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「アシェリアさんとは親しくさせて頂きたいと思っていたんですよ。ありがとうございます」
と言われてしまうのだった。そうして別れてから更に数時間が経ち夜を迎えると二人は城に戻っていた。そして次の日の朝の出来事となる。目覚めてから部屋を出る前に服を着替えようとしたときにアシェリアは見てしまう。下着が自分のものではなくなっており王子の身につけているものであるということが否応なく伝わってくる。それから 王子の部屋で朝食を摂った後にアシェリアは部屋に戻ろうと歩き出すが王子に引き留められてしまう。
「昨日は楽しかったな」
と、バッデスド王子は言ってきてその後に
「なあ、お前は俺の妻にならないか」
と、突然告げられていた。あまりに唐突なことだった為に戸惑いながらも言葉を返していく。
「……」
黙ってしまった。だけども、それからアシェリアは勇気を振り絞るようにバッデスド王子に自らの想いを告げる。
「私はあなたのことを……」
と言うと、 王子は答えを口にする
「知っているよ」
と。そこでアシェリアは何も言わなくなるのであった。それから暫くして、
「どうやら君は悪役令嬢になりたいようだね」
と、バッデスド王子は言う。するとアシェリアは首を縦に振る。そして、こう話し始めるのであった。
「だってそうしないと物語が進みにくいでしょう?
私は邪魔者なのでしょうし……それに、あなたに振り向いて欲しくない訳でもないので」
と、言われるとバッデスド王子は
「じゃあ君を悪役にする代わりにこっち側に引き込む事にしよう」
と、意味深なことを言いだしていた。それに対してアシェリアは少し焦った様子で反応を見せ始めた。
そして、
「どうして私がそのような扱いを受ける事になるのですか!?
確かに乙女ゲームならそうした展開はありますが、これ現実ですよね!!
それともやっぱり小説のような感じになってしまうのでしょうか……それならば絶対に嫌ですよ!!」と。
こうして二人の話し合いが始まった。
その結果として王子はアシェリアを抱き抱えると寝所に向かい アシェリアが何も抵抗できない状態になってから服を脱がしていき そのまま組み敷いて襲っていく。それから正常位で交わっている最中にアシェリアが王子の肩を掴むとその勢いを止めようとしていた。
そこで王子は動きを止めると、アシェリアの方を向いて声を掛ける。
その時の様子だが、
「なぁお前はいつも自分を抑えつけて本心を偽ってきただろう?
だから今度は自分の気持ちに素直になって正直に生きるんだ」
と、 王子から言われて戸惑っていたものの ゆっくりと小さくうなずくとアシェリアは彼に身を預けることにしたのである。
それを受けてから バッデスド王子はアシェリアに優しく微笑みかけると腰を動かし始めた。
と言われてしまうのだった。そうして別れてから更に数時間が経ち夜を迎えると二人は城に戻っていた。そして次の日の朝の出来事となる。目覚めてから部屋を出る前に服を着替えようとしたときにアシェリアは見てしまう。下着が自分のものではなくなっており王子の身につけているものであるということが否応なく伝わってくる。それから 王子の部屋で朝食を摂った後にアシェリアは部屋に戻ろうと歩き出すが王子に引き留められてしまう。
「昨日は楽しかったな」
と、バッデスド王子は言ってきてその後に
「なあ、お前は俺の妻にならないか」
と、突然告げられていた。あまりに唐突なことだった為に戸惑いながらも言葉を返していく。
「……」
黙ってしまった。だけども、それからアシェリアは勇気を振り絞るようにバッデスド王子に自らの想いを告げる。
「私はあなたのことを……」
と言うと、 王子は答えを口にする
「知っているよ」
と。そこでアシェリアは何も言わなくなるのであった。それから暫くして、
「どうやら君は悪役令嬢になりたいようだね」
と、バッデスド王子は言う。するとアシェリアは首を縦に振る。そして、こう話し始めるのであった。
「だってそうしないと物語が進みにくいでしょう?
私は邪魔者なのでしょうし……それに、あなたに振り向いて欲しくない訳でもないので」
と、言われるとバッデスド王子は
「じゃあ君を悪役にする代わりにこっち側に引き込む事にしよう」
と、意味深なことを言いだしていた。それに対してアシェリアは少し焦った様子で反応を見せ始めた。
そして、
「どうして私がそのような扱いを受ける事になるのですか!?
確かに乙女ゲームならそうした展開はありますが、これ現実ですよね!!
それともやっぱり小説のような感じになってしまうのでしょうか……それならば絶対に嫌ですよ!!」と。
こうして二人の話し合いが始まった。
その結果として王子はアシェリアを抱き抱えると寝所に向かい アシェリアが何も抵抗できない状態になってから服を脱がしていき そのまま組み敷いて襲っていく。それから正常位で交わっている最中にアシェリアが王子の肩を掴むとその勢いを止めようとしていた。
そこで王子は動きを止めると、アシェリアの方を向いて声を掛ける。
その時の様子だが、
「なぁお前はいつも自分を抑えつけて本心を偽ってきただろう?
だから今度は自分の気持ちに素直になって正直に生きるんだ」
と、 王子から言われて戸惑っていたものの ゆっくりと小さくうなずくとアシェリアは彼に身を預けることにしたのである。
それを受けてから バッデスド王子はアシェリアに優しく微笑みかけると腰を動かし始めた。
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