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1.
伯爵家の娘として生まれたアイリスは幼い頃から身体が弱かった。
婚約破棄を言い渡された時も、それを受け入れるしかなかった。
だが、修道院での生活は決して悪いものではなかった。
同じ境遇の仲間と共に日々祈りを捧げる。
そんな生活の中、アイリスは一人の男と出会う。彼はこの国の王子である。
彼はある日、彼女の元を訪れる。その時、彼の手には手紙があった。
―――親愛なる君よ。私は君に会いたい。明日、私の部屋へ来て欲しい。待っている。
そう書かれた手紙を見て、アイリスの心は躍った。
(お会いできる!)
それは彼女にとって生まれて初めての感情だった。
翌日、彼女は指定された時間通りに王子の部屋を訪れた。
扉を開けるとそこには王子の姿があった。彼は彼女を目にすると優しく微笑んだ。
「よく来てくれたね」
「いえ、私のような者にこのような機会を与えていただき感謝しておりますわ」
深々と頭を下げる彼女に、王子はさらに言葉を続ける。
「君のことは以前から知っていたよ。ずっと君に会うことを夢見ていた」
「私も貴方様にお会いしたくて仕方ありませんでした」
そう言って顔を上げると、二人は見つめ合う。
「では早速だけど……いいかな?」
王子の言葉の意味が分からず首を傾げるアイリスだったが、次の瞬間、自分の身に何が起きたのか理解する。
気がつけば、ベッドに押し倒されていたのだ。
「何を!?︎」
驚きの声をあげるアイリスに、王子は言う。
「何をって、決まっているじゃないか。君を抱きに来たんだよ」
「なっ!」
信じられない言葉に、アイリスは顔を赤く染める。
「そ、そのようなことが許されるとでも思っているのですか!?︎」
声を荒らげて抗議するが、王子はどこ吹く風だ。
「許す許されないの問題ではないさ。これは神の御意志だよ」
「神の意志ですって?」
「ああそうだとも。君は神のご意思に逆らうというのかい?」
「そんなこと……」
アイリスは言葉を詰まらせる。
確かに彼女は神様を信じているし、毎日祈りを捧げている。
「ならば何も問題はないはずだよね?」
「……はい」
思わず肯定してしまった自分に驚いたがもう遅い。
気がついた時には衣服を脱がされてしまっていた。
生まれたままの姿を晒すことへの羞恥心から身を捩るが、
すぐに両手を押さえつけられてしまう。
そしてそのまま唇を奪われた。
初めて感じる男の感触。口内に侵入してくる舌。歯列をなぞり、
逃げるように引っ込めていた自らの舌を見つけ出され絡められる。
息ができないほどの激しいキスが続く中、下半身にも違和感を覚える。
いつの間にか下腹部に手を差し込まれており、何かを探るような動きをしていた。
やがてその手が花弁へと辿り着くと、指先で割れ目を撫で回される。
今まで感じたことのない感覚に戸惑いを覚えながらも、 アイリスは次第に甘い吐息を漏らし始めた。
十分に濡れていることを確認すると、王子はそのまま指先を埋め込む。
そしてゆっくりと抜き差しを始めた。
最初は痛みしか覚えなかった行為も次第に快楽を伴うものへと変化していく。
それを確認した王子はさらに指を増やし、彼女の膣内でバラバラと動かす。
時折親指で陰核を押し潰されると、あまりの快感に腰が跳ね上がった。
しかしそれでも王子の動きは止まらない。
アイリスの反応を楽しむかのように何度も何度も執拗に責め立てる。
そのうちに、ある一点を擦られた時、身体中に電流が流れたかのような衝撃を受ける。
それが絶頂だと気づくまでに少し時間がかかった。
(これが……イクということ?)
初めての体験に身を震わせるアイリスだったが、これで終わりではなかった。
一度果てたことでより敏感になった花弁に再び刺激が与えられる。
それは陰核であった。剥き出しになり空気に晒されたことによって
さらに鋭敏になっていたそれを、今度は摘まれる。
これまでの愛撫によりすっかり膨れ上がっていたそこは、王子の指の間で転がされたり弾かれたりと弄ばれる。
その間も休むことなく膣内では指を動かされており、前後からの同時攻撃に翻弄される。
もはや抵抗することもできず、されるがままになるしかなかった。
どれくらい時間が経っただろうか?
長い時間をかけていたぶられ続けたアイリスの頭は真っ白に染まっており、
時間の経過など分かるはずもなかった。
ようやく王子が身を引く頃には、
「ああっ」
と名残惜しそうな声をあげながら、花弁から愛液を滴らせていた。
「どうだい? 気持ちよかっただろう?」
「はい……」
「じゃあそろそろ本番に行ってみようか」
王子の言葉に、いよいよその時が来たのかと期待してしまう。
だが、次に王子が取った行動はその真逆だった。
婚約破棄を言い渡された時も、それを受け入れるしかなかった。
だが、修道院での生活は決して悪いものではなかった。
同じ境遇の仲間と共に日々祈りを捧げる。
そんな生活の中、アイリスは一人の男と出会う。彼はこの国の王子である。
彼はある日、彼女の元を訪れる。その時、彼の手には手紙があった。
―――親愛なる君よ。私は君に会いたい。明日、私の部屋へ来て欲しい。待っている。
そう書かれた手紙を見て、アイリスの心は躍った。
(お会いできる!)
それは彼女にとって生まれて初めての感情だった。
翌日、彼女は指定された時間通りに王子の部屋を訪れた。
扉を開けるとそこには王子の姿があった。彼は彼女を目にすると優しく微笑んだ。
「よく来てくれたね」
「いえ、私のような者にこのような機会を与えていただき感謝しておりますわ」
深々と頭を下げる彼女に、王子はさらに言葉を続ける。
「君のことは以前から知っていたよ。ずっと君に会うことを夢見ていた」
「私も貴方様にお会いしたくて仕方ありませんでした」
そう言って顔を上げると、二人は見つめ合う。
「では早速だけど……いいかな?」
王子の言葉の意味が分からず首を傾げるアイリスだったが、次の瞬間、自分の身に何が起きたのか理解する。
気がつけば、ベッドに押し倒されていたのだ。
「何を!?︎」
驚きの声をあげるアイリスに、王子は言う。
「何をって、決まっているじゃないか。君を抱きに来たんだよ」
「なっ!」
信じられない言葉に、アイリスは顔を赤く染める。
「そ、そのようなことが許されるとでも思っているのですか!?︎」
声を荒らげて抗議するが、王子はどこ吹く風だ。
「許す許されないの問題ではないさ。これは神の御意志だよ」
「神の意志ですって?」
「ああそうだとも。君は神のご意思に逆らうというのかい?」
「そんなこと……」
アイリスは言葉を詰まらせる。
確かに彼女は神様を信じているし、毎日祈りを捧げている。
「ならば何も問題はないはずだよね?」
「……はい」
思わず肯定してしまった自分に驚いたがもう遅い。
気がついた時には衣服を脱がされてしまっていた。
生まれたままの姿を晒すことへの羞恥心から身を捩るが、
すぐに両手を押さえつけられてしまう。
そしてそのまま唇を奪われた。
初めて感じる男の感触。口内に侵入してくる舌。歯列をなぞり、
逃げるように引っ込めていた自らの舌を見つけ出され絡められる。
息ができないほどの激しいキスが続く中、下半身にも違和感を覚える。
いつの間にか下腹部に手を差し込まれており、何かを探るような動きをしていた。
やがてその手が花弁へと辿り着くと、指先で割れ目を撫で回される。
今まで感じたことのない感覚に戸惑いを覚えながらも、 アイリスは次第に甘い吐息を漏らし始めた。
十分に濡れていることを確認すると、王子はそのまま指先を埋め込む。
そしてゆっくりと抜き差しを始めた。
最初は痛みしか覚えなかった行為も次第に快楽を伴うものへと変化していく。
それを確認した王子はさらに指を増やし、彼女の膣内でバラバラと動かす。
時折親指で陰核を押し潰されると、あまりの快感に腰が跳ね上がった。
しかしそれでも王子の動きは止まらない。
アイリスの反応を楽しむかのように何度も何度も執拗に責め立てる。
そのうちに、ある一点を擦られた時、身体中に電流が流れたかのような衝撃を受ける。
それが絶頂だと気づくまでに少し時間がかかった。
(これが……イクということ?)
初めての体験に身を震わせるアイリスだったが、これで終わりではなかった。
一度果てたことでより敏感になった花弁に再び刺激が与えられる。
それは陰核であった。剥き出しになり空気に晒されたことによって
さらに鋭敏になっていたそれを、今度は摘まれる。
これまでの愛撫によりすっかり膨れ上がっていたそこは、王子の指の間で転がされたり弾かれたりと弄ばれる。
その間も休むことなく膣内では指を動かされており、前後からの同時攻撃に翻弄される。
もはや抵抗することもできず、されるがままになるしかなかった。
どれくらい時間が経っただろうか?
長い時間をかけていたぶられ続けたアイリスの頭は真っ白に染まっており、
時間の経過など分かるはずもなかった。
ようやく王子が身を引く頃には、
「ああっ」
と名残惜しそうな声をあげながら、花弁から愛液を滴らせていた。
「どうだい? 気持ちよかっただろう?」
「はい……」
「じゃあそろそろ本番に行ってみようか」
王子の言葉に、いよいよその時が来たのかと期待してしまう。
だが、次に王子が取った行動はその真逆だった。
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