20 / 76
20.
しおりを挟む
もうどうにでもなれと思った。
私の言葉を聞いたウディルは満足そうな表情を見せると、私の中に再び熱を放つのだった。
ウディルが私の中から出ていった後、私は力なく横たわっていた。
ウディルは私の横に寝そべると、私の頭を撫ぜてくれる。
それがとても気持ち良かった。
ウディルは私に言う。
「お前酷くされても嫌がるけど、逃げないよな、相性いいかもな」
私はウディルに言う。
でも、それはとても疲れる行為だった。
ウディルは私に言う。
「お前酷いことされたのに、よく怒らないな」
と、聞かれたので、私は答える。
「だって、ウディルは私を愛しているのでしょう? だから許せるの」
「愛しているから何でも許すの?」
「そうじゃないけど、ウディルは私に酷いことをした。だから、もう私しか頼れる人が居なくなった。
そうでしょ?」
「そうだな、お前は俺の事が好きだからな」
「そうよ」
「俺もお前の事が好きだ」
「ありがとう」
「愛しているよ」
「嬉しいわ」
「フィリア、今夜は泊まっていけ」
「うん」
私はウディルに抱かれて眠りにつく。
朝起きると、隣にウディルの姿は無かった。
朝食を食べ終えて、城に戻る途中、私は叔父さんと父さんの所に行く事にした。
二人は私の姿を見て驚くが、すぐに笑顔を見せてくれた。
昨夜はウディルの家に泊まった事を二人に伝えると喜んでくれた。
昼食を終えてから帰る事になったので、母さんと一緒に家に帰る。
母さんはずっとニコニコしていて嬉しそうだ。
家に帰ってからは部屋でゴロゴロしていたのだが、
退屈なので外に出る事にした。
一人で街を散策する。
市場では色々な食材や調味料が売られていて面白い。
特に香辛料が豊富に売られている。
私は料理を作る事が好きだったので色々と買ってしまう。
肉屋の前を通りかかった時だ。店番をしていたおじさんに声をかけられた。
「お嬢ちゃん、何か欲しいものでもあるのかい?」
と、聞いてきたので、私は言う。
でも、その言葉遣いは少し変だ。
私より年上の男の人だけど、話し方が若い感じがする。
それに、その人は背が高くて、黒い髪を肩まで伸ばしている。
瞳は青い。
でも、顔立ちは東洋人のそれに近い。
私はその人に話しかける。
でも、その人はとても綺麗な顔で、思わず見惚れてしまった。
私がボーッとしていると、その人が再び声を掛けてきた。
「大丈夫か?」
と、言うので、私は慌てて返事をする。
私はその人に向かって言う。
でも、やっぱりその言葉使いはおかしい。
私は不思議に思って、つい口にしてしまった。
でも、直ぐに失礼な事を聞いてしまったと思い、謝ろうとしたが、 その前に相手の方が私に
謝罪してきた。
どうやら私の言葉を気にしていないようだ。
私はホッとして、改めて相手の方に質問をした。
「貴方、ウディルだよね」
「しらんな、これ上げるからもう行きなさい」
それは小瓶に入った飴玉だった。
私の言葉を聞いたウディルは満足そうな表情を見せると、私の中に再び熱を放つのだった。
ウディルが私の中から出ていった後、私は力なく横たわっていた。
ウディルは私の横に寝そべると、私の頭を撫ぜてくれる。
それがとても気持ち良かった。
ウディルは私に言う。
「お前酷くされても嫌がるけど、逃げないよな、相性いいかもな」
私はウディルに言う。
でも、それはとても疲れる行為だった。
ウディルは私に言う。
「お前酷いことされたのに、よく怒らないな」
と、聞かれたので、私は答える。
「だって、ウディルは私を愛しているのでしょう? だから許せるの」
「愛しているから何でも許すの?」
「そうじゃないけど、ウディルは私に酷いことをした。だから、もう私しか頼れる人が居なくなった。
そうでしょ?」
「そうだな、お前は俺の事が好きだからな」
「そうよ」
「俺もお前の事が好きだ」
「ありがとう」
「愛しているよ」
「嬉しいわ」
「フィリア、今夜は泊まっていけ」
「うん」
私はウディルに抱かれて眠りにつく。
朝起きると、隣にウディルの姿は無かった。
朝食を食べ終えて、城に戻る途中、私は叔父さんと父さんの所に行く事にした。
二人は私の姿を見て驚くが、すぐに笑顔を見せてくれた。
昨夜はウディルの家に泊まった事を二人に伝えると喜んでくれた。
昼食を終えてから帰る事になったので、母さんと一緒に家に帰る。
母さんはずっとニコニコしていて嬉しそうだ。
家に帰ってからは部屋でゴロゴロしていたのだが、
退屈なので外に出る事にした。
一人で街を散策する。
市場では色々な食材や調味料が売られていて面白い。
特に香辛料が豊富に売られている。
私は料理を作る事が好きだったので色々と買ってしまう。
肉屋の前を通りかかった時だ。店番をしていたおじさんに声をかけられた。
「お嬢ちゃん、何か欲しいものでもあるのかい?」
と、聞いてきたので、私は言う。
でも、その言葉遣いは少し変だ。
私より年上の男の人だけど、話し方が若い感じがする。
それに、その人は背が高くて、黒い髪を肩まで伸ばしている。
瞳は青い。
でも、顔立ちは東洋人のそれに近い。
私はその人に話しかける。
でも、その人はとても綺麗な顔で、思わず見惚れてしまった。
私がボーッとしていると、その人が再び声を掛けてきた。
「大丈夫か?」
と、言うので、私は慌てて返事をする。
私はその人に向かって言う。
でも、やっぱりその言葉使いはおかしい。
私は不思議に思って、つい口にしてしまった。
でも、直ぐに失礼な事を聞いてしまったと思い、謝ろうとしたが、 その前に相手の方が私に
謝罪してきた。
どうやら私の言葉を気にしていないようだ。
私はホッとして、改めて相手の方に質問をした。
「貴方、ウディルだよね」
「しらんな、これ上げるからもう行きなさい」
それは小瓶に入った飴玉だった。
0
あなたにおすすめの小説
男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました
春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。
名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。
誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。
ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、
あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。
「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」
「……もう限界だ」
私は知らなかった。
宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて――
ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
結婚式に結婚相手の不貞が発覚した花嫁は、義父になるはずだった公爵当主と結ばれる
狭山雪菜
恋愛
アリス・マーフィーは、社交界デビューの時にベネット公爵家から結婚の打診を受けた。
しかし、結婚相手は女にだらしないと有名な次期当主で………
こちらの作品は、「小説家になろう」にも掲載してます。
側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません!
花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」
婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。
追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。
しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。
夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。
けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。
「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」
フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。
しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!?
「離縁する気か? 許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」
凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。
孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!
※ 以下のタイトルにて、ベリーズカフェでも公開中。
【側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません】
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ヤンデレ王子を闇落ちから救ったら愛執まみれの独占欲に囚われました
大江戸ウメコ
恋愛
幼い頃に精霊の祝福である未来視の力が開花し、「夫である第二王子ナハルドに殺される」という己の運命を知った伯爵令嬢ツィーラ。この悲惨な未来を変えるべく、ツィーラは彼を避けようとしたが、ひょんなことから婚約者に選ばれてしまった! ならば、ナハルドが将来闇落ちしないよう、側で彼を支えることを決意する。そんな努力の甲斐あって、ツィーラへの好意を隠さず伝えてくるほど、ナハルドとの関係は良好になった。だけど、彼の並々ならぬ執着心のすべてを、ツィーラはまだ知らなくて――
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる