魔術師長様はご機嫌ななめ

鷹月 檻

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第五章

29 事件の行方 レイジェス視点

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 私は師団の事務所の応接室で一人溜息を付き、紅茶を飲んだ。
結局事件はラザロ=カートラット伯爵は監禁罪にて牢屋に一週間入牢し、ディディエを捕まえるための証人になった。
そんなディディエはどうなったか……。ディディエ=コルネイユ伯爵は3名毒殺、アリア襲撃の主犯として逮捕、他にも蜜花を犯した罪も有り、処刑決定。
今、城の牢屋にて処刑待ちだ。

 そして、ディディエを捕まえる為に強制捜査をした結果、その時に幼女娼館が発覚。そこから逮捕した男20名のうち10名が蜜花の法律違反で処刑。
残りの10名の男達は釈放された。
そして被害者として保護された5歳~11歳の少女15名。
その内1名が誘拐され行方不明。
驚く事に、15名の少女の内、処女の少女は一人もいなかった。
ディディエを含む11名の男が少女達の蜜花を奪っていた。それらの男達はディディエと同じく処刑待ちで牢屋に入っている。
蜜花を奪われた少女のうち4名は、アリアを犯そうとして処刑された、あの前神殿長に犯されていた。神殿という所はまったく酷い場所だった。
私の城で預かっていた、保護された少女達の聞き取りも全て終わった。
彼女達をどうするかまた話し合ったが、結局城にずっと置いておくわけにもいかないということで、少女14名はまた神殿に戻る事になった。

 ギデオンがもう少し孤児院が広かったらと、嘆いていたが、彼女達は貴族だ。
エリザベス様が住みにくかった様に、彼女らもまた孤児院では住みにくいだろう。
そう考えると、神殿の方が良いかもと私は思った。
しかし、なんだかスッキリしない。後味が悪い。
誘拐されて行方不明になったクリスティアも不気味だが、何だか簡単に事件が終わった気がしてならない。いや、簡単に終わるのはいいのだが……。
私が紅茶を飲んでいると、コモンが応接室に入って来た。

「レイジェス! シエラとアリアちゃんが着いたよ!」

 コモンに呼ばれて事務所に行くと、美しく着飾ったシエラ様と、相変わらずブルカを着て、顔どころか性別も判別出来ない私の婚約者がいた。

「リア、君は本当にそんな格好で行くのか?」
「え? だって、人が沢山来るんですよね? そんな場所でわたくしの顔が見えては相当まずいですよ」
「まぁ、そうなんだが……」
「私だったら、自分の婚約者の顔を他の者達に見せたくないので、全然その格好でも良いですけどね」

 ユリウスはにこにこして言った。
今日はこれから城の大広間で『新神殿長の就任式』がある。上流貴族達が呼ばれるくだらないパーティだ。
それに、ユリウスも呼ばれている。
婚約者同伴可のパーティなのでコモンは楽しそうにしているが……私は普段こんなパーティなど出ない。前回の就任式も出てないし。
確か、あの時はアリアが天界に帰っていて、何にもやる気がしなかった時だった。

 セバス、メルヴィンも含めて7人で会場に入ると結構人がいた。
アリアの護衛のアーリンとセドリックは、平民なのでこの会場には入れない。
会場外で護衛することになった。
少し段になっている赤絨毯の上をガブリエル国王が横切って中央に立った。
まだ人々はざわついていたが皆国王に注目した。

「これより、新神殿長の就任式を始める。今回神殿長に就任するのは……フォルカー=フィンク侯爵殿だ。前に来い!」

 灰色の貴族服を着た、薄い水色の髪の男がすぅっと前に出て行って跪いた。
その若さに驚いた。20代後半位か? その年齢で神殿長は凄い出世だと思う。

「フォルカー=フィンク侯爵は長年副神殿長の任に着いていた。これからは神殿長として神殿を盛り上げて行って貰う。期待しているぞ」
「誠に身に余る光栄、謹んで承り、精進致したいと存じます」

 フォルカー=フィンク侯爵は礼文を述べたあと、立ち上がり、就任辞令の紙を受け取っていた。そして、そこに来ていた来客側にそれを掲げて見せた。

「皆様のご支援、これからもよろしくお願い申し上げます」

 そう叫んで客席に混じって行った。

「これにて就任式は終了だ! 皆の者、楽しく飲めっ! 乾杯!」

 ガブリエル王はそう言って、祝杯の音頭を取った。客席からは「「「乾杯」」」と大きな声が轟いた。
神殿長就任パーティは上流貴族を招待したと言っても、あまり普通の貴族は来ていない。神殿と付き合いが長かったり、神殿に長く通っている貴族ばかりがここに来ているらしい。
ちなみにこれはセバス情報だ。
普通の貴族はあまり神を信じないそうだ。寄付、寄付と金がかかって仕方ないからだそうだ。
だが、周りを見回しても、神を信じていそうな人相をしている者は殆どいない。
ちらりと見えたカスティジ子爵は麻薬で財を成している奴だし、ガミドフ侯爵も奴隷商で財を成している。こんな奴らが神を信じるはずもない。

 私が今回ここに来た理由は、まだ神殿にはもっと深い闇があるんじゃないかと思ってだ。ディディエ逮捕はアリア襲撃事件がきっかけだが、城内ではその件よりも『集団蜜花強姦事件』の方がインパクトが大きかったらしい。城内ではお手柄だと言われたが、あれはディディエを逮捕するに当たっての、付加的な事件でしかないと思っている。要するにたまたまだ。だが、あの日に限って、あんな人数がたまたま幼女と乱交していたというのもおかしい話で……誰かが仕組んだようにしか思えなかった。

「あ~このお酒、リンクの実の味がしますぅ~おいしい~」
「ふむ」

 アリアが言うので、私も飲んだら本当にリンクの実の味がした。

「アリア様、こちらのビスケットが美味しいですよ~いくらが乗ってます。アリア様好きでしょ?」
「いくら~! 大好きぃぃ!」

 アリアは私の側を離れてシエラ様の所へ行ってしまった。

「ほぅ、アリア様はいくらが好きなのか」
「リアは寿司とか海の物が好きだ」
「寿司? そういえば、グレーロック城の自己紹介の時にも言っていたな、寿司とはなんだ?」
「生の魚を酢飯に乗せて握った物だ」
「生の魚!? そんな物を食べて腹を壊さないのか……?」
「酢とわさびが付いてるし、醤油で食べるから平気と言っていた」
「変わった物がお好きなんだな……」
「世間話に寄ってきたわけじゃないだろう? 何だ?」

 私がユリウスを見ると、ユリウスは私を睨んでいた。

「例のお前の女の件だが、本当に何も無かったのか?」
「無い」
「勃起したというのはどういう流れでそうなった?」
「何故お前にそれを話さなければいけない?」
「話せないなら、私はアリア様を諦めるのをやめる」
「はっ? お前、諦めると言っていただろうが!」
「それは、レイジェス、お前がアリア様と向き合い、彼女だけを愛していると思っていたからだ。だが、今回の件、お前はクリスティアにアリア様とは別れると言ったそうじゃないか?」
「そんな事言っていない! あの女のでっち上げだ!」
「クリスティアがいない今、レイジェス、お前がそう言っても、まったく真実味が無い。もしかして、クリスティアを攫ったのはお前じゃないのか? どこかに隠して監禁してるんじゃ……」
「馬鹿な事を言うな! 私はお前じゃない! 監禁などしない! それに、私にはリアが全てだ。彼女さえいればそれでいい! 他の女など糞だ!」

 興奮して思わず声が大きくなった。私は咳払いをひとつした。

「だが、私はレイジェス、お前への疑いが消えるまで、私は勝手にアリア様を愛する」
「おいおい、待て。あれはお前の事を信用し切ってるぞ? その信頼を……また裏切るのか?」
「いや、今までと変わらず見守って……愛するだけだ。私から彼女に何かするような事は絶対しない。本当に前の事を反省してるんだ。心の中で愛するくらいはいいだろう?」
「……絶対、無体な事は止めてくれよ?」
「ああ、誓う」

 私の疑いが消えるまで……とは、ユリウスも無茶な事を言ってくれる。それを証明するには誘拐されたクリスティアを探し出さなければいけない。そして、あのクソ女に私とは何にも無いと言わせなければいけない……あの女が素直にいう事を聞くとも思えないが。
私がそんな事を考えながら酒を飲んでいると下衆な笑い声が聞こえた。
小声で話している男達。

『幼女娼館が無くなって残念ですなぁ』
『本当に、幼女は締りが良くて可愛らしくて好きなんですがねぇ』
『まぁ、面倒ですが、ギレスまで通うしか無いでしょう。何でも今度の新神殿長様は幼女より少年がお好きのようですよ?』
『ほう……少年は試したことがありませんねぇ』
『少年も美しいと幼女みたいな物ですよ。締まりもいいですしねぇ』
『君は少年の経験がおありで?』
『何度もありますよ。少年はいいですよ。捕まりません。そもそも、取り締まる法律が無いですから』
『まぁ、それはそうだ。しかし本当に幼女娼館が無くなるとは……一人買っておけば良かった』
『まぁ、また時がたてばやるのでは? 保護された少女達はまた神殿に戻ったわけだし、彼女達はもう非蜜花の少女達です。彼女達といたしても罪に問えませんからね、あっはっはっは』
『その通りだ。あ~っはっははは』
『もしかして、新神殿長は少年娼館にしたくて幼女娼館をやっていたディディエ様を潰したのかも知れませんね』
『まさか! ああ、でも神殿内部は権力争いが激しいそうですから、有りえそうですね、ははは』

 ちらりと見ると腹の出た太い男が少年を愛した経験者と言っていた方だ。年齢は40代後半くらいか?そして一緒に話をしていた、幼女好きな方はひょろっとして背の高い男、年齢は30代中盤くらいか?
セバスにあいつらが誰なのか確認を取りに行った。

「デブな方はコベレブ侯爵様で、商会にて賭博場を経営してますね」
「細い方はトシュテン伯爵様で、富裕層の平民向けの保育園や女学校を経営してます」
「幼女好きが保育園と女学校経営!? 世も末だな」
「相手が平民であれば、何をやってもお咎め無しですし、きっと真性の幼女趣味の方なんでしょうね」

 セバスがじと目で私を見る。

「お前も何か言いたさげだな?」
「浮気するぐらいなら、私に姫様を下さい」
「なんだとっ!? 貴様にやるはず無かろうが! あれは私の宝だ!」
「私が今言ったのは冗談です。まぁ、私にそう言われない様に頑張って下さい、色々と。大体、旦那様は女に隙を見せすぎなんですよ、ちゃんと分かってますか?  それに、男の大事な所をいきなり弄られるって、どんなシチュエーションですか? ユリウス様じゃなくても詳しく聞きたくなりますよ!」

 私ににじり寄るセバスにねちっこさを感じた。

「あれは、その~まぁ、色々あって……」
「まぁ、9歳の幼女に勃起する辺り、旦那様も真性幼女趣味の疑いが濃くなりましたが」
「お前、成人男子なら誰でも勃つ可能性があるって言っただろう!?」
「あー、なるほど、あの時姫様が聞いたのはそういう理由だったんですかぁー。なるほど、なるほど」

 セバスが凄く意地悪い。
その時だった、私の後ろから、さっきとは違う男達の気になる会話が聞こえた。

『なんだあの奇妙なドレスを着た子は?』
『あまりにも顔が醜くて、親があれを被せて隠したんじゃないのか? 隣にいる子は凄い美少女だが……あれでは差が付いてしまうな』
『本当だ隣の子は綺麗なのに、フードの子はあれじゃ、男か女かも分からないじゃないか』
『異様だな』
『醜いんですよ、きっと。放っておいてあげましょう、可哀想です』
『どれだけ醜いのか気になるな』
『あのフードを取りたくなりますね』
『取ってしまおうか』
『やめなさい、障害のある子を笑いものにしてはいけない!』
『綺麗ごと言うなよ、お前も本当は見たいんだろう? あのフードの下の顔を』
『……』
『ほら図星だ! どれ、私があの子のフードを取りに行ってやろう』
『私も近くでみたい!』
『……私は何もしない! ……見るだけだ!』

 それは三人の男がアリアのフードを取ろうと画策している会話だった。
私は思わず後ろを振り向いた。が、もう先程の男達がどこにいるか分からない。

「セバス、アリアはどこだ!?」
「あちらに、シエラ様といらっしゃいます」

 そこは私から7メートル程離れた場所だった。
私は慌てて彼女の側に走り寄った。
が、遅く、彼女のフードは男に取り上げられ、その姿が晒された。
フードから流れ落ちた艶のある黒い美しい髪、戸惑ったように見上げる大きなアーモンド形の瞳、つんと小ぶりだが筋の通った鼻、唇は小さく薔薇色に艶を帯びている。ここにいる誰もが思っただろう、美しいと。

「なっ、なんと……美しい……」

 アリアからフードを取り上げた男まで見とれている。私はその男からフードを取り上げアリアを抱き上げて、腕で隠して壁際に連れて行った。
そしてフードを被せた。

「びっくりしたぁああ!」

 呑気な声を出している。

「レイジェス様ありがとうございます、取り返してくれて……」
「あ、うん、すまん、間に合わなくて……見られてしまった」
「でも、ちょっとだけだったし、大丈夫かも?」

 いや、あの周りの反応を見るに、全然大丈夫じゃないんだが……。

「あっ! シエラ様、置いてきちゃったよ!」
「ああ! うっかりしてた」

 と思ったらシエラ様が緩やかに急いでこちらに来た。

「アリア様大丈夫?」
「ちょっと驚いた」
「いきなりですもの、失礼よね?」
「ですよねー。ほんとびっくりです」

 壁際で人に背を向けて話をしているとセバスとユリウスもやって来た。

「あちらで子供のフードを取った男が、凄い美少女がいたと話をしていましたが、姫様の事ですよね?」
「急に来て取られちゃったの、わたくし何も出来ませんでしたわ?」
「アリア様のは不可抗力よ、アリア様は悪くないですよ? わたくしちゃんと見てましたから」
「怒るつもりで言ったわけではないです、確認です」

 セバスが『貴方はその時に何をしていたんです?』という目で私を睨む。
ううううぅ、視線が痛い。

「人は隠されるとどうしても見たくなるんです。そのフードを剥いだ男の気持ちは何となく分かりますね。許しがたいですが」

 とユリウスも私に『貴方はその時に何をしていたんです?』という目で睨む。
ユリウス、お前もか。くううううぅ、胃痛になりそうだ。

 その後、フードを被せた彼女と二人で歩いていると、何度も男に引き止められ、紹介してくれと言われたが、全部『これは私の婚約者です』と断って歩いた。
結構大変だった。
彼女が『アルフォード公爵様の婚約者』と胸に名札を付けようか? と言って笑っていたが、そういう物があると便利かも知れないと本気で思ってしまった。





屋敷に帰り、自室でブルカから部屋着に着替えた彼女を見て、先程大広間でフードを取られた彼女を思い出した。
私でさえ『はっ』とした。あまりの美しさに、時が止まった気がした。
毎日彼女のこの顔を見ているのに。
私があまりに彼女をじーっと見ていたせいか、彼女が不審がった。

「何? わたくしの顔に何か付いてますか?」
「いや……綺麗だなと思って、見ていた」
「……なっ、ど、どうしたの? 褒めても何も出ませんよ?」

彼女は私の言った言葉に動揺していた。それがまた可愛らしい。
私は思わず彼女を抱きしめていた。

「レイジェス様?」
「愛してるよ、リア」
「うぇっ!? どうしちゃったの? 本当に今日は、おかしいよ?」
「ん? どうしてだ?」
「だって、レイジェス様って、いつもエッチな事してる時にしか『愛してるー』とか言わないんだもん。今普通の時だから、どうしたの?って」

私はそれを聞いてこめかみがきりきりと痛くなった。
自分では意識していなかったが……思い返してみると確かに、閨事をしているときに多く言ってる気がした。

自分ではいつも愛情表現をしているつもりだったのに、それがあの時だけだと思われていたなんて!
衝撃の事実を知って、自分のダメさに恥ずかしくなってしまった。
まったく、何てことだ!
私の愛情が全然伝わっていないとは!
これからは通常時にも愛情表現をすべきだな、と思った。

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