様の朝食はありません。なのでお茶でも飲んでて下さい」

 父神様は悲しい顔をして私を見た。

「そなた、そんなに我が邪魔か? 天界へ帰れということか? ただでさえ一日の食は2回と決まっている身であるのに、その一度を無くすとは……」
「違いますってば、父神様~! お昼に御食事処へ皆さんで行こうかと思いまして。父神様の好きなプリンもあるんですよ~」
「ほぅ、プリンがあるとは。では紅茶のみで良い、セバス」
「承知しました」

 セバスは苦笑して紅茶を注いで行った。私達がお話をしているとレイジェス様が起きてきた。

「リア、居なくなる時は私に言ってくれ」
「朝食を取るのに食堂に下りただけですよ? レイジェス様は昨夜帰宅が遅かったのでよく眠っていましたから、起こすのはどうかと思ったのですけど?」

 レイジェス様は見上げた私にキスをした。

「うむ、トウミ紅茶の味がするな」

 そういうと自分の席に着いた。

「レイジェス様、今日はお昼に【神居かむい】に行きたいです。あそこのお食事が美味しかったので、父神様を連れて行きたいのですけど、よろしくお願いします」
「うむ、分かった」
「で、エリザベス様とカートラット伯爵はどうなったのですか?」
「エリザベス様は孤児院へ行った。カートラット伯爵は逮捕し、監禁罪の罪で牢屋に一週間入る事になった」
「お金を積めば出れるのでは無かったの?」
「金を積んで出ても、流星祭で君を襲った輩のように殺されるかも知れんからな、まだ牢屋に居たほうが安全だろう。それは本人も分かってるはずだ」
「でも、一週間したら出る事になるのよね?」
「うむ、だから……、ああ、この話はアズライル様の前で話すのは止めよう。人間の愚かさを晒すのと一緒だ。それに私もこれ以上話すのはな……。いくら身内と言えども服務規程違反になる」
「も、申し訳ございませんでした! レイジェス様!」
「よいよい、今聞いた話は忘れろ」
「……はい」

 中途半端に話を聞いて、その先が気になった。
孤児院にいるって言ってたけど、エリザベス様に会いに行っちゃだめなのかな? どうしてるか、凄く気になった。

 お食事が終わるとレイジェス様は私を抱き上げて談話室に行った。
いつもの暖炉前の長椅子に座ると、ぎゅっと私を抱きしめて頬ずりする。

「どうしたんです?」
「休みの日はもっと君とべったりくっ付いて過ごしたいのに、アズライル様がいてはそうも行かないからな」

 フードとマスクを外して、頬に何度もちゅっちゅとキスをしてくるから、その唇を私の手のひらで押さえると、手のひらにまでキスをされた。

「くすぐったいです。ダメ、そういう事しちゃ」
「ん? 何故だ」
「だって、変な気分になってきちゃう」
「まだ【神居】に行くには時間があるだろう?」
「え?」

 レイジェス様は膝に置いている私をくるっと外向きにし、アバヤの裾から手を入れた。

「ちょっと待って、鍵も掛けてないのに、こんな所で!?」
「前ここで弄った時には何も言わなかったがなぁ……? 今はアズライル様がいるから、気になるのか?」
「だって、あれは短い時間だったし……」
「では短く済まそう」
「レイジェス様っ!?」

 口を舌で塞がれた。
御自分の部屋着の裾を捲くし上げると、そそり立ったそれを私の股に当てがい、擦りつけた。

「し、下着がべちょべちょして、気持ち悪いよぉ……」
「そうか」

 私が半泣きなのに対して、にっこり笑顔で微笑むレイジェス様。
下着を横にずらして腰を動かして擦り付ける。左手で竿を固定してお股全体を擦れるように調整しながら、右手は蕾を摘まれてこねくり回される。

「んっ」
「良くなってきたか? どうだ? リア」
「うん、いっ、いいっ」
「ああ……、ゼリーも付けていないのに私の汁でぐちゃぐちゃだな。まだ気持ち悪いか?」

 意地悪そうに聞かれて、頭を横に振った。

「ううん、……気持ちいい、レイジェス様。キスして」
「ん……」

 私が口を開けて舌を出すと、レイジェス様は私の舌を絡めて吸い取った。
蕾を摘んでいる指先が擦るように動かされると体がビクビク震えた。

「もう、我慢出来なくなってきた、このまま入るぞ」

 ゼリーが付いてないから、いつもより滑りが悪くて、挿入するときの抵抗感が強かった。意識して締めてるわけじゃない。

「きついな」

 レイジェス様は私の両足を上に抱きかかえたまま立った。陰茎は私のそこを貫いている。

「やっぱり、リアは軽いな」
「ね、これ、この体勢……!」

 私が口を開こうとしたら思いっきり奥の方まで押し込まれた。私の体重分の重みがそこに掛かる。

「ひぃっ! やっ、これ、やあぁあっ!」
「何が嫌だ。蕾はいつもより膨らんで硬くなっているぞ?」
「……え?」

 下を見たけど、自分のそれは見えなかった。レイジェス様の大きな陰茎が私の中に入ってるのは見えた。半分も入ってないけど。
そのまま上下に動かされ、下に下ろす時はずんずんと腰を突き上げられた。
そのリズムは子宮への扉を叩かれているみたいだった。じわりと体の奥から雫が広がるような感覚があって焦った。

「だめ、でちゃう! でちゃうううっ!」

 私ははしたなくも談話室で放尿してしまった。しゃぁぁああっという音と共にトウミの香りが広がった。

「レイジェス様のばかぁ……!」

『アクアウォッシュ』

「ほら、綺麗になったぞ」

 確かに、今さっき濡れてしまった絨毯も綺麗に乾いて、トウミの香りもしなくなった。

「続けるからな」

 そう言われて頷いた。
外側に向けられていた私の体を、あそこは繋がったまま、くるりと一回転させて、
向かい合って抱き合った。

「両足を私に絡めて落ちないようにしておけ」

 言われた通りにレイジェス様の腰に両足を絡めると、立ったままがつがつと私を突く。背中とお尻に手を当てて抱えられているけど、落ちそうで不安だったから両手で肩を掴んだ。背中を丸めて力一杯私を突き上げる大きな身体。

「壊れちゃうっ! はげし……すぎっ……!」
「そこにいるだけで、……欲情させる、リアが悪い!」

 勝手なことを言ってくれる。
呼吸にリズムを合わせて、タイミング良く突き上げられる腰の動きに、私の秘所はとろっとした液を垂らしていた。それがお尻まで垂れて潤滑剤の様になっている。
体の奥の熱が一気に爆発したように身体ががくんと動いた。そのまま力が抜けて、レイジェス様を掴むことが出来なくなってしまった。

「まだだ! まだいくなよ?」

 レイジェス様は私の体を離して長椅子に座らせた。両足をを高く持ち上げて自分の肩に乗せ、さっきまで挿入していて伸び切った穴に、また自分のそれをぶち込んだ。

「うぅっ!」

 長椅子の背を掴んで私の顔に影が落ちる。見上げると、レイジェス様の顔は恍惚こうこつとした表情を浮かべていた。

「きもち……い?」

 私が聞くと苦しそうな表情で笑った。

「……ああ。リア……」

 そこを突かれて、まるでそこは自分の一部じゃない位、感覚がふわふわと感じた。凄く幸せな気分になって、全ての事がどうでも良くなって、ただ、レイジェス様と私だけ、ここにいる。頭が真っ白だった。

「レイジェス様……しゃあわ……せ、……ふあふあ」
「あぁああっ、リア……っ!」

 お腹の中に熱い塊がぴゅっ、ぴゅっと放出されたのが分かった。
私はどさっと、長椅子に横になった。何故か力が入らない。
レイジェス様が自分と私をアクアウォッシュしたけど、私があんまりぐたっとしてたから心配になったみたいだった。

「リア?」
「しゃわせな気分、だった」
「ん?」
「暫く抱っこしてて?」
「ん」

 私がにっこり言うと、レイジェス様は黙って私を横抱きにしていた。
私を抱きながら、頭を撫でて顔を覗き込む。目が合うとお互い微笑んだ。
暫くすると、体の浮遊感や幸福感は消えたけど、やっぱり私は幸せなままだった。
レイジェス様がずっと私の頭を撫でていたからだ。
私は目を瞑って寝た振りをしていた。





 御食事処【神居】の店の前には、レイジェス様、私、父神様、キール様、リシュフェル、セドリックの6人で来た。店の中から良い匂いがしていて、私は引き戸を思いっきりガラッと開けた。

「いらっしゃいませ!」
「おじさん、またきちゃった! プリンはありますか?」
「ああ、あるよ!」

 店主のおじさんは、私の後ろを見て凄く驚いていた。

「なっ、何だ!? この光はっ!」
「わたくしの父神様です。前に食べた料理が美味しかったので、連れて来ちゃいました」
「お嬢ちゃんの父神様ってことは……アズライル神様っ!?」
「ふむ、この店の名は、神が居る場所と書いて【神居かむい】と読むのだな。我に相応しい場所である」
「今日はね、父神様の義理のお兄様のキール様と侍従で大天使のリシュフェルも来てます。よろしくお願いします」
「そっちの光ってるもう一人が兄神様か! アズライル神様に兄がいるなんて、初めて聞いたぜっ! 取りあえず、そこの小上がりにどうぞ!」

 私達が小上がりの6人用の席に座ると、店主はおぼんに水とおしぼりを乗せてやってきた。ささっと置いて、メニューが決まったら呼んでくれと言われた。

「何にしよっかなぁ~♪」

 私の顔を見て何故か笑うレイジェス様。失礼な。

「何です?」
「いや、君は本当に食べ物の事になると、途端に楽しそうな顔をする、それがおかしくてな」
「本当にだ。我が娘神むすめがみながらよくもそう、食い意地が張れるものだと感心する」

 メニューを見ると本日のお勧めに『黄金豚の煮込み定食』なる物があった。私はそれと、鮎の塩焼きと、プリンにしたら、皆同じで良いと言ったので5人分注文した。

「え? あと一人は食べないのかい?」
「大天使は水と神の恵みしか食べられないの」
「あ、じゃあ美味い水があるから、それ、飲みな。持ってくっから」

 店主は少し大きめのピッッチャーに入ったお水と、からのグラスを持ってきた。それをリシュフェルが飲むと驚いた顔をしていた。

「天界の水の味に似てますね。美味しい」

 レイジェス様は自分のグラスの水を飲み干してから、その水を飲んでみた。

「確かに美味い。店主、この水はどこから?」
「裏山にある湧き水ですよ。昔、神様が降り立って湧いたって言い伝えがあるんですよ」
「ほぅ」

 店主は厨房に戻って料理を始めた。とても良い匂いがして、出来上がると次々に運んで来てくれた。
『黄金豚の煮込み定食』は黄金豚の煮込みの他に、ごはんとワカメの味噌汁、かぶの漬物がセットになっていた。
思っていたよりも煮込みの味が濃くて、凄くごはんが進んだ。あっという間に食べ終えて、私は今、鮎を食べている。

「ねぇ、おじさん、プリンてお持ち帰り出来ますか?」
「出来ますよ! 何個持ち帰りますか?」
「えっと、セバスと、リリーの分でしょ、サーシャの分も、あっ、セレネやエドアルドの分も必要よね?」
「8人分、8個だ」

 レイジェス様が素早く計算して答える。

「ちなみにルイスの分は入れてない、必要ならお前がお土産にしろ、セドリック」
「そうですね、これは兄さんも食べた事が無いと思う。店主さん、俺にも1個お願いします」
「あ、やっぱり、わたくしのお土産分は9個でお願いします!」

 レイジェス様の視線が刺さる。

「あと1個は誰の分だ?」
「ユリウス様です」
「あれに土産などいらんだろう。大国の皇王だぞ? プリンくらい食べた事など、あるだろうが」

 父神様が嫌味ったらしく言ったので、私も言い返した。

「食べた事があってもいいんですよ。それは父神様がユリウス様の所に持って行って、ちゃんとお詫びしてくる為のアイテムですから」
「この全能の神である我が詫びるだと……!?」
「悪いことしちゃったら謝るのは当然だから。そこに神様も人間もありません」
「うううぅ、我はそなたをそんな風に育てた覚えはないぞっ!」
「そうですね、育てられてないですし。ということで9個でお願いします、店主さん」
「はいよっ!」

 レイジェス様が、私にやり込められている父神様を笑いをこらえて見ていた。
そんな私はプリンのなめらかさと美味しさに驚愕きょうがくしていた。
美味しすぎる~~~!

 お土産を持って、ほくほく顔でお屋敷に帰った。
ユリウス様の分を抜いてセバスに渡すと『あとで休憩室で皆で食べます』と言われた。
私はその1個を籠に入れて、父神様と隣のユリウス様の屋敷に行った。
レイジェス様が付いてくると言ってきたけど、キール様やリシュフェルもセドリックも付いてくると言うので、そんなに大勢で行っても仕方が無いと断った。
面倒だったけど、ちゃんと遠回りして門から入って玄関のドアをノックしたら、出てきたのはオリオンだった。

「なんだお前か」

 あからさまにオリオンに嫌な顔をされた。

「ユリウス様にお土産のプリンをどうぞと、父神様が来ました。お取次ぎ下さい」

 そう言うとオリオンは、私の後ろにいた父神様を見て、慌ててユリウス様を呼びに行った。ユリウス様が来ると私達はすぐに談話室に通された。
ユリウス様のお屋敷の談話室はうちのお屋敷の談話室の様に温かみをあまり感じない場所だった。たぶん、家具が全て新しいのと、部屋があまり使われていない感じがしたからだと思う。

「どうしたんです? いきなり。お土産……とは? どこかにいらっしゃったのですか?」
「御食事処に行きまして、そこで美味しいプリンがあったので、父神様がどうしてもユリウス様にお土産として渡したいと申しまして」

 私がにっこり微笑むとユリウス様は驚いた様に父神様を見た。ちなみに、父神様の光はだいぶおさまってきたけど、まだその顔は見えるレベルじゃない。
光ってて見えないから、表情も分からない。(セバス談)
ちなみに私には普通に見えます。

「アズライル様、お土産、誠にありがとうございます」
「うむ」
「アズライル様……、私は自分が習った歴史が正しいのだと思っていたんです。知りませんでした。あんな事など……。私の国が神殺しの国だったなどと、知りたくない事実でした。……ただ、理解出来ない事がいくつかあったのは事実なんです。あの『神の取籠』についても、何故あんな神の能力を封じる為の物が代々受け継がれて来たのか、……疑問はあったのに、調べることもしなかった」
「もういい、我が憎んだのはお前では無い、初代皇王であった。そなたは奴とは違う。先日は我も過去を思い出し、我が娘神が生きていればと、お前に当たり散らした。……すまぬ」

 父神様がちゃんと謝ってるのを聞いて驚いた。
ユリウス様も驚いて目が開いている。

「い、いえっ」
「そなたは間違いなく我の血筋の者だ。……ミレイユの」

 そう言って、父神様は椅子に座っているユリウス様の頭に手を乗せた。

「そなたに『祝福』を授ける」

 父神様がそう言うと、7色の光がふわふわとユリウス様の身体をくるくるまわり、シエラ様と同じく、体の中にすっと消えた。

「有難き幸せにございます。私の主はアズライル神様、貴方お一人でございます」
「得たスキルについては自分で調べるように。それは我が与えた物だが、我が選べぬ物でもある。与えられる者の個性により違うからだ。機能や使い方はスキル名に意識を集中すれば表示されるだろう」
「はっ」

 この様子を見ていたオリオンは凄く感激したらしく、目頭をハンカチで押さえていた。本当にオリオンって、ユリウス様が大好きだよねー。

「じゃ、そろそろ帰ります」

 私がそう言うと、ユリウス様は私にお辞儀をした。

「ありがとうございます、アリア様。あなたのおかげだ」
「そんな事ないですよ。では、またね」

 私が手を振ると、父神様がゲートを開いた。私達はお屋敷に帰った。

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