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声劇の章
声劇フリー台本『うつ』
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利用時申請は不要。無料で利用できます。著作権『冬野てん(ふゆのてん)』過度な改変はおやめ下さい。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私「薬局行こうかな。ウツに効く薬があるかもしれない。」
店員「いらっしゃいませー」
私「すいません。ウツに効く薬ありますか」
店員「ああーそうっすねー。とりあえずウチで取り扱いがあるのは、このセントジョーンズワートとかですかねー」
私「なんですかそれ?」
店員「栄養サプリの一種として販売されてますが、西洋における漢方の立ち位置のお薬でして、これを濃縮還元したものが抗うつ剤の原料になっているというものでしてね。」
私「へえ、いいじゃないですか」
店員「でも、日本ではあくまで栄養サプリとしてしか販売されてません。もちろん一般的な漢方ほど用法用量のルールが明確になっているわけでもない、あまり期待できません。ぶっちゃけ気休めだと思ってください。あと効果がないからと言って多量に飲むのは危険です。色んな意味で安全性が担保されていないって感じです」
私「なるほど、とんでもない薬ですね」
店員「ですんで、薬というより、サプリとしてお使いください。もちろん効果は気休め。しかし、気休めを甘く見てはいけません、なにせ気を休める程度のちからはあるんですから。とはいえ、本当のおすすめは病院に行くことです。お手頃な値段でもっと良いお薬が手に入りますよ。健康保険も使えますし」
私「でもなかなか予約がとれないんですよねー」
店員「ですよね。いらっしゃるんですよ。そういうお客さん。なのでこのセントジョーンズワートでの気休め効果で出番ってわけです。どうです? 予約とれるまでのツナギってことで、一袋」
私「うん。買います」
店員「はい、まいどありー」
私(そんなこんなしているうちに、その薬局の薬が効いたのか、良くなってしまった。病院に予約をとれたのだが、こんなよくなった状態で行っていいものだろうか。せっかくなので、予約を半年後に伸ばしてみた。それまでもう少し様子をみようと考えたからだ)
私「私みたいな人がいるから病院の予約は常に一杯なんだろうな」
私「薬局行こうかな。ウツに効く薬があるかもしれない。」
店員「いらっしゃいませー」
私「すいません。ウツに効く薬ありますか」
店員「ああーそうっすねー。とりあえずウチで取り扱いがあるのは、このセントジョーンズワートとかですかねー」
私「なんですかそれ?」
店員「栄養サプリの一種として販売されてますが、西洋における漢方の立ち位置のお薬でして、これを濃縮還元したものが抗うつ剤の原料になっているというものでしてね。」
私「へえ、いいじゃないですか」
店員「でも、日本ではあくまで栄養サプリとしてしか販売されてません。もちろん一般的な漢方ほど用法用量のルールが明確になっているわけでもない、あまり期待できません。ぶっちゃけ気休めだと思ってください。あと効果がないからと言って多量に飲むのは危険です。色んな意味で安全性が担保されていないって感じです」
私「なるほど、とんでもない薬ですね」
店員「ですんで、薬というより、サプリとしてお使いください。もちろん効果は気休め。しかし、気休めを甘く見てはいけません、なにせ気を休める程度のちからはあるんですから。とはいえ、本当のおすすめは病院に行くことです。お手頃な値段でもっと良いお薬が手に入りますよ。健康保険も使えますし」
私「でもなかなか予約がとれないんですよねー」
店員「ですよね。いらっしゃるんですよ。そういうお客さん。なのでこのセントジョーンズワートでの気休め効果で出番ってわけです。どうです? 予約とれるまでのツナギってことで、一袋」
私「うん。買います」
店員「はい、まいどありー」
私(そんなこんなしているうちに、その薬局の薬が効いたのか、良くなってしまった。病院に予約をとれたのだが、こんなよくなった状態で行っていいものだろうか。せっかくなので、予約を半年後に伸ばしてみた。それまでもう少し様子をみようと考えたからだ)
私「私みたいな人がいるから病院の予約は常に一杯なんだろうな」
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