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「リリアナかい?  どうしたんだい?  何か用かな?」
リリアナが部屋に入ってくると義兄様はそう尋ねる。
リリアナは笑顔で答える。
「お昼ご飯を作ってきましたわ」
そう言って持ってきた食事をテーブルに置く。
義兄様はリリアナの作った料理を見て驚いた表情を浮かべる。
それは普段リリアナが作っているものとは全く違うものだったからだ。
それは野菜の煮物だったり焼き魚であったりと普通に家庭的な内容なのだ。
だが義兄様にはそれが信じられなかった。
何故ならリリアナの作る料理はどれもこれもとても美味しかったのだ。
だからこそリリアナの料理を食べるのは久しぶりの事であった。
「これを君が作ったのかい?」
義兄様の言葉にリリアナは笑顔で応えた。
「はい。頑張って作りましたわ」
リリアナの言葉を聞いて義兄様は驚きながらも笑顔で返す。
「そうか……ありがとう。では早速頂こうか」
そう言って箸を手に取ると食べ始める。その様子をリリアナはドキドキしながら見守る。
「うん!  凄く美味しい!  やっぱり君の作るものは最高だね!」
義兄様は本当に嬉しそうな表情でそう言ってくれた。
リリアナはそんな義兄様の言葉を聞いて心の底から喜びを感じた。
そしてその後は二人で楽しく会話をして過ごした。
そして夜になると義兄様は公務を終えて帰ってきた。
夕食を食べ終えた後、義兄様はリリアナにマッサージをして欲しいと言ってきた。
リリアナは喜んで引き受ける。
そして義兄様の背中を揉んでいると義兄様が話しかけてきた。
「リリアナ、今日は色々とありがとね」
突然のお礼にリリアナは戸惑ってしまう。
そんなリリアナに対して義兄様は言葉を続ける。
「実は最近疲れが取れなくてね。それでリリアナの手作りのお菓子と紅茶が
あれば元気が出ると思って頼んだんだけど……まさかここまでとは思わなかったよ」
そう言いながら義兄様は苦笑いを浮かべる。
その様子にリリアナは申し訳ない気持ちになってしまう。
(そうですわよね……私がもっとちゃんとしたおもてなしをしていれば……)
リリアナはそう思いながら謝罪の言葉を口にしようとした時、
「でもおかげで凄く癒されたから大丈夫だよ」
義兄様の言葉を聞いてリリアナは安心した。
そんなリリアナの様子を見た義兄様は優しい笑みを浮かべてリリアナの頭を撫でてあげる。
リリアナは気持ち良さそうに目を細める。
そんなリリアナを見て義兄様は更に撫でてあげる。
するとリリアナは気持ちが高ぶってしまい義兄様の胸に飛び込んでしまう。
そして義兄様をベッドに押し倒してしまった。
その事に気づいたリリアナは慌てて離れようとするが義兄様がそれを許さなかった。
「義兄様!?」
「リリアナ……俺の事を好きなら我慢しなくても良いんだよ」
義兄様はそう言うとリリアナを抱きしめてキスをした。
最初は驚いていたリリアナだったがすぐに受け入れて舌を絡めていく。
暫くの間濃厚なキスを続けた後、お互いに口を離すと銀糸が二人の間に出来た。
リリアナは潤んだ瞳で義兄様の顔を見る。義兄様はリリアナに覆いかぶさるようにして抱きしめた。
リリアナも抵抗する事無く身を任せている。そしてリリアナのお腹に義兄様の大きなモノの先端が触れた。
その感覚にリリアナは思わず身体が震えてしまう。それを見た義兄様がニヤニヤと笑みを深めていた。
「あ、義兄様……」
「なんだい?」
リリアナの言葉にそう答えた義兄様は少し腰を動かすと先端を割れ目に当てた。
それだけでリリアナは甘い声を漏らしてしまう。
義兄様は楽しげに笑い声をあげるとその状態のまま話を始めた。
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